コンフラックス よくある質問集
Compiled by Mark L. Gottlieb, with contributions from Laurie Cheers, Jeff Jordan, Lee Sharpe, Eli Shiffrin, and Thijs van Ommen
最終更新日:08/12/16
コンフラックス プレリリーストーナメント:2009年1月31日-2月1日 お近くのイベントは<http://www.wizards.com/Prerelease>を参照。
コンフラックス 公式発売日:2009年2月6日 お近くのショップは<http://ww2.wizards.com/Magic/EventLocator.aspx>を参照。
コンフラックス 発売記念パーティー:2009年2月6日-8日、2月13日-15日 お近くのイベントは<http://www.wizards.com/launchparty>を参照。
コンフラックスは、公式発売日をもって認定構築戦で使用可能になる。
スタンダードでは、第10版、ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア、イーブンタイド、アラーラの断片、コンフラックスの各セットが使用可能。
アラーラの断片ブロック構築フォーマットでは、アラーラの断片、コンフラックスが使用可能。
セット枚数:145枚(コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10)
このFAQは2つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しい概念について説明している。第2章(カード別注釈)では、このセットのそれぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で最も重要なものへの回答を記載している。
カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。
一般注釈
能力語:版図
版図は能力語である。この語は、あなたがコントロールする基本土地タイプの数をかぞえる能力の前に、ハイフンつきで書かれている。(能力語自体にはルール上の意味は無い。) 版図能力が初めて登場したのはインベイジョンブロックだが、当時の古いカードには“版図”の語は無い。
《引きずり下ろし/Drag Down》
{2}{B}
インスタント
版図 ― クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプ1つにつき−1/−1の修整を受ける。
《マトカの暴動者/Matca Rioters》
{2}{G}
クリーチャー ― 人間・戦士
*/*
版図 ― マトカの暴動者のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
- 各版図能力は、それぞれ内容が異なる。各カードを注意深くチェックすること。
- あなたがコントロールしている土地の中の基本タイプの数を決定するには、場にある自分の土地を見て、それらのサブタイプに平地、島、沼、山、森が存在するかを自分に聞いてみるといい。これに対して「ある」と答えた回数(最大で5)が、あなたの版図呪文の強さを決める。
- 版図能力においては、特定の基本土地タイプの土地が何枚あるかは関係が無い。あくまで1以上あればいい。版図能力に限っていえば、森5つも森1つも変わらない。
- 基本でない土地の中には、基本土地タイプを持つものがある。これらには、シャドウムーアの基本でない5枚の土地、リバイズド版の“二重地形”、ラヴニカブロックの“二重地形”等がある。版図能力は、あなたがコントロールしている土地の数を数えるわけではない――それはあなたがコントロールしている土地の中の基本土地の数を数える。したがって、同じ土地を2回数える場合もある。例えば、あなたが《Tundra》と《草むした墓/Overgrown Tomb》と《狂気盲いの山/Madblind Mountain》をコントロールしている場合、あなたがコントロールしている土地の中には平地と島と沼と山と森がある。版図能力は最大限使用できる事になる。
- 版図能力のうち、インスタントやソーサリーや起動型能力にあるものは、その効果が適用される段階で、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプを一度だけ数える。その値は、その後にあなたがコントロールする土地が変わっても変更されない。例えば、あなたが《引きずり下ろし》の解決時に沼1つと森2つをコントロールしている場合、対象になったクリーチャーはターンの残りの間−2/−2の修整を受ける。その後、同じターンに島をプレイしたとしても、《引きずり下ろし》の効果は変わらない。
- 版図能力のうち、常在型能力にあるものは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数をチェックし続けている。数が変わったら、その常在型能力の効果はそれに伴って変わる。例えば、《マトカの暴動者》が場に出たときにあなたが沼1つと森2つをコントロールしている場合、《マトカの暴動者》は2/2である。この後で島をプレイしたら、《マトカの暴動者》は3/3になる。
再録キーワード能力:サイクリング
新キーワードバリエーション:基本土地サイクリング
あなたの手札に「サイクリング」を持つカードがある場合、あなたはそのサイクリング・コストを支払ってそれを捨て、新しいカードを1枚引くことができる。あなたの手札に「基本土地サイクリング」を持つカードがある場合、あなたはそのサイクリング・コストを支払ってそれを捨て、貴方のライブラリーの中から基本土地カードを1枚探すことができる。
《焦熱の落下/Fiery Fall》
{5}{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。焦熱の落下はそれに5点のダメージを与える。
基本土地サイクリング {1}{R} ({1}{R}, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。 その後あなたのライブラリーを切り直す。)
サイクリングの公式ルールは以下の通り。
502.18. サイクリング
502.18a サイクリングは、サイクリング能力を持つカードがプレイヤーの手札にあるときにのみ機能する起動型能力である。。「サイクリング [コスト]/cycling [コスト]」は、「[コスト], 手札からこのカードを捨てる:カードを1枚引く。」ということを意味する。
502.18b サイクリング能力は、そのカードがプレイヤーの手札にあるときにのみプレイできるものであるが、それはそのオブジェクトが場やその他の領域にある間も存在し続ける。したがって、サイクリングを持つオブジェクトは、オブジェクトが1つ以上の能力を持つかどうかに依存する効果の影響を受ける。
502.18c サイクリングを持つカードの中には、サイクリングを行ったときに誘発する能力を持つものがある。「あなたが[このカード]をサイクリングしたとき/When you cycle [このカード]」は、「あなたが[このカード]をサイクリング・コストとして捨てたとき」ということを意味する。これらの能力は墓地で誘発する。
502.18c タイプ・サイクリング 能力は、サイクリング 能力の一種である。「[タイプ]サイクリング [コスト]/[タイプ]cycling [コスト]」は「[コスト], このカードをあなたの手札から捨てる:あなたのライブラリーから[タイプ]カードを1枚探し、公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。」ということを意味する。このタイプは通常はサブタイプ(「山サイクリング」等)であるが、それ以外にもあらゆるカードタイプ、サブタイプ、特殊タイプ、それらの組み合わせになることがある(「基本土地サイクリング」等)。
502.18e いずれかのプレイヤーがカードをサイクリングすることで誘発するカードは、カードをタイプ・サイクリング・コストを支払って捨てたときにも誘発する。プレイヤーがサイクリングすることを禁止するあらゆる効果は、プレイヤーがカードのタイプ・サイクリング能力をプレイすることを禁止する。
- 通常のサイクリング能力とは異なり、基本土地サイクリングではカードは引かない。代わりに、それはあなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探させる。あなたは、実際に探す行動を行うまで、探してくる基本土地のタイプを選ぶ必要はない。あなたのライブラリーの基本土地カードを選んだ後、あなたはそれを公開し、手札に加え、その後あなたのライブラリーを切りなおす。
- 基本土地サイクリングは、サイクリングの一種である。カードがサイクリングされたことで誘発する能力は、カードが基本土地サイクリングされたことでも誘発する。サイクリング能力をプレイすることを禁止する能力は、同様に基本土地サイクリング能力をプレイすることを禁止する。
- サイクリング(および、それに伴い、基本土地サイクリング)は起動型能力である。起動型能力に作用する効果(《もみ消し/Stifle》や《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》等)はサイクリングにも作用する。呪文に作用する効果(《霊魂放逐/Remove Soul》や《フェアリーの嘲り/Faerie Tauntings》等)は作用しない。
テーマ:色関連
コンフラックスのカードの多くには、あなたが特定の色のパーマネントをコントロールしているかをチェックする能力を持っている。この能力は、大きく3種類に分かれる。
それらのカードのうち6枚は、“if節のルール”を持つ誘発型能力を有している。
《ロウクスの瞑黙者/Rhox Meditant》
{3}{W}
クリーチャー ― サイ・モンク
2/4
ロウクスの瞑黙者が場に出たとき、あなたが緑のパーマネントをコントロールしている場合、カードを1枚引く。
- 6枚のカードは、《血の間の軟泥/Bloodhall Ooze》《ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite》《鏡印章の兵長/Mirror-Sigil Sergeant》《寄生的な大梟/Parasitic Strix》《ロウクスの瞑黙者/Rhox Meditant》《セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist》である。
- “if節のルール”とは、この能力はあなたが指定された色のパーマネントを持っていなければまったく誘発せず、能力の解決の時点で指定された色のパーマネントを持っていなければ、それは何もしない、ということを意味する。
- この能力を持つパーマネント自身がその能力のチェックする色になった場合、それは自身を探すべき色のパーマネントとして数える。
- これらのカードのうちの1枚、《血の間の軟泥/Bloodhall Ooze》は、この能力を2つ持つ。一方は黒のパーマネントをチェックし、もう一方は緑のパーマネントをチェックする。黒であり緑であるパーマネントは、両方の能力を誘発させる(もちろん、黒のパーマネントと緑のパーマネントが別々にあってもよい)。
それらのカードのうち3枚は、常在型能力を持っている。
《毒のイグアナール/Toxic Iguanar》
{R}
クリーチャー ― トカゲ
1/1
毒のイグアナールは、あなたが緑のパーマネントをコントロールしているかぎり接死を持つ。(それがいずれかのクリーチャーにダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。)
- 3枚のカードは、《崖走りのビヒモス/Cliffrunner Behemoth》《燃えさしの織り手/Ember Weaver》《毒のイグアナール/Toxic Iguanar》である。
- これらの能力は、あなたがコントロールしているパーマネントの色を常にチェックする。それらのうちの最低1つが指定された色であるかぎり、その能力は“機能”し、そのパーマネントにボーナスを与える。そうでなければ、そのパーマネントはボーナスを得ない。
- この能力を持つパーマネント自身がその能力のチェックする色になった場合、それは自身の能力を機能させる。
- これらのカードのうちの1枚、《崖走りのビヒモス/Cliffrunner Behemoth》は、この能力を2つ持つ。一方は赤のパーマネントをチェックし、もう一方は白のパーマネントをチェックする。赤であり白であるパーマネントは、両方の能力を機能させる(もちろん、赤のパーマネントと白のパーマネントが別々にあってもよい)。
それらのカードのうち2枚は、インスタントである。
《闇の感情/Dark Temper》
{2}{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。闇の感情はそれに2点のダメージを与える。あなたが黒のパーマネントをコントロールしている場合、代わりにそれを破壊する。
- 2枚のカードは、《闇の感情/Dark Temper》《上空からの視界/View from Above》である。
- これらのインスタントは、その解決に際してあなたがコントロールしているパーマネントの色をチェックする。それらのうちの最低1つが指定された色である場合、そのインスタントは指定された内容を実行し、通常の効果の代わりに何かをする、あるいは通常の効果に追加して何かをする。
再録メカニズム
アラーラの断片で導入された能力やメカニズムの多くは、コンフラックスでも登場している。5つの断片とそのメカニズム(バントのキーワード「賛美」、エスパーの色つきアーティファクト、グリクシスのキーワード「蘇生」、ジャンドのキーワード「貪食」、ナヤの“パワー5関連”メカニズム)に関しては、「アラーラの断片 よくある質問集」を参照。
カード別注釈
《アミーシャの模範/Paragon of the Amesha》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/2
先制攻撃
{W}{U}{B}{R}{G}:ターン終了時まで、アミーシャの模範は天使になり、+3/+3の修整を受けるとともに飛行と絆魂を得る。
- 《アミーシャの模範》の起動型能力を解決するとき、《アミーシャの模範》は他の能力に加えて飛行と絆魂を得る。ただし、天使になることにより、それは他のクリーチャー・タイプを失う。それは人間でも騎士でもない。
- ブロック・クリーチャーが宣言された後に《アミーシャの模範》に飛行を与えても、ブロックされている事実は変わらない。
- 《アミーシャの模範》の能力を、1ターンに複数回使うことができる。2回目が解決されるとき、《アミーシャの模範》は新たに+3/+3の修整を受けるとともに、新たな絆魂を得る。《アミーシャの模範》がダメージを与えたとき、各絆魂は個別に誘発する。
《エイヴンの先駆者/Aven Trailblazer》
{2}{W}
クリーチャー ― 鳥・兵士
2/*
飛行
版図 ― エイヴンの先駆者のタフネスは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
- 《エイヴンの先駆者》の2つ目の能力は“特性定義能力”である。それはあらゆる領域で適用される。
《エスパーゾア/Esperzoa》
{2}{U}
アーティファクト・クリーチャー ― クラゲ
4/3
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするアーティファクト1つをオーナーの手札に戻す。
- 《エスパーゾア》の能力の解決時に、あなたが他のアーティファクトをコントロールしていない場合、《エスパーゾア》自身を手札に戻さなければいけない。
《大渦の大天使/Maelstrom Archangel》
{W}{U}{B}{R}{G}
クリーチャー ― 天使
5/5
飛行
大渦の大天使がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にある土地でないカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
- これによりカードをプレイする場合、それは《大渦の大天使》の誘発型能力の解決の一部としてプレイされる。カード・タイプによるタイミング制限(クリーチャーやソーサリー等)は無視される。それ以外のプレイ制限(「[カード名]は攻撃クリーチャーが宣言される前にのみプレイできる。」等)はそのままである。
- これによりカードをプレイする場合、それを呪文としてプレイする。それは打ち消すことができる。
- これによりXをコストに含むカードをプレイした場合、Xは0になる。
- カードを「マナ・コストを支払うことなく」プレイする場合、それの代替コスト(想起や変異等)を支払うことはできない。ただし、共謀等の選択型追加コストは支払うことができるし、《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》等の持つ強制的追加コストは支払わなければいけない。
《鏡印章の兵長/Mirror-Sigil Sergeant》
{5}{W}
クリーチャー ― サイ・兵士
4/4
トランプル
あなたのアップキープの開始時に、あなたが青のパーマネントをコントロールしている場合、あなたは鏡印章の兵長のコピーであるトークンを1体場に出してもよい。
- 通常、この能力によりトークンが作られるとき、それは単純に《鏡印章の兵長》自身であり、したがってトークン作成能力を持つ (特殊な例外は後述)。あなたのアップキープの開始時に、あなたが元の《鏡印章の兵長》とコピーのトークンと青のパーマネントをコントロールしている場合、あなたはコピーのトークンを2体得る。次のターンは4体、その次のターンは8体、以下同様である。
- 以下は何が起こるかの詳細である。 トークンが出るに際し、それはコピー元の《鏡印章の兵長》の印刷されている値――あるいは、《鏡印章の兵長》の能力がトークンのものである場合、そのトークンを場に出した効果が規定するトークンの元々の特性――に、それに対して適用されているあらゆるコピー効果を適用したものをチェックする。それは《鏡印章の兵長》の上のカウンターをコピーしないし、《鏡印章の兵長》のパワーやタフネスやタイプや色等を変更する他の効果をコピーしない。
- 誘発型能力の解決時に《鏡印章の兵長》が場を離れていた場合、それでもトークンは場に出る。そのトークンのコピー可能な値は、《鏡印章の兵長》が最後に存在した時点でのコピー可能な特性の値である。
- 以下は、特殊な例外の実例である。能力が誘発した《鏡印章の兵長》が何らかのコピー効果を持っている場合、それらは生み出されるトークンも持つことになる。以下はその例。
- 《鏡印章の兵長》の能力が誘発し、解決前にその後《鏡印章の兵長》が(おそらくは《鏡編み/Mirrorweave》等により)他のクリーチャーのコピーになった場合、トークンは《鏡印章の兵長》が現在コピーしているものをコピーする。ターンが終わった後、《鏡編み/Mirrorweave》された《鏡印章の兵長》は元の姿に戻るが、トークンはそのままである。
- あるクリーチャーのコピー能力(《墓地のプーカ/Cemetery Puca》等)により、それが《鏡印章の兵長》になると共に他の能力を得ている場合、あなたのアップキープの開始時にそのクリーチャーにより生み出されたトークンは、追加の能力を持った《鏡印章の兵長》になる。
《崖走りのビヒモス/Cliffrunner Behemoth》
{3}{G}
クリーチャー ― サイ・ビースト
5/3
崖走りのビヒモスは、あなたが赤のパーマネントをコントロールしているかぎり速攻を持つ。
崖走りのビヒモスは、あなたが白のパーマネントをコントロールしているかぎり絆魂を持つ。
- 《崖走りのビヒモス》が速攻を持つかどうかは、攻撃の宣言時にのみ関係する。攻撃クリーチャーとして宣言されたら、その後に速攻を失っても関係は無い。
- 《崖走りのビヒモス》が絆魂を持つかどうかは、それがダメージを与えたとき(すなわり、戦闘ダメージを解決したとき、あるいはそれがダメージを与える呪文や能力が解決されたとき)にのみ関係する。例えば、あなたの唯一の白のパーマネントがクリーチャーで、それが《崖走りのビヒモス》がダメージを与えるのと同時に致死ダメージを受けた場合、絆魂は誘発し、あなたはライフを得る。
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
{1}{R}{R}
インスタント
火山の流弾は打ち消されない。
火山の流弾は各クリーチャーと各プレイヤーに、それぞれ2点のダメージを与える。
- 《火山の流弾》は、それを打ち消そうとする呪文(《対抗突風/Countersquall》等)の対象となりえる。それらの呪文は解決されるが、《火山の流弾》を打ち消そうとする部分の効果は何もしない。それらの呪文のそれ以外の効果は通常通り機能する。
《玉砕/Suicidal Charge》
{3}{B}{R}
エンチャント
玉砕を生け贄に捧げる:あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで−1/−1の修整を受ける。このターン、それらのクリーチャーは可能なら攻撃する。
- 《玉砕》の能力は、それが解決されたときに対戦相手がコントロールしているクリーチャーにのみ適用される。そのターンの戦闘フェイズの開始時点で、そのプレイヤーのコントロール下で別なクリーチャーが場に出ていた場合、それは攻撃を強制されない。
《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》
{3}{W}{W}
エンチャント
あなたがエンチャント呪文を1つプレイするたび、飛行を持つ白の4/4の天使・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 誘発型能力は、能力を誘発させたエンチャント呪文が解決される前に解決される。
- あなたがオーラ呪文をプレイしたとき、あなたは天使トークンが場に出る前に、その呪文の対象を選ばなければいけない。言い換えれば、あなたはオーラ呪文を、それにより場に出る天使につけるつもりでプレイすることはできない。
- 《空位の玉座の印章》は、自身の呪文で誘発しない。能力が機能するためには、場になくてはいけない。
《朽ちゆくネズミ/Rotting Rats》
{1}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ネズミ
1/1
朽ちゆくネズミが場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれカードを1枚捨てる。
蘇生 {1}{B} ({1}{B}:このカードをあなたの墓地から場に戻す。それは速攻を得る。ターン終了時かそれが場を離れる場合にそれをゲームから取り除く。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)
- 《朽ちゆくネズミ》が場に出たときの能力の解決時、現在のターンプレイヤーがどのカードを捨てるかを選び、他の各プレイヤーもターン順に同様に選び、その後すべてのカードを同時に捨てる。あるプレイヤーがどのカードを捨てるかを選ぶ際に、他のプレイヤーが捨てるカードを知ることはできない。
《苦悩火/Banefire》
{X}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。苦悩火はそれにX点のダメージを与える。
Xが5以上である場合、苦悩火は呪文や能力によって打ち消されず、そのダメージは軽減されない。
- 《苦悩火》は、あなたが選んだXの値をチェックする。実際に支払われたマナの点数ではない。
- 《苦悩火》は、そのXの値に関わらず、それを打ち消そうとする呪文(《対抗突風/Countersquall》等)の対象となりえる。Xが5以上である場合、それらの呪文は解決されるが、《苦悩火》を打ち消そうとする部分の効果は何もしない。それらの呪文のそれ以外の効果は通常通り機能する。
- 《苦悩火》の能力は、対象が不適正になったことによりルールがそれを打ち消すことを防がない。
《グリクシスの幻術師/Grixis Illusionist》
{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
1/1
{T}:あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ1つの基本土地タイプになる。
- 能力の解決時に、どの基本土地タイプにするかを選ぶ。
- 影響を受けた土地は、現在の土地タイプと、書かれている能力を失う。それは選ばれた基本土地タイプになり、タップしてそれに該当する色のマナ1点を生み出す能力を持つ。《グリクシスの幻術師》は、適用された土地のカード名や、それが伝説であるか、それが基本であるかなどを変更しない。
《軍部政変/Martial Coup》
{X}{W}{W}
ソーサリー
白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンをX体場に出す。Xが5以上である場合、他のすべてのクリーチャーを破壊する。
- 《軍部政変》は、あなたが選んだXの値をチェックする。実際に支払われたマナの点数ではない。
- 呪文の実行は書かれている順に行う。Xが5以上である場合、まず兵士トークンを場に出し、その後に他のすべてのクリーチャーを破壊する。
- 兵士トークンが出てから他のすべてのクリーチャーが破壊されるまでの間に、呪文や能力をプレイするタイミングは存在しない。例えば、この兵士トークンを生け贄に捧げて《骸骨のカターリ/Skeletal Kathari》を再生させることはできない。
《消しえる火/Quenchable Fire》
{3}{R}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。消しえる火はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。あなたの次のアップキープの開始時に、そのプレイヤーがそのステップよりも前に{U}を支払わないかぎり、それはそのプレイヤーに追加で3点のダメージを与える。
- 《消しえる火》の解決後、対象となったプレイヤーは、{U}を支払う特別な行動が行えるようになる。この行動は、そのプレイヤーが優先権を持っているときならいつでも行うことができ、スタックを使わない。それは1度のみ、次のアップキープが始まる前にのみ実行できる。それまでにそのプレイヤーが行動を行った場合、「追加で3点のダメージを与える」能力は誘発しない。そうでない場合、誘発する。誘発した場合、その後にプレイヤーが{U}を支払ってそれを止める事はできない。
- 《消しえる火》の遅発誘発型能力(と{U}を支払う特別な行動)は、元の3点のダメージが軽減されたり異なるクリーチャーやプレイヤーに移し変えられた場合でも、この呪文の対象となったプレイヤーに適用される。
《厳然たるスフィンクス/Magister Sphinx》
{4}{W}{U}{B}
アーティファクト・クリーチャー ― スフィンクス
5/5
飛行
厳然たるスフィンクスが場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライフは10.点になる。
- この能力は選択可能ではない。
- プレイヤーのライフの総量が10点になる場合、実際には、そのために必要なライフの増減が発生している。例えば、能力の解決時に対象となったプレイヤーのライフの総量が4点である場合、そのプレイヤーは6点のライフを得ることになる。同様に、能力の解決時に対象となったプレイヤーのライフの総量が17点である場合、そのプレイヤーは7点のライフを失うことになる。他のライフの増減と相互作用するカードは、この効果とも相互作用する。
- 双頭巨人戦においては、この能力は、対象となったプレイヤーのいるチームのライフのうち、そのプレイヤーの持ち分であるライフ(そのチームのライフの総量の半分、端数切り上げ)が10点になる。そのチームのライフの総量は、この結果によるそのプレイヤーのライフの増減にしたがって修整される。例えば、そのチームのライフの総量が15点である場合、対象となったプレイヤーの持ち分のライフは8点から10点になるため、チームのライフの総量は17点になる。
《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、クリーチャー呪文をプレイするためにのみ使用できる。
- 《古代の聖塔》から生み出されたマナは、クリーチャー呪文の総コストの一部として支払うことができる。これには、追加コスト(キッカー等)、代替コスト(想起や《世界心のフェニックス/Worldheart Phoenix》の代替コスト等)が含まれる。
- 蘇生はクリーチャー・カードを直接場に出す起動型能力である。《古代の聖塔》が生み出したマナは、蘇生コストのために支払えない。
《ゴブリンの壊し走り/Goblin Razerunners》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
3/4
{1}{R}, 土地を1つ生け贄に捧げる:ゴブリンの壊し走りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたのターンの終了時に、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「ゴブリンの壊し走りはそのプレイヤーに、それの上に置かれている+1/+1カウンターの数に等しい点数のダメージを与える。」を選んでもよい。
- 《ゴブリンの壊し走り》の上にいくつ+1/+1カウンターがあるかは、誘発型能力の解決時に数える。
- 《ゴブリンの壊し走り》の能力の誘発後、解決前にそれが場を離れた場合、ダメージの点数は、それが最後に場にいた段階で上に置かれていた+1/+1カウンターの数に等しい。
《古老の熟達/Elder Mastery》
{3}{U}{B}{R}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+3/+3の修整を受けるとともに飛行を持つ。
エンチャントされているクリーチャーがいずれかのプレイヤーにダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。
- 最後の能力は、エンチャントされているクリーチャーが与えるあらゆるダメージで誘発する。戦闘ダメージに限られない。
《茨異種/Thornling》
{3}{G}{G}
クリーチャー ― エレメンタル・多相の戦士
4/4
{G}:茨異種はターン終了時まで速攻を得る。
{G}:茨異種はターン終了時までトランプルを得る。
{G}:このターン、茨異種は破壊されない。
{1}:茨異種はターン終了時まで+1/−1の修整を受ける。
{1}:茨異種はターン終了時まで−1/+1の修整を受ける。
- 致死ダメージや“破壊する”効果では破壊されないクリーチャーは墓地には置かれない。しかし、破壊されないクリーチャーも様々な方法で墓地に置かれえる。一般的なものとしては、それが生け贄に捧げられた、それが伝説のクリーチャーで同名の伝説のクリーチャーが場に出た、タフネスが0以下になった、等がある。
《シーリアの陽歌い/Cylian Sunsinger》
{1}{G}
クリーチャー ― エルフ・シャーマン
2/2
{R}{G}{W}:シーリアの陽歌いと、他のそれと同じ名前を持つ各クリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受ける。
- 能力を解決するとき、それは、その能力の発生源と、その発生源と共通する名前を持つ他のクリーチャーに+3/+3のボーナスを与える。その能力の発生源の名前が“シーリアの陽歌い”であるかどうかは関係がない。これは、《技を借りる者/Skill Borrower》がこの能力を得たときや、《シーリアの陽歌い》の名前が(《鏡編み/Mirrorweave》等で)変わったときに起こりえる。
- 能力の解決の時点で《シーリアの陽歌い》が場を離れていた場合、その能力は、《シーリアの陽歌い》が最後に場にいたときに持っていた名前と同じ名前を持つクリーチャーに影響する。
《ジェスの軟膏使い/Jhessian Balmgiver》
{1}{W}{U}
クリーチャー ― 人間・クレリック
1/1
{T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次にそれに与えられるダメージを1点軽減する。
{T}:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
- ブロック・クリーチャーが宣言された後にクリーチャーがブロックされなくなっても、ブロックされている事実は変わらない。
《絞り取る悪魔/Extractor Demon》
{4}{B}{B}
クリーチャー ― デーモン
5/5
飛行
他のクリーチャーが1体場を離れるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。」を選んでもよい。
蘇生 {2}{B} ({2}{B}:このカードをあなたの墓地から場に戻す。それは速攻を得る。ターン終了時かそれが場を離れる場合にそれをゲームから取り除く。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)
- 《絞り取る悪魔》と他のクリーチャーが同時に場を離れた場合、《絞り取る悪魔》の能力は誘発する。
- 《絞り取る悪魔》の誘発型能力は、望むプレイヤーを対象にできる。場を離れたクリーチャーのコントローラーと同一でなくてもかまわない。
《上空からの視界/View from Above》
{1}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。あなたが白のパーマネントをコントロールしている場合、上空からの視界をオーナーの手札に戻す。
- あなたが白のパーマネントをコントロールしている場合、《上空からの視界》は、解決の一部として、スタックからあなたの手札に移動する。それは墓地に行かない。あなたが白のパーマネントをコントロールしていない場合、《上空からの視界》は通常通りスタックから墓地に置かれる。
- 《上空からの視界》が何らかの理由(対象が不適正になる等)で打ち消された場合、効果はまったく発生しない。それは通常通り墓地に置かれる。
《衝合/Conflux》
{3}{W}{U}{B}{R}{G}
ソーサリー
あなたのライブラリーから、白のカード1枚と青のカード1枚と黒のカード1枚と赤のカード1枚と緑のカード1枚を探す。それらのカードを公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
- カードを5枚すべて選ばなければいけないわけではない。
- 《衝合》により多色カードを見つけることができる。例えば、白のカードを見つける場合、カードが多色であっても、その色のうち1色が白なら見つけることができる。そのカードが実際に何色であるかは、他のカードを見つけることに影響しない。例えば、白カードとして白青カードを見つけた場合でも、さらに青カードとして別な白青カードを見つけることができる。
《崇敬の壁/Wall of Reverence》
{3}{W}
クリーチャー ― スピリット・壁
1/6
防衛、飛行
あなたのターンの終了時に、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれのパワーに等しい点数のライフを得てもよい。
- この能力は、「ターン終了時まで」の効果が消える前に誘発する。
《スフィンクスの召喚士/Sphinx Summoner》
{3}{U}{B}
アーティファクト・クリーチャー ― スフィンクス
3/3
飛行
スフィンクスの召喚士が場に出たとき、あなたは自分のライブラリーからアーティファクト・クリーチャー・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、公開してあなたの手札に加える。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
- あなたが見つけるカードは、アーティファクトでありクリーチャーである必要がある。
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/2
聖遺の騎士は、あなたの墓地にある土地カード1枚につき+1/+1の修整を受ける。
{T}, 森1つか平地1つを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
- 起動型能力のコストは、土地のサブタイプをチェックする。カード名ではない。基本でない土地であっても、その土地のサブタイプが森か平地であるかぎり、それを生け贄に捧げられる。
- 森か平地を生け贄に捧げることは、《聖遺の騎士》の起動型能力のコストの一部である。生け贄に捧げる土地があなたの墓地に置かれるとすると、コストが支払われた段階で新たな土地が墓地に置かれ、《聖遺の騎士》の1つ目の能力によりさらなる+1/+1の修整が与えられる。コストの支払いには(《ショック/Shock》等で)対応できない。
- 《聖遺の騎士》の起動型能力はあらゆる土地を探してくることができる。基本土地カードにかぎられない。
《聖遺の塔/Reliquary Tower》
土地
あなたの手札の上限はなくなる。
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
- 複数の効果が手札の最大枚数に影響する場合、それらをタイムスタンプ順に適用する。例えば、《有り余る無/Null Profusion》(手札の上限を2にするエンチャント)が場に出て、その後に《聖遺の塔/Reliquary Tower》が場に出た場合、手札の上限はなくなる。しかし、これらのパーマネントが逆の順で場に出たら、あなたの手札の上限が2枚になる。
《世界心のフェニックス/Worldheart Phoenix》
{3}{R}
クリーチャー ― フェニックス
2/2
飛行
あなたは世界心のフェニックスのマナ・コストを支払うのではなく{W}{U}{B}{R}{G} を支払うことで、それをあなたの墓地からプレイしてもよい。そうした場合、それは+1/+1カウンターが2個置かれた状態で場に出る。
- 《世界心のフェニックス》を墓地から代替コストでプレイする場合でも、それをプレイできるタイミングは変わらない。それはあなたがクリーチャー呪文をプレイできる時のみプレイできる。
- これにより《世界心のフェニックス》をプレイした場合、それは呪文であり、打ち消すことができる。
- 墓地の《世界心のフェニックス》をプレイし始めた段階で、そのカードはスタックに移動する。この時点では、対戦相手はすでにそれを墓地から取り除くことによって防ぐことはできない。
《セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist》
{2}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ウィザード
2/2
セドラクシスの錬金術師が場に出たとき、あなたが青のパーマネントをコントロールしている場合、土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
- この能力は選択可能ではない。《セドラクシスの錬金術師》が場に出たとき、あなたが青のパーマネントをコントロールしていて、他のプレイヤーが土地でないパーマネントをコントロールしていない場合、あなたはあなたがコントロールする土地でないパーマネント1つを対象としなくてはいけない。
《大食のドラゴン/Voracious Dragon》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
4/4
飛行
貪食 1 (これが場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーはその数に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。)
大食のドラゴンが場に出たとき、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。大食のドラゴンはそれに、自身が貪食したゴブリンの数の2倍に等しい点数のダメージを与える。
- 《大食のドラゴン》は、ゴブリンに限らず、あらゆるタイプのクリーチャーを貪食できる。
- 「自身が貪食したゴブリンの数」とは「自身が場に出るに際し、貪食の結果として生け贄に捧げたゴブリンの総数」を意味する。《大食のドラゴン》が貪食した各クリーチャーにつき、この能力は、最後に場にあった時点でそのクリーチャーのクリーチャー・タイプのうち最低一つがゴブリンであったかをチェックする。
《大祖始/Progenitus》
{W}{W}{U}{U}{B}{B}{R}{R}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― ハイドラ・アバター
10/10
プロテクション(すべて)
大祖始がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに大祖始を公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- “プロテクション(すべて)”は以下の意味である。
- 《大祖始》はブロックされない。
- 《大祖始》はエンチャントされることも装備することもない。
- 《大祖始》は呪文や能力の対象にならない。
- 《大祖始》に与えられるダメージはすべて軽減される。
- 《大祖始》は、対象も取らずダメージも与えない効果の影響を受ける(《神の怒り/Wrath of God》等)。
《魂の威厳/Soul's Majesty》
{4}{G}
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それのパワーに等しい枚数のカードを引く。
- 《魂の威厳》はクリーチャーのみを対象とする。《魂の威厳》の解決時にそのクリーチャーが不適正な対象になっていた場合、呪文全体が打ち消される。あなたはカードを引かない。
《断片の収斂/Shard Convergence》
{3}{G}
ソーサリー
あなたのライブラリーから、平地カード1枚と島カード1枚と沼カード1枚と山カード1枚を探す。それらのカードを公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
- カードを4枚すべて選ばなければいけないわけではない。
- 《断片の収斂》は、カードが平地や島や沼や山のサブタイプを持つかをチェックする。カード名ではない。これにより、該当するサブタイプを持つ基本でない土地を見つけることができる。
- 《断片の収斂》により“二重地形”を見つけてよい。例えば、平地カードを見つける場合、それが2つ目のサブタイプを持っていてもかまわない。そのカードが実際にどのサブタイプを持っているかは、他のカードを見つけることに影響しない。例えば、平地カードとして《神聖なる泉/Hallowed Fountain》(サブタイプが平地と島)を見つけた場合、島カードとして別な《神聖なる泉/Hallowed Fountain》を見つけることができる。
《血の暴君/Blood Tyrant》
{4}{U}{B}{R}
クリーチャー ― 吸血鬼
5/5
飛行、トランプル
あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーは1点のライフを失う。これにより失われたライフ1点につき、血の暴君の上に+1/+1カウンターを1個置く。
プレイヤーが1人ゲームに敗北するたび、血の暴君の上に+1/+1カウンターを5個置く。
- 《血の暴君》の2つ目の能力は、そのコントローラーを含む各プレイヤーに影響する。《血の暴君》は、自身にいくつの+1/+1カウンターを置くかを決める際に、自分を含む各プレイヤーのライフの喪失を数える。
- 《血の暴君》の3つの目の能力は、プレイヤーが負けた理由を問わない。これには、状況起因効果による敗北(ライフが0以下、空のライブラリーからカードを引こうとした、毒が10個)、呪文や能力によるゲームの敗北、ジャッジがプレイヤーに与えたゲームの敗北のペナルティ等が含まれる。
- 影響範囲制限のある多人数戦(大乱闘戦等)において、呪文や能力によりあなたがゲームに勝利する場合、代わりにあなたの影響範囲にあるすべての対戦相手がゲームに敗北する。これは、《血の暴君》の3つの目の能力が誘発する別な状況である。
《テレミンの演技/Telemin Performance》
{3}{U}{U}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを一番上から、クリーチャー・カードが公開されるまで公開し続ける。そのプレイヤーは、これにより公開されたすべてのクリーチャーでないカードを自分の墓地に置き、その後あなたはそのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で場に出す。
- 対象となった対戦相手のライブラリーにクリーチャー・カードが無い場合、そのプレイヤーはライブラリー全体を自分の墓地に置く。
《毒のイグアナール/Toxic Iguanar》
{R}
クリーチャー ― トカゲ
1/1
毒のイグアナールは、あなたが緑のパーマネントをコントロールしているかぎり接死を持つ。(それがいずれかのクリーチャーにダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。)
- 《毒のイグアナール》が接死を持つかどうかは、それがダメージを与えたとき(すなわり、戦闘ダメージを解決したとき、あるいはそれがダメージを与える呪文や能力が解決されたとき)にのみ関係する。例えば、あなたがコントロールしている唯一の緑のパーマネントがクリーチャーで、《毒のイグアナール》がダメージを与えたのと同時にそれが致死ダメージを受けた場合、接死能力は誘発し、《毒のイグアナール》がダメージを与えたクリーチャーは破壊される。
《ナカティルの狩り群れ/Nacatl Hunt-Pride》
{5}{W}
クリーチャー ― 猫・戦士
5/4
警戒
{R}, {T}:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
{G}, {T}:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それは可能ならブロックする。
- ブロック・クリーチャーが宣言された後にいずれかの能力がプレイされた場合でも、ブロックされている事実は変わらない。
- あなたが《ナカティルの狩り群れ》で攻撃した場合、ブロック・クリーチャーが宣言される前に、いずれか片方の能力をプレイする機会がある。
《ナカティルの野人/Nacatl Savage》
{1}{G}
クリーチャー ― 猫・戦士
2/1
プロテクション(アーティファクト)
- “プロテクション(アーティファクト)”は以下の意味である。
- 《ナカティルの野人》はアーティファクト・クリーチャーによってブロックされない。
- 《ナカティルの野人》は装備しない。同様に、何らかの理由でエンチャントであると同時にアーティファクトでもあるオーラによってエンチャントされない。
- 《ナカティルの野人》はアーティファクトを発生源とする能力の対象にならない。
- 《ナカティルの野人》に与えられる、アーティファクトを発生源とするダメージはすべて軽減される。
《成金、グヮファ・ハジード/Gwafa Hazid, Profiteer》
{1}{W}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・ならず者
2/2
{W}{U}, {T}:あなたがコントロールしていないクリーチャー1対を対象とし、それの上に賄賂カウンターを1つ置く。それのコントローラーはカードを1枚引く。
賄賂カウンターが置かれているクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
- 《成金、グヮファ・ハジード》が場を離れても、賄賂カウンターはそのまま残る。ただし、《成金、グヮファ・ハジード》が場にいなければ、賄賂カウンターを置かれたクリーチャーは通常通り攻撃もブロックもできる。他の《成金、グヮファ・ハジード》が場に出た場合、それの能力は、異なる《成金、グヮファ・ハジード》が置いた賄賂カウンターを含むあらゆる賄賂カウンターがおかれたクリーチャーに影響する。
- 賄賂カウンターが置かれているクリーチャーは、攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーとして宣言することができない。しかし、すでに攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーとして宣言されているクリーチャーに賄賂カウンターが置かれても、そのクリーチャーはその戦闘では攻撃やブロックを続ける。
《肉組み/Fleshformer》
{2}{B}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
{W}{U}{B}{R}{G}:クリーチャー1体を対象とする。肉組みはターン終了時まで+2/+2の修整を受けるとともに畏怖を得る。そのクリーチャーはターン終了時まで−2/−2の修整を受ける。この能力は、あなたのターンにのみプレイできる。
- 《肉組み》の対象は、クリーチャーだけである。《肉組み》の能力の解決時にそのクリーチャーが不適正な対象になっていた場合、能力全体が打ち消される。《肉組み》は+2/+2の修整を受けず、畏怖も得ない。
- 《肉組み》は自身を能力の対象にできる。その結果として、《肉組み》は単に畏怖を得る。効果の+2/+2と−2/−2が帳消しになるからである (ただし、《肉組み》のパワーとタフネスは瞬間的に+2される。これは、何らかの事情により意味がある場合がある)。
《ニクサシッド/Nyxathid》
{1}{B}{B}
クリーチャー ― エレメンタル
7/7
ニクサシッドが場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
ニクサシッドは、選ばれたプレイヤーの手札にあるカード1枚につき−1/−1の修整を受ける。
- 《ニクサシッド》は、選ばれたプレイヤーが《ニクサシッド》のコントローラーの対戦相手でなくなっても、そのプレイヤーの手札の枚数を追い続ける (これは、そのプレイヤーが《ニクサシッド》のコントロールを得た場合等に起こりえる)。
- 多人数ゲームにおいて、選ばれたプレイヤーがゲームを離れた場合、《ニクサシッド》の2つ目の能力は単純に何もしない。
- 《ニクサシッド》の2つの能力は関連している。2つ目の能力は、1つ目の能力によって選ばれたプレイヤーのみを参照する。他のクリーチャーが(《鏡編み/Mirrorweave》等によって)《ニクサシッド》のコピーになった場合、2つ目の能力は何もしない。1つ目の能力によりプレイヤーが選ばれていないからである。これは、そのクリーチャーが場に出るに際し、別な能力によりプレイヤーが選ばれていたとしても正しい。
- 1つの呪文や能力により、選ばれたプレイヤーがカードを引いた後にカードを捨てる場合、《ニクサシッド》のパワーとタフネスは、その呪文や能力の解決にしたがって変わる。例えば、選ばれたプレイヤーの手札に5枚のカードがあり、ある呪文によりそのプレイヤーが2枚カードを引いて2枚カードを捨てる場合、《ニクサシッド》は最初は2/2で、次に1/1になり、0/0になり、最後に2/2になる。これは、カードを引く行動は1枚ずつ実行するが、複数枚のカードを捨てることは一度に行うことによる。呪文の解決中に《ニクサシッド》のタフネスは一時的に0になるが、それが状況起因効果でオーナーの墓地に置かれることはない。状況起因効果は呪文の解決が終わるまでチェックされないからである。
《納骨蔵のワーム/Charnelhoard Wurm》
{4}{B}{R}{G}
クリーチャー ― ワーム
6/6
トランプル
納骨蔵のワームがいずれかの対戦相手にダメージを与えるたび、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
- 《納骨蔵のワーム》が致死ダメージを受けると同時に対戦相手にダメージを与えた場合、《納骨蔵のワーム》は、その能力をスタックに置く段階で墓地にある。この場合、自身の能力で自身を対象にできる。
《爆発する境界/Exploding Borders》
{2}{R}{G}
ソーサリー
版図 ― プレイヤー1人を対象とする。あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。爆発する境界は、そのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
- 呪文の実行は、そこに書かれている順番で行う。したがって、まずあなたは新たな土地を場に出し、その後にXの値を決める。
- 《爆発する境界》は、土地を場に出せなくてもダメージを与える。
- 《爆発する境界》の対象は、プレイヤーだけである。《爆発する境界》の解決時にそのプレイヤーが不適正な対象になっていた場合、呪文全体が打ち消される。基本土地を探してくることはできない。
《パレオロス/Paleoloth》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
5/5
他のパワーが5以上のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で場に出るたび、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
- 《パレオロス》と他のパワーが5以上のクリーチャーが同時にあなたのコントロール下で場に出た場合、《パレオロス》の能力は誘発する。
《避難所の印/Mark of Asylum》
{1}{W}
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーに与えられるすべての戦闘でないダメージを軽減する。
- “戦闘でないダメージ”とは、呪文や能力により与えられるダメージのことである (まれな例として、《戦争の言葉/Words of War》のように、あるゲームの行動の結果として戦闘でないダメージが与えられることもある)。
《不安定な地平線/Unstable Frontier》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
{T}:あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ1つの基本土地タイプになる。
- 能力の解決時に、どの基本土地タイプにするかを選ぶ。
- 影響を受けた土地は、現在の土地タイプと、書かれている能力を失う。それは選ばれた基本土地タイプになり、タップしてそれに該当する色のマナ1点を生み出す能力を持つ。《不安定な地平線》は、適用された土地のカード名や、それが伝説であるか、それが基本であるかなどを変更しない。
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに、いずれかの対戦相手がコントロールする土地が生み出すことのできる色1色のマナ1点を加える。
- マナの色は、白、青、黒、赤、緑のいずれかである。《風変わりな果樹園》は、たとえ対戦相手が無色のマナを生み出す土地をコントロールしていたとしても、タップして無色マナを生み出すことはできない。
- 《風変わりな果樹園》は対戦相手がコントロールする土地のすべてのマナを生み出す能力をチェックするが、そのコストはチェックしない。例えば、《鮮烈な岩山/Vivid Crag》は「{T}, 鮮烈な岩山から蓄積カウンターを1個取り除く:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。」の能力を持っている。対戦相手が《鮮烈な岩山/Vivid Crag》を、あなたが《風変わりな果樹園》をコントロールしている場合、あなたは《風変わりな果樹園》をタップして、好きな色のマナを生み出せる。《鮮烈な岩山/Vivid Crag》に蓄積カウンターが置かれているかどうかや、それがアンタップ状態であるかどうかは問われない。
- 対戦相手の土地がどの色のマナを生み出すかを決定する時点で、《風変わりな果樹園》はそれらの土地のマナ能力に適用されるあらゆる置換効果(《汚染/Contamination》等)を考慮に入れる。それが複数ある場合、可能である望む順番で考慮してよい。
- 《風変わりな果樹園》は、対戦相手の土地が生み出すマナに関する制限や追加効果(《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》や《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》等)を無視する。それがチェックするのはマナの色だけである。
- 他の土地が“生み出すことのできる”マナを生み出す土地は、別な土地により何らかのタイプのマナを生み出すことができるようになるまで、互いに互いを助け合うことはできない。例えば、あなたが《風変わりな果樹園》をコントロールし、対戦相手が《風変わりな果樹園》と《反射池/Reflecting Pool》をコントロールしている場合、これらの土地のマナ能力をプレイしても、いかなるマナも生み出されない。一方で、あなたが森と《風変わりな果樹園》をコントロールしていて、対戦相手が《風変わりな果樹園》と《反射池/Reflecting Pool》をコントロールしている場合、これらの土地はそれぞれタップして{G}を生み出すことができる。対戦相手の《風変わりな果樹園》は、あなたが森をコントロールしているので{G}を生み出すことができる。あなたの《風変わりな果樹園》と対戦相手の《反射池/Reflecting Pool》は、対戦相手の《風変わりな果樹園》が{G}を生み出すことができるので、{G}を生み出すことができる。
《腐敗した根/Corrupted Roots》
{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(森か平地)
エンチャントされている土地がタップ状態になるたび、それのコントローラーは2点のライフを失う。
- 《腐敗した根》は森か平地にのみエンチャントできる。それはエンチャントされている土地のサブタイプをチェックする。カード名ではない。エンチャントされている土地がいずれかの時点で森でも平地でもなくなった場合(《不安定な地平線/Unstable Frontier》の効果等)、《腐敗した根》は状況起因効果でオーナーの墓地に置かれる。
- 《腐敗した根》はエンチャントされた土地がタップされた理由を問わない。その土地がいかなる理由であってもアンタップ状態からタップ状態になった場合、能力は誘発する。
《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
{4}{U}{B}{B}{R}
プレインズウォーカー ― ボーラス
5
[+3]:クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
[-2]:クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。
[-9]:プレイヤー1人を対象とする。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラスはそのプレイヤーに7点のダメージを与える。そのプレイヤーはカードを7枚捨て、その後、パーマネントを7つ生け贄に捧げる。
- コントロール変更能力の効果には期限がない。ゲームが終わるか、そのクリーチャーが場を離れるかするまで効果は残る。ただし、別なコントロール変更効果がそれを上書きすることはある。
- 《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》の3つ目の能力によるダメージが軽減されたり移し変えられたりしても、効果の残りの部分は対象となったプレイヤーに適用される。
《浮浪する耕し獣/Vagrant Plowbeasts》
{5}{G}{W}
クリーチャー ― ビースト
6/6
{1}:パワーが5以上のクリーチャー1体を対象とし、それを再生する。
- この能力は、対象となったクリーチャーのパワーを、能力のプレイ時と解決時にのみチェックする。これによる再生の盾は、それが破壊される時点でそのクリーチャーのパワーがいくつであっても機能する。
《ヘドロの徘徊者/Sludge Strider》
{1}{W}{U}{B}
アーティファクト・クリーチャー ― 昆虫
3/3
他のアーティファクトが1つあなたのコントロール下で場に出るかあなたがコントロールする他のアーティファクトが1つ場を離れるかするたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは{1}を支払ってもよい。そうした場合、そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
- 《ヘドロの徘徊者》と他のアーティファクトが同時にあなたのコントロール下で場に出た場合、《ヘドロの徘徊者》の能力は誘発する。同様に、あなたがコントロールする《ヘドロの徘徊者》と他のアーティファクトが同時に場を離れた場合、《ヘドロの徘徊者》の能力は誘発する。
- あなたのコントロール下でタフネスが0のアーティファクト・クリーチャーが場に出た場合、《ヘドロの徘徊者》の能力は、場に出てきたときに1回、墓地に置かれたときに1回の合計2回誘発する。どちらの能力も、タフネスが0のクリーチャーが状況起因効果で墓地に置かれた後でスタックに置かれる。
《ヘルカイトの雛/Hellkite Hatchling》
{2}{R}{G}
クリーチャー ― ドラゴン
2/2
貪食 1 (これが場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーはその数に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。)
ヘルカイトの雛は、それがクリーチャーを貪食していた場合、飛行とトランプルを持つ。
- 《ヘルカイトの雛》は、それが場に出るに際する貪食能力の結果として、少なくとも1体のクリーチャーを生け贄に捧げていた場合、飛行とトランプルを持つ。何らかの理由でそれの上の+1/+1カウンターが取り除かれても、それはその能力を持ったままである。
- 他のクリーチャーが《ヘルカイトの雛》のコピーになった場合(《鏡編み/Mirrorweave》等)、2つ目の能力は、そのクリーチャーが場に出るに際しクリーチャーを貪食していたかどうかをチェックする。元の《ヘルカイトの雛》ではない。
《骨組み溶かし/Molten Frame》
{1}{R}
インスタント
アーティファクト・クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
サイクリング {2} ({2}, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
- アーティファクトでありクリーチャーであるパーマネントは、すべて《骨組み溶かし》の適正な対象である。
《本能の制御/Controlled Instincts》
{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(赤か緑のクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《本能の制御》はアンタップ状態のクリーチャーにエンチャントすることができる。
- 《本能の制御》は、赤か緑のクリーチャーにのみエンチャントできる。エンチャントされているクリーチャーがいずれかの時点で赤でも緑でもなくなった場合、《本能の制御》は状況起因効果でオーナーの墓地に置かれる。
《マトカの暴動者/Matca Rioters》
{2}{G}
クリーチャー ― 人間・戦士
*/*
版図 ― マトカの暴動者のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
- 《マトカの暴動者》の能力は“特性定義能力”である。それはあらゆる領域で適用される。
《マルフェゴール/Malfegor》
{2}{B}{B}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― デーモン・ドラゴン
6/6
飛行
マルフェゴールが場に出たとき、あなたの手札を捨てる。各対戦相手は、これによりあなたが捨てたカード1枚につきクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
- この能力は選択可能ではない。相手がコントロールしているクリーチャーの数に関係なく、あなたは手札をすべて捨てなければいけない。
- あなたが手札を捨て、各対戦相手が生け贄に捧げなければいけないクリーチャーの数が決まった後、各対戦相手は、現在のターンプレイヤーから最も早くターンが来る順にどのクリーチャーを生け贄に捧げるかを決め、その後、選ばれたすべてのクリーチャーを同時に生け贄に捧げる。
《惨めな食事/Wretched Banquet》
{B}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それのパワーが場のクリーチャーの中で最も小さいか最も小さい値に等しい場合、それを破壊する。
- 《惨めな食事》は、あらゆるクリーチャーを対象にできる。そのクリーチャーのパワーは、《惨めな食事》の解決の際にチェックする。その時点で、対象となったクリーチャーよりもパワーの小さい他のクリーチャーがいた場合、《惨めな食事》は何もしない。
《無秩序の点火/Ignite Disorder》
{1}{R}
インスタント
望む数の白か青のクリーチャーを対象とする。無秩序の点火はそれらに、3点のダメージを好きなように割り振って与える。
ダメージの割り振りは、《無秩序の点火》のプレイ時に宣言する。解決時ではない。それぞれの対象には、最低1点のダメージを割り振らなければいけない。
《メグロノス/Meglonoth》
{3}{R}{G}{W}
クリーチャー ― ビースト
6/6
警戒、トランプル
メグロノスがクリーチャーを1体ブロックするたび、メグロノスはそのクリーチャーのコントローラーに、メグロノスのパワーに等しい点数のダメージを与える。
- 《メグロノス》のパワーは、誘発型能力の解決までチェックしない。
- 《メグロノス》の能力の誘発後、解決前にそれが場を離れた場合、ダメージの点数は、それが最後に場にいた段階でのパワーに等しい。
- 《メグロノス》が何らかの方法で複数のクリーチャーをブロックした場合、能力はブロックした各クリーチャーにつき1回ずつ誘発する。
《燃えさしの織り手/Ember Weaver》
{2}{G}
クリーチャー ― 蜘蛛
2/3
到達 (これは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
あなたが赤のパーマネントをコントロールしているかぎり、燃えさしの織り手は+1/+0の修整を受けるとともに先制攻撃を持つ。
- 《燃えさしの織り手》が先制攻撃を持つかどうかは、通常戦闘ダメージ・ステップの開始の段階で、このターンにまだ先制攻撃戦闘ダメージ・ステップが実行されていない場合にのみ関係してくる。その時点で、あなたのいずれかのクリーチャーが先制攻撃を持っている場合、先制攻撃戦闘ダメージ・ステップが発生する。
- その時点で《燃えさしの織り手》が先制攻撃を持っている場合、それは(ダメージが実際に与えられる前にそれが先制攻撃を失ったとしても)そのステップ中に戦闘ダメージを割り振って与え、通常戦闘ダメージ・ステップには戦闘ダメージを与えない。
- その時点で《燃えさしの織り手》が先制攻撃を持っていない場合、それは(ダメージが実際に与えられる前にそれが先制攻撃を得たとしても)通常戦闘ダメージ・ステップに戦闘ダメージを割り振って与える。
《黙示録のハイドラ/Apocalypse Hydra》
{X}{R}{G}
クリーチャー ― ハイドラ
0/0
黙示録のハイドラは、X個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。Xが5以上である場合、それは追加のX個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。
{1}{R}, 黙示録のハイドラから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。黙示録のハイドラはそれに1点のダメージを与える。
- 例えば、Xが4である場合、《黙示録のハイドラ》は+1/+1カウンターが4個置かれた状態で場に出る。しかし、Xが5である場合、それは+1/+1カウンターが10個置かれた状態で場に出る。
- 最初の能力は、あなたが選んだXの値をチェックする。実際に支払われたマナの点数ではない。
《闇の感情/Dark Temper》
{2}{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。闇の感情はそれに2点のダメージを与える。あなたが黒のパーマネントをコントロールしている場合、代わりにそれを破壊する。
- 《闇の感情》は自己置換効果を持っている。これは、他の軽減や置換効果が適用される前に適用される。《闇の感情》の解決の際にあなたが黒のパーマネントをコントロールしている場合、それはまったくダメージを与えず(したがってダメージ軽減や移し変え効果は意味がない)、単に対象となったクリーチャーを破壊する。
《竜魂の騎士/Dragonsoul Knight》
{2}{R}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/2
先制攻撃
{W}U}{B}{R}{G}:ターン終了時まで、竜魂の騎士はドラゴンになり、+5/+3の修整を受けるとともに飛行とトランプルを得る。
- 《竜魂の騎士》の起動型能力を解決するとき、《竜魂の騎士》は他の能力に加えて飛行とトランプルを得る。ただし、ドラゴンになることにより、それは他のクリーチャー・タイプを失う。それは人間でも騎士でもない。
- ブロック・クリーチャーが宣言された後に《竜魂の騎士》に飛行を与えても、ブロックされている事実は変わらない。
- 《竜魂の騎士》の能力を、1ターンに複数回使うことができる。2回目が解決されるとき、《竜魂の騎士》が新たに+5/+3の修整を受ける以外には、特に目に見える効果は無い。
《流刑への道/Path to Exile》
{W}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。それのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのプレイヤーはそのカードをタップ状態で場に出し、自分のライブラリーを切り直す。
- 《流刑への道》の対象となったクリーチャーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、呪文全体が打ち消される。そのクリーチャーのコントローラーが基本土地を探してくることはできない。
《練達の変成者/Master Transmuter》
{3}{U}
アーティファクト・クリーチャー ― 人間・工匠
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{U}, {T}, あなたがコントロールするアーティファクト1つをオーナーの手札に戻す:あなたは、あなたの手札にあるアーティファクト・カード1枚を場に出してもよい。
- あなたがコントロールするアーティファクト1つをオーナーの手札に戻すことは、《練達の変成者》の能力の起動コストの一部である。コストの支払いには(《帰化/Naturalize》等で)対応できない。
- 《練達の変成者》がアーティファクトであるため、《練達の変成者》自身を手札に戻してもよい。そうした場合でも、能力の残りの部分は通常通り機能する。
- 能力の解決時に場に出すアーティファクト・カードは、コストとして手札に戻したカードであってもかまわない。そうした場合、それは以前の存在とは関係の無い、新たなオブジェクトとして場に戻る。
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