:::『灯争大戦』総合ルール更新 By Eli Shiffrin / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru ::総合ルール更新 :114.9  このルールには2つの枝番があり、その中で「対象になった/became the target」を「対象として選ばれた」という意味で使っています。通常、マジックで「になる」という記述は既にその状態であった場合には使えないので、この使い方は他の使い方と異なっています。このルールを更新し、より的確な表現に改めます。 :117.9b  これまで、このルールに、代替コストは常に選択可能であると書かれていました。ここで、2001年の「フラッシュバック」という能力を思い出してください。これは代替コストですが、決して選択可能ではありません。「じゃあ《炎の稲妻》をフラッシュバックするよ。代替コストは選択可能だから、{4}{R}じゃなく{R}で唱えるね。」? このルールは実際、「カードを捨ててライフを支払うことができるからといって、マナを支払って《意志の力》を唱えられないわけではない」ということを言っているだけです。文章を改めて、より分類的で正確なものにします。 :120.2d  共有チーム・ターン選択ルールを使ったゲームで複数人がカードを引く場合、好きな順番でカードを引くことができるというルールです。「効果によって」という記述を「ルールや効果によって」とすることで、各ターンのカードを引くことも正しく扱えるようになります。 :120.9  《永遠神ケフネト》には、奇跡キーワードと同じように、カードを引くに際して公開してもよいと書かれています。奇跡では、公開するかどうかを決める前に見ることができなければ処理できないので、見ることができるのは明白でした。《永遠神ケフネト》では明白ではありません。この新しいルールで、决定する前に見ることができることが明らかになります。また、奇跡も正しく処理できるようになりました。 :121.5  カウンターを動かすことに関するこのルールは、少し範囲を狭めすぎていました。今回のルール更新に際して、このルールをその意図を正確に表すものに改めました。カウンターを取り除くことと置くことの両方が適正でなければ、動かすことは適正ではありません。 :205.3j  プレインズウォーカー・タイプの一覧に、新しいプレインズウォーカー4人の分が更新されました。ようこそダブリエル、カズミナ、テヨ、それから……名称不明の人。ちょっと待ってください、えーと、あの謎めいた旅人は誰でしたっけ? :205.3m  ボーラスは軍団をどこに置いていますか? いえ、懐ではありません。彼の軍勢はルール 205.3mに、クリーチャー・タイプの一覧の中にあります! よく見てください、彼はドラゴンです。ドラゴンが懐のある服を着るはずがないでしょう。 :603.7b  このルールは、遅延誘発型能力が通常1回、次に条件を満たしたときにしか誘発しないというものです。では、《人知を超えるもの、ウギン》が《倍増の季節》でトークンを2つ生成したとして、それらが同時に死亡したらどうなるでしょうか。能力を誘発させるのはどちらの死亡でしょう。その答えが定義されました。その誘発型能力のコントローラーが選びます。 :612.7  ルールの612節には、文章変更効果が詰め込まれています。ここに《ヴィトゥ=ガジーの目覚め》のカード名変更効果を扱う新しいルールを追加します。これでまた数年間はルールのこの部分を見直さなくてもよくなりました。 :701.15a  《永遠神ケフネト》でカードを公開することを選んで、その能力が誘発したあと、そのカードはどうなるでしょうか。特にルールに定められていないので、すぐに隠してしまってもいいでしょう。しかしそれをコピーするので、その特性は重要な情報です。能力が解決されてから、その処理が終わるまでの間も公開しておかなければならないのでしょうか。プレイヤーがいちいちオラクルを参照してカードの中身を確認する必要がないように、カードを公開することで何かが誘発した場合、その誘発による処理が終わるまでの間、そのカードを公開しておくことになりました。 :701.26  増殖に関するルールが革新されました! カウンターに関する選択がなくなったので、誰がカウンターを選ぶかに関する記述が削除されました。他の2つのルールも新しい処理に基づいて更新されています。 :701.43  動員のルールをまとめました。軍隊らしく整列しています。 :711.1a,b  『イクサランの相克』が両面カードの面を示すシンボルの一覧に加わりました。次に両面カードを使うとき、この一覧をどうするかについて議論があります。どんどん長く奇妙なものになっていますから。