:::総合ルール変更点 2021年11月10日 By Jess Dunks  これは、『イニストラード:真紅の契り』の発売とともにマジックに予定されているルール変更の概要です。執筆時点で、公式ルールは検証中です。公式ルールは、ルール・ページで公開されます。この概要と公式ルールとの間に齟齬がある場合、公式ルールが優先されます。 ::新ルール、更新されたルール :血・トークン 111.4  このルールにより、呪文や能力が名前を決めずにトークンを生成した場合、そのトークンの名前はそのサブタイプと同じになります。「2/2のイリュージョン・クリーチャー・トークン1体を生成する。」という効果が生成するトークンの名前は「イリュージョン」です。これにより、カードの名前を選ぶ、《真髄の針》や《ルーンの光輪》などの効果との珍しくて奇妙な相互作用が発生することがありました。この種の効果では実在するカードの名前しか選ぶことができないので、通常は、トークンの名前を選ぶことはできません。しかしながら、時折、関係ないカードの名前がトークンの名前と重複してしまうことがあります。例えば、分割カード《空想+現実》の「空想」の英語は「Illusion」であり、クリーチャー・タイプの「イリュージョン」と同じです。この場合、そのカードの名前を選ぶことで、イリュージョンという名前のトークンにその効果が適用されます。  『イニストラード:真紅の契り』で血・トークンが登場したことで、この比較的重要でない相互作用が大きく増える可能性があります。(《肉体+血流》の「血流」がBloodです。)《真髄の針》の効果で血・トークンを止めることはできるけれども宝物・トークンや食物・トークンや手掛かり・トークンは止められない、というのは一貫性がなく、またどのトークンが実在するカードと名前が重複しているかを意識しなければならないのは望ましくないので、ルールを変更することにしました。今後、呪文や能力が名前を決めずにトークンを生成した場合、そのトークンの名前はそのサブタイプに「トークン」という語をつけたものになります。例えば、「ゴブリン・スカウト・クリーチャー・トークン」の名前は「ゴブリン・スカウト・トークン」です。同様に、生成される血・トークンの名前は「血・トークン」で、効果で「Blood」という名前を指定しても血・トークンには影響しなくなります。  『イニストラード:真紅の契り』のブースターに入っている血・トークンのトークン・カードの名前行には「血」とだけ書かれています。これはゲームプレイには影響しません。また、このルール変更は、他のパーマネントのコピーであるトークンや、《ラノワールの助言者》のもののように名前を指定した能力によって生成されたトークンには適用されません。 :111.10g  このルールの定義済みトークンの一覧に、血・トークンが追加されました。 :205.3g  このルールのアーティファクト・タイプの一覧に、血が追加されました。 ::代替の名前 :201.5  『イコリア:巨獣の棲処』のカードの一部のバージョンでの副題行に関するルールが一般化され、拡張されて、『イニストラード:真紅の契り』や今後のカードでの副題行や別名も含むと明確化されました。 ::昼/夜と日暮/夜明 :502.2、703.4b-d  昼/夜には、ターン起因処理だと書かれていませんでした。書くべき各所に、正しく書かれるようになりました。 ::新しいキーワード能力 :切除  702.148 は、切除メカニズムを定義する新しいルールです。 :訓練  702.149 は、訓練メカニズムを定義する新しいルールです。 :新しい用語  別名、血・トークン、切除、フレイバー語、副題行、訓練 はじめに 総合ルール変更点 オラクル変更点