マジック:ザ・ギャザリング DCIフロアルール 1999-2000 トーナメントシーズン 1999 年 10 月 1 日発効 Introduction  マジック:ザ・ギャザリングDCIフロアルールはDCIユニバーサル・トーナメント・ルール、DCIペナルティ・ガイドライン、およびマジックのゲーム・ルールと連動して機能する。DCI公認トーナメントに関わるプレイヤー、観客、及びトーナメント・スタッフはこれらのルールに従わなければならない。これらのルールの各項目に違反したものは、DCIペナルティ・ガイドラインの該当項目が適用される。 Note:このルールにおける用語の定義は、DCIユニバーサル・トーナメント・ルールの補遺Bを参照してください。 100.一般的なマジック・トーナメントルール 101.形式とレーティングのカテゴリー  DCIは、以下のイベント形式の個人戦、2人または3人チームの団体戦を認定する。 構築形式 ・スタンダード(Standard) ・エクステンデッド(Extended) ・ブロック構築(Block Constructed) ・タイプ1(Type 1) ・タイプ1.5(Type 1.5) リミテッド(限定)形式 ・シールドデッキ戦(Sealed Deck) ・ブースタードラフト戦(Booster Draft) ・ロチェスタードラフト戦(Rochester Draft)  DCIは次のレーティングカテゴリーを発表する。 ・スタンダード(Standard)(スタンダード及びブロック構築形式を含む) ・エクステンデッド(Extended)(エクステンデッド形式を含む) ・ビンテージ(Vintage)(タイプ1及びタイプ1.5を含む) ・リミテッド(Limited)(すべてのリミテッド形式を含む) ・団体戦・構築形式(Team Constructed)(すべての構築形式の団体戦を含む) ・団体戦・限定形式(Team Limited)(すべてのリミテッド形式の団体戦を含む) 102 使用可能カード  アルファ版(Alpha)カード(第1版−最初に印刷された基本セット)は、マークドでないと判断される裏面が不透明なカードスリーブに入れて使用する場合のみ、アルファ版以外のカードと混ぜてデッキに入れてもよい。  もしカードスリーブを使用しない場合、アルファ版カードはアルファ版カードのみでデッキを構成している場合のみ使用できる。  参加者は、特別版セット(Collector's Edition、International Collector's Edition、Pro Tour Collector Set、World Championship decks、Unglued(tm)など)のカードを使用できない。 Note:Ungluedに入っている基本地形カードは、マジックの公認トーナメントで使用してもよい。 103.カードの解釈  全てのカードは、Oracle(tm) カード・リファレンスのカード・ルーリング・セクションを用いて解釈される。公認競技の間、プレイヤーは、カードの言い回しやパワーの解釈に関する異議を解決するために、この説明を参照しなければならない。カードの能力は、カード・イラストではなくカードテキストに基づいている。  プレイヤーは、トーナメントの進行を妨げるなど規則を乱用する目的で、Oracleにおける最近発見されたエラーや省略を使用してはいけない。ヘッドジャッジは全てのカード解釈の最終決定権を持ち、誤りやエラーが発見されたとき、ヘッドジャッジはOracleを却下できる。 104.新製品の発売  各月の上旬(15日まで)に発売された新しい Magic カードセット(新しいエクスパンションや新しい版の基本セット)は、それらの発売日翌月の第1日目に開催される構築形式トーナメントから使用が許可される。16日以降に発売されたカードセットは、発売日翌々月の第1日目の構築形式トーナメントから使用が許可される。したがって、カードセットは発売日の2〜5週間後の、月の第1日目より構築形式トーナメントで使用できることになる。DCIは新しいカードセットが発売される前に、正確な使用できる日付を発表する。  新しいカードセットは、リミテッド(限定形式)トーナメントにおいては、発売日に関係なく即座に使用が許される。(プレリリース・トーナメントのように発売日より前から使用する場合もある。) 例:ウルザズ・デスティニーの発売日は、1999年6月7日であった。その拡張セットは上記ルールに従い、発売日翌月の第1日目である1999年7月1日から構築形式トーナメントで使用が認められた。もし発売日が6月16日であった場合、1999年8月1日から構築形式トーナメントでの使用が認められていたことになる。 110.マジック・トーナメントのしくみ 111.マッチの構造  3回のゲームがマジックの1マッチにおける通常のゲーム数であり、トーナメント主催者は1マッチにつき少なくとも3回のゲームを認めなければならない。もしトーナメント主催者が3回を超える回数のマッチを実行することを決めた場合、トーナメント開始前に発表しなければならない。マッチの結果(個々のゲームではなく)は世界基準のレーティングとランキングに反映させる目的で、DCIに報告される。引分けゲーム(勝利者がいないゲーム)も、3つのゲームのうちの1つとしてカウントする。 112.マッチの制限時間  トーナメントにおける各ラウンドの制限時間を以下のように推奨する: ・構築形式とリミテッド・トーナメント−50分間 (複数日にわたるトーナメント−グランプリ、日本選手権、大陸選手権、プロツアー、世界選手権など−で使われる構築形式では、トーナメント主催者は1ラウンド60分間を採用してもよい。) ・シングルエリミネーション(勝抜き戦)の準々決勝と準決勝−90分間 ・シングルエリミネーションの決勝戦−時間無制限  加えて、リミテッド・トーナメントで以下の時間制限を推奨する: ・シールドデッキ戦−20分間のデッキ登録時間 ・シールドデッキ戦−30分間のデッキ構築時間 ・ドラフト戦−30分間のデッキ登録と構築時間 113.先手の決定  コイントス(またはその他の無作為選定方法)の勝者は、先攻になって最初のドロー・ステップを飛ばすか、後攻になるかを選択する。コイントスの勝者は自分の手札を見る前にこの選択を行わなければならない。先攻のプレイヤーは第1ターンのドロー・ステップを飛ばす。以降の各ターンは、マジックのプレイ用ルールに記載された通常の手順にしたがって進行する。これは一般的に「プレイ/ドロー(先攻ドローなし)」ルールと言われる。  マッチの各ゲーム終了後、前回のゲームの敗者(ペナルティによるゲームの敗けであっても)が、次のゲームの先攻後攻を決める。もしゲームが引分け(すなわち勝者がいない)の場合は、そのゲームの先攻後攻を決めたプレイヤーが、再び次のゲームの先攻後攻を決める。 114.ゲーム開始前の手順  各ゲーム開始前には、順に、以下のステップを実行しなければならない。 1.プレイヤーはサイドボードのカードとデッキのカードを交換できる。(マッチの第1ゲーム終了以降のみ) 2.プレイヤーは誰が先攻・後攻を選ぶかを決定する。(セクション 113 参照) 3.選択権を得たプレイヤーは、先攻か後攻かを決定する。 4.プレイヤーは自分のデッキをシャッフルする。(ユニバーサル・トーナメント・ルール・セクション21参照) 5.プレイヤーは自分のデッキを、対戦相手にシャッフルまたはカットしてもらうために、提示する。 6.もし対戦相手が提示したデッキをシャッフルした場合、プレイヤーは自分のデッキを最後に1度カットをしてもよい。 7.各プレイヤーは7枚のカードを引く。 8.各プレイヤーは、マリガンをするかどうかを順番に決定する。(セクション115参照)  マリガンがすべて解決されたら、ゲームを開始する。 115.マリガン・ルール  各ゲームの開始前に、プレイヤーは、いかなる理由であれ自分のデッキをシャッフルし直し、1枚少ない枚数の手札でカードを引き直すことができる。プレイヤーは、手札の枚数が0枚になるまで、この処理を繰り返してもよい。  マリガンをするかどうかの決定は、ルール133−先手の決定−で決められた順に従う。先攻のプレイヤーがマリガンを望んだ回数だけ行った後で、後攻のプレイヤーにマリガンの決定権が移行する。いったんプレイヤーがマリガンの権利を移行させると、そのプレイヤーは開始時の手札を変更することはできない。 116.マッチ終了時の手順  もし勝者が決まる前に制限時間を迎えた場合、アクティブ・プレイヤー(マジックのゲーム・ルールに規定されている)は進行中のターンを終了後、合計5ターンの追加ターンをプレイする。  もしジャッジが時間延長(ルールの説明やデッキチェック、またはその他の理由)を示した場合、マッチ終了時の手続きは、延長分の時間が経過するまで行わない。 117.マッチ勝利者の決定  スイス式のラウンドにおいて、そのマッチの中でひとつでも多くのゲームを勝ったプレイヤーがマッチの勝利者となる。双方のプレイヤーが同数のゲームを勝っていた場合、そのマッチは引分けとなる。  シングルエリミネーションのラウンドにおいては、マッチが引分けに終わらせないほうがよい。シングルエリミネーション・トーナメントで双方のプレイヤーがゲーム勝利数が同数のまま制限時間終了を迎えた場合、進行中のゲームの勝利者はライフポイント数の多いプレイヤーとなり、この方法を用いない場合は進行中のゲームは引分けとして考える。ライフポイント数で勝敗を決める場合、ライフポイントが同点の時(または制限時間終了時がゲームとゲームの間だった場合)は、そのゲームまたはマッチのライフポイントに差がつくまで続けられる。 120.構築形式トーナメント・ルール 121.デッキの枚数制限  構築形式のデッキは、60枚以上のカードで構成されなければならない。(デッキの枚数に上限はない。)プレイヤーがサイドボード使用することを望むならば、正確に15枚のカードで構成されていなければならない。  基本地形カード(雪をかぶった(Snow-Covered)地形を含む平地、島、沼、山、森)を除いては、1人のプレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。 122.サイドボードの使用  各ゲームの開始前に、プレイヤーは、対戦相手が要求した場合、自分のサイドボード(伏せた状態で)カードの枚数を数えることを許可しなければならない。プレイヤーは、ゲーム中、サイドボードを見ることはできない。サイドボードはプレイ・エリアの他のカードと明確に分け、確認されなければならない。  デッキとサイドボードは、各マッチの最初のゲーム開始前に、元の状態の構成に戻さなければならない。このように、プレイヤーが新しいマッチを開始する前に、プレイヤーのデッキからサイドボードに移されたカード(逆もまた同じであるが)は、元の状態に戻さなければならない。もしペナルティによりプレイヤーがゲーム開始前にゲームの敗北を受けていた場合、ペナルティで失ったゲームは、サイドボードする目的では存在しなかったものとして扱い、セクション114−ゲーム開始前の手順に従う。例えば、あるプレイヤーがペナルティで第1ゲームの敗北を受けていた場合、双方のプレイヤーは第2ゲームにサイドボードのカードを使用できない。  マッチの第2ゲーム以降のゲーム開始前に、プレイヤーはデッキとサイドボードのカードを入れ替えて、デッキの構成を変更することができる。デッキとサイドボードとの間のカード交換は1対1の関係で交換され、サイドボードはつねに15枚に保たれなければならない。デッキのカード1枚をサイドボードのカード1枚と交換するかぎり、交換するカードの枚数に制限はない。 125.スタンダード形式デッキ構築  スタンダード・トーナメントにおいて以下のカードセットが使用可能である: ・クラシック(第6版)/Classic (Sixth Edition) ・ウルザズサーガ/Urza's Saga ・ウルザズレガシー/Urza's Legacy ・ウルザズデスティニ−/Urza's Destiny ・メルカディアンマスクス/Mercadian Masques ・ネメシス/Nemesis − 2000年3月1日より有効  カードセットは、スタンダード環境において、セクション104にあるとおりの発売日に従った月の第1日目により使用可能となる。しかしながら、それらは「ブロック」単位で入れ代わる。特定の大型拡張セットとそれに続く2つの小型拡張セット−通例として1年間に発行されたマジックのカードセット−をブロックといい、大型拡張セットがスタンダード環境に加えられた時に新しいブロックがスタンダードに入ったものとして扱う。 例:テンペストが正式に使えるようになった時、ラースサイクル・ブロックはスタンダード環境に加えられた。ストロングホールドとエクソダスはラースサイクル拡張セットであり、ラースサイクル・ブロックの1部である。テンペスト、ストロングホールド、エクソダスの各セットは、1999年11月1日にメルカディアンマスクス・カードセットがスタンダードに加えられた時(テンペストが導入された2年後に)、スタンダードから外れた。  次のカードは、スタンダード・トーナメントにおいて使用が禁止されている: ・波動機/Fluctuator[US] ・記憶の壺/Memory Jar[UL] ・時のらせん/Time Spiral[US] ・トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy[US] ・意外な授かり物/Windfall[US] 126.エクステンデッド形式デッキ構築  新しいカードセットは、セクション104に従ってエクステンデッド・トーナメントにおいて使用が許可される。  エクステンデッド・トーナメントにおいて以下のカードセットが使用可能である: ・第5版/Fifth Edition(tm) ・クラシック(第6版)/Classic(tm)(Sixth Edition) ・アイスエイジ/Ice Age(tm) ・ホームランド/Homelands(tm) ・アライアンス/Alliances(tm) ・ミラージュ/Mirage(tm) ・ビジョンズ/Visions(tm) ・ウェザーライト/Wheatherlight(tm) ・テンペスト/Tempest(tm) ・ストロングホールド/Stronghold(tm) ・エクソダス/Exodus(tm) ・ウルザズサーガ/Urza's Saga(tm) ・ウルザズレガシー/Urza's Legacy(tm) ・ウルザズデスティニ−/Urza's Destiny(tm) ・メルカディアンマスクス/Mercadian Masques(tm) ・ネメシス/Nemesis(tm) −2000年3月1日より有効  加えて、以下の初期のセットに含まれていた十種類のカード(一般に「デュアルランド」といわれている)はエクステンデッド・トーナメントで使用できる。 ・Badlands ・Bayou ・Plateau ・Savannah ・Scrubland ・Taiga ・Tropical Island ・Tundra ・Underground Sea ・Volcanic Island  次のカードは、エクステンデッド・トーナメントにおいて使用が禁止されている: ・アンティに関する全てのカード、および各種のプロモーショナル・カード ・ドリームホール/Dream Halls[SH] ・大地の知識/Earthcraft[TE] ・水蓮の花びら/Lotus Petal[TE] ・記憶の壺/Memory Jar[UL] ・精神力/Mind Over Matter[EX] ・時のらせん/Time Spiral[US] ・トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy[US] ・以外な授かり物/Windfall[US] ・ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain[UD] ・ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will[US] ・Zuran Orb[IA] 127.タイプ1形式デッキ構築  タイプ1トーナメントのデッキには、すべてのマジックのカードセットに含まれるカード、基本セットの拡張版、ウイザーズ・オブ・ザ・コースト社が発行したプロモーショナルカードを使用することができる。新しいカードセットは、セクション104の規定にしたがって、タイプ1トーナメントで使用が許可される。 次のカードは、タイプ1トーナメントにおいて使用が禁止されている: ・アンティに関するすべてのカード ・チャネル/Channel[4TH] ・Chaos Orb[UN] ・Falling Star[LE] ・精神錯乱/Mind Twist[4TH] ・嵐のイフリート/Tempest Efreet[4TH] 次のカードはタイプ1トーナメントにおいて1枚制限で使用できる: ・Ancestral Recall[UN] ・天秤/Balance[4TH] ・Berserk[UN] ・Black Lotus[UN] ・黒の万力/Black Vise[4TH] ・Braingeyser[RE] ・輪作/Crop Rotation[US] ・Demonic Tutor[RE] ・最後の審判/Doomsday[WL] ・ドリーム・ホール/Dream Halls[SH] ・悟りの教示者/Enlightened Tutor[6TH] ・Fastbond[RE] ・Fork[RE] ・大あわての捜索/Frantic Search[UL] ・厳かなモノリス/Grim Monolith[UL] ・ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall[5TH] ・Library of Alexandria[AN] ・水蓮の花びら/Lotus Petal[TE] ・Mana Crypt[PR] ・魔力の櫃/Mana Vault[5TH] ・記憶の壺/Memory Jar[UL] ・精神力/Mind Over Matter[EX] ・モックス・ダイヤモンド/Mox Diamond[SH] ・Mox Emerald[UN] ・Mox Jet[UN] ・Mox Pearl[UN] ・Mox Ruby[UN] ・Mox Sapphire[UN] ・神秘の教示者/Mystical Tutor[6th] ・回想/Recall[6th] ・Regrowth[RE] ・Sol Ring[RE] ・露天鉱床/Strip Mine[4th] ・天才のひらめき/Stroke of Genius[US] ・時のらせん/Time Spiral[US] ・Time Walk[UN] ・Timetwister[UN] ・修繕/Tinker[UL] ・トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy[US] ・吸血の教示者/Vampiric Tutor[6TH] ・通電式キー/Voltaic Key[US] ・Wheel of Fortune[RE] ・意外な授かり物/Windfall[US] ・ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain[UD] ・ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will[US] 128.タイプ1.5形式デッキ構築 タイプ1.5トーナメントのデッキには、すべてのマジックのカードセットに含まれるカード、基本セットの拡張版、ウイザーズ・オブ・ザ・コースト社が発行したプロモーショナルカードを使用することができる。新しいカードセットはセクション104にしたがって、タイプ1.5トーナメントで使用が許可される。タイプ1.5トーナメントでは、タイプ1トーナメントにおけるすべての使用禁止及び1枚制限カードが、使用禁止カードとなる。 次のカードは、タイプ1.5トーナメントにおいて禁止される: ・アンティに関するすべてのカード ・Ancestral Recall[UN] ・天秤/Balance[4TH] ・Berserk[UN] ・Black Lotus[UN] ・黒の万力/Black Vise[4TH] ・Braingeyser[RE] ・チャネル/Channel[4TH] ・Chaos Orb[UN] ・輪作/Crop Rotation[US] ・Demonic Tutor[RE] ・最後の審判/Doomsday[WL] ・ドリーム・ホール/Dream Halls[SH] ・悟りの教示者/Enlightened Tutor[6TH] ・Falling Star[LE] ・Fastbond[RE] ・Fork[RE] ・大あわての捜索/Frantic Search[UL] ・厳かなモノリス/Grim Monolith[UL] ・ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall[5TH] ・Library of Alexandria[AN] ・水蓮の花びら/Lotus Petal[TE] ・Mana Crypt[PR] ・魔力の櫃/Mana Vault[5TH] ・記憶の壺/Memory Jar[UL] ・精神錯乱/Mind Twist[4TH] ・精神力/Mind Over Matter[EX] ・モックス・ダイヤモンド/Mox Diamond[SH] ・Mox Emerald[UN] ・Mox Jet[UN] ・Mox Pearl[UN] ・Mox Ruby[UN] ・Mox Sapphire[UN] ・神秘の教示者/Mystical Tutor[6th] ・回想/Recall[6th] ・Regrowth[RE] ・Sol Ring[RE] ・露天鉱床/Strip Mine[4th] ・天才のひらめき/Stroke of Genius[US] ・時のらせん/Time Spiral[US] ・Time Walk[UN] ・Timetwister[UN] ・修繕/Tinker[UL] ・トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy[US] ・吸血の教示者/Vampiric Tutor[6TH] ・通電式キー/Voltaic Key[US] ・Wheel of Fortune[RE] ・意外な授かり物/Windfall[US] ・ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain[UD] ・ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will[US] 129.ブロック形式デッキ構築  DCIは、ブロック形式と呼ばれる一連の構築形式を認定する。各ブロック形式は、最大3つの拡張セット(1つの大型拡張セットとそれに続く2つ小型拡張セット)により構成される。  DCIは以下のブロック形式を公認する: ・マスクス・ブロック(メルカディアン・マスクス、ネメシス、プロフェシー) ・ウルザ・ブロック(ウルザズサーガ、ウルザズレガシー、ウルザズデスティニ−) ・ラースサイクル・ブロック(テンペスト、ストロングホールド、エクソダスを使用) ・ミラージュ・ブロック(ミラージュ、ビジョンズ、ウェザーライトを使用) ・アイスエイジ・ブロック(Ice Age、Homelands、Alliancesを使用)  次のカードが、ウルザ・ブロック・トーナメントにおいて禁止される : ・ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle[US] ・記憶の壺/Memory Jar[UL] ・セラの聖域/Serra's Sanctum[US] ・時のらせん/Time Spiral[US] ・トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy[US] ・通電式キー/Voltaic Key[US] ・意外な授かり物/Windfall[US]  次のカードが、ラースサイクル・ブロック・トーナメントにおいて禁止される: ・呪われた巻物/Cursed Scroll[TE]  次のカードが、ミラージュ・ブロック・トーナメントにおいて禁止される : ・資源の浪費/Squandered Resources[VI]  次のカードが、アイスエイジ・ブロック・トーナメントにおいて禁止される: ・Amulet of Quoz[IA] ・Thawing Glaciers[AL] ・Timmerian Fiends[HL] ・Zuran Orb[IA] 130.リミテッド(限定環境)トーナメント・ルール 131.デッキの枚数制限  リミテッド・トーナメントのデッキは、最低40枚のカードで構築され、デッキ枚数の上限はない。メインデッキに使用していないカードは、すべてサイドボードになる。リミテッド・トーナメントでは、1つのデッキに同じカードが4枚までという制限はない。 132.サイドボードの使用  リミテッド環境のメインデッキに使用しなかった、すべてのドラフトまたは開封したカードはサイドボードとして機能する。プレイヤーは、ゲーム中サイドボードを見ることができない。  マッチの第2ゲームまたはそれに続くゲームの開始前、デッキのカードとサイドボードのカードを交換して、デッキ構成を変えてもよい。プレイするデッキの枚数が40枚以上である限り、交換するカード枚数の制限はない。この場合、カードを1対1で交換する必要はない。 133.供給物  トーナメント主催者またはヘッドジャッジ、あるいはその両者は、トーナメントでの使用する基本地形カードの供給をするかどうかを選択できる。その主催者が基本地形カードを供給する場合、それぞれのプレイヤーに等しい枚数の土地カードを提供できるようにしなければならない。主催者は、イベントの登録前と登録中に基本地形カードを受け取る機会が提供されるかどうかをプレイヤーに告知しなければならない。主催者は、プレイヤーがトーナメントを抜ける際に、土地カードを回収してもよい。 134.シールドデッキ・トーナメント・ルール  シールドデッキ・トーナメントにおいては、5枚までの受け取ったシールドデッキの中の基本地形カードを、トーナメント主催者から提供された5枚までの基本地形カードと交換してもよい。この土地カードの交換は、デッキ構築が完了する前に行われるべきである。 135.ドラフト・トーナメント・ルール  プレイヤーは希望する枚数の基本地形カードをデッキに加えてもよい。枚数に制限はない。余分な土地カードはサイドボードに加えられ、ゲームとゲーム間のいつでもサイドボードから土地カードをデッキに加えてもよい。 140.チーム・トーナメント(団体戦)ルール 141.チーム全体に必要なもの  以下のとおり、個々のチームはそれぞれに、統一された固有情報をもたなければならない。: ・チーム名 ・(該当するなら)チームの所属団体(スポンサー、学校、販売店など) ・チームの所在都市 ・チームの所在都道府県 ・チーム所在国 ・チームのメンバー(及び、メンバーのDCIメンバーシップ番号)  複数のチームが、所属団体、都市、都道府県、国が同じでもよい。 142.チーム名  ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、不愉快または下品と思われるチーム名は許可しない権利を有する。トーナメント主催者と公認ヘッドジャッジは、不愉快または下品と思われる名前のチームの登録はやめさせるべきである。いったんチームがプロレベルのイベントに登録すると(チームが団体戦プロツアーで登録、出場すると)、そのチーム名はそのチームに帰属し、他のチームは使うことができなくなる。 143.チームの構成と識別  公認団体戦トーナメント適切なチームの人数は、2人または3人のメンバーである。 ( セクション101参照 ) チームは、各メンバー個々のDCIメンバーシップ番号により識別される。個々のDCIメンバーは複数のチームのメンバーになることができる。  チームの各メンバーが自分たちそれぞれをチームであると決めているかぎり、そのチームは存在する。チームのメンバーのあらゆる変更(メンバーが抜けたり加わったりすること)は、新しいチームの固有情報をもつ、新しいチームを構成する。(セクション141参照)チームは、構成メンバーさえ変えなければ、チーム名、所属団体、都市、都道府県、国を、新しいチームになることなく変更することができる。 144.適切なチームの参加  公認団体戦トーナメントは、2人または3人のメンバーからなるチームが参加できる。適切な人数のチームのみが、公認団体戦トーナメント参加資格をもつ。もし1人のプレイヤーが棄権または失格になりイベントを抜けた場合、そのチーム全体がイベントから除外される。  イベント登録時に、公認団体戦トーナメントに参加する各チームは、トーナメント主催者にチームの固有情報(セクション141参照)を伝えなければならない。この情報を伝えなかった場合、そのチームはトーナメントから失格となる。 例:公認3人団体戦トーナメントは3人で構成されたチームのみが参加でき、2人や4人で構成されたチームはこのイベントには参加できない。 145.団体戦・構築形式トーナメント  DCI公式構築形式トーナメント(タイプ1、タイプ1.5、エクステンデッド、スタンダード)の結果は、それぞれの人数に応じた構築形式のレーティングにまとめられる。 146.団体戦・限定形式トーナメント  DCI公式限定形式トーナメント(シールドデッキ戦、ロチェスタードラフト戦、ブースタードラフト戦)の結果は、それぞれの人数に応じたリミテッドのレーティングにまとめられる。DCI公認のリミテッド形式を使ったチームリミテッド・トーナメントは、「マジックDCIフロアルール」、「DCIユニバーサル・トーナメントルール」におけるリミテッド(限定形式)トーナメントの該当セクションにすべて従わなければならない。 147.チーム・ロチェスタードラフト・トーナメント  チーム・ロチェスタードラフトの間、チームメンバーは対戦チームの自分と同じ表示(例えば、3人チームにおけるA,B,C)のプレイヤーの対面に座る。 All trademarks are property of Wizards of the Coast, Inc. (c)1999 Wizards of the Coast, Inc. All rights reserved. 翻訳:会田 孝(DCIジャパンマネージャー)