::オラクル変更点 イーライ・シフリン/Eli Shiffrin / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru ::きらきらするすべて(機能変化)  宝物や食物の例に従い、金もできました!《第1回イロアス競技会/The First Iroan Games》[THB]で初めて金・トークンが定義済みになり、その技法を用いて過去のカードも訂正されました。これによるトークンがそれまで持っていなかったアーティファクト・タイプを持つようになったという非常に小さな機能変化です。例えば…… << 《金箔付け》の旧テキスト: クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。無色の「金」と言う名前のアーティファクト・トークンを1つ戦場に出す。それは「このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。 新テキスト: クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。金・トークンを1つ生成する。(それは「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。) >>  この変更を受けた金のカードは、《金箔付け》《黄金の呪いのマカール王》《豪奢の呪い》《Venarian Gold》です。  えっ、何? ::……が金(機能変化)  《Venarian Gold》[LEG]には金に関する更新はありません。あるのはガドウィックの更新です!《老いたる者、ガドウィック》の誘発型能力に関するものと同じルールにより、《Venarian Gold》の文章は単純に戻りました。 << 《Venarian Gold》の旧テキスト: エンチャント(クリーチャー) Venarian Goldが戦場に出たとき、エンチャントしているクリーチャーをタップし、それの上にあなたがVenarian Goldを唱えた時点でのXの値に等しい数の睡眠カウンターを置く。 エンチャントしているクリーチャーの上に睡眠カウンターが置かれているかぎり、それはそのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 エンチャントしているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上から睡眠カウンターを1個取り除く。 新テキスト: エンチャント(クリーチャー) Venarian Goldが戦場に出たとき、エンチャントしているクリーチャーをタップし、それの上に睡眠カウンターをX個置く。 エンチャントしているクリーチャーの上に睡眠カウンターが置かれているかぎり、それはそのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 エンチャントしているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上から睡眠カウンターを1個取り除く。 >> ::瓶の中の都市(機能変化)  我々が《City in a Bottle》の新しい文章を書いてから何年も経ちました。ある日このカードを見て、私は目を疑いました。一度に一兆回も誘発するような状況誘発ですが、状況誘発ではそのようなことは起こりません。そこで、それらのパーマネントすべてを一度に生贄に捧げるような状況誘発1つにまとめました。 << 《City in a Bottle》の旧テキスト: 他の、アラビアンナイト拡張セットで最初に印刷されたカード名を持ちトークンでないパーマネントが1つ戦場にあるたび、そのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。 プレイヤーは、アラビアンナイト拡張セットで最初に印刷されたカード名を持つ、呪文を唱えたり土地をプレイしたりできない。 新テキスト: 他の、アラビアンナイト拡張セットで最初に印刷されたカード名を持ちトークンでないパーマネントが1つ以上戦場にあるたび、それらのコントローラーはそれらを生け贄に捧げる。 プレイヤーは、アラビアンナイト拡張セットで最初に印刷されたカード名を持つ、呪文を唱えたり土地をプレイしたりできない。 >> ::気になるのは貴族(機能変化)  クリーチャー・タイプの独裁者ダグ・ベイアー/Doug Beyerは新しい貴族というクリーチャー・タイプを取り巻く議論に注意を払ってきました。条件を完全に満たしているのに最初に見落としたものがいくらかありました。訂正を経て貴族になるのは、貴族として生まれ(ブログやアンクフルを殺したことで王に上り詰めたナムスギルに言っているんですよ)、そしてよりふさわしい職業のクリーチャー・タイプを持たないものに限られます。  今回の変更は2人だけです。3枚のカードになっているクロウヴァクスは、他の職業を持たず、間違いなく貴族の生まれです。《Earl of Squirrel》[UST]は(メールを絶え間なく投げてくる人ではなくカードの)《しつこい請願者/Persistent Petitioners》[RNA]のおかげで部族的に意味を持つクリーチャー・タイプを持っていますが、カード1枚で意味があるからといって貴族になるのが妨げられるわけではありません。しかし、その1枚のカードで意味があるので、アドバイザーであり続けます。 * 《隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar》[10E] 吸血鬼 → 吸血鬼・貴族 * 《呪われたクロウヴァクス/Crovax the Cursed》[STH] 吸血鬼 → 吸血鬼・貴族 * 《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》[PLC] 人間 → 人間・貴族 * 《Earl of Squirrel》 リス・アドバイザー → リス・貴族・アドバイザー ::エルフとセンザンコウへ(機能変化)  それ以外に、あまり貴くないクリーチャー・タイプの変更が2枚あります。  誤って人間にされてから何年も経って、《Lady Caleria》のタイプは正しく更新されてエルフ・カードになりました。  《起伏鱗の大牙獣》は非常に入会資格の厳しいセンザンコウ・クラブへの加盟が認められました! * 《Lady Caleria》[LEG] 人間・射手 → エルフ・射手 * 《起伏鱗の大牙獣/Ridgescale Tusker》[AER] ビースト → センザンコウ・ビースト ::テフェリーの動詞(機能変化なし)  この変更は非常に小さいものですが、機能的に差がないので指摘しておくのは有用だと感じました。《テフェリーの防御》は通常「得る」であるところを「持つ」にしています。この違いは記法上のものにすぎず、どちらの語であるかはルール的に重視されていませんので、この変更は記述上のものですが、平均的なプレイヤーにはカードの機能に変更があるように見えるかもしれません。心配ありません、変更はありません。 << 《テフェリーの防御/Teferi's Protection》[C17]旧テキスト: あなたの次のターンまで、あなたのライフ総量は変化できず、あなたはプロテクション(すべて)を持つ。あなたがコントロールするパーマネントはすべてフェイズ・アウトする。(フェイズ・アウトしている間は、それらは存在しないものとして扱う。あなたのアンタップ・ステップにあなたがアンタップをするより先に、それらはフェイズ・インする。) テフェリーの防御を追放する。 新テキスト: あなたの次のターンまで、あなたのライフ総量は変化できず、あなたはプロテクション(すべて)を得る。あなたがコントロールしているパーマネントはすべてフェイズ・アウトする。(フェイズ・アウトしている間は、それらは存在しないものとして扱う。あなたのアンタップ・ステップにあなたがアンタップをするより先に、それらはフェイズ・インする。) テフェリーの防御を追放する。 >>