3月末から、DCIはチーム・レーティングに関して新しい方式を導入する。今後、チーム・レーティングは、特定のチームごとに定められるのではなく、個人単位でチーム戦個人レーティングを持つようになる。DCI会員は、「3人チーム・リミテッド戦」「2人チーム・リミテッド戦」「3人チーム・構築戦」「2人チーム・構築戦」「双頭巨人戦」の5つのレーティングを個人単位で持つことになる。
各プレイヤー個人単位でチーム・レーティングを持つことで、そのプレイヤーがチーム戦でどれだけの成績を収めているかをより正確に見ることができるようになると考えられる。他のチームで高いレーティングを得ていたプレイヤーが、他のチームを組んだときに1600点から始まることはもうなくなる。それぞれのレーティングに関しては、チーム単位ではなく、個人単位で表示されるようになる。
今までのチーム単位でのレーティングは、個人戦と同じように、チーム単位でのマッチ対戦成績により、どのチームがレーティングを得るかあるいは失うかを計算していた。今後の、個人単位でのレーティングは、各プレイヤーのチーム・レーティングと、相手チームの個人単位でのレーティングの平均との比較によって算出される。マッチの結果によって、プレイヤーのレーティングは上下することになる。
例:
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チームAの平均レーティングは1700で、チームBの平均レーティングは1750である。
チームAがチームBにマッチの勝利を収めたとすると、各プレイヤーのレーティングは以下のように比較される。
プレイヤー1(1600点) | vs | チームB平均(1750点) |
プレイヤー2(1700点) | vs | チームB平均(1750点) |
プレイヤー3(1800点) | vs | チームB平均(1750点) |
プレイヤー4(1650点) | vs | チームA平均(1700点) |
プレイヤー5(1750点) | vs | チームA平均(1700点) |
プレイヤー6(1850点) | vs | チームA平均(1700点) |
この比較に基づき、従来の計算方法で算出されることになる。
この新しい個人単位でのチーム、および多人数戦のレーティングは、3人チーム構築戦によるPTQシーズンの開始(2006年3月25日)までには有効となる。
これ以前の、古いレーティングを用いて計算されていたチーム・リミテッド戦(3人・2人)及びチーム構築戦(3人・2人)のマッチ結果は、この新しいレーティングによって再計算されることになる。