:::::総合ルール変更点 イーライ・シフリン/Eli Shiffrin / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru >[https://magic.wizards.com/sites/mtg/files/styles/auth_small/public/images/person/authorpic_Eli-Shiffrin.jpg] 2019年9月27日 >原文はこちら <> :107.3d  このルールは、解決中のコストで支払う方法を支払い中に選択することを扱っています。現実をより反映するため(そして最高の仲間であるケリクと作用するようにするため)、コストの支払い方法を選ぶのはその直前であると明確化されました。 :107.3i  このルールで能力を「得る」という場合、文章上で「得る」を使っていなくても普通の感覚として「その能力を持っていなかったが今は持っている」といれば指します。それが明確になるようにルールを変更しました。 :107.3k  《庁舎の歩哨》で、Xをコストに含むオブジェクトが関連していない起動型能力を持つ場合を明確化するために107.3iが作られました。今回、《老いたる者、ガドウィック》で、誘発型能力はそのもととなった呪文のXから来るものであり、戦場に出ているパーマネントから来るものではないと明確化するために107.3kが作られます。 :110.2b および 800.4c  プレイヤーがクリーチャーを盗んでからゲームに敗北した場合、そのクリーチャーはその本来のコントローラーの元に戻ります。プレイヤーが解決前に呪文を盗んでからゲームに敗北した場合、その呪文はその本来のコントローラーの元に戻ります。しかし、プレイヤーが呪文を盗み、それがパーマネントになった後でゲームに敗北した場合、それが呪文を唱えたプレイヤーの元に戻ることはありませんでした。しかし、オブジェクトのコントローラーを変更するその他の効果と整合するように変更されます。ただし、コントロールしたことのないものを盗んだ場合(例えば《袖の下》などで)、盗んだプレイヤーがゲームに敗北されたら今まで通り追放されます。 :113.7a  親切な読者から、このルールは不完全であるだけでなく混乱を招くものだという指摘がありました。例で示されている《放蕩紅蓮術士》のオラクルの文章が誤っていました!より正確になるように書き直しましたが、機能変化はありません。 :118.13.  複数選択肢があるコストを支払うことに関するルールはここにまとめられ、《ヨーグモスの息子、ケリク》と混成マナの作用を明確にするように混成関連のルールが増補されました。《ヨーグモスの息子》は混成マナが本当に大好きなのです。 :122.7.  これは《真夜中の時計》のルールなので、番号を飛ばして122.12にしたい誘惑に駆られました。「12個目のカウンター」というのは、「カウンターの数が12になったら」であり、時計の履歴をたどってそれまでに置かれたカウンターの数を確認するわけではありません。11個のカウンターを置いた後、それらすべてを取り除いたとしたら、次に置くカウンターは文字通りに見れば12個目の時刻カウンターとも言えますが、ルール上の表記で言えば1個目のカウンターです。 :201.3f  自分の出来事を選ばなければならないわけではありませんが、カード名を選ぶように言われたときには出来事の持つ代替の名前を選ぶことができます。 :205.1b  オブジェクトが列記された特定のタイプ群になるという場合、そのオブジェクトの持つタイプを上書きします。例外は「アーティファクト・クリーチャー」です。この例外はマジックの歴史上ずっと漂っていて、まだ取り除く準備はできていませんが、今回少しだけ調整を加えています。オブジェクトのクリーチャー・タイプを定めるものである場合、そのオブジェクトは他のカード・タイプは失わず、クリーチャー・タイプだけが上書きされます。 :205.3g、j、k、m  サブタイプです! オーコ、セラ、レンがプレインズウォーカーの一覧に加わりました。ハツカネズミ、貴族、農民、邪術師、彫像がクリーチャー・タイプの一覧に加わりました。アーティファクト・タイプと呪文タイプは、食物と出来事で楽しんでいます。土地とエンチャントはこのお祭りに参加できませんでした。  変更について詳しくは、オラクル変更の「ノブレス・オブリージュ」を参照してください。 :207.2c  ここには能力語が列記されています。能力語は英語版では斜体、日本語版では教科書体で書かれていて、ルール条の意味はありませんが、ここに列記はしています。一徹が仲間入りです。 :212.1a  『エルドレインの王権』は、文章欄の下にある情報の変更を取り上げます。驚きでしょう。今後は、1408/249といったカードは存在しなくなります。コレクター番号の上限よりも大きいもの(絵違い版や補助的製品)については、単に分母を削除します。 :301.5、704.5n  装備品に関するルールは、オブジェクトについている装備品だけを参照していました。結局の所、装備品をプレイヤーにつけるにはどうすればいいのでしょうか。《液鋼の塗膜》と《テルカーの技師、ブルーディクラッド》と呪いのトークン・コピーで可能です。《液鋼の塗膜》と呪いと《手慣れた複製》でも可能です。《液鋼の塗膜》と呪いと《崇高な工匠、サヒーリ》でも可能です。基本的には《液鋼の塗膜》です。装備品のルールは、オブジェクトだけでなく何かについている装備品は、そのついている先がクリーチャーでなければ落ちるように更新されました。 :303.4k  奇妙なことをするオーラの話をしたところで、今度はオーラが表向きになることに関するルールです。実際このルールが関わるのは1枚だけです。《破滅の贈り物》です。今のところ。 :400.7a  スタック上のパーマネント呪文を明示的に変更する何かをする場合、その変更はその呪文が解決してなるパーマネントにも適用されます。これまで、呪文のコントローラーはパーマネントの本来のコントローラーになっていたので、このルールはコントローラーの変更を含む必要はありませんでした。今後は、コントロール変更効果もここで扱います。 :400.7c  ある内容を明確化するために書き加えました。一徹能力を持つパーマネント呪文を打ち消すために《奪取》を使った場合、戦場に出るカードは唱えられていた呪文ではないのでボーナスを得ることはありません。 :508.4.  《航海士、ターンガース》は、単純にクリーチャーが攻撃クリーチャーになると書かれた初のカードです。そのためのルールがここです! :601.3e  分割カードと変異について、どの特性を持つのかを見る場合に異なるルールが存在していました。出来事が、これらのルールを再検討する機会になりました。これは変異には変更ではありませんが、分割カードでは参照する特性が変わる状況があります。特定のマナ・コストや色を持つ呪文を唱えてよいという場合、唱えようとする半分だけを見るようになります。《カーリ・ゼヴの巧技》で、《唯々》を唱えることができます(が、《諾々》は唱えられません)。  とはいえ興奮しすぎないでください、続唱は点数で見たマナ・コストによってカードを探し、それからその見つけたカードを唱えるというものなので、《断片無き工作員》の続唱で《唯々+諾々》を唱えることはできません。《唯々+諾々》の点数で見たマナ・コストは8で、8は3よりも大きいので、続唱の範囲外です。 :601.4.  旧601.3では、唱え始めるのが適正かどうかから話を始めて、それからその小ルールで詳細に定めていました。しかし、その後、主ルールでは不適正だった場合についての話が続いていたのです!その部分を別のルールとして独立させ、提示が終わった後で不正になった場合は重要でないと明確化しました。 :603.12.  《王家の跡継ぎ》のおかげで、再帰誘発型能力がマジック史上初めて複数のイベントが起こったことによって誘発するように更新されました。再起誘発型能力は参照する範囲が非常に狭いので非常にわかりやすく処理できますが、これが通常の誘発型能力にまで広がるとは思わないでください。 :609.4b  一徹が登場したことにより、マナ転用(「任意のマナを望むタイプのマナであるかのように支払ってもよい。」)がどのように作用するかについて明確に記述する注釈的ルールが必要であると判断しました。マナをどの色であるとして支払うかを選ぶことはなく、単純にコストのために支払うことができます。 :701.37.  使嗾に関するルールに、小ルールが2つ追加されました!1つは常在型の「常に使嗾される」効果についてのもので、もう1つは1人のプレイヤーに複数回使嗾されてもさらに使嗾された状態にはならないというものです。 :702.1c  20年近くに渡って裁定されていたものを体系化するための新ルールです。与えうる能力の一覧が記述されていた場合、それが引数のあるもの(プロテクション、土地渡り、呪禁など)に符合した場合、その引数それぞれごとにそのキーワードを得ます。これまでと何も変わらず、ルールとして明文化されただけです。 :702.1d  同様に、「サイクリングを持つ」カードを探す場合、サイクリング {1}、サイクリング {2}などを持つものを見つけることができます。結局の所、「サイクリング」だけを持つものは存在しないので、当然のことですね!「呪禁を持つ」という場合には、あまり当然じゃありませんでした。 :702.16i  プロテクションでなにかの「すべて」から得ることに関するルールはありましたが、「それぞれ」は似ているけれども違います。機能的には同じですが、文章的には異なっています。文章です! :706.9f  このルールでは、《なりすましの壁》が誘発するのはそのコピー効果が最後にそのクリーチャーをコピーするものである場合だけだと規定しています。このルールは、《なりすましの壁》が複数のクリーチャーをタップすることができるような奇妙なループを防ぎます。 :706.10.  一徹に関してもう1つ面白い質問があります。呪文をコピーした場合です!新しいルールを追加するのではなく、例として書き加えることにしました。一徹を持つ新カードには《アケノヒカリの注入》ほど明瞭で単純なものは存在しないので、新カードの代わりにこの古いカードを採用しましたが、実際にここで示しているのが一徹なのは内緒ですよ。 :715.  さあ当事者カードの時間です!厳密に言えば出来事・カードとは言えませんが、まあそう言ったとしても問題ないでしょう。、 :717.  ターンを終了することに関するこの項目全体が、終了フェイズも扱えるように書き直されました。他に終わらせるものはなにかありますか? :800.4h  マジック史上2体目のスポンジである《思考スポンジ》が、ゲームに敗北したプレイヤーの扱いをもっと明確にするようにこのルールを要求してきました。あまりにもカワイかったので仕方ありません。 :800.5.  席順の決め方を定義しています--基本的には、好きにしてください。特に誰かが《天空塁壁、プラミコン》を見せていた場合は、グループ内で誰がどこに座るかを決めてもいいですし、無作為に決めてもいいです。間違った方法、というものはありません。いや、他のプレイヤーの上に座るのはダメです。何をやっているんですか。 -------- ::はじめに ::総合ルール変更点 ::オラクル変更点