ジャッジメント(tm)FAQ(よくある質問集) Paul Barclay、David DeLaney、Jeff Jordan編  このFAQは二つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。  第1章(一般注釈)は新しい機能や概念について説明しており、第2章(カード別注釈)では、それぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で最も重要なものへの回答を記載している。  カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。  行頭の記号が「*」のものは原文の、「@」のものは日本語訳に関するコメントである。 ======== 一般注釈 ======== 緑と白 * ジャッジメントは、トーメント(tm)での黒カードに偏った構成とバランスを取る形で、緑と白のセットである。緑と白のカードは他の色よりも枚数が多い。逆に(緑と白の共通の敵である)黒のカードは少ない。マルチカラーのカードはすべて緑白であり、土地もすべて緑と白に関連している。 ----- フラッシュバック/Flashback  フラッシュバックについての公式なルールを以下の通り定める。 502.22. フラッシュバック 502.22a フラッシュバックは、ある種のインスタントやソーサリー・カードがプレイヤーの墓地にあるときに働く常在型能力である。「フラッシュバック [コスト]」とは、「このカードのマナ・コストを払うかわりに[コスト]を支払うことで、あなたはこのカードを墓地からプレイしてもよい。そうした場合、このカードがスタックから離れるときに、他の場所に移動させる代わりにゲームから取り除く」ということを意味する。フラッシュバック能力を使って呪文をプレイする場合は、409.1bおよび409.1fの代替コストのルールに従う。 * フラッシュバック・コストを支払って、墓地にある呪文をプレイするときも、マナ・コストは変化しない。単に、マナ・コストを支払うかわりにフラッシュバック・コストを支払うだけである。 * 呪文のコストを増減させる効果は、フラッシュバック・コストを増減させる。なぜなら、それは呪文の総コストに影響を及ぼすのであり、マナ・コストだけに影響を及ぼすのではないからである。 * フラッシュバック能力でプレイされた呪文が解決されたときには、そのオーナーの墓地には置かれない。従って、カードが墓地に置かれたことを条件とする誘発型能力は発生しない。フラッシュバック能力でプレイされた呪文が打ち消された場合も、ゲームから取り除かれる。 * フラッシュバック能力を持つカードは、左上角に灰色の墓石アイコンが描かれている。これは、墓地にあるどのカードがもう一度プレイできるかを識別しやすくするためのものである。 ---- スレッショルド/Threshold  スレッショルドについての公式なルールを以下の通り定める。 502.23. スレッショルド 502.23a スレッショルドは、「スレッショルド − [文章]」と表記される常在型能力である。文章の部分は、常在型能力、起動型能力、誘発型能力、特性定義文、呪文文章、あるいはこれらの任意の組み合わせでありうる。「スレッショルド − [文章]」とは、「あなたの墓地に7枚以上のカードがある場合、このカードは '[文章]' を持つ」ということを意味する。 502.23b スレッショルドを持つカードや呪文は、そのコントローラーの墓地に7枚以上のカードがある場合にのみ、スレッショルド文章を持つものとして扱う。そうでない場合、「スレッショルド −」以下の文章はそのカードやパーマネントに存在しないものとして扱われる。 502.23c スレッショルドを持つインスタントやソーサリー・カードは、そのカードがスタックにある間(つまり呪文である間)のみスレッショルド文章を持つ。スレッショルドを持つアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地カード、その他いかなるパーマネントも、そのカードやパーマネントが場にある間だけはスレッショルド文章を持つ。 * スレッショルドを持つインスタントやソーサリーは、プレイ時やスタックに積まれるときではなく、解決されるときに墓地のカードが7枚以上あるかどうかを参照する。 * パーマネントが、スレッショルドによって起動型能力や誘発型能力を持つ場合、そのプレイ時、あるいは誘発時にのみ墓地のカードを参照する。解決時に墓地のカードが7枚未満になっていたとしても、その能力は通常通り解決される。 * スレッショルドによる常在型能力は、墓地に7枚以上のカードがある場合に単に「オン」になり、そうでない場合に「オフ」になる。 ----- ナイトメア *ジャッジメントのカードのうち9枚は、「ナイトメア/Nightmare」というクリーチャー・タイプを持っている。そのうち赤が3枚で、青が6枚である。赤いナイトメアは名前に「〜喰らいの〜/〜gorger 〜」が付き、青いナイトメアは名前に「寄生牙の〜/Wormfang 〜」が付く。トーメントのナイトメアと同様に、これらのクリーチャーも場に出たときに何かをゲームから除き、場を離れたときにそれをゲームに戻す能力を持っている。ただし今までと違うのは、これらは相手ではなくあなたに影響を与えるのである。 寄生牙のイモリ/Wormfang Newt {1}{U} クリーチャー ― ナイトメア・ビースト 2/2 寄生牙のイモリが場に出たとき、あなたがコントロールする土地を1つゲームから取り除く。 寄生牙のイモリが場を離れたとき、この方法で取り除いたカードをそのオーナーのコントロール下で場に戻す。 * 《寄生牙のカニ/Wormfang Crab》には、ゲームを引き分けに終わらせる無限ループが発生しないように、文章が変更された。訂正後の文章は「カード別注釈」の当該項目を参照。 * ジャッジメントのナイトメア・クリーチャーのうち6体は、あなたがコントロールしているカードやパーマネントをゲームから取り除く。これらのナイトメアのいずれかが、場に出たときの能力の解決前に場を離れた場合、場を離れたときの能力が後から誘発され、先に解決される。この場を離れた時の能力は、実際は何の効果もなく、その後場に出たときの能力が解決される。そのカードはゲームから取り除かれ、その後戻ってくることはない。 * ナイトメアの場を離れたときの能力により戻ってくるのはカードだけである。トークンは場を離れるとすぐに消滅するため、その後戻ってくることはない。取り除かれたカードが場に戻ったときは、そのカードはまったく新しいカードとして扱う。 * 残り3体のナイトメア・クリーチャーは、あなたのライフを1ライフ残してすべて失わせる《魂喰らいのオーグ/Soulgorger Orgg》、あなたのターンを飛ばす《寄生牙のマンタ/Wormfang Manta》、あなたの手札を無作為に1枚捨てさせる《呪文喰らいの蛮族/Spellgorger Barbarian》である。これらのクリーチャーが、場に出たときの能力の解決前に場を離れた場合に関しては、「カード別注釈」のそれぞれの項目を参照。 * ナイトメアは以下の通り:《寄生牙のイモリ/Wormfang Newt》《寄生牙のカニ/Wormfang Crab》《寄生牙の亀/Wormfang Turtle》《寄生牙のドレイク/Wormfang Drake》《寄生牙のベヒモス/Wormfang Behemoth》《寄生牙のマンタ/Wormfang Manta》《呪文喰らいの蛮族/Spellgorger Barbarian》《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》《魂喰らいのオーグ/Soulgorger Orgg》。《寄生牙のカニ/Wormfang Crab》《呪文喰らいの蛮族/Spellgorger Barbarian》《魂喰らいのオーグ/Soulgorger Orgg》に関しては、それぞれの「カード別注釈」も参照。 ----- 代言者 * ジャッジメントの5体の「代言者/Advocate」は、対戦相手の墓地にあるカードをそのプレイヤーの手札に戻すことによって、あなたに利益をもたらすクリーチャーである。これらはすべて緑か白である。 虚無魔道士の代言者/Nullmage Advocate {2}{G} クリーチャー ― 昆虫・ドルイド 2/3 {T}:対象の、1人の対戦相手の墓地にあるカード2枚を、そのプレイヤーの手札に戻す。対象のアーティファクトかエンチャント1つを破壊する。 * この能力は、対戦相手の墓地にある指定された枚数のカードと、この能力が影響を与えるものを対象とする。これらはすべて異なるカードでなければならない。これらのカードのうちいくつかが解決時に不正な対象となった場合でも、残りに関しては可能な限り効果を適用する。 * 対戦相手1人の墓地に対象として必要な枚数のカードがなければ、この能力はプレイできない。 * 代言者は以下の通り:《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》《虚無魔道士の代言者/Nullmage Advocate》《波動魔道士の代言者/Pulsemage Advocate》《防衛魔道士の代言者/Shieldmage Advocate》《腕力魔道士の代言者/Forcemage Advocate》。 ----- 「幻影」クリーチャー * ジャッジメントの5体の「幻影」クリーチャーは、いくつかの+1/+1カウンターを上に置いた状態で場に出る。これらに与えられたダメージはすべて軽減され、その後、ダメージが与えられるはずだった「幻影」クリーチャーの上から+1/+1カウンターを1個取り除く。これらはすべて緑か白である。 幻影の遊牧の民/Phantom Nomad {1}{W} クリーチャー ― ノーマッド・スピリット 0/0 幻影の遊牧の民は、その上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で場に出る。 幻影の遊牧の民にダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減して0にし、幻影の遊牧の民の上から+1/+1カウンターを1個取り除く。 * 「幻影」クリーチャーにダメージが与えられる場合、そのダメージをすべて軽減して0にする。その後、その上から+1/+1カウンターを1個取り除く。「幻影」クリーチャーに、一度に何点のダメージが与えられたかは関係無い。あくまで+1/+1カウンターを1個だけ取り除く。 * すべての「幻影」クリーチャーの基本のタフネスは0である。「幻影」クリーチャーの上の+1/+1カウンターが無くなったら、他の効果でそのタフネスが増えていない限り、「幻影」クリーチャーのタフネスは0になり、オーナーの墓地に置かれる。 * 「幻影」クリーチャーの上に+1/+1カウンターが無い状態でも、ダメージを軽減する能力は適用される。したがって、他の効果で「幻影」クリーチャーのタフネスが増えている場合、《鋭い痛み/Flaring Pain》などの効果(「カード別注釈」を参照)によりダメージ軽減が禁止されている場合を除き、ダメージにより破壊することは不可能になる。 * 「幻影」クリーチャーは以下の通り:《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》《幻影の虎/Phantom Tiger》《幻影のナントゥーコ/Phantom Nantuko》《幻影のニショーバ/Phantom Nishoba 》《幻影の群れ/Phantom Flock》《幻影の遊牧の民/Phantom Nomad》。《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》に関しては、「カード別注釈」も参照。 ----- インカーネーション * インカーネーションは、墓地に置かれているときに効果を発生するクリーチャーである。 憤怒/Anger {3}{R} クリーチャー ― インカーネーション 2/2 速攻 憤怒があなたの墓地にあり、かつあなたが山をコントロールしているかぎり、あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。 * 5体のアンコモンのインカーネーションは、それがあなたの墓地にあって、なおかつあなたが当該の基本地形タイプの土地をコントロールしている間、あなたがコントロールするクリーチャーに特定のキーワード能力を与える。この能力は、インカーネーションが墓地に置かれると同時に機能し始める。インカーネーションが場に出ている間は、それ自身はその能力を持っているが、他のあなたのクリーチャーにはその能力は与えられない。 * レアのインカーネーションは、《栄光/Glory》と《起源/Genesis》の2体である。《起源/Genesis》は、あなたの墓地のクリーチャー・カードをあなたの手札に戻す誘発型能力を持っている。《栄光/Glory》はあなたのクリーチャーに選んだ色のプロテクションを与える起動型能力を持っている。 * 《裂け岩の扉/Riftstone Portal》は、インカーネーションとほぼ同じ形の能力を持っている土地である。これが墓地にある間、あなたがコントロールする土地はタップして{G}か{W}をあなたのマナ・プールに出す能力を持つ。 * インカーネーションにより与えられた能力に関して、(他の効果がその能力を参照したり取り除いたりするなどのために)その能力のタイムスタンプを必要としている場合、それはインカーネーションが墓地に置かれた時点とする。これは、ルール418.5cの「パーマネントのタイムスタンプは、それが場に出たときとする」の拡張である。 * インカーネーションと 《裂け岩の扉/Riftstone Portal》には墓石アイコンが描かれている。これにより、墓地にある状態でも見分けやすくなるだろう。 * インカーネーションは以下の通り:《栄光/Glory》《起源/Genesis》《豪腕/Brawn》《不可思議/Wonder》《不浄/Filth》《武勇/Valor》《憤怒/Anger》。《栄光/Glory》《起源/Genesis》《裂け岩の扉/Riftstone Portal》に関しては、それぞれの「カード別注釈」も参照。 ----- 願い * ジャッジメントの5枚の「願い」は、あなたが所有するカードならなんでも、あなたの手札に加えるカードである。 燃え立つ願い/Burning Wish {1}{R} ソーサリー ゲーム外からあなたがオーナーであるソーサリー・カードを1枚選び、そのカードを公開して、あなたの手札に加える。燃え立つ願いをゲームから取り除く。 * 「願い」カードを使うことで、あなたはゲームから取り除かれたカードか、ゲーム開始時にあなたのデッキに入っていないマジック(r)のカードを1枚、あなたの手札に加えることができる。「願い」カードは、そのゲームがDCI(tm)認定トーナメントか否かによって、若干違う方法で解決を行う。 * ゲームがDCI認定トーナメントでない場合、「ゲーム外のあなたがオーナーであるカード」は、以下のいずれかになる。 A) ゲーム外領域に置かれているカード。これは、その領域に置かれた理由を問わない。 B) あなたのコレクションの中のカード。手持ちのカードの中から、今一番助けになるカードを探してきてよい。 * ゲームがDCI認定トーナメントで行われている場合、「ゲーム外のあなたがオーナーであるカード」は、以下のいずれかになる。 A) ゲーム外領域に置かれているカード。これは、その領域に置かれた理由を問わない。 B) あなたのサイドボードのカード。サイドボードのカードを手札に加えた場合、プレイされた「願い」カードは、単にゲームから取り除く代わりに、サイドボードに加えなければならない。これにより、サイドボードのカードの枚数は常に変わらないことになる。 * マジックのフロアルールによれば、あなたはゲーム中にサイドボードのカードを見ることはできない。「願い」カードはこの例外である。「願い」の解決中(かつ、その時に限り)、あなたはサイドボードを見ることができる。サイドボードのカードと他のカードが混ざらないように気をつけること。 * 「願い」カードは以下の通り:《生ける願い/Living Wish》《黄金の願い/Golden Wish》《狡猾な願い/Cunning Wish》《死せる願い/Death Wish》《燃え立つ願い/Burning Wish》。 ----- ケンタウルス @ 訂正:日本語版ジャッジメントのクリーチャーのうち4体は、クリーチャー・タイプが「ケンタウロス」になっている。これらは誤りで、「ケンタウルス」が正しいクリーチャー・タイプである。該当するカードは以下の通り:《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》《戦場のたかり屋/Battlefield Scrounger》《根づけケンタウロス/Centaur Rootcaster》《腕力魔道士の代言者/Forcemage Advocate》。 ----- ============ カード別注釈 ============ (日本語名五十音順) 稲妻の波動/Lightning Surge {3}{R}{R} ソーサリー 稲妻の波動は対象のクリーチャー1体か対象のプレイヤー1人に、4点のダメージを与える。 スレッショルド ―― 代わりに、稲妻の波動はそのクリーチャーかプレイヤーに6点のダメージを与える。このダメージは軽減できない。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) フラッシュバック {5}{R}{R}(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストを支払うことによってプレイしてもよい。そのあと、そのカードをゲームから取り除く。) * 稲妻の波動は、4点か6点のダメージを与える。合計して10点のダメージを与えるわけではない。4点のダメージを与える場合、そのダメージは軽減できる。 * 「ダメージが軽減できない」とは、あらゆるダメージ軽減の盾やそれに類する効果が無効になること意味する。《赤の防御円/Circle of Protection: Red》は、このダメージを軽減できない。「幻影」クリーチャーが稲妻の波動の対象となった場合、それは6点のダメージを受けた上で、+1/+1カウンターを1個失う。 * 稲妻の波動が墓地からプレイされる場合、稲妻の波動自身はスレッショルドの枚数に数えない。スレッショルドは呪文の解決時に確認され、その時点では稲妻の波動は墓地ではなくスタックにあるからである。 ----- 陰謀団式療法/Cabal Therapy {B} ソーサリー 土地以外のカード名を1つ指定する。そのあと、対象のプレイヤーは手札を公開し、指定されたカードをすべて捨てる。 フラッシュバック ――クリーチャーを1体生け贄に捧げる。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストを支払うことによってプレイしてもよい。そのあと、そのカードをゲームから取り除く。) * カード名は解決時に指定し、その後対象となったプレイヤーは手札を公開する。そのプレイヤーは、カード名を指定してから手札を公開するまでの間に、何かで対応することはできない。 @ 対象のプレイヤー「1人」が抜けている。 ----- 渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm {3}{R} ソーサリー スレッショルド ―― 渦巻く砂嵐は、飛行を持たないすべてのクリーチャーに5点のダメージを与える。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * このカードは、解決時にあなたがスレッショルドでなければ何もしない。 ----- 疑いなき権威/Unquestioned Authority {2}{W} エンチャント(クリーチャー) 疑いなき権威が場に出たとき、カードを1枚引く。 エンチャントされているクリーチャーは、プロテクション(クリーチャー)を得る。 * プロテクション(クリーチャー)とは、このクリーチャーはクリーチャーによってブロックされず、クリーチャーの能力の対象とならず、クリーチャーからのダメージはすべて軽減されて0になることを意味する。 ----- 栄光/Glory {3}{W}{W} クリーチャー ― インカーネーション 3/3 飛行 {2}{W}:あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色に対するプロテクションを得る。この能力は、栄光があなたの墓地にあるときにのみプレイできる。 * 他の5体のアンコモンのインカーネーションとは異なり、栄光は起動型能力を持つ。常在型能力ではない。能力の解決前に栄光があなたの墓地から除かれても、解決は通常通り行う。他の起動型能力と同様に、あなたは1ターンにこの能力を複数回プレイできる。 * この能力を解決する毎に、あなたはあなたのクリーチャーがどの色に対するプロテクションを得るかを決める。栄光は、能力の解決時に場に出ていたクリーチャーにのみプロテクションを与える。あなたの墓地のクリーチャー・カードや、能力の解決後に場に出たクリーチャーは、プロテクションを得ない。 * 栄光の能力は対象を必要としないので、あなたのクリーチャーがすでに栄光によりプロテクション(白)を得ていたとしても、さらに栄光により好きな色に対するプロテクションを与えることができる。 ----- 送り火/Funeral Pyre {W} インスタント 対象の、墓地にあるカード1枚をゲームから取り除く。そのカードのオーナーは、飛行を持つ1/1の白のスピリット・クリーチャー・トークンを1個場に出す。 * 取り除かれたカードのオーナーが、自分のコントロールの下でトークンを場に出す。 ----- 外骨格の鎧/Exoskeletal Armor {1}{G} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+X/+Xの修正を受ける。Xはすべての墓地にあるクリーチャー・カードの総数に等しい。 * 外骨格の鎧は、ウェザーライト(tm)の《浄火の鎧/Empyrial Armor》と同じ動きをする。Xの値は、クリーチャー・カードが墓地に置かれたり墓地から取り除かれたりするたびに変化する。 ----- 仮面のゴルゴン/Masked Gorgon {4}{B} クリーチャー ― ゴルゴン 5/5 緑のクリーチャーと白のクリーチャーは、プロテクション(ゴルゴン)を持つ。 スレッショルド ―― 仮面のゴルゴンは、プロテクション(白)とプロテクション(緑)を持つ。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * 緑クリーチャーと白クリーチャーは、仮面のゴルゴンだけでなく、クリーチャー・タイプがゴルゴンのすべてのクリーチャーに対するプロテクションを得る。 * プロテクション(ゴルゴン)とは、このクリーチャーはゴルゴンによってブロックされず、ゴルゴンの能力の対象とならず、ゴルゴンからのダメージはすべて軽減されて0になることを意味する。 ----- 起源/Genesis {4}{G} クリーチャー ― インカーネーション 4/4 あなたのアップキープの開始時に、起源があなたの墓地にある場合、あなたは{2}{G}を支払ってもよい。そうしたなら、対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を、あなたの手札に戻す。 * 他の5体のアンコモンのインカーネーションとは異なり、起源は誘発型能力を持つ。常在型能力ではない。この効果は、あなたのアップキープの開始時およびこの誘発型能力の解決時に、このカードが墓地になければ発生しない。 * この能力をスタックに置く際に、あなたは対象となるカードを決定する。これは実際に{2}{G}を支払う前に行い、たとえ実際にこの能力を使用する意思が無くても行う。そのクリーチャー・カードは、起源が対象としなければいけないので、あなたのアップキープの開始時にあなたの墓地にある必要がある。起源は自分自身を対象とすることが可能である。もしあなたの墓地に他にクリーチャー・カードが無ければ、起源は自分自身を対象にしなければいけない。 * コストの支払いとクリーチャー・カードを手札に戻すことは、能力の解決時に行う。起源1枚につき、1ターンに1枚のクリーチャー・カードを戻すことができる。1ターンに複数のクリーチャー・カードを手札に戻したい場合は、複数の起源をあなたの墓地に置く必要がある。 ----- 寄生牙のカニ/Wormfang Crab {3}{U} クリーチャー ― ナイトメア・カニ 3/6 訂正 マジックのルール・チームは、最近になってこのカードの持つ問題点を発見した。このカードは他のカードと組み合わせることによって、その能力が引き分けに終わってしまう無限ループを発生するのである。カードに書かれている文章は以下の通りである。 寄生牙のカニはブロックされない。 寄生牙のカニが場に出たとき、対戦相手1人はあなたがコントロールするパーマネントを1つ選び、それをゲームから取り除く。 寄生牙のカニが場を離れたとき、この方法で取り除いたカードをそのオーナーのコントロール下で場に戻す。 その後、ルール・チームはこのカードを以下のように修正することに決定した。今後のオラクル(tm)も、同様の修正が入ることになる。 寄生牙のカニはブロックされない。 寄生牙のカニが場に出たとき、対戦相手1人はあなたがコントロールする、寄生牙のカニ以外のパーマネントを1つ選び、それをゲームから取り除く。 寄生牙のカニが場を離れたとき、この方法で取り除いたカードをそのオーナーのコントロール下で場に戻す。 これにより、寄生牙のカニは自分自身をゲームから取り除けなくなる。 ----- 寄生牙のマンタ/Wormfang Manta {5}{U}{U} クリーチャー ― ナイトメア・ビースト 6/1 飛行 寄生牙のマンタが場に出たとき、あなたの次のターンをとばす。 寄生牙のマンタが場を離れたとき、このターンに続いて、さらにもう1度あなたのターンを行う。 * 寄生牙のマンタは、場に出たターンの次のあなたのターンを飛ばし、場から離れたときにあなたに追加のターンを与える。 * 寄生牙のマンタが、場に出たターンと同じターンに場を離れた場合、その2つの能力は互いに相殺される(どちらの能力が先に解決されても変わらない)。場に出たときの能力は、「あなたの次のターンは飛ばされる」という効果を発生する。場を離れたときの能力は、あなたにこのターンの直後に追加ターンを与える。現在のターンが終わったら、あなたは追加のターンを得るが、そこで「次のターンは飛ばされる」効果が適用され、追加されたターンが飛ばされるのである。 ----- クローサの境界/Krosan Verge 土地 クローサの境界は、タップ状態で場に出る。 {T}:あなたのマナ・プールに、無色のマナ1点を加える。 {2}{T},クローサの境界を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから、森カード1枚と平地カード1枚を探し出し、タップ状態で場に出す。そのあと、あなたのライブラリーを切り直す。 * クローサの境界は、あなたのライブラリーから、森か平地のどちらか1枚ではなく、2枚両方のカードを探させる能力を持つ。探してくる土地は基本地形である必要は無く、したがってこれにより、《Tundra》や《Tropical Island》などの、いわゆる「二重地形」を探してくることができる。 * 森か平地のどちらか一方、あるいは両方を、見つからなかったことにできる。 ----- クローサの旅人/Krosan Wayfarer {G} クリーチャー ― ドルイド 1/1 クローサの旅人を生け贄に捧げる:あなたの手札から土地を1枚場に出す。 * この能力の解決時に、あなたの手札に土地カードがある場合、そのうち1枚を場に出さなければいけない。 ----- クローサ流再利用/Krosan Reclamation {1}{G} インスタント 対象のプレイヤー1人は、対象の、最大2枚までの自分の墓地にあるカードを自分のライブラリーに加え、切り直す。 フラッシュバック {1}{G}(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストを支払うことによってプレイしてもよい。そのあと、そのカードをゲームから取り除く。) * ライブラリーに戻すカードはあなたが決める。 * 対象となったプレイヤーが、呪文の解決前に不適正な対象となった場合、クローサ流再利用によりそのプレイヤーがカードをライブラリーに戻して切り直すことはない。カードはそのまま墓地に残る。 ----- 汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled {2}{B}{B} クリーチャー ― ゾンビ・ドワーフ・レジェンド 2/2 すべてのミニオンは+1/+1の修正を受ける。 {B}{B}{B},汚らわしき者バルソーをゲームから取り除く:各プレイヤーは、自分の墓地のすべての赤クリーチャー・カードと黒クリーチャー・カードを場に出す。 * トーメントの《頑強なるバルソー/Balthor the Stout》と同様に、汚らわしき者バルソーも、自分自身とは異なるクリーチャー・タイプを強化する。この場合、それはミニオンである。 * 二番目の能力の解決時に、各プレイヤーは自分の墓地のクリーチャー・カードを調べる。それが赤なら場に戻す。それが黒なら場に戻す。それが赤でもあり黒でもあるなら、場に戻す。 * 《頑強なるバルソー/Balthor the Stout》と汚らわしき者バルソーは、同時に場に存在できる。これらは(キャラクター上は同じでも)異なるカードであり、レジェンド・ルールはこの場合は適用されない。 ----- 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur {2}{G}{G} クリーチャー ― ケンタウロス・スピリット 2/0 プロテクション(黒) 幻影のケンタウロスは、その上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で場に出る。 幻影のケンタウロスにダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減して0にし、幻影のケンタウロスの上から+1/+1カウンターを1個取り除く。 @ 訂正:このカードのクリーチャー・タイプは「ケンタウルス・スピリット」である。 * 黒いダメージ源からのダメージが幻影のケンタウロスに与えられる場合、幻影のケンタウロスのコントローラーは、どの能力でダメージを軽減するかを選ぶことができる。ダメージをプロテクション(黒)で軽減した場合、+1/+1カウンターは取り除かれない。ダメージを「幻影」能力で軽減した場合、+1/+1カウンターを1個取り除く。 ----- 酷暑/Swelter {3}{R} ソーサリー 酷暑は対象のクリーチャー2体にそれぞれ2点のダメージを与える。 * 酷暑は対象のクリーチャーが2体必要である。酷暑が対象とできるクリーチャーが場に1体しかいない場合、プレイできない。 ----- 裂け岩の扉/Riftstone Portal 土地 {T}:あなたのマナ・プールに、無色のマナ1点を加える。 裂け岩の扉があなたの墓地にあるかぎり、あなたがコントロールする土地は「{T}:あなたのマナ・プールに{G}か{W}を加える」の能力を持つ。 * 裂け岩の扉は、インカーネーションと同じような働きをする。このカードがあなたの墓地にある間、あなたのすべての土地は、{G}か{W}を出す能力を得る。 ----- 次元の混乱/Planar Chaos {2}{R} エンチャント(場) あなたのアップキープの開始時に、コインを投げる。コイン投げであなたが負けた場合、次元の混乱を生け贄に捧げる。 プレイヤーが呪文をプレイするたびに、そのプレイヤーはコインを投げる。そのプレイヤーがコイン投げに負けた場合、その呪文を打ち消す。 * 次元の混乱は、あなたも含め、すべてのプレイヤーの呪文のプレイに対し、コイン投げを強制する。 ----- シャーマンの恍惚/Shaman's Trance {2}{R} インスタント ターン終了時まで、他のプレイヤーは墓地からカードをプレイできず、あなたは他のプレイヤーの墓地にあるカードを、あなたの墓地にあるかのようにプレイできる。 * シャーマンの恍惚は、あなたに墓地のカードをプレイする特別な能力を与えるわけではない。あくまで、それ以外の(フラッシュバック能力や《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》等の)方法が必要である。シャーマンの恍惚は、あくまであなたがプレイすることのできる墓地のカードを増やすだけのものである。 * いずれかの墓地にあるフラッシュバック付きのカードは、いずれもプレイが可能である。これらのカードは、通常通りプレイ後には取り除かれる。 * このターンにあなたが《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》をプレイしている場合、あなたの墓地のカードと同様に、対戦相手の墓地のカードをプレイすることができる。あなたの墓地からプレイされたカードは、ゲームから取り除かれる。対戦相手の墓地からプレイされたカードは、《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》の置換効果が適用されないため、そのまま対戦相手の墓地に置かれる。したがって、あなたはマナが許す限り、対戦相手の墓地のカードを使い続けることができる。 * シャーマンの恍惚の効果では、(《栄光/Glory》のような)対戦相手の墓地にあるカードの能力をプレイすることはできず、対戦相手がその能力をプレイすることを妨げない。 ----- 呪文喰らいの蛮族/Spellgorger Barbarian {3}{R} クリーチャー ― ナイトメア・バーバリアン 3/1 呪文喰らいの蛮族が場に出たとき、あなたの手札のカードを1枚、無作為に選んで捨てる。 呪文喰らいの蛮族が場を離れたとき、カードを1枚引く。 * 呪文喰らいの蛮族は、他のナイトメアとは若干異なる動きをする。それは取り除いたものをそのまま戻すのではなく、違うものを戻す(捨てられたカード自身は戻ってこない)。また、カードはゲームから取り除くのではなく、墓地に置かれる。 * 呪文喰らいの蛮族の能力の解決時に手札が無い場合、何も起こらない。これにより呪文喰らいの蛮族に影響が出ることもない。さらに、場を離れたときにはカードが引ける。 * 呪文喰らいの蛮族が、それが場に出たときの能力の解決前に場を離れた場合、場を離れたときの能力が先に解決される。まずあなたはカードを1枚引き、その上で手札を無作為に1枚捨てる。 ----- 呪文乗っ取り/Spelljack {3}{U}{U}{U} インスタント 対象の呪文1つを打ち消す。呪文がこの方法で打ち消された場合、そのカードをそのオーナーの墓地に置く代わりにゲームから取り除く。そのカードがゲームから取り除かれているかぎり、あなたはその呪文のマナ・コストを支払わずに、そのカードをあなたの手札にあるかのようにプレイしてよい。その呪文のマナ・コストにXが含まれる場合、Xは0である。 * あなたが呪文に呪文乗っ取りをプレイしたら、その呪文はあなたがプレイするまでゲームから取り除かれたままである。あなたがその呪文をプレイするときは、その呪文のマナ・コストは支払う必要は無いが、追加コストが必要なら支払わなければならない。それ以外の、呪文のプレイの際のルールはすべて適用される。例えば、あなたはのっとったソーサリー呪文を相手のターンにプレイすることはできない。同様に、その呪文になんらかのプレイの制限がある場合。それに従う必要がある。 * 呪文乗っ取りで取り除いた、インスタントかソーサリーをプレイした場合、解決後にそれはオーナーの墓地に置かれる。 * 呪文乗っ取りで取り除いた、クリーチャーかエンチャントかアーティファクト呪文をプレイした場合、それはあなたのコントロールの下で場に出る。それが破壊されるか、ゲーム終了時に、それはオーナーの墓地に置かれる。 * フラッシュバックでプレイされた呪文に対して、呪文乗っ取りをプレイしてかまわない。その場合、それはゲームから取り除かれ、あなたはそれをプレイすることができる。その呪文をプレイした場合、解決後はオーナーの墓地に置かれる。フラッシュバックの効果は適用されない。 * (《ミラーリ/Mirari》などによる)呪文のコピーを対象に呪文乗っ取りをプレイした場合、その呪文は打ち消される。しかし、その呪文がゲームから取り除かれた時点で、それは存在しなくなる。 * 取り除かれた呪文のオーナーは、対応する「願い」により、その呪文を取り戻すことができる。 ----- 狩猟場/Hunting Grounds {G}{W} エンチャント(場) スレッショルド ―― いずれかの対戦相手が呪文をプレイするたび、あなたは手札にあるクリーチャー・カード1枚を場に出してもよい。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * 狩猟場は、あなたがスレッショルド条件を満たしていなければ何の能力も持たない。あなたがスレッショルド条件を満たしている場合、いずれかのあなたの対戦相手が呪文をプレイするたびに、この能力が誘発する。 ----- 司令官イーシャ/Commander Eesha {2}{W}{W} クリーチャー ― 鳥・兵士・レジェンド 2/4 飛行、プロテクション(クリーチャー) * プロテクション(クリーチャー)とは、このクリーチャーはクリーチャーによってブロックされず、クリーチャーの能力の対象とならず、クリーチャーからのダメージはすべて軽減されて0になることを意味する。 ----- 鋭い痛み/Flaring Pain {1}{R} インスタント このターン、ダメージは軽減できない。 フラッシュバック {R}(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストを支払うことによってプレイしてもよい。そのあと、そのカードをゲームから取り除く。) * 鋭い痛みは、あらゆるダメージ軽減を禁止する。鋭い痛みの解決後は、ダメージは軽減できない。ダメージ軽減の呪文や能力をプレイすること自体は可能だが、それらはすべて役に立たない。鋭い痛みの解決前にすでにはられていたダメージ軽減の盾は、解決後は無駄になる。 * 防御円やそれに類するカードは、まったく効果を発揮しなくなる。 * プロテクション能力もダメージを軽減できないが、それ以外の効果は通常通り有効である。したがって、例えばプロテクション(赤)を持つクリーチャーは《猛火/Blaze》の対象にならないが、《地震/Earthquake》のダメージを受ける。 * 「幻影」クリーチャーがダメージを受ける場合、そのダメージは軽減されず、さらに+1/+1カウンターを1個取り除く。 * ダメージを「移し変える/redirect」能力は、通常通り機能する。あくまで、「軽減」か「プロテクション」と書いてある呪文や能力のみが影響を受ける。 ----- 切除するもの/Scalpelexis {4}{U} クリーチャー ― ビースト 1/5 飛行 切除するものがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、そのプレイヤーのライブラリーのカードを一番上から4枚、ゲームから取り除く。その内2枚以上のカードが同じ名前の場合、この手順を繰り返す。 * カードを4枚取り除く毎に、そのうち2枚が同じ名前だったら、さらに4枚のカードを取り除く。それ以前に取り除かれたカードの名前は関係ない。他のこれと似た能力とは異なり、基本地形の名前も有効である。 ----- 戦場のたかり屋/Battlefield Scrounger {3}{G}{G} クリーチャー ― ケンタウロス 3/3 スレッショルド ―― あなたの墓地にあるカードを3枚あなたのライブラリーの一番下に置く:戦場のたかり屋はターン終了時まで+3/+3の修正を得る。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。(この能力は、あなたの墓地にカードが7枚以上ある場合にしかプレイできない。) @ 訂正:このカードのクリーチャー・タイプは「ケンタウルス」である。 * スレッショルドに達しているかどうかは、この能力をプレイする直前に確認する。この能力をプレイすることであなたがスレッショルドを失っても、この能力はそのまま解決する。ただしその場合、あなたの墓地のカードが再び7枚以上になるまで、この能力をプレイしたりコストを支払ったりはできない。 ----- 象の導き/Elephant Guide {2}{G} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+3/+3の修正を受ける。 エンチャントされたクリーチャーが墓地に置かれたとき、3/3の緑の象クリーチャー・トークンを1個場に出す。 * 象の導きをコントロールしているプレイヤーが象トークンを得る。象の導きをエンチャントしているクリーチャ−のコントローラーとは限らない。 * 象の導き自体が墓地に置かれても、それがエンチャントしていたクリーチャーが墓地に置かれない場合、象トークンは出ない。 ----- 種蒔き時/Seedtime {1}{G} インスタント 種蒔き時は、あなたのターンにのみプレイできる。 いずれかの対戦相手がこのターンに青の呪文をプレイした場合、このターンに続いて、もう1度あなたのターンを行う。 * 対戦相手が、このターンに青い呪文をプレイした場合にのみ、あなたは追加ターンを得ることができる。 * 「プレイした」とは、「スタックに積んだ」ことを意味する。したがって、あなたが種蒔き時をプレイしたときに、あなたの対戦相手がプレイした青い呪文がまだ解決されていない状態でも、あなたは追加ターンを得ることができる。 * 1回の種蒔き時のプレイで得られる追加ターンは、対戦相手が1ターンに何回青い呪文をプレイしたとしても、1ターンだけである。 @ このカードは、青の呪文をプレイしている間(スタックにある間)にだけ効果を発揮するのではない。そのターンの開始時からこの呪文が解決されるまでの間に一度でも青の呪文がプレイされていたならば、効果を表す。 ----- 魂喰らいのオーグ/Soulgorger Orgg {3}{R}{R} クリーチャー ― ナイトメア・オーグ 6/6 トランプル 魂喰らいのオーグが場に出たとき、あなたは1点を残してすべてのライフを失う。 魂喰らいのオーグが場を離れたとき、あなたはそれが場に出たときに失ったライフと同じ値のライフを得る。 * 魂喰らいのオーグが場に出たとき、あなたのライフが1以上なら、あなたのライフは1になる。この効果で失ったライフの点数をメモしておくこと。魂喰らいのオーグが場を離れたら、あなたはその点数分のライフを得る。それが場に出てから場を離れるまでの間にあなたがライフを得た場合、最終的なライフはそれが場に出る前より多くなる。 * 魂喰らいのオーグが、それが場に出たときの能力の解決前に場を離れた場合、場を離れた能力が先に解決される。場を離れたときの能力は、失ったライフと同じ点数のライフを得るわけだが、この時点ではライフは失われておらず、そのため得られるライフは0である。その後、あなたのライフは1になる。 * 魂喰らいのオーグが場に出たときにあなたのライフが(《卓絶/Transcendence》などの影響で)0以下だった場合、あなたのライフはそのままである。魂喰らいのオーグが場に出たときに、ライフが得られるわけではない。 ----- 血たぎるドワーフ/Dwarven Bloodboiler {R}{R}{R} クリーチャー ― ドワーフ 2/2 あなたがコントロールするアンタップ状態のドワーフ1体をタップする:対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 * 血たぎるドワーフの能力は、{T}シンボルを含んでいない。したがって、一番近いあなたのターンの開始時からあなたが血たぎるドワーフをコントロールしていないとしても、あなたはこの能力をプレイすることができる。 ----- 罪を与えるもの/Guiltfeeder {3}{B}{B} クリーチャー ― ホラー 0/4 罪を与えるものは、黒のクリーチャーかアーティファクト・クリーチャーによってしかブロックされない。 罪を与えるものが攻撃してブロックされないたびに、防御プレイヤーはそのプレイヤーの墓地にあるカード1枚につき1点のライフを失う。 * 能力の解決時に、墓地のカードの枚数を数える。この能力は、ブロック・クリーチャー指定ステップに、クリーチャーが戦闘ダメージにより破壊される前に解決される。 ----- 伝染する怒り/Infectious Rage {1}{R} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+2/-1の修正を受ける。 エンチャントされたクリーチャーが墓地に置かれたとき、伝染する怒りがエンチャントできるクリーチャーを無作為に1体選ぶ。伝染する怒りを、そのクリーチャーにエンチャントした状態で場に戻す。 * 伝染する怒りは、エンチャントされているクリーチャーが墓地に置かれた場合、その理由によらず場に戻る。これには、伝染する怒りの+2/-1の修正のために、クリーチャーのタフネスが0になってしまった場合を含む。 * 伝染する怒り自身が墓地に置かれても、それがエンチャントしていたクリーチャーが墓地に置かれない場合、伝染する怒りは場に戻らない。 * 伝染する怒りが場に戻るときに、それはあなたか対戦相手のクリーチャーのうち1体にエンチャントされる。どのクリーチャーにエンチャントするかは無作為に選ぶ。 * 伝染する怒りが場に戻るときは、それがエンチャントするクリーチャーを対象に取るわけではないので、呪文や能力の対象とならないクリーチャーにエンチャントすることができる。しかし、例えばプロテクション(赤)を持っているような、エンチャントすることができないクリーチャーにはエンチャントされない。ランダムに選んだクリーチャーがこれに該当する場合、クリーチャーを選びなおすこと。 * クリーチャーをランダムに選ぶ方法は、きちんと行う必要がある。最も簡単で公平な手順は、場に出ているクリーチャーの数(伝染する怒りがエンチャントできないクリーチャーを除く)より多い面数のダイスを使うことである。各クリーチャーに数字を割り当て、そのダイスを振る。場のクリーチャーの数より大きい目が出たら振りなおす(あまった数を、小さい番号のクリーチャーから数えなおしてはいけない)。出た目に対応するクリーチャーに、伝染する怒りをエンチャントする。 ----- 洞察のひらめき/Flash of Insight {X}{1}{U} インスタント あなたのライブラリーの一番上からX枚を見る。その内1枚を手札に加え、残りをライブラリーの下に置く。 フラッシュバック {1}{U},あなたの墓地にある青いカードX枚をゲームから取り除く。(あなたは洞察のひらめきを、それ自身のフラッシュバック・コストを支払うために取り除くことはできない。) * 洞察のひらめきをフラッシュバック能力でプレイする場合、最初に行うのは、その呪文カードをスタックに置くことである。そのため、洞察のひらめきのカードは、自分自身のフラッシュバックのコストのために取り除くことはできない。実際にコストを支払う時点ではそのカードは墓地に無く、それゆえに取り除くことはできないのである。 @ 文中の「青いカード」は「青のカード」であるべきである。 ----- 道徳の変遷/Morality Shift {5}{B}{B} ソーサリー あなたの墓地とライブラリーを交換する。そのあと、あなたのライブラリーを切り直す。 * この呪文の解決の手順は以下の通り。墓地のカードとライブラリーのカードを手元に置き、墓地にあったカードをすべて裏向きにして、ライブラリーの場所に置く。ライブラリーにあったカードをすべて表向きにし、墓地の場所に(好きな順番で)置く。その後、新しいライブラリーを切り直す。 * 墓地やライブラリーにカードが1枚も無くても、交換は行われる。 ----- 毒ヅタ/Venomous Vines {2}{G}{G} ソーサリー 対象の、エンチャントされているパーマネント1つを破壊する。 * この呪文は、いずれかのエンチャントにエンチャントされているパーマネントが破壊可能である。そのパーマネントが破壊され(再生しなかった)場合、そのエンチャントは何にもエンチャントしていない状態になるので、オーナーの墓地に置かれる。 * 対象となったパーマネントにエンチャントされていた個別エンチャントが、毒ヅタのプレイに対応してすべて除かれた場合、毒ヅタは対象不適正で打ち消される。 ----- 独房監禁/Solitary Confinement {2}{W} エンチャント(場) あなたのアップキープの開始時に、あなたが手札からカードを1枚選んで捨てないかぎり、独房監禁を生け贄に捧げる。 あなたのドロー・ステップをとばす。 あなたは呪文や能力の対象にならない。 あなたに与えられるダメージは、すべて軽減されて0になる。 * あなたがアップキープの開始時に独房監禁を生け贄に捧げた場合、その効果はすべて失われる。あなたは通常通りカードを引くが、あなたは呪文や能力の対象となり、ダメージもそのまま受ける。 ----- 怒鳴りつけ/Browbeat {2}{R} ソーサリー 対象のプレイヤーは、いずれかのプレイヤーが「怒鳴りつけはそのプレイヤーに5点のダメージを与える」ことを選ばないかぎり、カードを3枚引く。 * 怒鳴りつけの対象となったプレイヤー以外でも、怒鳴りつけからダメージを受けることを選ぶことができる。 ----- ドルイドの収穫者/Harvester Druid {1}{G} クリーチャー ― ドルイド 1/1 {T}:あなたのマナ・プールに、あなたがコントロールするいずれかの土地が生み出せる色1色のマナ1点を加える。 * あなたの墓地に裂け谷の扉がある場合、あなたはドルイドの収穫者をタップして、あなたのコントロールする土地が通常出すマナか{G}か{W}を、あなたのマナ・プールに加えることができる。 ----- 忍耐の試練/Test of Endurance {2}{W}{W} エンチャント(場) あなたのアップキープの開始時に、あなたのライフが50点以上ある場合には、あなたはこのゲームの勝者となる。 * ゲームに勝利するには、あなたはアップキープの開始時と、忍耐の試練の能力の解決時の両方で、ライフが50点以上である必要がある。 ----- 根づけケンタウロス/Centaur Rootcaster {3}{G} クリーチャー ― ケンタウロス・ドルイド 2/2 根づけケンタウロスがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはあなたのライブラリーから基本地形カードを1枚探し出し、タップ状態で場に出してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーを切り直す。 @ 訂正:このカードのクリーチャー・タイプは「ケンタウルス・ドルイド」である。 ----- 灰毛の定め/Grizzly Fate {3}{G}{G} ソーサリー 2/2の緑の熊クリーチャー・トークンを2個場に出す。 スレッショルド ―― 代わりに、2/2の緑の熊クリーチャー・トークンを4個場に出す。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) フラッシュバック {5}{G}{G}(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストを支払うことによってプレイしてもよい。そのあと、そのカードをゲームから取り除く。) * 灰毛の定めが墓地からプレイされる場合、灰毛の定め自身はスレッショルドの枚数に数えない。スレッショルドは呪文の解決時に確認され、その時点では灰毛の定めは墓地ではなくスタックにあるからである。 ----- 不実な吸血鬼/Treacherous Vampire {4}{B} クリーチャー ― 吸血鬼 4/4 飛行 不実な吸血鬼が攻撃かブロックに参加するたび、あなたは墓地にあるカードを1枚ゲームから取り除かないかぎり、不実な吸血鬼を生け贄に捧げる。 スレッショルド ―― 不実な吸血鬼は、+2/+2の修正を受けるとともに、「不実な吸血鬼が場から墓地に置かれたとき、あなたは6点のライフを失う。」の能力を持つ。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * 不実な吸血鬼が攻撃かブロックしたときに、あなたの墓地のカードが取り除けない場合、あなたはそれを生け贄に捧げなければいけない。 * 2つ目の能力は、不実な吸血鬼が墓地に置かれる直前に、墓地に7枚のカードがあるかどうかをチェックする。そうでなければ、その能力は誘発しない。 ----- 不実な人狼/Treacherous Werewolf {2}{B} クリーチャー ― ミニオン・狼 2/2 スレッショルド ―― 不実な人狼は+2/+2の修正を受けるとともに、「不実な人狼が場から墓地に置かれたとき、あなたは4点のライフを失う。」の能力を持つ。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * 不実な人狼の能力は、それが墓地に置かれる直前に、墓地に7枚のカードがあるかどうかをチェックする。そうでなければ、その能力は誘発しない。 ----- 焚書/Book Burning {1}{R} ソーサリー 対象のプレイヤー1人は、いずれかのプレイヤーが「焚書はそのプレイヤーに6点のダメージを与える」ことを選ばないかぎり、そのプレイヤーのライブラリーのカードを一番上から6枚、自分の墓地に置く。 * 焚書の対象となったプレイヤー以外でも、焚書からダメージを受けることを選ぶことができる。 ----- 忘却の掌握/Grip of Amnesia {1}{U} インスタント 対象の呪文1つを、その呪文のコントローラーが自分の墓地にあるカードをすべてゲームから取り除かないかぎり、打ち消す。 カードを1枚引く。 * 墓地にカードが1枚も無くても、墓地のカードを取り除くことを選べる。 ----- 縫合/Stitch Together {B}{B} ソーサリー 対象の、あなたの墓地のクリーチャー・カード1枚を手札に戻す。 スレッショルド ―― 代わりに、そのカードを墓地から場に出す。(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。) * 縫合の解決時に、墓地のカードがちょうど7枚の場合、対象となったカードは、それが墓地を離れることによりスレッショルドが失われる状態になったとしても、場に出る。縫合は、スレッショルドかどうかを解決の直前にのみ確認し、その効果が決定したら、もう変更されない。 ----- 縫合グール/Sutured Ghoul {4}{B}{B}{B} クリーチャー ― ゾンビ */* トランプル 縫合グールが場に出るに際し、あなたの墓地にある好きな枚数のクリーチャー・カードをゲームから取り除いてよい。 縫合グールのパワーは取り除かれたカードのパワーの合計に等しく、タフネスは取り除かれたカードのタフネスの合計に等しい。(場に無いときの*は0である。) * 縫合グールのパワーとタフネスは、場に出る際に決定される。「願い」により、取り除かれたカードが手札に戻ったとしても、パワーとタフネスは変わらない。 * 縫合グールのパワーとタフネスは、取り除いたカードに印刷されたパワーとタフネスで決定される。何らかの効果がクリーチャーのパワーやタフネスを修正する場合でも、クリーチャー・カードのパワーやタフネスは修正されない。 ----- ぼんやり/Lost in Thought {1}{U} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは、攻撃にもブロックにも参加できず、その起動型能力をプレイすることもできない。そのクリーチャーのコントローラーは、自分の墓地にあるカードを3枚、ゲームから取り除くことによって、この能力をターン終了時まで無効にすることができる。 * ぼんやりの2番目の文は、あくまでこのカードの常在型能力の一部である。個別の起動型能力ではなく、そのためこの効果はスタックを使用しない。あなたが優先権を持っているときであれば、いつでも墓地のカードを3枚ゲームから取り除いてよい。 * あなたが墓地のカードを3枚取り除いた場合、あなたはぼんやりの能力全体を、ターン終了時まで無視することになる。これはすなわち、あなたは同じターンに再び墓地のカードを3枚取り除くことができないということである。 ----- ミラーリの目覚め/Mirari's Wake {3}{G}{W} エンチャント(場) あなたがコントロールするクリーチャーは、+1/+1の修正を受ける。 あなたがマナを引き出す目的で土地をタップするたび、あなたのマナ・プールに、その土地が生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。 * ミラーリの目覚めは、1つの土地がマナを出す目的でタップされるたびに、1点のマナをマナ・プールに加える。 * あなたが1つの土地で2点以上のマナを生み出し、しかもそれが異なるタイプのマナである場合、あなたはミラーリの目覚めによって出されるマナを、そのどちらかから選ぶことができる。 * あなたがタップした土地がマナを生み出さない場合、ミラーリの目覚めはマナを生み出さない。 ----- 無私の浄霊者/Selfless Exorcist {3}{W}{W} クリーチャー ― クレリック 3/4 {T}:対象の、1つの墓地にあるクリーチャー・カード1枚をゲームから取り除く。そのカードは、パワーに等しいダメージを無私の浄霊者に与える。(場に無いカードの*は0になる。) * どの墓地にあるクリーチャー・カードでも、ゲームから取り除くことができる。それ以外のタイプのカードは取り除けない。 * ダメージの発生源は、あくまでクリーチャー・カードであって、実際のクリーチャーではない。無私の浄霊者にプロテクション(クリーチャー)を与えても、このダメージは軽減できない。ただし、無私の浄霊者がプロテクション(赤)を持っている場合、赤いクリーチャー・カードからのダメージは軽減できる。この場合、ダメージ源の色は赤だからである。 * 無私の浄霊者に与えられるダメージは、常にカードに印刷されているパワーの値に等しい。クリーチャーのパワーを修正する効果があるとしても、それはクリーチャー・カードのパワーを修正しない。 ----- 物静かな思索/Quiet Speculation {1}{U} ソーサリー 対象のプレイヤー1人のライブラリーから、最大3枚までのフラッシュバックを持つカードを探し出し、そのプレイヤーの墓地に置く。そのあと、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。 * あなたが探すカードは、フラッシュバック能力を持っていなければいけない。単にカードに墓石アイコンが描かれているだけではいけない。 * 他のプレイヤーを対象とした場合、そのプレイヤーのライブラリーからカードを探すのはあなたである。 * 望むなら、カードを見つからなかったことにすることができる。 ----- 森を護る者/Sylvan Safekeeper {G} クリーチャー ― ウィザード 1/1 土地を1つ生け贄に捧げる:対象の、あなたがコントロールするクリーチャー1体は、このターン呪文や能力の対象にならない。 * このカードは、1997年に香港で開催されたインビテーショナルの優勝者である、オーレ・ラーデ氏がデザインしたものである。イラストには彼が描かれている。 ----- 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper {1}{G}{W} クリーチャー ― ビースト 3/4 あなたの手札からカードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドをゲームから取り除く。ターン終了時に、藪跳ねアヌーリッドをそのオーナーのコントロール下で場に戻す。 * 藪跳ねアヌーリッドがゲームから取り除かれたら、それにエンチャントしている個別エンチャントははがれ落ち、その上のカウンターは取り除かれる。それはアンタップ状態で場に戻り、全く新しいカードとして扱う。 * 通常は、藪跳ねアヌーリッドは、取り除かれたターンと同じターンの終了時に場に戻る。ただし、それがターン終了ステップに取り除かれた場合、そのターンにはもう戻ることができるタイミングは存在しない。それは次のターン終了ステップまで待って場に出ることになる。 ----- 勇壮な戦闘/Epic Struggle {2}{G}{G} エンチャント(場) あなたのアップキープの開始時に、あなたが20体以上のクリーチャーをコントロールしている場合には、あなたはこのゲームの勝者となる。 * ゲームに勝利するには、あなたはアップキープの開始時と、勇壮なる戦闘の能力の解決時の両方で、20体以上のクリーチャーをコントロールしている必要がある。 ----- 遊牧の民の神話作家/Nomad Mythmaker {2}{W} クリーチャー ― クレリック 2/2 {W},{T}:対象の、1つの墓地にあるエンチャント(クリーチャー)カード1枚を場に出し、あなたのコントロールするクリーチャーにエンチャントする。(このエンチャントのコントローラーはあなたになる。) * この能力をプレイする際に、あなたはエンチャント・カードを対象とする必要があるが、それがエンチャントするクリーチャーは、能力の解決時まで選ばない。 * 選んだエンチャントがエンチャントできないクリーチャーを選ぶことはできない。例えば、黒いエンチャントをプロテクション(黒)のクリーチャーにエンチャントすることはできない。 * 遊牧の民の神話作家の能力や、場に出るエンチャントは、クリーチャーを対象としない。つまり、あなたはエンチャントを呪文や能力の対象とならないクリーチャーにエンチャントすることができる。 ----- 淀みの霧/Mist of Stagnation {3}{U}{U} エンチャント(場) パーマネントは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚につき1つのパーマネントをアンタップする。 * 誘発型能力の解決時に、現在のターン・プレイヤーは、自分の墓地のカードの枚数を数える。その後、それと同じ数のパーマネントをアンタップする。 * この能力で、アンタップ状態のパーマネントをアンタップしてもかまわない。この場合、そのパーマネントに関しては何も起こらない。 * 自分がコントロールしていない物も含め、どのパーマネントをアンタップしてもかまわない。さらに、可能な限り必要な数だけのパーマネントをアンタップしなければならない。したがって、もしあなたの墓地のカードがあなたのパーマネントの数よりも多い場合、あなたは対戦相手のパーマネントをアンタップする必要がある。どれをアンタップするかはあなたが選ぶ。 ----- ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain {1}{U} インスタント 対象の、墓地からプレイされた呪文1つを打ち消す。 カードを1枚引く。 * フラッシュバック能力によりプレイされたカードは墓地からプレイされたカードであり、ラクァタスの侮蔑で打ち消すことができる。同様に、《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda》や《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》や、それらと同様の効果によりプレイされた呪文も打ち消すことができる。 * フラッシュバック能力でプレイされたカードを打ち消した場合、それはやはりゲームから取り除かれる。 * ラクァタスの侮蔑は、マッドネス能力でプレイされたカードを打ち消せない。これらのカードは墓地からではなく、ゲーム外領域からプレイされているからである。 ----- 腕力魔道士の代言者/Forcemage Advocate {1}{G} クリーチャー ― ケンタウロス 2/1 {T}:対象の、いずれか1人の対戦相手の墓地にあるカード1枚を、そのプレイヤーの手札に戻す。対象のクリーチャー1体の上に、+1/+1カウンターを1個置く。 @ 訂正:このカードのクリーチャー・タイプは「ケンタウルス」である。 ----- All trademarks, including character names, are property of Wizards of the Coast, Inc. (c) 2002 Wizards. 日本語訳に関する追記: セファリッドの警官/Cephalid Constable {1}{U}{U} クリーチャー ― セファリッド・ウィザード 1/1 セファリッドの警官がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、対象の、そのプレイヤーがコントロールするパーマネントX個をオーナーの手札に戻す。Xはそのプレイヤーに与えられたダメージの量である。 @訂正:正しくは、対象の、そのプレイヤーがコントロールするパーマネントを最大X個まで手札に戻す、である。これは誤訳である。