未来予知 よくある質問集
Compiled by Mark L. Gottlieb, with contributions from Laurie Cheers, Jeff Jordan, and Lee Sharpe
最終更新日:07/03/25
未来予知 プレリリース・トーナメント:07/04/21-22
未来予知 公式発売日:07/05/04
未来予知は、2007年5月20日から認定構築戦で使用可能。
未来予知のカードは、全180種類(コモン60、アンコモン60、レア60)。
このFAQは3つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しいメカニズムや概念について説明している。第2章(カード別注釈)では、それぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で最も重要なものへの回答を記載している。
カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。すべてのカードが公開されているわけではない。
一般注釈
「タイムシフト」カード
未来予知には「タイムシフト」カードが含まれているが、それらは時のらせんや次元の混乱のタイムシフトカードとは異なっている。
未来予知の各タイムシフトカードは、理論上ありうる未来のマジックのセットから「逆再録」したカードである。これらのカードは独自のカード枠を持っている。それらは独自のレア度を持たず、未来予知の“通常の”カードと混ざり合っている。各ブースターパックに複数枚のタイムシフトカードが入っているが、その枚数は様々である。
すべてのタイムシフトカードの枠の左上には、カードのタイプを示すアイコンが描かれている。複数のタイプを持つカードには、すべて“複数タイプ”を示す同一のアイコンがある。クリーチャー・カードの中には固有の印刷された能力を持たないためにテキスト欄が無いものがあるが、これらのクリーチャーも通常と同様に能力を得ることができる。
新キーワードメカニズム
未来予知のカードは、来年、ではなくてこの先百年間のマジックの進化をまたにかけているため、キーワード能力も大変なことになっている。その内の多くはすでにおなじみのものだ。いくつかは、古いカードの働きに応じてオラクル表記に影響することになる。1〜2枚のカードのみに採用されている新キーワード能力もある。この場合、当該のルールは「カード別注釈」の項目に書かれている。
サイクル:「壮大」を持つ伝説のクリーチャー
「壮大」は、ルール上の意味を持たない能力語である。これは5枚の伝説のクリーチャーのサイクルに書かれている。
《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
{2}{R}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
4/3
飛行、速攻
壮大 ― 他の「刃の翼タロックス」という名前のカードを1枚捨てる:刃の翼タロックスはターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは自身のパワーに等しい。
- 壮大能力は、それを持つクリーチャーが場にある間にのみプレイできる。この能力をプレイするには、同じ名前の異なるカードを捨てなければいけない。
サイクル:“契約”
未来予知には、カード名に“契約”という語を含むインスタントのサイクルがある。それぞれのマナ・コストは{0}で、いずれもあなたの次のアップキープの開始時にマナを支払わないかぎりゲームに敗北するという遅延誘発型能力を生み出す。
《仲裁の契約/Intervention Pact》
{0}
インスタント
仲裁の契約は白である。
このターン、次にあなたが選んだいずれかの発生源1つがあなたに与えるダメージをすべて軽減し、0にする。あなたはこれにより軽減されたダメージに等しい点数のライフを得る。
あなたの次のアップキープの開始時に、{1}{W}{W}を支払う。そうしない場合、あなたはこのゲームに敗北する。
- これらの各カードは、それが何色であるかを決定する特性定義能力を持つ。これらの能力はあらゆる領域で効果がある。
- “契約”が打ち消された場合、いずれもまったく効果を発揮しない――これには遅延誘発型能力を含む。
- あなたの次のアップキープの開始時にマナを支払うことは選択可能ではない。ただし、マナを生み出すためにマナ能力をプレイすることは選択可能である。この効果で土地をタップすることは強制されないが、マナ・プールにすでに生み出したマナがある場合は、そのマナを消費することを強制される。
- 《白金の天使/Platinum Angel》や《天使の嗜み/Angel's Grace》といったカードの効果はゲームの敗北の効果を防ぐ。
- 《逆説のもや/Paradox Haze》にエンチャントされているプレイヤーが、自分の最初のアップキープ中に“契約”をプレイした場合、遅延誘発型能力はそのターンの2つ目のアップキープの開始時に誘発する。
サイクル:スペルシェイパー
未来予知には6枚のスペルシェイパーのサイクルがある。これらのスペルシェイパーは、過去にあったクリーチャーを真似たクリーチャー・トークンを生み出す。(もっとも、うち1枚が生み出すクリーチャーは……未来からだ!)
《ラノワールの助言者/Llanowar Mentor》
{G}
クリーチャー ― エルフ・スペルシェイパー
1/1
{G}, {T}, カードを1枚捨てる:「ラノワールのエルフ」という名前の「{T}:あなたのマナ・プールに{G}を加える。」を持つ緑の1/1のエルフ・ドルイド・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 1つの例外を除き、これらのスペルシェイパーが作りだしたトークンは、これまでに存在するクリーチャーと同じ名前を持っている。これらのトークンは多くの点で元の特性と同一のものを持っているが、完全なコピーというわけではない。最も違う点は、これらのトークンがマナ・コストを持たないことである(本物の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》のマナ・コストは{G}である)。
- 同名のパーマネントを参照する効果は、これらのトークンとオリジナルのカードを同一に扱う。例えば、《残響する衰微/Echoing Decay》が「ラノワールのエルフ」という名前のクリーチャー(オリジナル版でもトークン版でも)にプレイされた場合、「ラノワールのエルフ」という名前のクリーチャーはすべて(トークンであってもなくても)−2/−2の修整を受ける。
テーマ:待機の新たな展開
待機ルール自身に変更は無いが、このセットではこの能力を持ついくつかのカードで興味深いひねりが加えられている。
- 注意すべきことは、「待機状態である」とは、待機能力を持つカードがゲームから取り除かれていて、なおかつその上に時間カウンターが置かれていることを示す。その場合、待機の誘発型能力が誘発することになる。それがどういう理由でそうなったかは問わない。
- 待機能力を持つカードがゲームから取り除かれているが、その上に時間カウンターがおかれていない場合、それは「待機状態である」とはみなされない。
このセットには、待機能力を持ち、解決時に自分自身をゲームから取り除いて時間カウンターを置き、再び待機状態にする5枚のカードのサイクルがある。
《弧状の刃/Arc Blade》
{3}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧状の刃はそれに2点のダメージを与える。弧状の刃を、それの上に時間カウンターを3個置いた状態でゲームから取り除く。
待機 3―{2}{R}(これをあなたの手札からプレイするのではなく、{2}{R}を支払ってゲームから取り除き、その上に時間カウンターを3個置いてもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。)
- この呪文が打ち消されたとき、効果はまったく発揮されない。したがって、ゲームから取り除かれて時間カウンターが置かれることもない。
カードの中には、カードをゲームから取り除いた上で、それに待機を与えるものがある。
《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
{1}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
{2}, あなたの手札にある土地でないカードを1枚ゲームから取り除く:その取り除いたカードの上に時間カウンターを4個置く。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(あなたのアップキープの開始時に、そのカードから時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)
- 取り除かれたカードがすでに待機を持っている場合、それは時間カウンターが置かれた状態でゲームから取り除かれるが、追加の待機は得ない。取り除かれる際におかれる時間カウンターの数は、カードに表記されたものの代わりに効果により指定される。
- 呪文や能力によりカードに待機が与えられる場合、そのカードはゲームから取り除かれている間のみ待機を持つ。それが異なる領域に移った場合、ただちに異なるオブジェクトとなり待機を持たなくなる。
- いくつかのカードの組み合わせにより、待機状態の土地というものが発生する可能性がある。待機状態の土地がある場合、その土地を実際にプレイするまでの待機能力は通常通り誘発する。最後のカウンターが取り除かれたとき、3つの可能性がある。
- あなたのターンでない場合、あなたはこの土地をプレイできない。それはゲームから取り除かれたままである。
- あなたのターンであるが、すでに何らかの土地をプレイしている場合、あなたはこの土地をプレイできない。それはゲームから取り除かれたままである。
- あなたのターンであり、このターンに土地をプレイしていない場合、あなたはこの土地をプレイしなければいけない。ターンのどのタイミングであるかや、スタックが空であるかどうかは問わない。土地のプレイはスタックを用いない。その土地は、1ターンに土地のプレイが1枚だけという制限に数える。
テーマ:エンチャントのタップ
このセット内のエンチャントのいくつか(何枚かのオーラを含む)にはタップ能力がある。
《流動石の抱擁/Flowstone Embrace》
{1}{R}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
{T}:エンチャントされているクリーチャーはターン終了時まで+2/−2の修整を受ける。
- これまでにエンチャントがタップ能力を持ったことは無かったが、新たなルールは追加されない。この種類の能力は、そのエンチャントがアンタップ状態である場合にのみプレイできる。それはそのエンチャントが場に出たターンにプレイできる。そのエンチャントのタップはコストである。そのエンチャントは、それのコントローラーのアンタップ・ステップに、そのプレイヤーがコントロールする他のパーマネントと同様にアンタップする。
- パーマネントをタップしても、それにつけられているオーラ(や装備品)はタップされない。オーラをタップしても、それがつけられているパーマネントはタップされない。
再録キーワード行動:占術
占術は、フィフス・ドーンで登場したキーワード行動である。これは「生け贄に捧げる」や「再生する」と同様に「占術を行う」という形で書かれる。(マジック総合ルールの「キーワード行動」に関する項目は、5月1日に更新される予定。)
《卑しめる裁き/Judge Unworthy》
{1}{W}
インスタント
攻撃かブロックしているクリーチャー1体を対象とする。占術3を行い、その後あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。卑しめる裁きはそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のダメージをそのクリーチャーに与える。(占術3を行うには、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードをあなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
占術に関するルールは以下の通り。
501.9. 占術
501.9a 「占術Nを行う/Scry N」とは、あなたのライブラリーの一番上からN枚のカードを見て、それらのうち望む枚数のカードをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置き、残りをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置くことを意味する。
- カードに書かれた順番に行動を行うことに注意。占術を最後に行うものもある。占術を行ったうえで、他の行動を行うものもある(上記《卑しめる裁き》を参照)。
再録キーワード能力:変異
未来予知のセットには、変異を持つ非クリーチャー・カードが3枚ある。
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
変異 {2}(あなたはこれを、{3}を支払うことで、裏向きの2/2のクリーチャーとしてプレイしてもよい。いつでも変異コストを支払ってそれを表向きにすることができる。)
クリーチャーでない変異カードを扱うため(および、過去に出した裁定に対応するため)に、変異に関する一部のルールは更新される。変更される部分は以下の通り(3つ目の文は新規)。
502.26b 変異能力を使ってカードをプレイするには、それを裏向きにする。それは、テキストや名前やクリーチャー・タイプやエキスパンション・シンボルやマナ・コストを持たない2/2の裏向きのクリーチャー・カードとなる。(表側のカードの特性ではなく)これらの特性を持つカードのプレイに適用される効果や禁止事項は、このカードのプレイに適用される。これらの値はオブジェクトの特性のコピー可能な値である(rule 418.5〔継続的効果の相互作用〕およびrule 503〔オブジェクトのコピー〕参照)。それを(同一の特性を持つ裏向きの呪文として)スタックに置き、それのマナ・コストではなく{3}を支払う。これは、代替コストのルールに則って処理される。変異能力を持つカードを呪文としてプレイすることができる領域ならどの領域からでも、変異能力を使ってカードをプレイできる。その呪文が解決された時点で、それは呪文であった間と同じ特性をもったまま場に出る。変異の効果は、このパーマネントが裏向きである場合常に適用され、表向きになったときに終わる。
- 裏向きのカードのプレイの変更の中で重要な点は、カードをプレイし始めようとする手札の時点で、あたかもそのカードがすでに裏向きであるかのように扱うことである。それは手札にある段階で名前や色や能力やマナ・コストやサブタイプを持たないクリーチャー・カードであるかの用に扱われ、あなたはそのクリーチャー呪文を、それのマナ・コストではなく{3}を支払うことでプレイできる。もちろん、通常のカードとして表向きにプレイすることも可能である。
- あなたが《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を場に出している場合、あなたの手札のクリーチャー・カードは瞬速を持つ。あなたが変異を持つ非クリーチャー・カードを裏向きにプレイする場合、それが瞬速を持つかのようにプレイしてよい。あなたが変異を持つ非クリーチャー・カードを表向きにプレイする場合、それが通常プレイできるタイミングにのみそれをプレイできる。
- 《虚空石のガーゴイル/Voidstone Gargoyle》のようなカードが変異を持つ特定のカードのプレイを禁止している場合でも、あなたはそのカードを裏向きにプレイできる。
その他の変異を持つ非クリーチャー・カードの注意事項は以下の通り。
- 変異を持つ非クリーチャー・カードが表向きになった場合、ただちにクリーチャーでなくなる。それにつけられている装備品は外れる。それにつけることのできないオーラは外れる。その上に置かれているカウンターはそのままだが、何の効果も持たない場合もある。
- この手のパーマネントが戦闘中に表向きになった場合、それは戦闘から取り除かれる。割り当てられたそれからの戦闘ダメージは、そのまま与えられる。それに対して割り当てられた戦闘ダメージは、それがクリーチャーでなくなることにより与えられなくなる。
- オンスロートのカードのうちの3枚(《アフェットのルーン術士/Aphetto Runecaster》《エイヴンの遠見/Aven Farseer》《骨茨のヴァレスク/Bonethorn Valesk》)は、クリーチャーが表向きになるたびに誘発する誘発型能力を持っている。これらのカードは、パーマネントが表向きになるたびに誘発するように訂正される。それらは、未来予知のこの手のカードが表向きになった場合でも誘発する。
再録キーワード能力:サイクリングとタイプ・サイクリング
サイクリングは、最近ではオンスロートブロックで登場したキーワード能力である。基本的な能力には変更は無い。
タイプ・サイクリングは、これまでではスカージで登場した。そのときは、それは能力として(“沼サイクリング”のように)土地タイプのみを持っていたので、「土地サイクリング」と呼ばれていた。この能力は拡張され、他のサブタイプとも結びつけることができるようになった。そのため、名前もそれに合わせて変更になる。能力自体の動作に変更は無い。
サイクリングのルールの更新部分は以下の通り。
502.18. サイクリング
502.18a サイクリングは、サイクリング能力を持つカードがプレイヤーの手札にあるときにのみ機能する起動型能力である。「サイクリング [コスト]/cycling [コスト]」は、「[コスト], このカードを捨てる:カードを1枚引く。」ということを意味する。
502.18b サイクリング能力は、そのカードがプレイヤーの手札にあるときにのみプレイできるものであるが、それはそのオブジェクトが場やその他の領域にある間も存在し続ける。したがって、サイクリングを持つオブジェクトは、オブジェクトが1つ以上の能力を持つかどうかに依存する効果の影響を受ける。
502.18c サイクリングを持つカードの中には、サイクリングを行ったときに誘発する能力を持つものがある。「あなたが[このカード]をサイクリングしたとき/When you cycle [this card]」は、「あなたが[このカード]をサイクリング・コストとして捨てたとき」ということを意味する。これらの能力は墓地で誘発する。
502.18d タイプ・サイクリング能力は、サイクリング能力の一種である。「[サブタイプ]サイクリング [コスト]/[サブタイプ]cycling [コスト]」は「[コスト], このカードを捨てる:あなたのライブラリーから[サブタイプ]カードを1枚探し、公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。」ということを意味する。
502.18e いずれかのプレイヤーがカードをサイクリングすることで誘発するカードは、いずれかのカードがタイプ・サイクリングのコストとして捨てられたときにも誘発する。サイクリングを禁止する効果によって、カードのタイプ・サイクリング能力のプレイも禁止される。
新キーワード能力:絆魂
絆魂は、(《賛美されし天使/Exalted Angel》等の)すでにある能力に与えられた新たな名前である。絆魂に関するルールは以下の通り。
502.68. 絆魂
502.68a 絆魂は誘発型能力である。「絆魂/Lifelink」は「このパーマネントがダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る。」という意味である。
502.68b 1つのパーマネントに複数の絆魂能力がある場合、それぞれは別々に誘発する。
- この能力は、絆魂を持つパーマネントがダメージを与えるたびに誘発する。戦闘ダメージに限られない。
- これと一致する能力を持つ古いカードは、絆魂能力を持つように訂正される。
- 《魂の絆/Spirit Link》はそれがエンチャントしているクリーチャーに絆魂を与えるカードでないことに注意。絆魂能力は、そのクリーチャーのコントローラーがライフを得る能力である。《魂の絆/Spirit Link》は《魂の絆/Spirit Link》のコントローラーがライフを得る。
新キーワード:到達
到達は、《大蜘蛛/Giant Spider》などの「[このクリーチャー]は飛行を持つかのようにブロックできる」能力に置き換わるものである。飛行に関するルールもそれに伴い変更される。
飛行に関する公式ルールを、以下の通り改定する。
502.4. 飛行
502.4a 「飛行/Flying」は回避能力である。
502.4b 飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーによってブロックされない。飛行を持つクリーチャーは、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできる。(309「ブロック・クリーチャー指定ステップ」や502.70「到達」を参照。)
502.4c 1体のクリーチャーに複数の飛行能力があっても意味はない。
到達に関する公式ルールは以下の通り。
502.70. 到達
502.70a 「到達/Reach」は常在型能力である。
502.70b 飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーによってブロックされない。(309「ブロック・クリーチャー指定ステップ」や502.4「飛行」を参照。)
502.70c 1体のクリーチャーに複数の到達能力があっても意味はない。
- 《大蜘蛛/Giant Spider》の能力を持ったり与えたりするカードは、その能力を到達に置き換えるように訂正される。
- 飛行を持つクリーチャーと《大蜘蛛/Giant Spider》などのクリーチャーとの間の相互関係は変わらない。
- カードの中には、相互関係が変わってくるカードが存在する。
- 到達を持つ(飛行を持たない)クリーチャーは、「飛行を持つクリーチャー以外にはブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックできなくなる。これは、それらのクリーチャーが単純に飛行を持っていない(そして、今後は飛行を持っているかのようには扱わない)ことによる。この変更により影響を受けるカードは、《エルフの騎手/Elven Riders》《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》《樹上の篭手/Treetop Bracers》《樹上のレインジャー/Treetop Rangers》《樹上の斥候/Treetop Scout》である。
- 同様の理由により、到達を持つ(飛行を持たない)クリーチャーは、「飛行を持つクリーチャーにはブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックできる。この変更により影響を受けるカードは、《塵の光冠/Dust Corona》《羽虫小路の忍び寄る者/Gnat Alley Creeper》《大いなる石の精/Greater Stone Spirit》《Storm Spirit》である。
- 《タールルームの笛吹き/Talruum Piper》の「飛行を持ち、なおかつ、タールルームの笛吹きをブロックできるすべてのクリーチャーは、タールルームの笛吹きをブロックしなければならない。」という能力は、到達を持つクリーチャーのブロックを強制しない。
新キーワード能力:被覆
被覆能力は、以前からある能力に新たなキーワードがついたものである。被覆に関するルールは以下の通り。
502.36. 被覆
502.36a 被覆は常在型能力である。「被覆/Shroud」は「このパーマネントやプレイヤーは呪文や能力の対象にならない。」という意味である。
502.36b 1つのパーマネントや1人のプレイヤーに複数の被覆能力があっても意味はない。
- これと一致する能力を持つ古いカードは、被覆能力を持つように訂正される。
- この能力と似た能力、例えば「[このクリーチャー]はあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」などは訂正されない。
- オンスロートの《真実の信仰者/True Believer》のようなカードは、プレイヤーに被覆を与える。
新カード・タイプ:部族
「部族/Tribal」は新しい(“クリーチャー”や“インスタント”のような)タイプである。カード・タイプ“部族”に関するルールは以下の通り。
212.8. 部族
212.8a 各部族カードは他のカード・タイプを持つ。部族カードのプレイや解決は、その他のタイプのプレイや解決のルールに従う。
212.8b 部族のサブタイプは必ず1単語であり、長いダッシュに続いて並べられている。「部族エンチャント ― レベル・オーラ」では、「レベル」が部族のサブタイプである。部族サブタイプの一覧はクリーチャーのサブタイプの一覧と同一である。これらのサブタイプは「クリーチャー・タイプ」と呼ばれる。部族には複数のサブタイプがあることもありうる。
- オンスロートの《人工進化/Artificial Evolution》は、部族のクリーチャー・タイプを書き換えられる。
- クリーチャー・タイプを参照する古いカードのいくつかは、望まれる通りに動くように訂正される。この訂正以降、能力がクリーチャー・タイプのみを参照する場合、それはそのクリーチャー・タイプを持つあらゆるパーマネントに適用できる(例えば、「あなたがコントロールするアンタップ状態のウィザード1つをタップする。」は「あなたがコントロールするアンタップ状態のウィザード・パーマネント1つをタップする。」という意味になる)。能力がクリーチャーにのみ影響する場合、そう書かれる。カードの中には「パーマネント・カード」という新しい語を用いているものがある。これは「アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カード」を意味する。
他のキーワード能力やテーマ
瞬速、刹那、待機、側面攻撃、キッカー、マッドネス、変異、シャドー、スリヴァーなどの情報に関しては、時のらせんのよくある質問集を参照。
予見、暴勇、移植に関しては、ディセンションのよくある質問集を参照。
狂気に関しては、ギルドパクトのよくある質問集を参照。
召集、発掘、変成に関しては、ラヴニカのよくある質問集を参照。
一般注釈に含まれていない新キーワードに関しては、以下のカード別注釈を参照。
カード別注釈
《悪性スリヴァー/Virulent Sliver》
{G}
クリーチャー ― スリヴァー
1/1
すべてのスリヴァー・クリーチャーは「有毒 1」を持つ。(いずれかのスリヴァーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒カウンターを1個得る。10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。)
- 有毒は新しいキーワード能力である。ルールに関しては《蛇教団の聖儀式/Snake Cult Initiation》の項を参照。
《嵐の精体/Storm Entity》
{1}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
1/1
速攻
嵐の精体は、このターンにプレイされた他の呪文の総数に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。
- このターンにプレイされた呪文の数は、《嵐の精体》が場に出る段階で決定される。《嵐の精体》がスタック上にある間にプレイされた呪文も数える。
《新たな精力/Second Wind》
{2}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
{T}:エンチャントされているクリーチャーをタップする。
{T}:エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。
- この能力はオーラの能力であり、クリーチャーに与えられる能力ではない。起動できるのはオーラのコントローラーだけである。
- 一般注釈の「テーマ:エンチャントのタップ」を参照。
《戦精神の象徴/Emblem of the Warmind》
{1}{R}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(あなたがコントロールするクリーチャー)
あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
- 《戦精神の象徴》はオーラであるが、エンチャントされているクリーチャーに特化した能力は持たない。
《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》
{1}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ウィザード
2/1
墓地のカードはすべての能力を失う。
- これはすべての墓地のすべてのカードの能力を取り除く――墓地にあることに関係する能力(発掘、「常在精神は青である。」、《クロノサヴァント/Chronosavant》の能力等)でも、 関係しない能力でもである。
- 場から墓地に置かれるときに誘発する能力は、場領域で誘発する(《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk》や《時代寄生機/Epochrasite》等を参照)。それらは《イクスリッドの看守》の影響を受けない。
- あるオブジェクトが場以外の領域から墓地に置かれる時に誘発する場合、その能力は墓地で誘発する(《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》や《ナルコメーバ/Narcomoeba》や《クァーグノス/Quagnoth》等を参照)。《イクスリッドの看守》はそれらの能力が誘発することを妨げる。
- 墓地から非公開領域に置かれるときに誘発する能力は、墓地で誘発する(《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale》等を参照)。《イクスリッドの看守》はそれらの能力が誘発することを妨げる。
- 置換効果の中には、カードが墓地に置かれる代わりに別な領域に置くものがある(《レガシーの兵器/Legacy Weapon》等を参照)。これらの効果は、そのカードが墓地にまったく行かないことを意味するため、それは《イクスリッドの看守》の影響を受けない。
- カードの中には、それが場に出る際の状態を修整するものがある。例えば、《スカーウッドのツリーフォーク/Scarwood Treefolk》には「スカーウッドのツリーフォークはタップ状態で場に出る。」とあるし、《トリスケリオン/Triskelion》には「トリスケリオンは+1/+1カウンターが3個置かれた状態で場に出る。」とある。これらのカードは墓地ではこの能力を持たないが、それが(《ゾンビ化/Zombify》等で)墓地から場に置かれる際には適用される。注意すべきは、これらのカードはそれぞれの能力を持っている状態で場に出るということである。
- 《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》が墓地にある場合、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》の「霧衣の究極体はすべてのクリーチャー・タイプである。」の能力は失われるが、それでもそれはすべてのクリーチャー・タイプである。継続的効果の適用において、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》のタイプ変更能力は、 《イクスリッドの看守》が能力を取り除くよりも先に適用される。
《ウーコーの手下悪鬼/Henchfiend of Ukor》
{3}{R}
クリーチャー ― オーガ
3/2
速攻
エコー {1}{B}(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、それのエコー・コストを支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
{(b/r)}:ウーコーの手下悪鬼はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
- これと《偶像の石塚/Graven Cairns》において、起動コストの最初の部分は混成マナ・シンボルである。「{(b/r)}」は「{B} または {R}」と同じである。
《失われた時間/Lost Hours》
{1}{B}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。その中の土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを自分のライブラリーの上から3枚目に置く。
- そのプレイヤーのライブラリーのカードが0枚か1枚である場合、そのカードはライブラリーの一番下に置かれる。
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
{2}{W}
クリーチャー ― 鳥・ウィザード
2/1
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
飛行
いずれかの対戦相手がライブラリーからカードを探す場合、代わりにそのプレイヤーはそのライブラリーの一番上から4枚のカードの中から探す。
- このチェックはどのプレイヤーがライブラリーを探しているかをチェックする。どのライブラリーから探すかは問わない。
- 探すことは通常と同様に行われるが、そのプレイヤーはライブラリーの一番上から4枚のカードしか探せない点だけが異なる。そのプレイヤーは、ライブラリーの残りの部分をまったく見ることができない。上から4枚以外の場所にあるカードは、何らかの事情でそこにあることがわかっていても探すことができない。
- カードを探し終わった後で、その効果がプレイヤーにライブラリーの切り直しを要求している場合、ライブラリー全体を切り直す。
- そのプレイヤーが自分のライブラリーの一番上から4枚からカードを探す場合、そのプレイヤーはそこにある《氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm》(コールドスナップ)をプレイすることができる。
- ラヴニカの《疑念の影/Shadow of Doubt》はライブラリーからカードを探すことを完全に禁じるため、その効果がこのカードの効果に優先される。
《奥義の翼/Arcanum Wings》
{1}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは飛行を持つ。
オーラ交換 {2}{U}({2}{U}:このオーラを、あなたの手札にあるオーラ・カード1枚と交換する。)
- オーラ交換能力の解決に際し、あなたはあなたの手札にあるオーラ・カードを1枚選んでもよい。選ばないことにした場合(あるいは持っていない場合)、何も起こらない。選んだ場合、ゲームはそのオーラが、現在エンチャントされているパーマネントに(オーラ交換を持っているエンチャントがまだ場にある状態で)エンチャントできるかをチェックする。できない場合、なにも起こらない。できる場合で、なおかつオーラ交換を持っているエンチャントがまだ場にあり、なおかつオーラ交換を持っているエンチャントのオーナーがあなたである場合、オーラ交換を持つオーラをあなたの手札に加え、選んだオーラをそのパーマネントにつける。
- 交換は同時に行われる。パーマネントに両方のオーラがエンチャントされていたり、どちらのオーラもエンチャントされていなかったりする瞬間は存在しない。
- 何らかの理由でオーラでないものがオーラ交換を得た場合、能力は解決時に何もしない。あなたの手札のオーラを何かにエンチャントされた状態で場に出すことができないので、交換は行われない。
《大渦のジン/Maelstrom Djinn》
{7}{U}
クリーチャー ― ジン
5/6
飛行
変異 {2}{U}
大渦のジンが表向きになったとき、それの上に時間カウンターを2個置く。それは消失を得る。(あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
- 《大渦のジン》が表向きになった後で何らかの理由で裏向きになった場合、それは消失を持ち続け、時間カウンターも置かれたままである。消失能力は通常通り適用され続ける。それが再び表向きになった場合、それにはさらに時間カウンターが追加されるが、同様に消失もさらに追加される。それのコントローラーのアップキープには、両方の能力が誘発する。
《カー峠の災い魔/Scourge of Kher Ridges》
{6}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
6/6
飛行
{1}{R}:カー峠の災い魔は飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。
{5}{R}:カー峠の災い魔は飛行を持つ他の各クリーチャーに、それぞれ6点のダメージを与える。
- 《カー峠の災い魔》が飛行を失った場合、1つ目の能力は自身にダメージを与える。
《カヴーの上等王/Kavu Primarch》
{3}{G}
クリーチャー ― カヴー
3/3
召集(あなたがこの呪文をプレイする段階であなたがタップした各クリーチャーにつき、この呪文のコストはそのクリーチャーの色のマナ1点か{1}少なくなる。)
キッカー {4}(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で{4}を支払ってもよい。
キッカー・コストが支払われている場合、カヴーの上等王は+1/+1カウンターを4個置いた状態で場に出る。
- 召集は《カヴーの上等王》の総コストを減らすのに使用できる。あなたがキッカー・コストを支払うことを選んだ場合、《カヴーの上等王》の総コストは{7}{G}になり、召集によりその一部あるいは全部を減らすことができる。
《輝く透光/Lucent Liminid》
{3}{W}{W}
エンチャント・クリーチャー ― エレメンタル
3/3
飛行
- 《輝く透光》は、《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》がアーティファクト・クリーチャーであるのと同様に、エンチャント・クリーチャーである。それはクリーチャーに適用されるものの適用を受け、エンチャントに適用されるものの適用を受ける。
《活力の覆い/Wrap in Vigor》
{1}{G}
インスタント
あなたがコントロールする各クリーチャーを再生する。
- 《活力の覆い》は、解決時にあなたがコントロールしている各クリーチャーに、それぞれ個別に再生の盾を与える。
《危険な墓/Grave Peril》
{1}{B}
エンチャント
黒でないクリーチャーが場に出たとき、危険な墓を生け贄に捧げる。そうした場合、そのクリーチャーを破壊する。
- この能力は選択可能ではない。
- 複数の黒でないクリーチャーが同時に場に出た場合、《危険な墓》はそのうち1体を破壊する。《危険な墓》の能力は複数回誘発するが、最初に解決したもの以外では何もしない。
- 黒でないクリーチャーが場に出て《危険な墓》が誘発し、その後他の黒でないクリーチャーが場に出た場合、《危険な墓》は再び誘発し、最後に場に出たクリーチャーのみを破壊する。
《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
{1}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
{2}, あなたの手札にある土地でないカードを1枚ゲームから取り除く:その取り除いたカードの上に時間カウンターを4個置く。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(あなたのアップキープの開始時に、そのカードから時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)
- 前述の一般注釈の「テーマ:待機の新たな展開」を参照。
《救済の天使/Angel of Salvation》
{6}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
5/5
瞬速、召集(あなたがこの呪文をプレイする段階であなたがタップした各クリーチャーにつき、この呪文のコストはそのクリーチャーの色のマナ1点か{1}少なくなる。)
飛行
救済の天使が場に出たとき、望む数のクリーチャーかプレイヤー(またはその組み合わせ)を対象とする。このターン、次にそれらに与えられるダメージを合計5点、好きなように割り振って軽減する。
- ダメージ軽減をどう分割するかは、誘発型能力をスタックに置くときに選ぶ。対象の数は1から5でなければならない。
《拒否/Nix》
{U}
インスタント
呪文1つを対象とする。それをプレイするためにマナが支払われていない場合、それを打ち消す。
- 《拒否》はあらゆる呪文を対象にできる。条件は解決時にチェックされる。
- 《拒否》は呪文のマナ・コストが0であるかどうかはチェックしない。それはそれをプレイするためにどれだけのマナが支払われたかをチェックする。それが打ち消すのは、マナ・コストが0の呪文(《殺戮の契約/Slaughter Pact》等)、マナ以外の代用コストでプレイされた呪文(《アロサウルス乗り/Allosaurus Rider》等)、代用コストが{0}である呪文(《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》等)、支払うべきコストが0まで減らされた呪文(《金属ガエル/Frogmite》等)、なんらかの効果でコストを支払わずにプレイされた呪文(待機や《精神ヒルの塊/Mindleech Mass》の能力等、呪文のコピー、その他諸々である。追加や代用でマナ・コストが支払われた呪文は、その呪文の点数で見たマナ・コストにかかわらず打ち消さない(裏向きにプレイされた変異呪文、《三なる宝球/Trinisphere》が場にあるときの《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》等)。
- 《拒否》はいずれかのプレイヤーがその呪文をプレイするためにマナを支払ったかどうかをチェックする。現在のコントローラーが支払ったかどうかは問わない。例えば、ある呪文に《徴用/Commandeer》がプレイされ、その後その呪文に《拒否》がプレイされた場合、その呪文の元々のプレイヤーが呪文のプレイにマナを支払っているかぎり、その呪文を打ち消さない。
《きらめく願い/Glittering Wish》
{G}{W}
ソーサリー
ゲーム外にあるあなたがオーナーである多色のカードを1枚選び、それを公開してあなたの手札に加える。きらめく願いをゲームから取り除く。
- これはジャッジメントの“願い”と同様の動きをする。認定イベントでは、あなたは自分のサイドボードのカードか、ゲームから取り除かれたカードのみを選べる。どのカードを選ぶかは呪文の解決時に行う。
- 《きらめく願い》で自分自身を持ってくることはできない。このゲームのこの時点よりも前にプレイした《きらめく願い》や、あなたのサイドボードにある《きらめく願い》を持ってくることはできる。
《均等化/Even the Odds》
{2}{W}
インスタント
均等化は、あなたが各対戦相手よりも少ない数のクリーチャーをコントロールしているときのみプレイできる。
白の1/1の兵士クリーチャー・トークンを3体場に出す。
- 《均等化》の解決時にあなたが何体のクリーチャーをコントロールしているかは問わない。
《クァーグノス/Quagnoth》
{5}{G}
クリーチャー ― ビースト
4/5
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文やマナ能力でない起動型能力をプレイできない。)
被覆(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない)
いずれかの対戦相手がコントロールする呪文や能力によりあなたがクァーグノスが捨てたとき、それをあなたの手札に戻す。
- 《クァーグノス》が普通に捨てられた(あなたの手札からあなたの墓地に移った)場合、その最後の能力があなたの墓地で誘発する。《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》(「墓地のカードはすべての能力を失う。」)が場に出ている場合、それは誘発しない。
- 対戦相手がコントロールする呪文や能力の効果で《クァーグノス》が捨てられたが、《クァーグノス》があなたの手札から(《虚空の力線/Leyline of the Void》等により)直接ゲーム外領域に移った場合、能力はその領域で誘発する。《クァーグノス》は解決された領域からあなたの手札に戻る。
- 対戦相手がコントロールする呪文や能力の効果で《クァーグノス》が捨てられたが、《クァーグノス》が能力の誘発後に新たな領域を離れた場合、能力は解決時に何もしない。
《偶像の石塚/Graven Cairns》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
{(b/r)}, {T}:あなたのマナ・プールに{B}{B}か{B}{R}か{R}{R}を加える。
- これと《ウーコーの手下悪鬼/Henchfiend of Ukor》において、起動コストの最初の部分は混成マナ・シンボルである。「{(b/r)}, {T}」は「{B}, {T} または {R}, {T}」と同じである。
《朽ちゆくサイクロプス/Putrid Cyclops》
{2}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・サイクロプス
3/3
朽ちゆくサイクロプスが場に出たとき、占術1を行い、その後あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。朽ちゆくサイクロプスはターン終了時まで−X/−Xの修整を受ける。Xはそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい。(占術1を行うには、あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそれをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
- 分割カードが公開された場合、−X/−X効果は2回適用される。各半分につき1回である。例えば、《死亡+退場/Dead+Gone》が公開された場合、《朽ちゆくサイクロプス》はターン終了時まで−1/−1と−3/−3の修整を受ける。
《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath》
{2}{R}
エンチャント
あなたがコントロールするするいずれかのインスタントかソーサリーの発生源がいずれかのクリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合、代わりにそれはそのクリーチャーやプレイヤーに、その点数に2を加えた点数のダメージを与える。
ターン終了時に、あなたは手札を捨てる。
- いずれかの発生源からのダメージが、《紅蓮術士の刈り痕》の置換効果の適用前にすべて軽減された場合、それはなにもしない。発生源はダメージを与えないからである。
《クローサの拳バルー/Baru, Fist of Krosa》
{3}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― 人間・ドルイド
4/4
いずれかの森が場に出るたび、あなたがコントロールする緑クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともにトランプルを得る。
壮大 ― 他の「クローサの拳バルー」という名前のカードを1枚捨てる:緑のX/Xのワーム・クリーチャー・トークンを1体場に出す。Xはあなたがコントロールする土地の総数に等しい。
- 一つ目の能力は、いずれかのプレイヤーのコントロール下で森が場に出たときに誘発するが、ボーナスを受けるのはあなたのクリーチャーのみである。
- ワーム・トークンの大きさは、起動型能力の解決時に決定される。それはコントロールしている土地の数がその後変化しても変わらない。
《黒焦げ鳴らし/Char-Rumbler》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
-1/3
二段攻撃
{R}:黒焦げ鳴らしはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
- 《黒焦げ鳴らし》の印刷されているパワーは−1で間違いない。それのパワーが−1や0の場合、それは戦闘ダメージを与えない。
- 《黒焦げ鳴らし》のパワーが0以下であっても、先制攻撃の戦闘ダメージ・ステップは作成される。通常の戦闘ダメージ・ステップはその後に続く。
- 《黒焦げ鳴らし》のパワーが、先制攻撃ダメージの割り振りから通常攻撃のダメージの割り振りまでの間に変わった場合、《黒焦げ鳴らし》はそれぞれの戦闘ダメージ・ステップで異なる点数のダメージを与える。
《激情スリヴァー/Frenzy Sliver》
{1}{B}
クリーチャー ― スリヴァー
1/1
すべてのスリヴァー・クリーチャーは「激情 1」を持つ。(いずれかのスリヴァーが攻撃してブロックされないたび、それはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
《血清スリヴァー/Lymph Sliver》
{4}{W}
クリーチャー ― スリヴァー
3/3
すべてのスリヴァー・クリーチャーは「吸収 1」を持つ。(いずれかの発生源がスリヴァーにダメージを与える場合、そのダメージを1点軽減する。)
《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
土地
ケルドの巨石はタップ状態で場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
暴勇 ― {1}{R}, {T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ケルドの巨石はそれに1点のダメージを与える。この能力はあなたの手札にカードがない場合にのみプレイできる。
- 能力の解決時にあなたの手札にカードがあるかどうかは問わない。
《皇帝の仮面/Imperial Mask》
{4}{W}
エンチャント
皇帝の仮面が場に出たとき、それがトークンでない場合、あなたの各チームメイトはそれぞれ皇帝の仮面のコピーであるトークンを1つ場に出す。
あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。
- このカードは、クリーチャーではなくエンチャントであるトークンを場に出す。
- 《皇帝の仮面》のコントローラーの影響範囲内のチームメイトのみがトークンを得る。《皇帝の仮面》のコントローラーはトークンを得ない。単に《皇帝の仮面》を得るだけである。
- 各《皇帝の仮面》は個別のパーマネントであり、それぞれのコントローラーとそのコントローラーの対戦相手にのみ影響する。
- 《皇帝の仮面》が能力の解決時に場を離れていた場合、それでも《皇帝の仮面》のコピーのトークンは作られる。
- 《皇帝の仮面》が、能力の誘発後で解決前に他の何かのコピーになった場合、トークンはかつて《皇帝の仮面》だった物の現在の何かのコピーとして場に出る。《皇帝の仮面》が他の何かをコピーして場を離れた場合、そのトークンはそれが場を離れる直前にコピーしていたもののコピーとして場に出る。
《催眠スリヴァー/Mesmeric Sliver》
{3}{U}
クリーチャー ― スリヴァー
2/2
すべてのスリヴァーは「このパーマネントが場に出たとき、あなたは消術1を行ってもよい。」を持つ。(それのコントローラーは、いずれかの対戦相手のライブラリーの一番上のカードを見る。その後、そのプレイヤーはそのカードをそのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
- 消術の行動は対象を取らない。あなたはこの行動を行う段階で、適用する対戦相手を選ぶ。
《裂け目の精霊/Rift Elemental》
{R}
クリーチャー ― エレメンタル
1/1
{1}{R}, あなたがコントロールするパーマネントかあなたがオーナーである待機状態のカードから時間カウンターを1個取り除く:裂け目の精霊はターン終了時まで+2/+0の修整を受ける。
- カウンターはコストとして取り除かれ、対応できない。
- そのオブジェクトの最後のカウンターがこれにより取り除かれた場合、スタックの《裂け目の精霊》の能力の上に待機なり消失なりの誘発型力が置かれる。
《裂け目掃き/Riftsweeper》
{1}{G}
クリーチャー ― エルフ・シャーマン
2/2
裂け目掃きが場に出たとき、表向きでゲームから取り除かれているカード1枚を対象とする。それのオーナーは、それを自分のライブラリーに加えて切り直す。
- そのカードが取り除かれた理由や、そのカードのオーナーが誰であるかは問わない。
- 《裂け目掃き》が待機状態のカードに適用される場合、そのカードは時間カウンターを失い、以降待機状態ではない。
- 《裂け目掃き》がクリーチャーに憑依しているカードやパーマネントに刻印されているカードに適用される場合、憑依や刻印効果は終わる。
《サマイトの香炉持ち/Samite Censer-Bearer》
{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
1/1
{W}, サマイトの香炉持ちを生け贄に捧げる:このターン、あなたがコントロールする各クリーチャーに与えられるダメージを、それぞれ1点ずつ軽減する。
- この能力は、能力の解決時にあなたがコントロールしていた各クリーチャーに、個別に1点ずつの軽減の盾を与える。
《サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr》
{2}{U}
アーティファクト・クリーチャー ― マイア
2/1
{2}:サルコマイトのマイアはターン終了時まで飛行を得る。
{2}, サルコマイトのマイアを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
- 《サルコマイトのマイア》は《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》と同様のアーティファクト・クリーチャーである。他のアーティファクト・クリーチャーと《サルコマイトのマイア》との唯一の違いは、《サルコマイトのマイア》はマナ・コストに青を含むため青であるというだけである。
《シヴ山の砂魔道士/Shivan Sand-Mage》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ヴィーアシーノ・シャーマン
3/2
シヴ山の砂魔道士が場に出たとき、以下の2つから1つを選ぶ。「パーマネント1つか待機状態のカード1枚を対象とし、それの上から時間カウンターを2個取り除く。」「時間カウンターが置かれているパーマネント1つか待機状態のカード1枚を対象とし、それの上に時間カウンターを2個置く。」
待機 4 ― {R}
- 《シヴ山の砂魔道士》が場に出たとき、待機状態のカードも時間カウンターが置かれたパーマネントもない場合、あなたは2つ目のモードを選べない。その場合は1つ目のモードを選ばねばならず、パーマネント1つを対象としなければいけない(ただしこの場合は、能力は解決時に何もしないはずである)。
《塩切り/Saltskitter》
{3}{W}
クリーチャー ― ワーム
3/4
他のクリーチャーが場に出るたび、塩切りをゲームから取り除く。ターン終了時に、それをオーナーのコントロール下で場に戻す。
- このターンの「ターン終了時」能力が誘発した後でクリーチャーが場に出た場合、《塩切り》は次のターンの終了時まで場に戻らない。
《時代寄生機/Epochrasite》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
1/1
時代寄生機は、あなたがそれを手札からプレイしたのでない場合、3個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。
時代寄生機が場からいずれかの墓地に置かれたとき、それを3個の時間カウンターを置いた状態でゲームから取り除く。それは待機を得る。
- 《時代寄生機》は、それがあなたの手札以外の領域からプレイされるか、なんらかの効果で直接場に出た場合に、+1/+1カウンターが3つ置かれる。
《死に際の喘ぎ/Death Rattle》
{5}{B}
インスタント
探査(あなたはこの呪文をプレイするに際し、あなたの墓地にある望む枚数のカードをゲームから取り除いてもよい。それをプレイするためのコストは、これにより取り除かれたカード1枚につき{1}少なくなる。)
緑でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
- 探査により呪文コストの色マナの部分を減らすことはできない。
- 探査を使用するとき、プレイヤーは自分の墓地のカードを、呪文の汎用マナ・コストの分を超えて取り除くことができる。そうした場合、その呪文の汎用マナ・コストは0まで減らされるが、その呪文の色マナはやはり支払わなければいけない。
- 探査を持つ呪文をプレイする間、あなたはマナ能力の一部としてパーマネントを生け贄に捧げ、そのカードを墓地から探査の一部として取り除くことができる。例えば、《ブラッド・ペット/Blood Pet》は探査呪文に対して2回助けになる。「いずれかのパーマネントを生け贄に捧げる」や「カードを1枚捨てる」といった追加コストについても同様である。
《蛇教団の聖儀式/Snake-Cult Initiation》
{3}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「有毒 3」を持つ。(それがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒カウンターを3個得る。10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。)
- 有毒を持つクリーチャーからプレイヤーへのダメージがすべて軽減された場合、有毒能力は誘発しない。
- プレイヤーが有毒クリーチャーからの戦闘ダメージを受けるたびに、そのダメージの点数にかかわらず、そのプレイヤーは指定された個数の毒カウンターを得る。
- いずれかのプレイヤーが10個の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する。
- 古いカードのいくつかはプレイヤーに毒カウンターを与えるが、それらは戦闘ダメージで誘発する能力ではない。
《弱者の剣/Sword of the Meek》
{2}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+1/+2の修整を受ける。
装備 {2}
1/1のクリーチャーがあなたのコントロール下で場に出るたび、あなたはあなたの墓地から弱者の剣を場に戻してもよい。その後、それをそのクリーチャーにつける。
- 誘発型能力は、クリーチャーが実際に場に出たときに、そのクリーチャーのパワーとタフネスがいくつであるかをチェックする。例えば、《トリスケリオン/Triskelion》は印刷上は1/1であるが、それは+1/+1を3個置いた状態で場に出るため、実際は4/4クリーチャーとして場に出ることになる。したがって、《弱者の剣》は誘発しない。あなたの《ガイアの頌歌/Gaea's Anthem》がある状態で場に出た《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》も同様である。
- 《弱者の剣》を装備できない1/1クリーチャーがあなたのコントロール下で場に出た場合、あなたは能力の解決時に《弱者の剣》を場に戻してもよい。《弱者の剣》はそのクリーチャーにつけられるのに失敗するが、場には残る。
- 複数の1/1クリーチャーが同時に場に出た場合、《弱者の剣》はその数だけ誘発する。ただし、最初に解決された能力のみが、《弱者の剣》を場に戻してつけることができる。
《呪文織りの渦巻/Spellweaver Volute》
{3}{U}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(いずれかの墓地にあるインスタント・カード)
あなたがソーサリー呪文をプレイするたび、エンチャントされているインスタント・カードをコピーする。あなたはそのコピーを、マナ・コストを支払わずにプレイしてもよい。そうした場合、エンチャントされているカードをゲームから取り除き、呪文織りの渦巻をいずれかの墓地にある他のインスタント・カードにつける。
- このオーラは、いずれかの墓地にあるインスタント・カードを対象とし、それにエンチャントされる。これはパーマネントでもプレイヤーでもないものをエンチャントする初めてのカードである。
- このオーラは、他の領域にあるカードにつけられた状態で場に出る。このオーラは墓地にはない。エンチャントされているカードは場にはない。
- エンチャントされているカードの領域が(フラッシュバックでプレイされた、《死体焼却/Cremate》でゲームから取り除かれた等で)変わった場合、《呪文織りの渦巻》は“外れて落ち”、状況起因効果でオーナーの墓地に置かれる。
- あなたがソーサリー呪文をプレイした場合、《呪文織りの渦巻》の能力が誘発する。それはエンチャントされているカードのコピーを作る。そのコピーは墓地に存在する。あなたはそのコピーをプレイする選択肢を持つ。そうしない場合、そのコピーは墓地に残り、次の状況起因効果のチェックで消滅する。コピーをプレイする場合、そのコピーは墓地からプレイされる。そしてあなたがそれをプレイし終わった後に、エンチャントされているカードはゲームから取り除かれ、あなたはいずれかの墓地にあるインスタント・カードを1枚選んで《呪文織りの渦巻》をつけなければいけない。それができない場合、《呪文織りの渦巻》は何にもエンチャントされていない状態で場に残り、次の状況起因効果のチェックで墓地に置かれる。
- 《呪文織りの渦巻》が誘発したとして、それに対応してエンチャントされていたインスタント・カードが墓地から取り除かれたとする。《呪文織りの渦巻》は何もエンチャントしてないため、それは状況起因効果でオーナーの墓地に置かれる。《呪文織りの渦巻》の能力の解決時に、それは最後に存在していたときの情報を参照し、「エンチャントされているカード」を「何もなし」として認識するので、コピーは作られない。
- 《呪文織りの渦巻》が誘発したとして、それに対応して《呪文織りの渦巻》が場を離れたとする。その後、さらに対応してエンチャントされていたインスタント・カードが墓地から取り除かれたとする。《呪文織りの渦巻》の能力の解決時に、それは最後に存在していたときの情報を参照し、「エンチャントされているカード」をそのインスタント・カードとして認識するので、コピーは作られ、誘発型能力のコントローラーはそれをプレイしてよい。
《呪文狂いのアウフ/Spellwild Ouphe》
{1}{G}
クリーチャー ― アウフ
1/3
呪文狂いのアウフを対象とする呪文をプレイするためのコストは{2}少なくなる。
- コストの軽減は、あらゆるプレイヤーがプレイする呪文に対して行われる。
- 軽減されるコストは、その呪文が何回《呪文狂いのアウフ》を対象にしようが{2}である。
- ある呪文が複数の対象を取ることは、その呪文のコストの軽減とは関係しない。ただし、その呪文が同時に他の《呪文狂いのアウフ》を対象とする場合は別である。この場合、その呪文は異なる《呪文狂いのアウフ》を対象にする毎にコストが{2}減る。
《蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss》
{3}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・装具工
3/3
あなたがコントロールする他の装具工・クリーチャーは、+1/+0の修整を受けるとともに速攻を持つ。
あなたがコントロールする装具工がからくりを組み立てる場合、代わりにそれは2つのからくりを組み立てる。
- からくりはあらたなアーティファクト・タイプである。もちろん、そのタイプを持つアーティファクトは無い……今のところは。そして、「組み立てる」という用語にもゲーム上の意味は無い……今のところは。
《深淵の大魔術師/Magus of the Abyss》
{3}{B}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
4/3
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーが選んだ、自分がコントロールするアーティファクトでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
- 《深淵の大魔術師》の能力のコントローラーは、それの能力が誘発した時点でそれをコントロールしているプレイヤーであるが、対象を選ぶのはアップキープを迎えたプレイヤーである。
《深洞のインプ/Deepcavern Imp》
{2}{B}
クリーチャー ― インプ・レベル
2/2
飛行、速攻
エコー ― カードを1枚捨てる(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、それのエコー・コストを支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
- あなたの手札にカードがない場合、あなたはエコー・コストを支払うことができず、《深洞のインプ》は生け贄に捧げられる。
《神話送り/Spin into Myth》
{4}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。その後、消術2を行う。(いずれかの対戦相手のライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードをそのプレイヤーのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
- 消術を適用される対戦相手は、対象となったクリーチャーのコントローラーとは限らない。
- 消術に関するルールは《催眠スリヴァー/Mesmeric Sliver》を参照。
《滑る胆液/Ichor Slick》
{2}{B}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで−3/−3の修整を受ける。
サイクリング {2}({2}, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
マッドネス {3}{B}(あなたがこのカードを捨てる場合、あなたはそれをあなたの墓地に置く代わりに、マッドネス・コストでそれをプレイしてもよい。)
- 《滑る胆液》をサイクリングする場合、あなたはそれのマッドネス・コストを支払ってもよい。それをマッドネスでプレイするかどうかは、サイクリングによりカードを引く前に決める。
《スポロロスの古茸/Sporoloth Ancient》
{3}{G}{G}
クリーチャー ― ファンガス
4/4
あなたのアップキープの開始時に、スポロロスの古茸の上に胞子カウンターを1個置く。
あなたがコントロールするクリーチャーは「このクリーチャーから胞子カウンターを2個取り除く:緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを1体場に出す。」を持つ。
- あなたがコントロールするクリーチャーは、それに胞子カウンターが置かれているかどうかにかかわらず、この能力を持つ。
- あなたの胞子カウンターを生み出す他のクリーチャー(《サリッド/Thallid》等)は、(この能力により)2個の胞子カウンターで苗木を生むこともできるし、(自身の能力で)3個の胞子カウンターで苗木を生むこともできる。
《スリヴァー軍団/Sliver Legion》
{W}{U}{B}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― スリヴァー
7/7
すべてのスリヴァー・クリーチャーは、場にある他のスリヴァー1体につき+1/+1の修整を受ける。
- 《スリヴァー軍団》と他のスリヴァーが2体場にいる場合、それぞれは+2/+2の修整を受ける。
《静寂の捕縛/Bound in Silence》
{2}{W}
部族エンチャント ― レベル・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、攻撃やブロックに参加できない。
- 前述「新カード・タイプ:部族」を参照。
- このカードは、《アムローの偵察兵/Amrou Scout》などのレベル・カードのいわゆる“レベルサーチ”能力で場に出すことができる。そうする場合、それをいずれかのクリーチャーにつけられた状態で場に出す。それができない場合、《静寂の捕縛》は元の領域に残る。
- このカードはクリーチャーではない。これはクリーチャーのみが影響を受けるカードの影響を受けない。特定のクリーチャー・タイプを持つオブジェクトに影響を与えるカードは、それがそのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーにのみ適用されるのか、あるいはそのクリーチャー・タイプを持つオブジェクトであればなんでも適用されるのかにしたがって訂正される。
- オーラはエンチャントのサブタイプである。レベルは部族のサブタイプであり、したがってクリーチャー・タイプである。
《斥候の警告/Scout's Warning》
{W}
インスタント
このターン、あなたが次にプレイするクリーチャー・カードは、瞬速を持つかのようにプレイできる。
カードを1枚引く。
- 《斥候の警告》は、ソーサリーではなくクリーチャーである以外は《急かし/Quicken》と同様の動きをする。
- あなたが《斥候の警告》をプレイしたターンは、あなたは手札の待機クリーチャー・カードを、インスタントがプレイできるときに待機できる。これは、あなたがクリーチャーをプレイすると直ちに終了する。
- 《斥候の警告》は、あなたが次にプレイするクリーチャー・カードにのみ適用される。それがすでに瞬速を持っていても関係ない。
- 《斥候の警告》は変異を持つ非クリーチャー・カード(《光糸の場/Lumithread Field》等)を、瞬速を持つかのように裏向きにプレイできる。表向きにプレイした場合は適用されない。
《セトの虎/Seht's Tiger》
{2}{W}{W}
クリーチャー ― 猫
3/3
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
セトの虎が場に出たとき、あなたはターン終了時まで、あなたが選んだ色1色に対するプロテクションを得る。(あなたは選ばれた色に対して、対象にならず、ダメージを受けず、エンチャントされない。)
- あなたが色に対するプロテクションを持っている場合、それは以下の意味である。
- あなたはその色の呪文や、その色の発生源の能力の対象とならない。
- あなたに与えられる、その色を発生源とするダメージはすべて軽減される。
- あなたはその色のオーラにはエンチャントされない。
《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
{2}{U}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
造物の学者、ヴェンセールが場に出たとき、呪文1つかパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
- 呪文がオーナーの手札に戻されたとき、それはスタックから取り除かれ、解決されない。その呪文は打ち消されるわけではない。単に存在しなくなるだけである。
- 呪文のコピーが手札に戻った場合、それはそこに移動し、状況起因効果で消滅する。
- 《造物の学者、ヴェンセール》がフラッシュバックでプレイされた呪文を対象にした場合、それはオーナーの手札にもどる代わりにゲームから取り除かれる。
《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
{1}{G}
クリーチャー ― エルフ・射手
2/1
到達(このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
接死(このクリーチャーがいずれかのクリーチャーにダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。)
- この能力は、接死を持つパーマネントがダメージを与えるたびに誘発する。戦闘ダメージに限られない。
- 接死を持つパーマネントからのすべてのダメージが軽減された場合、接死は誘発しない。
- 接死を持つパーマネントがクリーチャーに致死ダメージを与えた場合、まずそのクリーチャーが状況起因効果で破壊され、その後に接死が誘発する。そのクリーチャーが(再生する等で)まだ場にある場合、それは接死により破壊される(場に残すためには、再び再生しなければいけない)。
- 多くの古いカードが接死に似た能力を持っているが、それらはこの能力と同一とは限らない。
《ダークスティールの駐屯地/Darksteel Garrison》
{2}
アーティファクト ― 城砦
城砦化されている土地は破壊されない。
城砦化されている土地がタップ状態になるたび、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
城砦化 {3} ({3}:あなたがコントロールする土地1つを対象とし、それにつける。城砦化はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で場に出て、つけられた土地が場を離れても場に残る。)
- 《ダークスティールの駐屯地》と城砦化された土地が同時に破壊される場合、《ダークスティールの駐屯地》のみが破壊される。
- 2つ目の能力は、城砦化された土地がタップされるたびに誘発する。マナを引き出す目的でタップされたときに限らない。
- 誘発型能力は強制である。あなたが対象にできるクリーチャーをコントロールしていない場合、可能なら他のプレイヤーのクリーチャーを対象にしなければいけない。
《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
{1}{G}
インスタント
召集(あなたがこの呪文をプレイする段階であなたがタップした各クリーチャーにつき、この呪文のコストはそのクリーチャーの色のマナ1点か{1}少なくなる。)
バイバック {3}(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で{3}を支払ってもよい。そうした場合、それの解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。)
緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 召集は《大量の芽吹き》をプレイする際の総コストを減らす。あなたがバイバック・コストを支払うことを選んだ場合、《大量の芽吹き》の総コストは{4}{G}になり、召集によりその一部あるいは全部を減らすことができる。
《多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow》
{2}{U}{U}
エンチャント
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の墓地に置き、多相の戦士の真髄はそのカードのコピーになる。(そうなった場合、この能力は失われる。)
- 公開したカードがクリーチャー・カードでない場合、それはライブラリーの上に置かれたままである。《多相の戦士の真髄》はエンチャントのままである。
- 公開されたカードがクリーチャー・カードである場合、《多相の戦士の真髄》は今後ずっとそのカードのコピーになる。それは今後はエンチャントではない。
- 双頭巨人戦では、この能力は対戦相手のチームのターンに、各プレイヤーに対して別個に誘発する。1つ目に解決した能力でクリーチャー・カードが公開された場合、《多相の戦士の真髄》はそのクリーチャーになる。2つ目に解決した能力でクリーチャー・カードが公開された場合、かつて《多相の戦士の真髄》だったものはそのクリーチャーのコピーになる。
《溜まる毒/Pooling Venom》
{1}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地がタップ状態になるたび、それのコントローラーは2点のライフを失う。
{3}{B}:エンチャントされている土地を破壊する。
- 誘発型能力は、エンチャントされている土地がタップされるたびに誘発する。マナを引き出す目的でタップされたときに限らない。
- 起動型能力をプレイできるのは、《溜まる毒》のコントローラーだけである。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
{1}{G}
クリーチャー ― ルアゴイフ
*/1+*
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの総数に等しく、タフネスはその値に1を加えたものに等しい。(カード・タイプは、アーティファクトかクリーチャーかエンチャントかインスタントか土地かプレインズウォーカーかソーサリーか部族である。)
- 《タルモゴイフ》は、カードではなくカード・タイプを数える。墓地にあるのがアーティファクト・クリーチャー1枚だけである場合、《タルモゴイフ》は2/3である。墓地にあるカードがアーティファクトばかり10枚である場合、《タルモゴイフ》は1/2である。
- プレインズウォーカーは新たなカード・タイプである。もちろん、そのタイプを持つカードは無い……今のところは。
《遅延/Delay》
{1}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それがこれにより打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに、それを時間カウンターが3個置かれた状態でゲームから取り除く。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(あなたのアップキープの開始時に、そのカードから時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、そのプレイヤーはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)
- 取り除かれたカードから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、それはまったく新しい呪文としてプレイされる。モードや対象は新たに選ぶ。その呪文が追加コストを持つ場合、それらは再び支払わなければいけない。それができない場合、その呪文をプレイすることはできず、それはゲームから取り除かれたままである。
- 《遅延》により対象となった呪文がフラッシュバックによりプレイされていた場合、フラッシュバックの効果でなく、《遅延》の効果によりそれはゲームから取り除かれる。そのカードは時間カウンターを置かれ、(持っていなければ)待機を得る。
- 前述の一般注釈の「テーマ:待機の新たな展開」を参照。
《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee》
{3}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
2/3
{T}:クリーチャー1体を対象とする。血まなこの練習生はそれに4点のダメージを与える。この能力は、血まなこの練習生のパワーが4以上の場合のみプレイできる。
- 能力の解決時は、《血まなこの練習生》のパワーがいくつであっても構わない。
《仲裁の契約/Intervention Pact》
{0}
インスタント
仲裁の契約は白である。
このターン、次にあなたが選んだいずれかの発生源1つがあなたに与えるダメージをすべて軽減し、0にする。あなたはこれにより軽減されたダメージに等しい点数のライフを得る。
あなたの次のアップキープの開始時に、{1}{W}{W}を支払う。そうしない場合、あなたはこのゲームに敗北する。
- 遅延誘発型能力は、ダメージが実際に軽減されたかどうかにかかわらず誘発する。
《髑髏の占い師/Augur of Skulls》
{1}{B}
クリーチャー ― スケルトン・ウィザード
1/1
{1}{B}:髑髏の占い師を再生する。
髑髏の占い師を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。この能力は、あなたのアップキープの間にのみプレイできる。
- パーマネントを生け贄に捧げる行為は破壊ではなく、再生やその他の破壊を置換する効果を適用することはできない。
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
土地・クリーチャー ― 森・ドライアド
1/1
(ドライアドの東屋は呪文ではなく、召喚酔いの影響を受け、「{T}:あなたのマナ・プールに{G}を加える。」を持つ。)
ドライアドの東屋は緑である。
- 森は土地タイプである。ドライアドはクリーチャー・タイプである。
- 《ドライアドの東屋》は土地としてプレイされる。それはスタックを使わず、呪文ではなく、対応することができず、マナ・コストを持たず、1ターンにプレイできる土地の枚数の制限に数える。
- 《ドライアドの東屋》はあらゆる領域で緑である。
- 《ドライアドの東屋》が瞬速を持つ場合、あるいは《ドライアドの東屋》が瞬速を持つかのようにプレイできる能力を持っている場合(《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》や《斥候の警告/Scout's Warning》等)、あなたは通常の土地をプレイするためのタイミングに関するルールは無視できるが、それ以外の制限は無視できない。あなたは他のプレイヤーのターンに《ドライアドの東屋》をプレイできないし、すでにあなたが土地をプレイしたターンには《ドライアドの東屋》をプレイできない。
《トレイリア西部/Tolaria West》
土地
トレイリア西部はタップ状態で場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{U}を加える。
変成 {1}{U}{U}({1}{U}{U}, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが0のカードを1枚探し、公開して手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。ソーサリーとしてのみプレイできる。)
- 点数で見たマナ・コストが0のカードとは、マナ・コストが{0}のカード(《否定の契約/Pact of Negation》等)や、マナ・コストを持たないカード(《死せる生/Living End》や各種土地)のことである。
《ナー島の領主/Shah of Naar Isle》
{3}{R}
クリーチャー ― イフリート
6/6
トランプル
エコー {0}(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、それのエコー・コストを支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
ナー島の領主のエコー・コストが支払われたとき、各対戦相手は最大3枚までカードを引いてもよい。
- エコー能力の解決時に、あなたは{0}を支払うか支払わないかを選ぶ。選択肢の1つは、《ナー島の領主》を場に残して2つ目の能力を誘発させることである。選択肢のもう1つは、《ナー島の領主》を生け贄に捧げることである。
- あなたが《ナー島の領主》のエコー・コストではなく《厚皮のゴブリン/Thick-Skinned Goblin》の能力による{0}を支払った場合、《ナー島の領主》の能力は誘発する。
- 対戦相手が複数いる場合、各プレイヤーはターン順にカードを引くか、引く場合何枚引くか(0〜3)を選ぶ。
《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》
{3}{G}{G}{G}
クリーチャー ― 猫・戦士
3/3
ナカティルの戦群れは、可能なら1体のみのクリーチャーでブロックしなければならない。
ナカティルの戦群れが攻撃するたび、タップ状態で攻撃しているナカティルの戦群れのコピーであるトークンをX体場に出す。Xは防御プレイヤーがコントロールしているクリーチャーの総数に等しい。ターン終了時に、そのトークンをゲームから取り除く。
- 《ナカティルの戦群れ》をちょうど1体のクリーチャーのみでブロックすることが不可能である場合、防御プレイヤーはそれを複数のクリーチャーでブロックしてもよいし、まったくブロックしなくてもよい。
- 《ナカティルの戦群れ》が能力の解決時に場を離れていた場合、それでも《ナカティルの戦群れ》のコピーのトークンは作られる。
- 《ナカティルの戦群れ》が、能力の誘発後で解決前に他の何かのコピーになった場合、トークンはかつて《ナカティルの戦群れ》だった物の現在の何かのコピーとして場に出る。《ナカティルの戦群れ》が他の何かをコピーして場を離れた場合、そのトークンはそれが場を離れる直前にコピーしていたもののコピーとして場に出る。
- そのトークンは、何らかの事情で攻撃が宣言できなくても攻撃状態で場に出る。
- 攻撃に参加している状態のクリーチャーを場に出すことは、「このクリーチャーが攻撃に参加したとき」の能力は誘発しない。攻撃の制限もチェックしないし、コストや他に必要なものも求められない。
- 多人数ゲームにおいて、あなたが各戦闘で1人のプレイヤーしか攻撃することが認められていない場合、新たなクリーチャーは《ナカティルの戦群れ》が攻撃しているクリーチャーと同じプレイヤーを攻撃している。多人数ゲームにおいて、1回の攻撃で複数のプレイヤーが攻撃できる場合、あなたは新たなクリーチャーが誰を攻撃しているかを選べる。ただし、あなたが攻撃することを認められているプレイヤーを選ばなければいけない。
《謎めいたアネリッド/Cryptic Annelid》
{3}{U}
クリーチャー ― ビースト
1/4
謎めいたアネリッドが場に出たとき、占術1を行い、その後占術2を行い、その後占術3を行う。(占術Xを行うには、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードをあなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
- 3つの占術の行動は、カードに書かれている順番で行う。
《涙の川/River of Tears》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{U}を加える。あなたがこのターンに土地をプレイしている場合、代わりにあなたのマナ・プールに{B}を加える。
- 《涙の川》をプレイしたターンには、それはマナを引き出す目的でタップすると{B}を生み出す。
- 《涙の川》は、あなたが土地をプレイした後は{B}を生み出す。(《不屈の自然/Rampant Growth》等で)土地が直接場に出た後ではない。
《ナルコメーバ/Narcomoeba》
{1}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
1/1
飛行
ナルコメーバがあなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれを場に出してもよい。
- 《ナルコメーバ》が、(《月光の取り引き/Moonlight Bargain》等で)ライブラリーから墓地に置かれる間で公開されたり見られたりされる場合、この能力はそれが墓地に置かれたときに誘発する。公開されたり見られたりしている段階ではまだライブラリーにある。
- 《ナルコメーバ》が能力の誘発に対応して墓地から取り除かれた場合、それは場に出ない。
《苦々しい試練/Bitter Ordeal》
{2}{B}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とし、そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
墓地ストーム(あなたがこの呪文をプレイしたとき、このターン、いずれかの墓地に置かれたパーマネント1つにつきそれを1つコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。)
《肉捻り/Fleshwrither》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― ホラー
3/3
変形 {1}{B}{B}({1}{B}{B}, このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから、このクリーチャーと同じ点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー・カードを1枚探し、そのカードを場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。ソーサリーとしてのみプレイできる。)
《西風の魔道士リネッサ/Linessa, Zephyr Mage》
{3}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
3/3
{X}{U}{U}, {T}:点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
壮大 ― 他の「西風の魔道士リネッサ」という名前のカードを1枚捨てる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分がコントロールするクリーチャーを1体オーナーの手札に戻し、その後この手順をアーティファクト1つとエンチャント1つと土地1つについて繰り返す。
- 《西風の魔道士リネッサ》の壮大能力はプレイヤーのみを対象とする。そのプレイヤーは、能力の解決時にどのパーマネントを戻すのかを選ぶ。パーマネントは1つずつ、指定された順番で戻される。例えば、そのプレイヤーは、アーティファクト・クリーチャーを1体戻すことで、アーティファクトとクリーチャーを戻したことにすることはできない。
《ニヒリス/Nihilith》
{4}{B}{B}
クリーチャー ― ホラー
4/4
畏怖
待機 7 ― {1}{B}
いずれかのカードがあらゆる領域からいずれかの対戦相手の墓地に置かれるたび、ニヒリスが待機状態である場合、あなたはニヒリスから時間カウンターを1個取り除いてもよい。
- トークンが場からいずれかの対戦相手の墓地に置かれる場合、あるいは呪文のコピーがスタックからいずれかの対戦相手の墓地に置かれる場合、《ニヒリス》の能力は誘発しない。(訳編注:初期版ではこれの翻訳が誤っておりました。お詫びして訂正します)
《にやにや笑いのイグナス/Grinning Ignus》
{2}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
2/2
{R}, にやにや笑いのイグナスをオーナーの手札に戻す:あなたのマナ・プールに{2}{R}を加える。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにのみプレイできる。
- 《にやにや笑いのイグナス》の能力にはタイミングの制限があるが、マナ能力である。この行動はスタックを使わず、対応することもできない。
《墓忍び/Tombstalker》
{6}{B}{B}
クリーチャー ― デーモン
5/5
飛行
探査(あなたはこの呪文をプレイするに際し、あなたの墓地にある望む枚数のカードをゲームから取り除いてもよい。それをプレイするためのコストは、これにより取り除かれたカード1枚につき{1}少なくなる。)
- 探査に関するルールは《死に際の喘ぎ/Death Rattle》を参照。
《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler》
{3}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
2/2
マッドネス {1}{B}(あなたがこのカードを捨てる場合、あなたはそれをあなたの墓地に置く代わりに、マッドネス・コストでそれをプレイしてもよい。)
墓を掻き回すものが場に出たとき、それのマッドネス・コストが支払われていた場合、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをオーナーの手札に戻してもよい。
- 2つ目の能力は、《墓を掻き回すもの》がマッドネス能力でプレイされたかどうかをチェックする。特定のマナ・コストが支払われたかどうかは(《雲の鍵/Cloud Key》等でコストが減っても)関係がない。
- 《墓を掻き回すもの》が場に出たとき、その能力はあなたがそれをマッドネスでプレイしていた場合にのみ誘発する。それが誘発した場合、あなたは対象を選ばなければならないが、それを手札に戻すかどうかは能力の解決時まで決めなくてよい。
- あなたは他のプレイヤーの墓地にあるカードを、そのプレイヤーの手札に戻してもよい。
《ぶどう園の大魔術師/Magus of the Vineyard》
{G}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
1/1
各プレイヤーの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、そのプレイヤーのマナ・プールに{G}{G}を加える。
- この能力は選択可能ではない。そのフェイズの終了までにマナが使われない場合、それはマナ・バーンを起こす。
- 戦闘前メイン・フェイズとは、(《連続突撃/Relentless Assault》等で)別の戦闘フェイズが作られたとしても、各ターンの最初のメイン・フェイズのみを指す。
《不明の下降/Gibbering Descent》
{4}{B}{B}
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは1点のライフを失い、カードを1枚捨てる。
暴勇 ― あなたの手札にカードが無い場合、あなたのアップキープ・ステップを飛ばす。
マッドネス {2}{B}{B}(あなたがこのカードを捨てる場合、あなたはそれをあなたの墓地に置く代わりに、マッドネス・コストでそれをプレイしてもよい。)
- あなたのアップキープが始まる時点であなたの手札にカードがない場合、代わりにそのステップは飛ばされ、ドロー・ステップが始まる。
《不毛の栄光/Barren Glory》
{4}{W}{W}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたが不毛の栄光以外のパーマネントをコントロールせず、かつあなたの手札にカードが無い場合、あなたはこのゲームに勝利する。
- 《不毛の栄光》の能力は、両方の条件は真でなければ誘発せず、能力の解決時に両方の条件が真でなければ何もしない。その間では、あなたはパーマネントをコントロールしたり手札にカードがあったりしても構わない。
《放漫トカゲ/Imperiosaur》
{2}{G}{G}
クリーチャー ― トカゲ
5/5
放漫トカゲをプレイするためには、基本土地が生み出したマナのみを支払う。
- 基本の特殊タイプを持つが土地ではない発生源のマナは、《放漫トカゲ》のプレイに支払えない。
- マナを生み出す効果の多くに、土地がタップされたときにプレイヤーのマナ・プールにマナを加えるマナ生成能力(《春の鼓動/Heartbeat of Spring》や《楽園の拡散/Utopia Sprawl》等)がある。これらのマナはエンチャントにより生み出されたものであり、《放漫トカゲ》のプレイに支払えない。
- 少数の効果(《ラノワールの脈動/Pulse of Llanowar》や《宝石の広間/Hall of Gemstone》等)は、土地が通常生み出すマナの代わりに何らかのマナを生み出すことを規定している。その土地が基本である場合、これにより生み出されたマナは《放漫トカゲ》のプレイに支払える。
- 基本土地が(《裂け岩の扉/Riftstone Portal》や《社交の達人/Joiner Adept》や《汚物の雨/Rain of Filth》等で)マナ能力を得た場合、これにより生み出されたマナは《放漫トカゲ》のプレイに支払える。
- 《放漫トカゲ》の制限は、それをプレイするための総コストに適用される。(《フェロッズの封印/Feroz's Ban》等で)追加コストがある場合、これらのコストも同様に基本土地からのマナで支払わなければならない。
《ボールドウィアの威嚇者/Boldwyr Intimidator》
{5}{R}{R}
クリーチャー ― 巨人・戦士
5/5
臆病者は戦士をブロックできない。
{R}:クリーチャー1体を対象とする。それのクリーチャー・タイプはターン終了時まで臆病者になる。
{R}:クリーチャー1体を対象とする。それのクリーチャー・タイプはターン終了時まで戦士になる。
- 臆病者は新しいクリーチャー・タイプである。このタイプを持つ唯一のクリーチャーは《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》である。
- 各起動型能力は、効果を受けたクリーチャーのすべてのクリーチャー・タイプを上書きする。
《卜占の逃走/Chronomantic Escape》
{4}{W}{W}
ソーサリー
次のあなたのターンまで、クリーチャーはあなたを攻撃できない。卜占の逃走を、それの上に時間カウンターを3個置いた状態でゲームから取り除く。
待機 3―{2}{W}(これをあなたの手札からプレイするのではなく、{2}{W}を支払ってゲームから取り除き、その上に時間カウンターを3個置いてもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。)
- 《卜占の逃走》は、その解決時に場にないクリーチャーに影響を与える。例えば、あなたのターンに《卜占の逃走》が解決され、その後対戦相手のターンにそのプレイヤーが速攻を持つクリーチャーをプレイしたとしても、そのクリーチャーはそのターンに攻撃できない。
- このサイクルに関しては、一般注釈の「再録キーワード能力:待機」を参照。
《魔女の霧/Witch's Mist》
{2}{B}
エンチャント
{2}{B}, {T}:このターンにダメージを与えられているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
- クリーチャーに与えられるすべてのダメージが軽減された場合、ダメージは実際には与えられておらず、《魔女の霧》は対象にできない。
- 致死ダメージを受けたクリーチャーが再生した場合、すべてのダメージはそのクリーチャーから取り除かれる。しかし、実際にこのターンにダメージが与えられたことには変わらないため、《魔女の霧》で対象にできる。
《迷えるオーラ術師/Lost Auramancers》
{2}{W}{W}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
3/3
消失 3(このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
迷えるオーラ術師が場からいずれかの墓地に置かれたとき、それの上に時間カウンターが置かれていなかった場合、あなたはあなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探して場に出してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
- 《迷えるオーラ術師》は、消失能力が最後に誘発したときに生け贄に捧げられることを要求しているわけではない。それが場から墓地に置かれた時点で時間カウンターが置かれていないかぎり、理由を問わずに誘発する。
《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk》
{1}{W}
クリーチャー ― キスキン・ならず者
1/1
プロテクション(点数で見たマナ・コストが3以上)
絆魂(このクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたはそれに等しい点数のライフを得る。)
- このプロテクション能力は以下の意味である。
- 《ミストメドウの身隠し》は、点数で見たマナ・コストが3以上のクリーチャーによってブロックされない。
- 《ミストメドウの身隠し》は、点数で見たマナ・コストが3以上のオーラによってエンチャントされない。同様に、それは点数で見たマナ・コストが3以上の装備品を装備しない。
- 《ミストメドウの身隠し》は、点数で見たマナ・コストが3以上の呪文の対象にならない。同様に、それは点数で見たマナ・コストが3以上の発生源の能力の対象にならない。
- 点数で見たマナ・コストが3以上の発生源から《ミストメドウの身隠し》に与えられるダメージはすべて軽減され、0になる。
- コストにXを含む呪文は、スタックにある間は点数で見たマナ・コストにXの部分を含む。例えば、《ミストメドウの身隠し》を《猛火/Blaze》(マナ・コスト{X}{R})の対象として選ぶ場合、Xが0か1なら選ぶことができるが、Xが2以上の《猛火/Blaze》では対象に選べない。
- 裏向きのクリーチャーの点数で見たマナ・コストは0であり、《ミストメドウの身隠し》はそれに対するプロテクションを持たない。
- 一般注釈の「新キーワード能力:絆魂」を参照。
《未来の大魔術師/Magus of the Future》
{2}{U}{U}{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/3
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードをプレイしてもよい。
- なんらかの効果であなたが複数枚のカードをひく場合、それぞれのカードを引く前に公開する。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが土地である場合、あなたは土地をプレイできるかぎりそれをプレイできる。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが土地でない場合、あなたはその呪文を通常通りにプレイできるかぎりそれをプレイできる。それのマナ・コストは支払わなければいけない。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが変異を持つ場合、あなたは{3}を支払ってそれを裏向きにプレイできる。ただし、すべてのプレイヤーはそのカードのプレイ前にそのカードが何であるかを見ている。
- あなたのライブラリーの一番上のカードはあなたの手札にはなく、あなたはそれを待機させたり、サイクリングしたり、捨てたり、それの起動型能力をプレイしたりできない。
- あなたが自分のライブラリーの一番上のカードのプレイを終了してすぐに、あなたのライブラリーの次のカードが公開される。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが、呪文や能力のプレイ中に変わった場合、新しい一番上のカードはその呪文や能力がプレイされ終わるまでは公開されない。
《ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs》
{3}{G}
エンチャント
能力を持たないクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
- 《ムラガンダの印刻》は、テキストをまったく持たないクリーチャーにのみボーナスを与える。これには、いわゆる“バニラ”クリーチャー(《灰色熊/Grizzly Bears》等)や裏向きのクリーチャー、多くのトークン、(《羊術/Ovinize》等により)能力を失ったクリーチャーが含まれる。「サイクリング {2}」や「Crimson Koboldsは赤である。」等を含むあらゆる能力は、ボーナスを与えなくなる。
- クリーチャー化した基本土地はマナ能力を持つため、ボーナスを得ない。
- オーラや装備品の中にはクリーチャーに能力を与えるものがあり、そのようなクリーチャーは+2/+2のボーナスを得られなくなる。例えば、《飛行/Flight》はエンチャントされているクリーチャーに飛行を与える。そうでないそれ以外のオーラや装備品は、クリーチャーに+2/+2のボーナスを与え続ける。例えば、《脱水/Dehydration》はエンチャントされているクリーチャーに対し何らかの働きかけをするが、それは能力を与えるわけではない。能力を与えるオーラや装備品は、キーワードや『』でくくられた能力と、「〜を得る」や「〜を持つ」と書かれている。
《物静かな破損/Quiet Disrepair》
{1}{G}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(アーティファクトかエンチャント)
あなたのアップキープの開始時に、以下の2つから1つを選ぶ。「エンチャントされているパーマネントを破壊する。」「あなたは2点のライフを得る。」
- 能力をスタックに置くときに、あなたがモードを選ぶ。
- “破壊”モードを選んで、能力がスタックにある間に《物静かな破損》が別なパーマネントに移動した場合、能力の解決時に新たにエンチャントされているパーマネントが破壊される。
- “破壊”モードを選んで、能力がスタックにある間に《物静かな破損》が場を離れた場合、それが最後にエンチャントされていたパーマネントが破壊される。
《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
{2}{R}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
4/3
飛行、速攻
壮大 ― 他の「刃の翼タロックス」という名前のカードを1枚捨てる:刃の翼タロックスはターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは自身のパワーに等しい。
- +X/+Xのボーナスは、能力の解決時の《刃の翼タロックス》を参照する。その後に《刃の翼タロックス》のパワーが変更されても変わらない。
《野蛮の怒り/Force of Savagery》
{2}{G}
クリーチャー ― エレメンタル
8/0
トランプル
- 《野蛮の怒り》のタフネスが0なのは間違いではない。これは、何らかの効果によりカウンター(《議事会の合唱者/Chorus of the Conclave》等)を置いたり、常在型能力によるタフネスの強化(《栄光の頌歌/Glorious Anthem》等)をしたりしないかぎり、場に出た直後に状況起因効果で墓地に置かれる。タフネスを強化する誘発型能力や起動型能力では救うことはできない。
《幽霊火/Ghostfire》
{2}{R}
インスタント
幽霊火は無色である。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。幽霊火はそれに3点のダメージを与える。
- 《幽霊火》はあらゆる領域で無色である。それのダメージの発生源も無色である。
《夜明けの宝冠/Daybreak Coronet》
{W}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(他のオーラがつけられているクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+3/+3の修整を受けるとともに先制攻撃と警戒と絆魂を持つ。(それがダメージを与えるたび、それのコントローラーはその点数に等しい点数のライフを得る。)
- エンチャントされているクリーチャーにつけられている他のすべてのオーラがエンチャントされていなくなった場合、《夜明けの宝冠》は不適正なパーマネントにつけられているため、オーナーの墓地に置かれる。
- 次元の混乱の《再拘束/Retether》はすべてのオーラを同時に場に戻すため、すでにあるクリーチャーがエンチャントされている状態でないかぎり、《夜明けの宝冠》をそのクリーチャーにつけることはできない。
- 一般注釈の「新キーワード能力:絆魂」を参照。
《要塞の鼠/Stronghold Rats》
{2}{B}
クリーチャー ― ネズミ
2/1
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみをブロックでき、ブロックされる。)
要塞の鼠がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーはカードを1枚捨てる。
- まずアクティブ・プレイヤーが捨てるカードを選び、その後他のプレイヤーがターン順に捨てるカードを選び、その後すべてのカードを同時に捨てる。どのカードを捨てるかははっきり選ぶ(あとで変更できない)が、それらは実際に捨てられるまで裏向きのままである。あなたは自分が選択する段階で他のプレイヤーが何を捨てるのかを知ることはできない。
《溶鉄の災難/Molten Disaster》
{X}{R}{R}
ソーサリー
キッカー {R}(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で{R}を支払ってもよい。
キッカー・コストが支払われている場合、溶鉄の災難は刹那を持つ。(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文やマナ能力でない起動型能力をプレイできない。)
溶鉄の災難は飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにX点のダメージを与える。
- キッカー・コストが支払われた場合、《溶鉄の災難》はスタック上にあるかぎり刹那を持つ。
《黄泉からの橋/Bridge from Below》
{B}{B}{B}
エンチャント
いずれかのトークンでないクリーチャーが場からあなたの墓地に置かれるたび、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
いずれかのクリーチャーが場からいずれかの対戦相手の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋をゲームから取り除く。
- 《黄泉からの橋》が場にある間、それは効果を持たない。それが墓地にある間のみ何かを行う。
《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
{1}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。雷刃の突撃はそれに3点のダメージを与える。
あなたがコントロールする1体以上のクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたの墓地に雷刃の突撃がある場合、あなたは{2}{R}{R}{R}を支払ってもよい。そうした場合、あなたはそれをそれのマナ・コストを支払わずにプレイしてもよい。
- このカードには、呪文のプレイが選択可能であるように若干の訂正が行われる。この能力が誘発したとき、まずあなたは{2}{R}{R}{R}を支払うかどうかを選ぶ。支払った場合、あなたはこの呪文をプレイするかどうかを選ぶ。
- 《雷刃の突撃》は、プレイヤーに戦闘ダメージを与えたクリーチャーの数やそのダメージの点数にかかわらず、戦闘ダメージ・ステップ1回につき1回だけ誘発する(ダメージが移し変えられた場合、ダメージを与える先はあなたかもしれない)。ただし、先制攻撃や二段攻撃で複数の戦闘ダメージ・ステップがある場合、能力が1ターンに2回誘発する可能性もある。
《ラノワールの再生地/Llanowar Reborn》
土地
ラノワールの再生地はタップ状態で場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
移植 1(この土地は+1/+1カウンターが1個置かれた状態で場に出る。クリーチャーが場に出るたび、あなたはこの土地の+1/+1カウンターを1個、それの上に移動してもよい。)
- +1/+1カウンターは、何らかの効果で《ラノワールの再生地》がクリーチャーにならないかぎり、それに影響を与えない。
《流動石の抱擁/Flowstone Embrace》
{1}{R}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
{T}:エンチャントされているクリーチャーはターン終了時まで+2/−2の修整を受ける。
- この能力はオーラの能力であり、クリーチャーに与えられる能力ではない。起動できるのはオーラのコントローラーだけである。
- 一般注釈の「テーマ:エンチャントのタップ」を参照。
《燐光の饗宴/Phosphorescent Feast》
{2}{G}{G}{G}
ソーサリー
あなたの手札にあるカードを望む枚数公開する。あなたはそれらのカードのマナ・コストの緑マナ・シンボル1つにつき2点のライフを得る。
- 緑であり何かである混成マナ・シンボルは、緑マナ・シンボルとして数える。例えば、《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》を公開した場合、あなたは4点のライフを得る。
《レイモス教の復興論者/Ramosian Revivalist》
{3}{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/2
{6}, {T}:あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが5以下のレベル・パーマネント・カード1枚を対象とし、それを場に戻す。
- 「パーマネント・カード」とは、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードである。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
{3}
アーティファクト
{T}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。
{T}:連合の秘宝の上に蓄積カウンターを1個置く。
あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、連合の秘宝からすべての蓄積カウンターを取り除く。これにより取り除かれたカウンター1個につき、あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。
- 《連合の秘宝》から一度に複数の蓄積カウンターを取り除いた場合、あなたはそれぞれにつき異なる色のマナをマナ・プールに加えてよい。
- 戦闘前メイン・フェイズとは、(《連続突撃/Relentless Assault》等で)別の戦闘フェイズが作られたとしても、各ターンの最初のメイン・フェイズのみを指す。
《論理の結び目/Logic Knot》
{X}{U}{U}
インスタント
探査(あなたはこの呪文をプレイするに際し、あなたの墓地にある望む枚数のカードをゲームから取り除いてもよい。それをプレイするためのコストは、これにより取り除かれたカード1枚につき{1}少なくなる。)
呪文1つを対象とする。それのコントローラーが{X}を支払わない限り、それを打ち消す。
- 探査はXの値自体を減らすわけではない。それは《論理の結び目》のコントローラーが支払うマナを減らすだけである。
- 探査に関するルールは《死に際の喘ぎ/Death Rattle》を参照。
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