マジック2012 よくある質問集
Compiled by Matt Tabak, with contributions from Laurie Cheers, Lee Sharpe, Eli Shiffrin, and Thijs van Ommen
最終更新日:2011年5月25日
FAQは、新しいマジック:ザ・ギャザリングのセットのカードに関連するルールを明確にするものである。その目的は、新カードにおける新メカニズムや他カードとの関連によって必然的に発生する勘違いや混乱を明確にし、より楽しくプレイしてもらうことにある。今後のセットの発売に伴い、マジックのルールが改定され、ここでの情報が古いものになってしまう可能性がある。探している疑問が見つからない場合、へご質問いただきたい。
このFAQは2つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しいメカニズムや概念について説明している。
第2章(カード別注釈)では、このセットのそれぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で、最も重要だったり一般的だったり不明瞭なものへの回答を記載している。カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なテキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。
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一般注釈
製品情報
マジック2012基本セット セット枚数:249枚(コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20)
プレリリース:2011年7月9-10日
発売記念パーティー:2011年7月15-18日
マジック2012基本セットは、公式発売日をもって認定構築戦で使用可能になる。(2011年7月15日)
- スタンダードでは、ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒、マジック2011、ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、マジック2012の各セットが使用可能。
お近くのイベントやショップは<http://locator.wizards.com>を参照。
フォーマット一覧と使用可能セットに関してはを参照。
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再録キーワード:狂喜
狂喜は、かつてギルドパクトで登場した能力である。これは、いずれかの対戦相手がこのターンにダメージを受けていた場合、クリーチャーがサイズが大きくなって戦場に出る能力である。
狂喜の公式ルールは以下の通り。
702.52.狂喜
702.52a 狂喜は常在型能力である。「狂喜N/Bloodthirst N」は「このターン、いずれかの対戦相手にダメージが与えられている場合、このパーマネントは+1/+1カウンターがN個置かれた状態で戦場に出る。」を意味する。
702.52b 「狂喜X/Bloodthirst X」は狂喜の特殊な形である。「狂喜 X」は「このターン、いずれかの対戦相手にダメージが与えられている場合、このクリーチャーは+1/+1カウンターをX個置いた状態で戦場に出る。Xはこのターンに対戦相手に与えられたダメージの総数に等しい。」を意味する。
702.52c オブジェクトが複数の狂喜を持つ場合、それぞれを別個に適用する。
- 狂喜は、戦闘ダメージを含むあらゆる種類のダメージをチェックする。
- ダメージによらないライフの喪失(《血の求道者》の能力によりライフが失われた場合等)では、狂喜を持つクリーチャーはカウンターを得ないが、感染(ミラディンの傷跡ブロックのメカニズム)を持つ発生源からのダメージは、ライフを失わせないが、狂喜を持つクリーチャーはカウンターを得る。
- 対戦相手に与えたダメージの発生源のコントローラーは問わない。対戦相手が自身がコントロールする発生源(《魔力のとげ》等)からダメージを与えられた場合、そのターンの後の段階で、狂喜を持つクリーチャーは+1/+1カウンターが置かれた状態であなたのコントロール下で戦場に出る。
- 狂喜を持つクリーチャーは、+1/+1カウンターが既に置かれた状態で戦場に出る。例えば、1/1のクリーチャーが+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る場合、それは3/3のクリーチャーとして戦場に出る。1/1として出て、その後に3/3になるわけではない。
- 「狂喜X」を持つカードはマジック2012には無い。
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新キーワード能力:呪禁
呪禁能力は、以前からある能力に新たなキーワードがついたものである。呪禁に関するルールは以下の通り。
702.11.呪禁
702.11a 呪禁は常在型能力である。
702.11b パーマネントが持つ「呪禁」は「このパーマネントは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になることができない。」を意味する。
702.11c プレイヤーが持つ「呪禁」は「あなたは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になることができない。」を意味する。
702.11d 1つのパーマネントや1人のプレイヤーに複数の呪禁能力があっても意味はない。
- 呪禁を持つパーマネントは、そのパーマネントのコントローラーやそのプレイヤーのチームメイトがコントロールする呪文や能力の対象にできる。これは、呪禁を持つプレイヤーについても同様である。
- オーラ呪文はパーマネントやプレイヤーを対象とする。あなたは呪禁を持つ対戦相手のパーマネントを対象としてオーラ呪文を唱えられない。
- 戦場にあるオーラは対象を持たない。パーマネントやプレイヤーに呪禁を与えても、それにつけられているオーラははずれない。
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新用語:死亡
マジック2012基本セットから、用語の省略形「死亡する」が用いられる。マジックのカードにおける「死亡する」は、単に「戦場からいずれかの墓地に置かれる」を意味する。この二つの表記は同一である。同様に、「死亡した」は「戦場からいずれかの墓地に置かれた」を意味する。
「死亡する」という用語は、クリーチャーが戦場からいずれかの墓地に置かれたときにのみ使用し、そのクリーチャーがどの墓地置かれたかが効果に関係ない場合にのみ使用する。(「戦場からいずれかの墓地に置かれる」という表記は、オブジェクトが異なるカード・タイプを持ち得る場合にも使用する。)
旧カードの多くのOracleは、この用語の使用に対応する形で更新される。これは機能変更ではない。
《正義の執政官》
3WW
クリーチャー ― 執政官
4/4
飛行
正義の執政官が死亡したとき、パーマネント1つを対象とし、それを追放する。
- クリーチャーはさまざまな理由で死亡する(戦場からいずれかの墓地に置かれる)。最も一般的な理由は、破壊される、タフネスが0以下になる、生け贄に捧げられる、レジェンド・ルールが適用される等である。
- クリーチャーが戦場以外の領域から墓地に置かれる場合、「死亡する」とは言わない。また、クリーチャーが戦場から墓地以外の領域に置かれる場合も、「死亡する」とは言わない。
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サイクル:帝国のアーティファクト
マジック2012基本セットには、カード名に「帝国の」を含む3つのアーティファクトがある。それぞれはタップ能力を持ち、3つ全てをコントロールしている場合に上位の効果を得る。
《帝国の王笏》
3
アーティファクト
T:プレイヤー1人を対象とする。帝国の王笏はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。あなたが「帝国の王冠」という名前のアーティファクトと「帝国の玉座」という名前のアーティファクトをコントロールしている場合、代わりにそれはそのプレイヤーに3点のダメージを与える。
- 対応するアーティファクトをコントロールしているかどうかは、能力の解決時に決定される。
- 能力は、あなたが指定された名前の2つのアーティファクトをコントロールしているかどうかをチェックする。起動した能力を持つアーティファクトが、対応して戦場を離れたりコントローラーが変わったりした場合に、能力の解決時に指定された名前の2つのアーティファクトをコントロールしているなら、上位の効果を得る。
- 指定されたカードがアーティファクトであることを止めた場合、それはこの能力において数に含めない。
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サイクル:タップ土地
マジック2012基本セットには、2つの色のマナを生み出し、特定の土地をコントロールしていないかぎりタップ状態で戦場にでる土地のサイクルがある。
《竜髑髏の山頂》
土地
竜髑髏の山頂は、あなたが沼か山をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールに Bか Rを加える。
- これらの土地は、あなたが書かれている土地タイプのいずれかを持つ土地をコントロールしているかをチェックする。そのカード名の土地ではない。チェックする土地は、基本土地でなくてもよい。たとえば、あなたが《踏み鳴らされる地》(山と森の土地タイプを持つ基本でない土地)をコントロールしている場合、《竜髑髏の山頂》はアンタップ状態で戦場に出る。
- これらの土地は、戦場に出るに際し、すでに戦場に出ている土地をチェックする。(《原始のタイタン》の能力等により)同時に戦場に出る土地は見ない。
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サイクル:ラッキーチャーム
マジック2012基本セットには、いずれかのプレイヤーが特定の色の呪文をプレイしたときにライフを得るアーティファクトのサイクルがある。
《クラーケンの目》
2
アーティファクト
いずれかのプレイヤーが青の呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
- この能力は、いずれかのプレイヤーが指定された色の呪文を唱えたときに誘発する。自分に限らない。
- いずれかのプレイヤーが指定された色の呪文を唱えたとき、このアーティファクトの能力が誘発し、その能力はスタック上でその呪文の上に置かれる。このアーティファクトの能力(1点のライフを得る)は、その呪文が実行される前に解決される。
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再録カード・タイプ:プレインズウォーカー
プレインズウォーカーは、君の脇でともに戦う強力な味方である。今回の発売においては、プレインズウォーカーのルールは変更は無い。
《記憶の熟達者、ジェイス》
3UU
プレインズウォーカー ― ジェイス
4
[+1]:カードを1枚引く。各プレイヤーは、それぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
- プレインズウォーカーはパーマネントである。それはソーサリーを唱えられる時のみ唱えることができる。プレインズウォーカー呪文を解決するとき、それはあなたのコントロール下で戦場に出る。
- プレインズウォーカーはクリーチャーではない。クリーチャーに影響を与える呪文や能力では影響を与えない。
- 戦場に出ている2人以上のプレインズウォーカーに共通のサブタイプ(「ジェイス」等)がある場合、それらはすべて状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
- プレインズウォーカーは忠誠度を持つ。プレインズウォーカーは忠誠カウンターが、そのカードの右下に書かれた数値の数だけ置かれた状態で戦場に出る。その能力の1つを起動することにより、忠誠カウンターが増減する。プレインズウォーカーにダメージが与えられる場合、そこから点数分の忠誠カウンターが取り除かれる。プレインズウォーカーの忠誠度が0以下になったら、それは状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
- プレインズウォーカーはそれぞれ、「忠誠度能力」と呼ばれるいくつかの起動型能力を持っている。あなたがコントロールするプレインズウォーカーの能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時のみ、かつこのターン中にそのプレインズウォーカーの忠誠度能力のいずれも起動していない場合にのみ、起動できる。
- プレインズウォーカーの忠誠度能力を起動するためのコストは、数字が中に書かれている矢印で示されている。プラスの数字(「+1」等)が書かれている上向きの矢印は、その数の忠誠カウンターを置くことを意味する(「このプレインズウォーカーに忠誠カウンターを1個置く。」等)。マイナスの数字(「−7」等)が書かれている下向きの矢印は、その数の忠誠カウンターを取り除くことを意味する(「このプレインズウォーカーから忠誠カウンターを7個取り除く。」等)。マイナスの忠誠度コストを持つプレインズウォーカー能力は、少なくともその数の忠誠カウンターがそのプレインズウォーカーに置かれていないかぎり起動できない。
- プレインズウォーカーでは攻撃できない(ただし、《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力のように、それがクリーチャーになる効果が適用されている場合を除く)。しかし、それは攻撃を受けることがある。自分の攻撃クリーチャーは、いずれかの対戦相手か、そのプレイヤーがコントロールするいずれかのプレインズウォーカーを攻撃することができる。これは攻撃クリーチャーの宣言時に宣言する。
- 自分のプレインズウォーカーが攻撃されている場合、あなたはそれを通常通りブロックできる。
- プレインズウォーカーを攻撃しているクリーチャーがブロックされなかった場合、その戦闘ダメージはそのプレインズウォーカーに与えられる。プレインズウォーカーにダメージが与えられる場合、そこから点数分の忠誠カウンターが取り除かれる。
- あなたがコントロールする発生源が戦闘ダメージ以外のダメージをいずれかの対戦相手に与える場合、代わりにあなたはその発生源からのダメージをその対戦相手がコントロールするいずれかのプレインズウォーカーに与えることができる。* 例えば、あなたはプレインズウォーカーを《ショック》の対象にすることはできないが、対戦相手を《ショック》の対象にし、その《ショック》の解決の際に、《ショック》からの2点のダメージをその対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーのうち1人に与えることができる。(このダメージを、プレイヤーとプレインズウォーカーとの間、あるいは複数のプレインズウォーカー間で分割することはできない。) 《ショック》によりプレインズウォーカーにダメージを与えた場合、そこから忠誠カウンターが2個取り除かれる。
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カード別注釈
《秋の帳》
G
インスタント
このターン、あなたがコントロールする呪文は青や黒の呪文によって打ち消されず、このターン、あなたがコントロールするクリーチャーは青や黒の呪文の対象にならない。
- 《秋の帳》自身は青や黒の呪文によって打ち消されえる。その効果はそれが解決されるまでは適用されない。
- 《秋の帳》の解決後、このターンはあなたのコントロールする呪文は、それを打ち消そうとする呪文(《取り消し》等)の対象には、その色に関係なくなりえる。それらの解決時にそれが青か黒だった場合、それは解決されるが、その効果のうち呪文を打ち消そうとする部分は単純に何もしない。それらの呪文のそれ以外の効果は通常通り機能する。
- あなたがコントロールするクリーチャーが《秋の帳》の解決時に呪文の対象となっている場合、その時点では何も起こらない。その呪文の解決時に、それの色がチェックされる。それが青か黒である場合、そのクリーチャーはその呪文にとって不適正な対象となり、それに対する効果は適用できない。その呪文の解決の時点ですべての対照が不適正になったら、それは打ち消される。
- 《秋の帳》の解決後、そのターン中は新たな青や黒の呪文はあなたがコントロールするクリーチャーを対象にできない。
- オーラ呪文は、それがエンチャントしようとするパーマネントを対象としている点に注意(ただし、戦場に出ているオーラはそれがつけられているパーマネントを対象にしていない)。
- 《秋の帳》は、そのターン中にあなたがコントロールするすべての呪文やクリーチャーに適用される。その解決時にあなたがコントロールしていた呪文やクリーチャーに限らない。その理由は、それは呪文や能力に能力を与えておらず、ゲームのルールそのものに対し適用され、それらの呪文やクリーチャーに関して事実となる何らかの事象を定義しているからである。
- 《秋の帳》は能力には影響が無い。その解決後、あなたがコントロールする呪文は青や黒の発生源による能力によって打ち消されえるし、あなたがコントロールするクリーチャーは青や黒の発生源による能力の対象となりえる。
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《アラクナスの蜘蛛の巣》
2G
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力は起動できない。
終了ステップの開始時に、エンチャントされているクリーチャーのパワーが4以上である場合、アラクナスの蜘蛛の巣を破壊する。
- 最後の能力は各ターンの終了ステップの開始時にチェックする。あなたのターンに限らない。
- エンチャントされているクリーチャーのパワーが終了ステップの開始時に4以上でない場合、最後の能力は全く誘発しない。
- この能力が誘発したが、能力の解決前にエンチャントされているクリーチャーのパワーが3以下になった場合、能力は効果が無い。《アラクナスの蜘蛛の巣》は破壊されない。
- 《アラクナスの蜘蛛の巣》が(《アラクナスの紡ぎ手》の能力等により)攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーにつけられている状態で戦場に出る場合、そのクリーチャーは攻撃やブロックを続ける。
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《アラクナスの紡ぎ手》
5G
クリーチャー ― 蜘蛛
5/7
到達 (このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
あなたがコントロールする蜘蛛を1体タップする:クリーチャー1体を対象とする。あなたの墓地やライブラリーから「アラクナスの蜘蛛の巣」という名前のカードを1枚探し、それを戦場に出してそのクリーチャーにつける。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
- 《アラクナスの紡ぎ手》の起動型能力のコストとして、あなたがコントロールする任意の蜘蛛をタップできる。これには、最も近いあなたのターンの開始時から連続してコントロールしていたわけではないものを含む。《アラクナスの紡ぎ手》自身をこのコストの支払いのためにタップすることもできる。
- これによりあなたのライブラリーからカードを探すことを選択した場合、「アラクナスの蜘蛛の巣」という名前のカードがそこにあっても、それを見つけないことにしてかまわない。その場合でも、探したあとはライブラリーを切り直す。
- これによりあなたの墓地からカードを探すことを選択した場合、「アラクナスの蜘蛛の巣」という名前のカードがそこにあっった場合、それを見つけなければならない。
- 墓地とライブラリーの両方を探すことができるが、「アラクナスの蜘蛛の巣」という名前のカードは最大で1枚しか見つけることができない。
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《石角の高官》
3W
クリーチャー ― サイ・兵士
1/4
石角の高官が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の次の戦闘フェイズを飛ばす。
- 同じターンに《石角の高官》が複数戦場に出て、その各能力で同じ対戦相手を選んだ場合、その対戦相手はその回数分の戦闘フェイズを飛ばす(必要なら複数のターンをまたぐ)。
- 双頭巨人戦のゲームにおいては、対象となった対戦相手のチームは次の戦闘フェイズを飛ばす。
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《忌まわしい容貌》
2B
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで威嚇を得る。(それらの各クリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかそれと共通の色を持つクリーチャー以外によってはブロックされない。)
- ある攻撃クリーチャーが威嚇を持つ場合、その色が関係してくるのは、防御プレイヤーがブロック・クリーチャーを宣言する時点のみである。ブロックされた後は、色が変わってもブロックされていることは変わらない。
- 威嚇を持つ多色クリーチャーは、アーティファクト・クリーチャーに加え、そのクリーチャーと共通の色を持つクリーチャーでブロックできる。例えば、威嚇を持つ青白のクリーチャーは、白か青のクリーチャーでブロックできる。そのクリーチャーの他の色は問わない。
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《ヴァーズゴスの血王》
3BB
クリーチャー ― 吸血鬼・戦士
3/3
狂喜3 (このターン、いずれかの対戦相手にダメージが与えられている場合、このクリーチャーは+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る)
飛行
あなたがいずれかの吸血鬼・クリーチャー呪文を唱えるたび、それは狂喜3を得る。
- 狂喜を複数持つ場合、それらは累積される。例えば、あなたが《ヴァーズゴスの血王》をコントロールしている状態で、狂喜1を持つ吸血鬼・クリーチャー呪文を唱えた場合、このターンにいずれかの対戦相手にダメージが与えられているなら、その吸血鬼は+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
- 《幻影の像》のように、クリーチャーのコピーとして戦場に出るクリーチャーの呪文は、それが吸血鬼・クリーチャーのコピーとして戦場に出るつもりであっても、吸血鬼・クリーチャー呪文ではない。
- 唱えること無く直接戦場に出た吸血鬼・クリーチャーや、あなたが戦場に出した吸血鬼・クリーチャー・トークンは、《ヴァーズゴスの血王》による狂喜3を得ない。
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《ウスーンのスフィンクス》
5UU
クリーチャー ― スフィンクス
5/6
飛行
ウスーンのスフィンクスが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを公開する。いずれかの対戦相手は、それらのカードを2つの束に分ける。一方の束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたの墓地に置く。
- どちらの束を手札に加え、どちらの束を墓地に置くかを決めるのはあなたである(対戦相手ではない)。
- 束の一方にカードが無い状態にすることもできる。この場合、あなたは公開されたカードをすべて手札に加えるか、すべて墓地に置くかを選ぶ。
- あなたのライブラリーのカードが5枚未満である場合、そのすべてのカードを公開し、対戦相手はそれらを2つの束に分ける。
- 多人数戦においては、能力の解決時に束に分ける対戦相手をあなたが選ぶ。その対戦相手を対象にしているわけではない。カードは公開されるため、すべてのプレイヤーはそれを見て意見を言うことができる。
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《移し変え》
UU
インスタント
呪文1つを対象とする。あなたはそれの新しい対象を選んでもよい。
- あなたはそのうちの望む数の対象を変更できる。全部でもいいし、まったく変えなくてもいい。対象のうち新たなものが適正に選べない場合、それは(現在の対象が不正であっても)変更されずに残る。
- 対象の呪文がモードを持つ(「一つを選ぶ ―」などが書かれている)場合、そのモードは変えられない。
- 《移し変え》をスタック上の呪文を対象とする呪文(《取り消し》等)を対象として唱えた場合、その呪文の対象をその呪文自身に変更することはできない。ただし、その呪文の対象を《移し変え》自身にすることはできる。そうした場合、その呪文の解決時に《移し変え》はすでにスタック上になく、その呪文は打ち消される。
- 《移し変え》はあらゆる呪文を対象にできる。インスタントやソーサリー呪文に限らない。例えば、これを使ってオーラ呪文の対象を変えることができる。しかし、対象となった呪文が対照をとっていない場合(例えば、「対象」という単語を使っていないインスタントやソーサリー呪文、クリーチャー呪文等)、《移し変え》はそれに対し効果が無い。
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《エルフの大ドルイド》
1GG
クリーチャー ― エルフ・ドルイド
2/2
あなたがコントロールする他のエルフ・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
T:あなたがコントロールするエルフ1体につき、あなたのマナ・プールに Gを加える。
- 《エルフの大ドルイド》の1つ目の能力は、あなたがコントロールする他のエルフにのみ適用される。しかし、《エルフの大ドルイド》の2つ目の能力は、あなたがコントロールするすべてのエルフを数える――それには、これ自身が含まれる。
- 《エルフの大ドルイド》の起動型能力はマナ能力である。この行動はスタックを使わず、プレイヤーは対応することができない。
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《炎破のドラゴン》
4RR
クリーチャー ― ドラゴン
5/5
飛行
炎破のドラゴンが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは XRを支払ってもよい。そうした場合、炎破のドラゴンはそれにX点のダメージを与える。
- 対象は能力の誘発時に選ぶ。能力の解決の段階で、あなたはXの値を決め、 XRを支払うかどうかを決定する。 XRを支払うことに決めた場合、その段階ではどのプレイヤーも対応することはできない。能力はすでに解決に入っているからである。
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《大石弓の精鋭》
2WW
クリーチャー ― 人間・射手
2/3
2W, T:攻撃かブロックしているクリーチャー1体を対象とする。大石弓の精鋭はそれに3点のダメージを与える。大石弓の精鋭はあなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《大石弓の精鋭》の能力の解決時にそのクリーチャーが対象として不適正である場合、その能力は打ち消され、その効果は全く発生しない。《大石弓の精鋭》は、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップする。
- 他のプレイヤーが、あなたの次のアンタップ・ステップに《大石弓の精鋭》をコントロールしている場合、アンタップさせない効果は何もしない。それが後のアンタップ・ステップに適用されることはない。
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《解放された精神》
4UU
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、開放された精神の上に伝承カウンターを1個置き、その後、解放された精神の上に置かれている伝承カウンター1個につき、カードを1枚引く。
- 能力は強制である。《解放された精神》に置かれている伝承カウンターの数よりも少ない枚数のカードを引くことは選べない。
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《蛙変化》
1U
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに青の1/1のカエルになる。
- そのクリーチャーは他のすべての色とクリーチャー・タイプを失うが、それが持つ他のカードタイプ(アーティファクト等)は維持する。
- 《蛙変化》は対象のクリーチャーのパワーやタフネスを特定の値にするそれまでのすべての効果を上書きする。《蛙変化》の解決後にそれのパワーやタフネスを特定の値にする効果は、この効果を上書きする。
- 《剛力化》や《清浄の名誉》といった、対象となったクリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果は、その効果の発生時点にかかわらず適用されたままである。これは、クリーチャーのパワーやタフネスを変更するカウンター(+1/+1カウンター等)や、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
- 《蛙変化》は、すでに誘発していたり起動されている能力を打ち消さない。特に、「あなたのアップキープの開始時」や「このクリーチャーが戦場に出たとき」の能力が誘発されるよりも前に割り込んでこれを唱えることはできない。
- 《蛙変化》を適用されたクリーチャーが、その解決後に能力を得る場合、その能力は保持したままになる。
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《火葬》
1R
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーは再生できない。
- クリーチャーを再生する呪文や能力を唱えたり起動したりすることは可能である。結果として何もしないだけである。そのクリーチャーは、致死ダメージを与えた発生源が《火葬》以外であったり、他の何らかの理由により破壊された場合等、いかなる理由によっても再生できない。
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《彼方の映像》
U
インスタント
カードを1枚引く。いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合、代わりにカードを3枚引く。
- 各プレイヤーの墓地にあるカードの枚数は、《彼方の映像》の解決時に数える。《彼方の映像》は自分自身を数えない。その時点でまだスタックにあるからである。
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《ガラクの大軍》
5GG
クリーチャー ― ビースト
7/7
トランプル
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを唱えてもよい。(これはあなたがそのクリーチャー・カードを唱えることができるときにのみ行なえる。その呪文のコストは支払う必要がある。)
- 通常、《ガラクの大軍》によりライブラリーの一番上のカードを唱えることができるのは、それがクリーチャー・カードであり、あなたのメイン・フェイズであり、スタックが空のときである。そのクリーチャー・カードが瞬速を持つ場合、あなたがインスタントを唱えられるときにそれを唱えることができる。対戦相手のターンでもかまわない。
- その呪文のコストは全て支払う。これには追加コストが含まれる。代替コストを支払ってもよい。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが公開されている場合、あなたが複数枚のカードをひく場合、それぞれのカードを引く前に公開する。
- あなたのライブラリーの一番上のカードはあなたの手札ではない。あなたはそれを捨てられない。
- あなたのライブラリーの一番上のカードが《ドライアドの東屋》(クリーチャーであり土地である唯一のカード)である場合、あなたはこの方法ではこれをプレイできない。《ドライアドの東屋》を呪文として唱えることはできない。
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《記憶の熟達者、ジェイス》
3UU
プレインズウォーカー ― ジェイス
4
[+1]:カードを1枚引く。各プレイヤーは、それぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
- 《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力であなた自身を対象にした場合、まずカードを引き、その後にあなたのライブラリーの一番上のカードををあなたの墓地に置く。
- あなたが《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力を起動し、その解決時にそのプレイヤーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはカードを引かない。
- 《記憶の熟達者、ジェイス》の3つ目の能力により、自分のライブラリーに残っているよりも多くのカードを引くことになったプレイヤーは、状況起因処理でゲームに敗北する。この能力によりすべてのプレイヤーがそのような事態になったら、ゲームは引き分けになる。
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《機を見た援軍》
2W
ソーサリー
あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。あなたがコントロールしているクリーチャーの総数がいずれかの対戦相手よりも少ない場合、白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
- 《機を見た援軍》の解決時に、あなたのライフの総量を各対戦相手と比較する。その時点で、あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。同様に、《機を見た援軍》の解決時に、あなたがコントロールするクリーチャーの数を、他の各プレイヤーがそれぞれコントロールするクリーチャーの数と比較する。
- 多人数戦においては、各対戦相手と比較する。あなたのライフがいずれか1人の対戦相手のライフよりも小さく、あなたのクリーチャーの総数が(それとは別の)いずれか1人の対戦相手よりも少ない場合、あなたは両方のボーナスを得る。
- 双頭巨人戦においては、あなたのチームのライフの総量を対戦相手のチームのライフの総量と比較する。その後、あなたがコントロールするクリーチャーの総数(チームメイトがコントロールするクリーチャーは無視)を、各対戦相手がコントロールするクリーチャーのそれぞれの総数と別々に比較する。
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《ギデオン・ジュラ》
3WW
プレインズウォーカー ― ギデオン
6
[+2]: 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターン中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは可能ならギデオン・ジュラを攻撃する。
[-2]: タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[0]: ターン終了時まで、ギデオン・ジュラは6/6の人間・兵士・クリーチャーになる。それはプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
- 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、それが何に適用されるかを固定しない。なぜなら、この効果はある条件を満たす一定のクリーチャーにある効果を適用するものであり、それらのクリーチャーの特性を変えるものではないからである。その結果、対象となったプレイヤーの次のターンの攻撃クリーチャー指定ステップにそのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーは、可能なら《ギデオン・ジュラ》を攻撃しなければいけない。これには、その能力の解決後にそのプレイヤーのコントロール下になったクリーチャーや、すべての能力を失ったクリーチャーを含む。
- 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力により、クリーチャーは可能なら彼を攻撃する。* 効果が適用されているプレイヤーの攻撃クリーチャー指定ステップ中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーが、タップ状態である、呪文や能力によりそれが攻撃できない、そのターンの開始時から連続してそのプレイヤーのコントロール下にあったのでない(速攻も持っていない)場合、それは攻撃しない。クリーチャーの攻撃に伴ってコストが必要な場合、そのプレイヤーはコストの支払いを強制されない。したがって、この場合もクリーチャーは攻撃しなくてもよい。
- 効果を受けているプレイヤーのクリーチャーが《ギデオン・ジュラ》を攻撃できない場合(《ギデオン・ジュラ》が戦場にいなくなっている等)、そのプレイヤーはあなたやあなたの他のプレインズウォーカーを攻撃することができるし、何も攻撃しなくてもよい。
- 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、効果を受けているプレイヤーの次のターンの各戦闘フェイズに適用される(効果を受けているプレイヤーの次の戦闘フェイズに限られない)。これは、そのターンに戦闘フェイズが無かったり(《無限の日時計》の効果等)、複数の戦闘フェイズがあったり(《連続突撃》等)する場合に意味を持つ。
- 《ギデオン・ジュラ》が3つ目の能力によりクリーチャーになった場合、それはクリーチャーが戦場に出たことにならない。《ギデオン・ジュラ》はすでに戦場に出ていて、タイプが変わっただけである。クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
- 《ギデオン・ジュラ》が一番近いあなたのターンの開始時からあなたのコントロール下にあり続けているのでないかぎり、彼では攻撃できず、(何らかの理由で得た) T能力を使えない。このルールは、《ギデオン・ジュラ》トがいつからあなたのコントロール下にあったかのみをチェックする。いつからクリーチャーであったかではない。
- 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力により、彼は人間・兵士のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーになる。彼はギデオンのプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーのままでもある。(何らかの理由で他のタイプやサブタイプを持つ場合、それも持ち続ける。) 各サブタイプは、対応するカードタイプでのみ関連を持つ。ギデオンはプレインズウォーカー・タイプでしかなく(クリーチャー・タイプではない)、人間と兵士はクリーチャー・タイプでしかない(プレインズウォーカー・タイプではない)。
- 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に彼に軽減できないダメージが与えられた場合(《不安定な足場》等)、そのダメージはすべて適用される。つまり、そのダメージは《ギデオン・ジュラ》が負い(彼はクリーチャーである)、そのダメージによりその点数分の忠誠カウンターが彼から取り除かれる(彼はプレインズウォーカーである)。《ギデオン・ジュラ》が負っているダメージが致死ダメージである場合、彼は状況起因処理で破壊される。《ギデオン・ジュラ》の上に忠誠カウンターが置かれていない場合、彼は状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
- 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後にクリーチャーが彼のコピーとして戦場に出た場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。(《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力の効果はコピーされない。それは、例えば《巨大化》の効果がコピーされないのと同様である。) 両方のパーマネントがプレインズウォーカー・タイプがギデオンであるプレインズウォーカーなので、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
- 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に線上にすでにあったクリーチャーが彼のコピーとしなった場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。そのコピー効果が適用された段階で元の《ギデオン・ジュラ》がまだ戦場にある場合、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。その時点で元の《ギデオン・ジュラ》が戦場を離れている場合、コピーした側のパーマネントは忠誠カウンターが置かれていないことにより状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる(もちろん、何らかの奇妙な理由により、それの上に忠誠カウンターが置かれている場合は別である)。
- あなたが《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、戦闘の前に対戦相手が彼のコントロールを得たとする。あなたはあなたのクリーチャーでその《ギデオン・ジュラ》を攻撃できる(それはプレインズウォーカーである)。その後、《ギデオン・ジュラ》はブロックできる(それはクリーチャーである)。彼が適正にブロックできる攻撃クリーチャーであれば、どのクリーチャーをブロックしてもよい。彼を攻撃しているものに限らない! 戦闘中、必要に応じて、彼は攻撃されているプレインズウォーカーであり、ブロックしているクリーチャーである。例えば、彼は自分がブロックしているクリーチャーに戦闘ダメージを与えるが、彼は自分を攻撃しているブロックされていないクリーチャーに戦闘ダメージを与えない。
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《ギデオンの報復者》
1WW
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体タップ状態になるたび、ギデオンの報復者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
- 対戦相手のクリーチャーがタップ状態で戦場に出た場合、《ギデオンの報復者》の能力は誘発しない。
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《炬火のチャンドラ》
3R
プレインズウォーカー ― チャンドラ
3
[+1]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炬火のチャンドラはそれに1点のダメージを与える。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
[-6]:クリーチャーやプレイヤーを最大6つまで対象とする。炬火のチャンドラはそれらにそれぞれ6点のダメージを与える。
- 《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力は、あなたが次にインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えたときにコピーを作る遅延誘発型能力を作成する。これは、その呪文が大賞を取るかどうかに関係ない。
- 遅延誘発型能力が解決されるとき、それは呪文のコピーを作成する。コピーをコントロールするのはあなたである。そのコピーはスタック上に作られる物であり、唱えられることはない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。その後、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後で、そのコピーは通常の呪文と同様に解決される。
- コピーは、あなたが新たな対象を選ばないかぎり、元とおなじものを対象としている。あなたはそのうちの望む数の対象を変更できる。全部でもいいし、まったく変えなくてもいい。対象のうち新たなものが適正に選べない場合、それは(現在の対象が不正であっても)変更されずに残る。
- 《炬火のチャンドラ》がコピーする元の呪文がモードを持つ(「一つを選ぶ ―」などが書かれている)場合、そのコピーは同じモードである。異なるモードは選べない。
- 《炬火のチャンドラ》がコピーする呪文が、唱えられたときに決定されるXを持っている場合(《魂の消耗》など)、そのコピーも同じXを持つ。
- あなたはコピーの追加コストを支払うことを選べない。ただし、元の呪文が追加コストを支払ったことによって効果を得ている場合、それと同じコストが払われているかのようにコピーされる。例えば、あなたが《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力を起動した後に3/3のクリーチャーを生け贄に捧げて《投げ飛ばし》を唱えた場合、その《投げ飛ばし》のコピーも3点のダメージを与える。
- 《炬火のチャンドラ》の最後の能力起動する場合、あなたは最大6つまでのクリーチャーやプレイヤーを対象に選ぶ。ダメージは分割されず、《炬火のチャンドラ》はいずれの対象に対しても6点を超えるダメージを与えない。《炬火のチャンドラ》は、能力の解決時点で適正な各対象に6点のダメージを与える。
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《崩れゆく巨像》
5
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
7/4
トランプル (このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分なダメージを割り振る場合、あなたはそれの残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)
崩れゆく巨像が攻撃したとき、戦闘終了時にそれを生け贄に捧げる。
- 能力を解決する時点で他のプレイヤーが《崩れゆく巨像》をコントロールしていた場合、あなたはそれを生け贄に捧げられない。それは単に戦場に残る。
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《幻影の像》
1U
クリーチャー ― イリュージョン
0/0
あなたは幻影の像を、それが他のタイプに加えてイリュージョンであり、「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」を得ることを除き、戦場に出ているいずれかのクリーチャーのコピーとして出してもよい。
- 《幻影の像》の能力は、選んだクリーチャーを対象に取らない。
- 《幻影の像》は、元のクリーチャーに印刷されているその物をコピーし、他はコピーしない(そのクリーチャーが他のクリーチャーをコピーしていたり、トークンだったりした場合を除く。後述)。それはそのクリーチャーがタップ状態かアンタップ状態か、それの上にカウンターが置かれているか、オーラがつけられているか、コピー効果でない効果によりパワーやタフネスやタイプや色等が変わっていたか等をコピーしない。
- 選ばれたクリーチャーのマナ・コストに Xがある場合(《始原のハイドラ》等)、Xは0として扱う。
- 選ばれたクリーチャーが他の何かをコピーしている場合(例えば、選ばれたクリーチャーが他の《幻影の像》である等)、新たな《幻影の像》は選ばれたクリーチャーがコピーしているものとして戦場に出る。
- 選ばれたクリーチャーがトークンである場合、《幻影の像》はそのトークンを戦場に出した効果が規定する元の特性をコピーする。この場合の《幻影の像》はトークンではない。
- コピーされたクリーチャーが持っている戦場に出たときの能力は、《幻影の像》が戦場に出たときに誘発する。選ばれたクリーチャーの「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」や「[このクリーチャー]は[指定された状態]で戦場に出る」能力は、そのまま機能する。
- 何らかの理由で《幻影の像》と他のクリーチャーが同時に戦場に出る場合、《幻影の像》はそのクリーチャーのコピーになれない。選べるのはすでに戦場に出ているクリーチャーのみである。
- 何もコピーしないことを選んでもかまわない。その場合、《幻影の像》は0/0のイリュージョン・クリーチャーとして戦場に出るので、通常であればただちに墓地に置かれる。それは「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」の能力を持たない。
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《原始のタイタン》
4GG
クリーチャー ― 巨人
6/6
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探してもよい。そうしたなら、それらを戦場にタップ状態で出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
- あなたはあらゆる土地カードを探せる。基本土地カードに限られない。
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《原初の狩人、ガラク》
2GGG
プレインズウォーカー ― ガラク
3
[+1]:緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-3]:あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。
[-6]:あなたがコントロールする土地1つにつき、緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
- 《原初の狩人、ガラク》の2つ目の能力において、あなたがコントロールするクリーチャーの中での最大のパワーは、能力の解決時に決定される。
- あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーが0以下である場合、あなたはカードを引かない。それによりカードを捨てることもない。
- 《原初の狩人、ガラク》の3つ目の能力において、戦場に出るワーム・トークンの数は、能力の解決時に決定する。
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《業火のタイタン》
4RR
クリーチャー ― 巨人
6/6
R:業火のタイタンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
業火のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーやプレイヤーを、1つまたは望む組み合わせで2つか3つ対象とする。業火のタイタンはそれらに、3点のダメージを好きなように分割して与える。
- ダメージの割り振りは、《業火のタイタン》の誘発型能力をスタックに置くときに宣言する。解決時ではない。それぞれの対象には、最低1点のダメージを割り振らなければいけない。(言い換えれば、この能力をスタック二億二際し、あなたは3点のダメージを1つの対象に与えるか、2点と1点のダメージを2つの対象にそれぞれ与えるか、1点のダメージを3つの各対象に与えるかを選ぶ。)
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《護衛の誓約》
1WW
インスタント
あなたがコントロールする白のクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
- 《護衛の誓約》は、それの解決時にあなたがコントロールしている白のクリーチャーにしかボーナスを与えない。そのターンの後の時点で戦場に出たり、その時点では白でないがそのターンの後の時点で白になったりしたクリーチャーはボーナスを得ない。
- ボーナスを得た白のクリーチャーが、そのターンの後の時点で白で無くなった場合でも、それはターン終了時まで+2/+2の修整を受け続ける。
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《氷の牢獄》
1U
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力は起動できない。
エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、氷の牢獄を破壊する。
- エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になった場合、《氷の牢獄》の能力が誘発し、スタック上でその呪文や能力の上に置かれる。《氷の牢獄》の能力(《氷の牢獄》を破壊する)は先に解決される。
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《ゴブリンの手投げ弾》
R
ソーサリー
ゴブリンの手投げ弾を唱えるための追加コストとして、ゴブリンを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの手投げ弾はそれに5点のダメージを与える。
- プレイヤーは、《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられ、すべてのコストが支払われた後に対応ができる。《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられるのを妨害するために、生け贄に捧げられたゴブリンを破壊しようとすることはできない。
- 《ゴブリンの手投げ弾》を唱える際ために生け贄に捧げるゴブリンは、クリーチャーである必要はない。例えば、あなたは《ボガートの悪ふざけ》(サブタイプがゴブリンである部族エンチャント)を生け贄に捧げることができる。
- 効果を増すために複数のゴブリンを生け贄に捧げることはできない。
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《ゴブリンのトンネル掘り》
1R
クリーチャー ― ゴブリン・ならず者
1/1
T:パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
- 対象となったクリーチャーのパワーは、それを対象にするときと能力の解決時の両方でチェックされる。この能力の解決後は、パワーが2よりも大きくなったとしても、そのクリーチャーはブロックされないままである。
- この能力は、対象となったクリーチャーに能力を与えない。それはゲームのルールに適用され、そのクリーチャーにのみ有効である何かを規定する。能力の解決後、そのクリーチャーは、すべての能力を失ったとしても、ターンの残りの間はブロックされない。
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《ゴブリンの爆発投げ》
2RR
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
2/2
1:コイン投げをする。あなたがそのコイン投げに勝った場合、ゴブリンの爆発投げはそれに2点のダメージを与える。あなたがそのコイン投げに負けた場合、ゴブリンの爆発投げは自身に2点のダメージを与える。
- 対象のクリーチャーやプレイヤーは能力の起動時に選ぶ。コイン投げは解決時まで行わない。プレイヤーはこの能力に対応できるが、コイン投げの結果を知ることはできない。
- 《ゴブリンの爆発投げ》の能力の解決時にプレイヤーやクリーチャーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。コイン投げは行われず、ダメージは与えられない。
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《棍棒のトロール》
2GG
クリーチャー ― トロール
4/3
G:棍棒のトロールを再生する。(このターン、次にこのクリーチャーが破壊される場合、破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、それを戦闘から取り除く。)
- 《棍棒のトロール》の能力を起動すると、それに対して「再生の盾」が作られる。そのターン、次に《棍棒のトロール》が破壊される場合、その再生の盾が使用される。これは、《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられるか、接死を持つ発生源からのダメージが与えられるか、「破壊する」という効果を持つ呪文や能力の適用を受ける場合にのみ機能する。他の《棍棒のトロール》を墓地に置く効果(タフネスが0以下になる、生け贄に捧げる等)は破壊ではなく、再生ではそれは救えない。再生の盾が使われなかった場合、それはターンの終了時点で消える。
- 再生の盾を機能させるには、《棍棒のトロール》が破壊される前にそれを作っておかなければならない。通常これは、能力をブロック・クリーチャー指定ステップ中、あるいは《棍棒のトロール》を破壊する呪文や能力に対応して起動することを意味する。
- 《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられ、同時に接死を持つ発生源からダメージを与えられている場合、再生の盾1つでそれを救うことができる。
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《災難の瀬戸際》
2BB
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャーか土地)
エンチャントされているパーマネントがタップ状態になったとき、それを破壊する。
- 《災難の瀬戸際》は、既にタップ状態であるパーマネントを対象にできる。ただし、そのパーマネントがアンタップ状態からタップ状態へと変化するまで、《災難の瀬戸際》は何もしない。
- エンチャントされているパーマネントがタップ状態になったとき、《災難の瀬戸際》が誘発する。能力の解決時に、そのパーマネントは破壊される。これは、《災難の瀬戸際》が戦場を離れたり、何らかの理由でそれが別なパーマネントにエンチャントされていたとしてもである。
- エンチャントされているパーマネントがマナ能力を起動するためのコストとしてタップされた場合、マナ能力はただちに解決され、その後に《災難の瀬戸際》の能力はスタックに置かれる。
- * エンチャントされているパーマネントがマナ能力でない起動型能力を起動するためのコストとしてタップされた場合、《災難の瀬戸際》の能力はスタック上でその起動型能力の上に置かれる。《災難の瀬戸際》の能力が先に解決され(そのパーマネントを破壊し)、その後にそのパーマネントの起動型能力が解決される。
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《思案》
U
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。その後、それらを望む順番で戻す。あなたはあなたのライブラリーを切り直してもよい。
カードを1枚引く。
- 自分のライブラリーを切り直すことを選んだ場合、そのライブラリーには見て一番上に戻した3枚のカードも含まれる。
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《ジェイスの文書管理人》
1UU
クリーチャー ― ヴィダルケン・ウィザード
2/2
U, T:各プレイヤーは自分の手札を捨て、その後これによりいずれかのプレイヤーが捨てたカードの枚数のうち最も大きいものに等しい枚数のカードを引く。
- この能力により、自分のライブラリーに残っているよりも多くのカードを引くことになったプレイヤーは、状況起因処理でゲームに敗北する。この能力によりすべてのプレイヤーがそのような事態になったら、ゲームは引き分けになる。
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《始源のハイドラ》
XGG
クリーチャー ― ハイドラ
0/0
始源のハイドラは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、始源のハイドラの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
始原のハイドラは、それの上に10個以上の+1/+1カウンターが置かれているかぎりトランプルを持つ。
- トランプルを持つかどうかを決定する場合、《始源のハイドラ》の上の+1/+1カウンターの数のみを数える。パワーやタフネスではない。例えば、《始源のハイドラ》の上に6個の+1/+1カウンターが置かれていて、それが《剛力化》(+4/+4の修整)の対象になった場合でも、それはトランプルを得ない。
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《地盤の裂け目》
3R
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。このターン、飛行を持たないクリーチャーではブロックできない。
- 《地盤の裂け目》の解決時にその土地が対象として不適正である場合、《地盤の裂け目》は打ち消され、その効果は全く発生しない。飛行を持たないクリーチャーは通常通りブロックできる。
- この効果はこの呪文の解決時に存在するクリーチャーに対して固定されるものではない。このターンの以降の時点で戦場に出た飛行を持たないクリーチャーや、このターンの以降の時点で飛行を失ったクリーチャーではブロックできない。
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《縞瑪瑙の魔道士》
1B
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/1
1B:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで接死を得る。(それが何らかのダメージをクリーチャーに与えた場合、それだけで破壊される。)
- 1体のクリーチャーが複数の接死を持っていても、追加の恩恵はない。複数の接死を持つクリーチャーによりダメージを与えられたクリーチャーは、1回だけ破壊される。
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《霜のタイタン》
4UU
クリーチャー ― 巨人
6/6
霜のタイタンがいずれかの対戦相手がコントロールする呪文1つや能力1つの対象になるたび、それのコントローラーが 2を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。
霜のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《霜のタイタン》の1つ目の能力は、各呪文(オーラ呪文を含む)や起動型能力や誘発型能力のうち、対戦相手がコントロールしていて《霜のタイタン》を対象しているものに適用される。
- 《霜のタイタン》の2つ目の能力は、どのパーマネントでも対象にできる。そのパーマネントがタップ状態であってもかまわない。
- 《霜のタイタン》の2つ目の能力が適用されているパーマネントが、そのパーマネントのコントローラーの次のアンタップ・ステップが始まる時点でアンタップ状態である場合、《霜のタイタン》の2つ目の能力の最後の部分は何もしない。
- 《霜のタイタン》の2つ目の能力影響を受けているパーマネントのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にそれのコントローラーが変わった場合、《霜のタイタン》の2つ目の能力は新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップでのアンタップを防ぐ。
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《霜のブレス》
2U
インスタント
クリーチャーを最大2体まで対象とし、それらをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《霜のブレス》の影響を受けているクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にそれのコントローラーが変わった場合、《霜のブレス》は新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップでのアンタップを防ぐ。
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《渋面の溶岩使い》
R
クリーチャー ― 人間・ウィザード
1/1
R, T, あなたの墓地にあるカードを2枚追放する:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。渋面の溶岩使いはそれに2点のダメージを与える。
- 2枚のカードは、《渋面の溶岩使い》の能力のコストとして追放される。そのコストの支払いに対応して、そのカードを他の領域に移動しようとすることはできない。
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《順応する自動機械》
3
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
2/2
順応する自動機械が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
順応する自動機械は、それの他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
あなたがコントロールするその選ばれたタイプの他のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
- 《順応する自動機械》が戦場に出る際の能力の解決時にクリーチャー・タイプを選ぶ。その選択には対応できない。このボーナスはただちに適用される。
- 現在マジックに存在するクリーチャー・タイプを選ばなければならない。
- 《順応する自動機械》は構築物であるが、あなたがコントロールする構築物・クリーチャーは(あなたが《順応する自動機械》が戦場に出るに際し「構築物」を選ばないかぎり)+1/+1の修整を受けない。
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《小悪疫》
BB
ソーサリー
各プレイヤーは1点のライフを失い、カードを1枚捨て、クリーチャーを1体生け贄に捧げ、土地を1つ生け贄に捧げる。
- まず、各プレイヤーは1点のライフを失う。その後、アクティブ・プレイヤーから始めてターンの進行順に、各プレイヤーは捨てるカードを(他のプレイヤーが何を選んだかを見ずに)決めて、すべてを同時に捨て札とする。その後、アクティブ・プレイヤーから始めてターンの進行順に、各プレイヤーは生け贄に捧げるクリーチャーを(この場合はそれまでのプレイヤーが何を選んだかを見て)決めて、すべてを同時に生け贄に捧げる。その後、クリーチャーと同様に土地について実行する。
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《焼却》
1R
インスタント
焼却は呪文や能力によって打ち消されない。
白か青のクリーチャー1体を対象とする。焼却はそれに5点のダメージを与える。このダメージは軽減できない。
- 《焼却》は、それを打ち消そうとする呪文(《取り消し》等)の対象となりえる。それらの呪文や能力は解決されるが、解明を打ち消そうとする部分の効果は何もしない。それらの呪文や能力のそれ以外の効果は通常通り機能する。
- 《焼却》の対象となったクリーチャーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、《焼却》は打ち消される。
- 対象となったクリーチャーに適用されるダメージ軽減効果を発生する呪文を唱えることはできるし、対象となったクリーチャーに適用されるダメージ軽減効果を発生する能力も起動できる。しかし、ダメージ軽減の盾(《焼却》が唱えられるよりも前に作られていたものも含む)は、《焼却》が与えるダメージに対して効果を持たない。そのようなダメージ軽減効果に追加効果がある場合、その追加効果は(可能なら)機能する。
- 常在型能力が対象となったクリーチャーへのダメージを軽減しようとする場合、それは《焼却》によるダメージの軽減に失敗する。その能力が軽減されたダメージの点数によらない追加の効果を持つ場合、その追加効果は機能する。それは《焼却》の解決時に1回のみ適用される。
- 「軽減する」という単語を使わないダメージを向けなおす効果は《焼却》の影響を受けない。それは通常通り機能する。
- クリーチャーに《焼却》からの致死ダメージが与えられた場合、それは再生できる。そうした場合、それに与えられていたダメージは取り除かれる。
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《神盾の天使》
4WW
クリーチャー ― 天使
5/5
飛行
神盾の天使が戦場に出たとき、他のパーマネント1つを対象とする。あなたが神盾の天使をコントロールし続けているかぎり、それは破壊されない。(破壊すると書かれた効果では、そのパーマネントは破壊されない。破壊されないクリーチャーは、ダメージによって破壊されない。)
- 《神盾の天使》が戦場を離れた場合、あなたはそれをコントロールしていない。
- 他のプレイヤーが《神盾の天使》のコントロールを得た場合、後にそれのコントロールを取り戻したとしても、指定されたパーマネントは破壊されない状態ではなくなる。
- 《神盾の天使》とそのパーマネントが同時に破壊される場合、《神盾の天使》のみが破壊される。
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《神聖なる好意》
1W
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
神聖なる好意が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得る。
エンチャントされているクリーチャーは+1/+3の修整を受ける。
- 《神聖なる好意》の対象になったクリーチャーが、《神聖なる好意》の解決時に不適正な対象であった場合、《神聖なる好意》は打ち消される。それは戦場には出ず、したがって戦場に出たときの能力は誘発しない。
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《精神の制御》
3UU
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーのコントロールを得る。
- クリーチャーのコントロールを得ても、それにつけられているオーラや装備品のコントロールを得るわけではない。
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《世界薙ぎの剣》
5
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、世界薙ぎの剣以外のすべてのパーマネントを破壊する。
装備 5 ( 5:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
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《世界混ぜ》
6RR
ソーサリー
土地でないパーマネント1つにつき、プレイヤーを無作為に1人選ぶ。その後、各プレイヤーは自分が選ばれた各パーマネントのコントロールを得る。それらのパーマネントをアンタップする。
- 《世界混ぜ》の解決が始まったら、その解決が終わるまで、プレイヤーは対応できない。例えば、あるクリーチャーの能力を起動するか否かを、そのクリーチャーのコントロールが誰に移るかを見て決めることはできない。
- 土地でない各パーマネントにつき、プレイヤーが1人無作為に選ばれる。これには、そのパーマネントの現在のコントローラーを含む。
- すべてのコントロール変更効果は同時に発生する。
- 土地でない各パーマネントはアンタップする。無作為に選んだそれのコントローラーが誰であるかを問わない。
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《雪花石の魔道士》
1W
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/1
1W:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで絆魂を得る。(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにそのコントローラーはその点数分のライフを得る。)
- 1体のクリーチャーが複数の絆魂を持っていても、追加の恩恵はない。そのクリーチャーのコントローラーは、それが与えたダメージに等しい点数のライフを得る。それ以上は得ない。
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《センギアの吸血鬼》
3BB
クリーチャー ― 吸血鬼
4/4
飛行
このターン、センギアの吸血鬼によってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、センギアの吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。
- クリーチャーが戦場場から墓地に置かれるたび、それがこのターンのいずれかの時点で《センギアの吸血鬼》にダメージを与えられているかをチェックする。そうであった場合、《センギアの吸血鬼》の能力は誘発する。そのクリーチャーを誰がコントロールしているかや、それが誰の墓地に置かれたかは問わない。
- 《センギアの吸血鬼》と、それがダメージを与えたクリーチャーの両方が同時に場から墓地に置かれる場合、《センギアの吸血鬼》の能力は誘発するが、解決時には何もしない。
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《戦嵐のうねり》
5R
エンチャント
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーは、そのクリーチャーやプレイヤーに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
- その戦場に出たクリーチャーは、自身の現在のパワーに等しい点数のダメージを対象となったクリーチャーやプレイヤーに与える。それがすでに戦場に存在していない場合、それが最後に戦場に存在していた時点におけるパワーを参照する。
- 能力の発生源はであるが、ダメージの発生源はクリーチャーである。例えば、この能力はプロテクション(赤)のクリーチャーを対象にできない。プロテクション(クリーチャー)のクリーチャーなら対象にすることはできるが、ダメージはすべて軽減される。ダメージはクリーチャーによって与えられるため、絆魂や接死や感染などの能力を計算に入れること。これは、そのクリーチャーがダメージを与える段階で戦場を離れていても有効である。
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《躁の蛮人》
2R
クリーチャー ― 人間・戦士
2/2
躁の蛮人が戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
- 《躁の蛮人》の能力は強制である。アーティファクトをコントロールしているのが自分だけである場合、そのうちの1つを対象にしなければいけない。
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《ソリンの渇き》
BB
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ソリンの渇きはそれに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
- 《ソリンの渇き》の解決時にそのクリーチャーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはライフを得ない。
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《ソリンの復讐》
4BBB
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。ソリンの復讐はそのプレイヤーに10点のダメージを与え、あなたは10点のライフを得る。
- 《ソリンの復讐》の解決時にそのプレイヤーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはライフを得ない。
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《ソリン・マルコフ》
3BBB
プレインズウォーカー ― ソリン
4
[+2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ソリン・マルコフはそれに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
[-3]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量は10.点になる。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターン、あなたはそのプレイヤーをコントロールする。
- 《ソリン・マルコフ》の1つ目の能力の対象となったクリーチャーやプレイヤーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、能力全体が打ち消され、効果はまったく発生しない。あなたはライフを得ない。
- プレイヤーのライフの総量が10点になる場合、そのプレイヤーにはその分のライフの増減が発生している。例えば、能力の解決時に対象となった対戦相手のライフの総量が4点である場合、そのプレイヤーは6点のライフを得ることになる。同様に、能力の解決時に対象となった対戦相手のライフの総量が17点である場合、そのプレイヤーは7点のライフを失うことになる。他のライフの増減と相互作用するカードは、この効果とも相互作用する。
- 双頭巨人戦において、《ソリン・マルコフ》の2つ目の能力は、対象となった対戦相手のライフの総量を10点にする。その結果、そのチームのライフの総量は10点になる。
- 《ソリン・マルコフ》の3つ目の能力は、他のプレイヤーを、そのプレイヤーの次のターン中コントロールするものである。そのプレイヤーはターン全体の間コントロールされることになる。この効果は、その次のターンが開始されるまで終わらない。
- 他のプレイヤーのコントロールを得ている間、あなたはそのプレイヤーが見るすべてのカードを見ることができる。これには、そのプレイヤーの手札、そのプレイヤーがコントロールする裏向きのカード、そのプレイヤーが何らかの効果により見ることのできる任意の領域が含まれる。
- コントロールされているプレイヤーは、その場合でもそのターンにおいてはアクティブプレイヤーである。
- 他のプレイヤーのターンをコントロールしている間、あなたは自分自身の選択や決定も行う。
- 他のプレイヤーをコントロールしている間、あなたはそのターン中にそのプレイヤーが行うあらゆる選択や決定を行う。以下はその例。
- あなたはそのプレイヤーがプレイする土地を選ぶ。
- あなたはそのプレイヤーがどの呪文を唱え、その呪文を唱えるあるいは解決するに当たって行うすべての選択を行う。例えば、あなたはそのプレイヤーの《火の玉》のXの値や、そのプレイヤーの《火葬》の対象、そのプレイヤーの《審判の日》を唱えるのにどのマナを支払うか、そのプレイヤーが《魔性の教示者》でどのカードを選ぶかを決める。
- あなたはそのプレイヤーがどの起動型能力を起動し、その能力を起動するあるいは解決するに当たって行うすべての選択を行う。例えば、あなたはその対戦相手がコントロールするクリーチャーを、その対戦相手の《貪る大群》のために生け贄に捧げさせることができる。
- あなたはそのプレイヤーの誘発型能力の対象の選択や解決時の選択を含むすべての選択を行う。
- あなたはそのプレイヤーがコントロールするどのクリーチャーで攻撃し、何を攻撃し、どのように戦闘ダメージを割り振るかを決定する。
- あなたはそのプレイヤーが行う、あらゆる行動の選択や決定を行う。例えば、あなたが唱えた《ウスーンのスフィンクス》に対してあなたはそれを束に分割する方法を自分に都合よく決めることができる。
- 効果を受けているプレイヤーを投了させることはできない。そのプレイヤーは、自身のターンをコントロールされている最中であっても、いつでも自分で投了できる。
- 不適正な選択は行えない。そのプレイヤーが実行できない選択も行えない。そのプレイヤーがゲームのルールやカード、パーマネント、呪文、能力等により行えない選択を行わせることはできない。、 何らかの効果により、効果を受けているプレイヤーが通常行う決定を他のプレイヤーが行う場合(《手練れの戦術》等)、その効果が優先する。(言い換えれば、効果を受けているプレイヤーが行動の決定を行えない場合、あなたはその行動の決定をを行うこともできない。) また、あなたはそのプレイヤーがトーナメント・ルール上行える選択や決定(同意の上での引き分けやジャッジを呼ぶか否かの決定)を行わせることもできない。
- 効果を受けているプレイヤーのコストを支払う場合、そのプレイヤーのもの(カード、マナ等)のみを支払える。あなたのものは使えない。同様に、そのプレイヤーのものはそのプレイヤーのコストとしてのみ支払える。それらをあなたのコストのために支払うことはできない。
- 他のプレイヤーのパーマネントや呪文や能力のコントロールを得ることはない。
- プレイヤーのコントロールを得ても、そのプレイヤーのサイドボードを見ることはできない。トーナメント中、そのプレイヤーに《きらめく願い》等のゲーム外の特定の特性のカードを選ぶ呪文を唱えさせた場合、カードは選べない。
- 《ソリン・マルコフ》の3つ目の能力が適用されたプレイヤーの次のターンがとばされた場合、能力は待つことになる。あなたは適用されたプレイヤーが実際に得た次のターンにコントロールを得る。
- プレイヤーをコントロールする複数の効果が同一のプレイヤーに適用された場合、それは上書きされる。最後に適用されたもののみが機能する。
- 双頭巨人戦において、《ソリン・マルコフ》の3つ目の能力は、適用されたプレイヤーのチームの次のターンにおいて、チーム全体をコントロールする。
- あなたは《ソリン・マルコフ》の3つ目の能力で次のターンの自分自身のコントロールを得ることができるが、それにより他のプレイヤーがあなたをコントロールする効果を上書きする以外、実質的には何もしない。
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《太陽のタイタン》
4WW
クリーチャー ― 巨人
6/6
警戒
太陽のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネント・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。
- パーマネント・カードとは、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードかプレインズウォーカー・カードである。
- 墓地にあるカードの呪文の点数で見たマナ・コストは、純粋にカードの右上隅のマナ・シンボルで決まる。点数で見たマナ・コストとは、マナ・コストの色を無視したマナの総点数である。例えば、マナ・コストが 3UUのカードの点数で見たマナ・コストは5である。
- 墓地のカードのマナ・コストが Xを含んでいる場合、Xは0とみなす。
- 墓地のカードの右上にマナ・シンボルが無い場合(それが土地カードである等)、それの点数で見たマナ・コストは0である。
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《魂の消耗》
X1B
ソーサリー
Xは黒マナでしか支払えない。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。魂の消耗はそれにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。
- 得るライフの点数は、Xとして選ばれた数値に等しい。《魂の消耗》が与えたダメージの点数ではない(一部が軽減された場合)。
- 《魂の消耗》の対象となったクリーチャーやプレイヤーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、呪文全体が打ち消される。あなたはライフを得ない。
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《ダングローブの長老》
2G
クリーチャー ― ツリーフォーク
★/★
呪禁 (このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
ダングローブの長老のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールする森の総数に等しい。
- 《ダングローブの長老》のパワーとタフネスは、あなたがコントロールする森の土地タイプを持つ土地の総数に等しい。「森」という名前の土地に限らない。
- ダングローブの長老のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールする森の総数が変わるとともに変わる。
- 《ダングローブの長老》の能力は、あらゆる領域でパワーやタフネスを決定する。戦場に限らない。
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《血の味》
B
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。血の味はそのプレイヤーに1点のダメージを与え、あなたは1点のライフを得る。
- 《血の味》の解決時に対象のプレイヤーが不適正である場合、《血の味》は打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはライフを得ない。
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《血の求道者》
1B
クリーチャー ― 吸血鬼・シャーマン
1/1
クリーチャーが1体いずれかの対戦相手のコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「そのプレイヤーは1点のライフを失う。」を選んでもよい。
- ライフの喪失はダメージとは異なる。《血の求道者》の能力では、狂喜を持つクリーチャーには+1/+1カウンターが置かれた状態では場に出ない。
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《チャンドラの憤慨》
2RR
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。チャンドラの憤慨はそれに4点のダメージを与え、そのクリーチャーのコントローラーに2点のダメージを与える。
- ダメージを受けるプレイヤーは、《チャンドラの憤慨》の解決時に対象となったクリーチャーをコントロールしていたプレイヤーである。
- 《チャンドラの憤慨》の対象となったクリーチャーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、呪文全体が打ち消される。どのプレイヤーもダメージを受けない。
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《帝国の王冠》
2
アーティファクト
3, T:クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。あなたが「帝国の王笏」という名前のアーティファクトと「帝国の玉座」という名前のアーティファクトをコントロールしている場合、代わりにそのクリーチャーのコントロールを得る。
- あなたが「帝国の王笏」という名前のアーティファクトと「帝国の玉座」という名前のアーティファクトをコントロールしている場合、対象になったクリーチャーはタップされない。あなたは単にそれのコントロールを得る。
- 前述「帝国のアーティファクト」を参照。
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《天使の運命》
2WW
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+4/+4の修整を受けるとともに飛行と先制攻撃を持ち、それは他のタイプに加えて天使でもある。
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、天使の運命をオーナーの手札に戻す。
- 《天使の運命》の呪文が解決される前にそのクリーチャーが死亡した場合、《天使の運命》はオーナーの墓地に置かれる。それはオーナーの手札に戻らない。
- 誘発型能力の解決時に《天使の運命》が墓地に無い場合、それはオーナーの手札に戻らない。
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《堂々たる撤廃者》
WW
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/2
あなたのターン中、あなたの対戦相手は呪文を唱えることもアーティファクトやクリーチャーやエンチャントの能力を起動することもできない。
- 《堂々たる撤廃者》は、戦場以外にあるアーティファクト・カードやクリーチャー・カードやエンチャント・カードの能力を起動することを妨げない(サイクリング等)。
- 《堂々たる撤廃者》は、誘発型能力や常在型能力には影響しない。
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《棘投げの蜘蛛》
4G
クリーチャー ― 蜘蛛
2/5
到達 (このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
棘投げの蜘蛛が戦場に出たとき、飛行を持つクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。
- 能力をスタックに置くときに、対象の飛行を持つクリーチャーを選ぶ。解決時に、あなたはそのクリーチャーを破壊するかどうかを選ぶ。
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《ドルイドの物入れ》
3
アーティファクト
2, T:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、緑の1/1の苗木・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それが土地カードである場合、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。それがクリーチャーでも土地でもないカードである場合、あなたは2点のライフを得る。
- 公開されたカードがクリーチャーであり土地である場合(《ドライアドの東屋》等)、あなたは苗木・クリーチャー・トークンとそのカードを戦場に出す。
- そのカードが土地カードでなかった場合、それはライブラリーの一番上に残る。
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《トロール皮》
2G
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに「 1G:このクリーチャーを再生する。」を持つ。(このターン、次にそのクリーチャーが破壊される場合、破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、それを戦闘から取り除く。)
- エンチャントされているクリーチャーに与えられた能力を起動すると、それに対して「再生の盾」が作られる。そのターン、次にそのクリーチャーが破壊される場合、その再生の盾が使用される。これは、そのクリーチャーに致死ダメージが与えられるか、接死を持つ発生源からのダメージが与えられるか、「破壊する」という効果を持つ呪文や能力の適用を受ける場合にのみ機能する。そのクリーチャーを墓地に置く他の効果(タフネスが0以下になる、生け贄に捧げる等)は破壊ではなく、再生ではそれは救えない。再生の盾が使われなかった場合、それはターンの終了時点で消える。
- 再生の盾を機能させるには、エンチャントされているクリーチャーが破壊される前にそれを作っておかなければならない。通常これは、能力をブロック・クリーチャー指定ステップ中、あるいは《棍棒のトロール》を破壊する呪文や能力に対応して起動することを意味する。
- エンチャントされているクリーチャーに致死ダメージが与えられ、同時に接死を持つ発生源からダメージを与えられている場合、再生の盾1つでそれを救うことができる。
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《投げ飛ばし》
1R
インスタント
投げ飛ばしを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに、その生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
- プレイヤーは、《投げ飛ばし》が唱えられ、すべてのコストが支払われた後に対応ができる。《投げ飛ばし》が唱えられるのを妨害するために、生け贄に捧げられたクリーチャーを破壊しようとすることはできない。
- 生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーを決定する場合、最後に戦場に存在していた際の情報をチェックする。
- ブロック・クリーチャー指定ステップ中に攻撃やブロックをしているクリーチャーを生け贄に捧げた場合、それは戦闘ダメージを与えない。戦闘ダメージ・ステップまで待って、そのクリーチャーに致死ダメージが与えられる場合、それは生け贄に捧げる機会を得る前に破壊される。
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《二重の詠唱》
5G
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたはあなたのライブラリーからそのクリーチャーと同じ名前を持つクリーチャー・カードを1枚探してもよい。それらのカードを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
### 訂正 ###
日本語版の《二重の詠唱》には「同じ名前を持つカードを1枚探してもよい。」とあるが、これは誤りである。これは上記の通り「同じ名前を持つクリーチャー・カードを1枚探してもよい。」と読み替える。
- あなたがライブラリーから探すカードはクリーチャー・カードに限られる。例えば、あなたがコントロールしている土地が(その土地の能力により)クリーチャーでもある場合でも、それと同名の土地カードを戦場に出す事はできない。
- 何らかの効果でカード名が変わっているクリーチャー(他のクリーチャーをコピーしている《クローン/Clone》等)をコントロールしている場合、新しい名前のカードを探す。元の名前のカードは探さない。
- 《二重の詠唱》の解決時に、あなたがクリーチャーをコントロールしていない場合でも、あなたは自分のライブラリーからカードを探し、それを切り直さなければならない。
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《願いのジン》
3UU
クリーチャー ― ジン
4/4
飛行
願いのジンは、願いカウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
2UU, 願いのジンから願いカウンターを1個取り除く:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。そうしない場合、それを追放する。
- あなたは《願いのジン》の能力の解決中に、その公開したカードをプレイする。カードタイプによるタイミング制限(クリーチャーやソーサリー等)は無視される。それ以外のプレイ制限(「[カード名]は戦闘中にのみ唱えられる。」等)はそのままである。
- 公開されたカードが呪文である場合、あなたはそれの適切な対象を選べる場合にのみそれを唱えられる。それを唱える場合、それはスタックに置かれ、その後《願いのジン》の能力の解決が終わる。その後、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後で、その呪文は通常通り解決される。
- 公開されたカードが土地である場合、それをプレイできるのは、現在が自分のターンで、このターン中に土地をプレイしていない場合のみである。
- カードを「それのマナ・コストを支払うことなくプレイ」する場合、それの代替コストはプレイできない。追加コスト(キッカー・コスト等)は支払うことができる。そのカードが強制の追加コストを持つ場合、それを支払わなければならない。
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《墓への呼び声》
4B
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはゾンビでないクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
終了ステップの開始時に、戦場にクリーチャーがいない場合、墓への呼び声を生け贄に捧げる。
- あるプレイヤーが、まったくクリーチャーをコントロールしていなかったり、そのプレイヤーがコントロールしているすべてのクリーチャーがゾンビであったりする場合、そのプレイヤーは1つ目の能力の解決時に何もしない。
- 終了ステップの開始時に最低1体のクリーチャーが戦場にいる場合、最後の能力は誘発しない。それが誘発したが、それの解決前に戦場にクリーチャーが出た場合、その能力は解決時に何もしない。《墓への呼び声》のコントローラーはそれを生け贄に捧げない。
- 双頭巨人戦において、《墓への呼び声》は各チームのアップキープに、各プレイヤーに月1回、計2回誘発する。2人のそれぞれのプレイヤーは、そのプレイヤーを参照する能力の解決時に、ゾンビでないクリーチャーを1体生け贄に捧げなければならない。
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《肌変わり》
1G
クリーチャー ― 人間・シャーマン
1/1
G:以下の3つから1つを選ぶ。「ターン終了時まで、肌変わりは4/4のサイになるとともにトランプルを得る。」「ターン終了時まで、肌変わりは2/2の鳥になるとともに飛行を得る。」「ターン終了時まで、肌変わりは0/8の植物になる。」 この能力は、毎ターン1回のみ起動できる。
- 能力のモードは起動時に選ぶ。
- どのモードを選択したかに関係なく、《肌変わり》はこれまでに持っていたクリーチャー・タイプを失う。1つ目のモードを選択して起動した場合、それは単にサイになる。人間やシャーマンではなくなる。
- どのモードを選択したかに関係なく、《肌変わり》はこれまでに持っていた他のカードタイプを維持する。例えば、何らかの効果で《肌変わり》が他のタイプに加えてアーティファクトである状態で1つ目のモードを選択して起動した場合。それはアーティファクトであり、サイ・クリーチャーである。
- 《肌変わり》の能力は、それが持っていた他の能力を失わせない。
- 《肌変わり》の能力は、それのコピー可能な値に影響しない。《肌変わり》のコピーとして戦場に出るクリーチャーは、1/1の人間・シャーマン・クリーチャーとして出る。
- 《肌変わり》の能力はいずれノプレイヤーのターンであっても起動できるが、各ターンに1回しか起動できない。
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《歯止め》
W
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。あなたは色を1色選ぶ。それはターン終了時までプロテクション(その選ばれた色)を得る。(それはその色の何かによって、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
- 対象は、呪文を唱える過程において選択する。その対象が得るプロテクションの色は、呪文の解決時に選択する。
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《速足のブーツ》
2
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは呪禁と速攻を持つ。(それはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならず、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり Tしたりできる。)
装備 1 (1:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これをつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
- 対戦相手が《速足のブーツ》を装備しているクリーチャーのコントロールを得た場合、そのクリーチャーはあなたがコントロールする呪文や能力の対象にならない。
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《反逆の行動》
2R
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。(このターン、それは攻撃したり Tしたりできる。)
- 《反逆の行動》は任意のクリーチャーを対象にできる。アンタップ状態でも、すでにあなたがコントロールしているものでもよい。
- クリーチャーのコントロールを得ても、それにつけられているオーラや装備品のコントロールを得るわけではない。
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《絆魂》
W
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは絆魂を持つ。(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにそのコントローラーはその点数分のライフを得る。)
- エンチャントされているクリーチャーのコントローラーがライフを得る。《絆魂》のコントローラーではない(それぞれが異なるプレイヤーの場合)。
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《火の玉》
XR
ソーサリー
望む数のクリーチャーかプレイヤー(またはその組み合わせ)を対象とする。火の玉はそれらに、X点を均等に割った点数のダメージを与える(端数切捨て)。
火の玉を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき 1多くなる。
- 例えば、Xが5で対象にクリーチャーを3体選んだ場合、《火の玉》の総コストは 7Rになる(ただし、マナ・コストは 5R)。それらの対象が《火の玉》の解決時に適正であった場合、それぞれに1点のダメージが与えられる。
- 《火の玉》のダメージは《火の玉》の解決時に分割される。唱えた段階ではない。選択肢はない。分割は、その時点で適正であった対象に対してのみ行われる。
- Xを超えるクリーチャーやプレイヤーを対象とすることができる。ただし、《火の玉》の解決時に適正な対象の数がXを超えている場合、それらにはダメージは与えられない。
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《復讐に燃えたファラオ》
2BBB
クリーチャー ― ゾンビ
5/4
接死 (これが何らかのダメージをクリーチャーに与えた場合、それだけで破壊される。)
あなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーに戦闘ダメージが与えられるたび、復讐に燃えたファラオがあなたの墓地にある場合、攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを破壊し、その後復讐に燃えたファラオをあなたのライブラリーの一番上に置く。
- 《復讐に燃えたファラオ》の能力を誘発させるためには、あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーに戦闘ダメージが与えられた時点で、《復讐に燃えたファラオ》があなたの墓地になければならない。したがって、1回の戦闘ダメージ・ステップ中に、それが死亡しつつ墓地で誘発することは無い。
- 誘発型能力の解決の時点で《復讐に燃えたファラオ》があなたの墓地に無い場合、誘発型能力は何もしない。
- 誘発型能力の解決時にその攻撃クリーチャーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。《復讐に燃えたファラオ》はあなたの墓地に残る。
- 複数のクリーチャーが同時にあなたに戦闘ダメージを与える場合、《復讐に燃えたファラオ》は1回しか誘発しない。
- 複数のクリーチャーが同時にあなたとあなたがコントロールするプレインズウォーカーに戦闘ダメージを与える場合、《復讐に燃えたファラオ》は2回誘発する。最初の誘発により、《復讐に燃えたファラオ》があなたのライブラリーの一番上に置かれる。2回目の誘発は何もしない。解決する段階で、《復讐に燃えたファラオ》は墓地にないからである。2回目の誘発が解決する段階よりも前に《復讐に燃えたファラオ》が墓地に置かれたとしても、それは何もしない。それは以前に墓地にあった《復讐に燃えたファラオ》とは別のものだからである。
- あなたの攻撃クリーチャーが(戦闘ダメージが移し換えられる等で)あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーに戦闘ダメージを与えた場合、《復讐に燃えたファラオ》は誘発する。あなたは自分の攻撃クリーチャーのうち1体を対象として破壊しなければならない。
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《不死の霊薬》
1
アーティファクト
2, T:あなたは5点のライフを得る。不死の霊薬とあなたの墓地を、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- 《不死の霊薬》の能力の起動コストを支払うことでは、それは戦場を離れない。何らかの方法でそれをあんたっぶで切る場合、この能力を自身に対応して複数回起動できる。
- 能力の解決に際し、《不死の霊薬》が戦場にある場合、それを直接ライブラリーに加えて切り直す。その時点でそれが墓地にある場合、墓地全体をライブラリーに加えて切り直す過程でそれも一緒に切りなおされる。その時点でそれ以外の場所にある場合、それはそこに残り、あなたは単に墓地をライブラリーに加えて切り直す。(墓地にカードが無い場合でも結果としてライブラリーは切り直す。)
- あなたが他のプレイヤーの《不死の霊薬》のコントロールを得てそれを起動した場合、《不死の霊薬》はオーナーのライブラリーに加えて切り直され、あなたの墓地はあなたのライブラリーに加えて切り直される。適用されたライブラリーを切り直すのはあなたであるとみなされる(ただし、省略手順として、各プレイヤーが自身のライブラリーを切り直す)。
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《踏み荒らし》
2GGG
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。(あなたがコントロールするクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分なダメージを割り振る場合、あなたはそれの残りのダメージを防御プレイヤーやプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)
- 《踏み荒らし》は、それが解決された時点で戦場にあるクリーチャーにのみ影響を与える。それは、そのターンの後の時点であなたのコントロール下になったクリーチャーや、そのターンの後の時点でクリーチャーになったパーマネントに影響しない。
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《偏執》
3BB
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札のカードを1枚選んで残し、その他を捨てる。
- そのプレイヤーの手札が0枚か1枚なら、そのプレイヤーはカードを捨てない。
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《ペンタバス》
7
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
0/0
ペンタバスは、+1/+1カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
1, ペンタバスから+1/+1カウンターを1個取り除く:飛行を持つ無色の1/1のペンタバイト・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
1, ペンタバイトを1体生け贄に捧げる:ペンタバスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
- 1つ目の起動型能力では、《ペンタバス》の上の+1/+1カウンターならどれを取り除いてもよい。《ペンタバス》の他の能力により置かれたものに限らない。
- 《ペンタバス》の2つ目の能力を起動するために、あなたがコントロールするどのペンタバイト・クリーチャーを生け贄に捧げてもよい(タイプとしてペンタバイトを選択した《順応する自動機械》等)。《ペンタバス》の他の能力により生み出されたものに限らない。
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《忘却の輪》
2W
エンチャント
忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
- 《忘却の輪》が、1つ目の能力の解決前に戦場を離れた場合、2つ目の能力は誘発するが何もしない。その後1つ目の能力が解決され、対象となった土地でないパーマネントは永遠に追放される。
- 追放したカードがオーラである場合、そのカードのオーナーは、それが戦場に出る際に何にエンチャントするかを決める。これにより戦場に出るエンチャントは何も対象としていないが、オーラのエンチャント能力はそれがエンチャントできるものを制限する。そのオーラが適正につけられるものが何も無い場合、それは永遠に追放されたままになる。
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《縫合グール》
4BBB
クリーチャー ― ゾンビ
★/★
トランプル
縫合グールが戦場に出るに際し、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを望む枚数追放する。
縫合グールのパワーはそれらの追放したカードのパワーの合計に等しく、タフネスはそれらのタフネスの合計に等しい。
- 追放されたクリーチャー・カードのパワーやタフネスを定義する特性定義能力がある場合、その能力は適用される。例えば、《ダングローブの長老》がこれにより追放された場合、それが追放領域ある間のパワーやタフネスはあなたがコントロールする森の総数に等しいので、あなたがコントロールする森の総数が変わると、《縫合グール》のパワーやタフネスも変わる。
- 戦場以外の全ての領域において、《縫合グール》のパワーやタフネスは0である。
- 《縫合グール》が墓地から戦場に出る場合でも、自身を追放することはできない。
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《墓地を刈り取るもの》
1BB
クリーチャー ― ゾンビ
2/2
あなたがコントロールする他のゾンビ・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
2B, T:いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
- 《墓地を刈り取るもの》は、あなたがコントロールする他のすべてのゾンビ・クリーチャーに+1/+1の修整を与える。能力によるトークンに限らない。
- 墓地のクリーチャー・カードは、起動型能力の効果の一部として追放される。コストではない。そのカードが能力の解決時点で墓地を離れていた場合、この能力は打ち消され、ゾンビ・トークンは得られない。
----
《魔力のとげ》
3R
エンチャント
いずれかのプレイヤーがマナを引き出す目的で土地をタップするたび、魔力のとげはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
- この能力はマナ能力ではない。それはスタックに置かれ、対応することができる。
- この能力は、マナを引き出す目的で土地を1つタップするたびに誘発する。各能力は別々である。
- 何らかの土地が、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりしている最中に、マナを引き出す目的でタップされた場合、《魔力のとげ》はその回数分誘発して、そのまま待機する。そのプレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりし終えたとき、その呪文や能力はスタックに置かれ、その後に《魔力のとげ》の誘発型能力がスタック上でその上に置かれる。《魔力のとげ》の能力は先に解決される。
- 一方で、プレイヤーは土地をタップしてマナを引き出し、《魔力のとげ》の誘発型能力をスタックに置き、その能力に対応して、そのマナを使ってインスタントを唱えたり能力を起動したりできる。その場合、その呪文や能力が先に解決される。
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《魅惑するセイレーン》
1U
クリーチャー ― セイレーン
1/1
T:いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それは可能ならあなたを攻撃する。
- あるターンに複数の戦闘フェイズがある場合、そのクリーチャーはそれが攻撃できる最初の時点でのみ攻撃しなければならない。
- クリーチャーは、あなたを攻撃しなければならない。あなたがコントロールするプレインズウォーカーではない。
- あるプレイヤーの攻撃クリーチャー指定ステップ中、そのクリーチャーが、タップ状態である、呪文や能力によりそれが攻撃できない、そのターンの開始時から連続してそのプレイヤーのコントロール下にあったのでない(速攻も持っていない)場合、それは攻撃しない。そのクリーチャーの攻撃に伴ってコストが必要な場合、そのプレイヤーはコストの支払いを強制されない。したがって、この場合もそのクリーチャーは攻撃しなくてもよい。
- 相手のターン、攻撃クリーチャーが宣言された以降にこの能力を起動しても効果は無い。自分のターンにこの能力を起動することも同様である。
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《無限の日時計》
2
アーティファクト
1, T:ターンを終了する。この能力は、あなたのターンの間にのみ起動できる。(スタックの呪文や能力をすべて追放する。あなたの手札の最大枚数になるまで手札を捨てる。ダメージは取り除かれ、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終了する。)
1) スタック上のすべての呪文や能力は追放される。これには打ち消されない呪文や能力が含まれる。
2) すべての攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーは先頭から取り除かれる。
3) 状況起因処理がチェックされる。いずれのプレイヤーも優先権を得ることはなく、誘発型能力もスタックに積まれない。
4) 現在のフェイズ/ステップが終了する。ゲームはクリンナップ・ステップまでとばされる。クリンナップ・ステップを通常通り実行する。
- 誘発型能力がこの手順の中で誘発した場合、それらはクリンナップ・ステップ中にスタックに置かれる。そうなった場合、プレイヤーには呪文や能力を唱えたり起動したりする機会が与えられ、その後最終的にターンが終了する前に再びクリンナップ・ステップが行われる。
- 呪文や能力は追放され、解決の機会を失うが、実際に打ち消されたわけではない。
- 《無限の日時計》の能力が終了ステップよりも前に起動された場合、終了ステップの開始時誘発型能力は、終了ステップが飛ばされるため誘発するタイミングを迎えない。これらの能力は、次のターンの終了ステップの開始時に誘発する。これは、他のフェイズやステップの開始時に誘発する能力についても同様である(アップキープは除く)。
- 《無限の日時計》を起動する最も早いタイミングは、あなたのアップキープ中で、あなたのアップキープの開始時の能力が誘発してスタックに置かれ、それが解決される前である。
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《群れの護衛》
W
クリーチャー ― 猫・モンク
0/3
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
群れの護衛がブロックするたび、あなたは3点のライフを得る。
- 《群れの護衛》が追加のクリーチャーをブロックする能力を得てそうした場合でも、あなたは3点のライフしか得ない。
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《メサの女魔術師》
1WW
クリーチャー ― 人間・ドルイド
0/2
あなたがエンチャント呪文を1つ唱えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
- あなたががエンチャント呪文(オーラ呪文を含む)を唱えたら、《メサの女魔術師》の能力は誘発し、スタック上でその呪文の上に置かれる。《メサの女魔術師》の能力は呪文の解決前に解決されることになる。
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《闇の好意》
1B
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
闇の好意が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを失う。
エンチャントされているクリーチャーは+3/+1の修整を受ける。
- 《闇の好意》の対象になったクリーチャーが、《闇の好意》の解決時に不適正な対象であった場合、《闇の好意》は打ち消される。それは戦場には出ず、したがって戦場に出たときの能力は誘発しない。
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《余韻》
RR
インスタント
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
- 《余韻》はあらゆるインスタントやソーサリー呪文を対象にできる(そしてコピーする)。対象を取るものだけではない。それのコントローラーが誰かは問わない。
- 《余韻》が解決されるとき、それは呪文のコピーを作成する。コピーをコントロールするのはあなたである。そのコピーはスタック上に作られる物であり、唱えられることはない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。その後、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後で、そのコピーは通常の呪文と同様に解決される。
- コピーは、あなたが新たな対象を選ばないかぎり、元とおなじものを対象としている。あなたはそのうちの望む数の対象を変更できる。全部でもいいし、まったく変えなくてもいい。対象のうち新たなものが適正に選べない場合、それは(現在の対象が不正であっても)変更されずに残る。
- 《余韻》がコピーする元の呪文がモードを持つ(「一つを選ぶ ―」などが書かれている)場合、そのコピーは同じモードである。異なるモードは選べない。
- 《余韻》がコピーする呪文が、唱えられたときに決定されるXを持っている場合(《魂の消耗》など)、そのコピーも同じXを持つ。
- あなたはコピーの追加コストを支払うことを選べない。ただし、元の呪文が追加コストを支払ったことによって効果を得ている場合、それと同じコストが払われているかのようにコピーされる。例えば、プレイヤーが3/3のクリーチャーを生け贄に捧げって《投げ飛ばし》を唱え、あなたがそれを《余韻》でコピーした場合、その《投げ飛ばし》のコピーも対象に3点のダメージを与える。
- そのコピーが「あなた」に影響を及ぼす場合、それは元の呪文のコントローラーではなく、そのコピーのコントローラーに影響を及ぼす。同様に、そのコピーが「対戦相手」に影響を及ぼす場合、元の呪文のコントローラーの対戦相手ではなく、コピーのコントローラーの対戦相手に影響を及ぼす。
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《流転の護符》
4
アーティファクト
4, T:あなたは、あなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。
- そのクリーチャー・カードのコストは、追加コストも含めて支払わない。
- マナ・コストに Xを含むクリーチャー・カード)(《始源のハイドラ》等)のXは0である。
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《霊気の達人》
1UU
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
霊気の達人が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
- 《霊気の達人》の能力は強制である。戦場に他のクリーチャーがいない場合、《霊気の達人》の能力で自分自身を選ばなければならない。
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《練達の盗賊》
2UU
クリーチャー ― 人間・ならず者
2/2
練達の盗賊が戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とする。あなたが練達の盗賊をコントロールし続けているかぎり、あなたはそれのコントロールを得る。
- 《練達の盗賊》が戦場を離れたら、あなたはそれをコントロールしていないので、すべてのコントロール変更効果は終了する。
- 《練達の盗賊》の能力の解決前にそれがあなたのコントロール下を離れた場合、あなたは対象のアーティファクトのコントロールをまったく得ることは無い。
- 他のプレイヤーが《練達の盗賊》のコントロールを得たら、コントロール変更効果は終了する。《練達の盗賊》のコントロールを再び得ても、そのアーティファクトのコントロールを再び得ることはない。
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《湾口の海蛇》
4UU
クリーチャー ― 海蛇
5/5
島渡り (このクリーチャーは防御プレイヤーが島をコントロールしている限りブロックされない。)
湾口の海蛇は、戦場に島が5つ以上あるのでないかぎり攻撃できない。
- 島渡りは、土地タイプが島である土地をチェックする。カード名が《島》である必要は無い。
- 2つ目の能力は、戦場にいくつの島があるか(誰がコントロールしているかは問わない)を、攻撃クリーチャーの宣言時にのみチェックする。《湾口の海蛇》が攻撃クリーチャーとして宣言されたら、それは戦場の島の数が5つ未満になっても攻撃を続ける。
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