ミラディン包囲戦 よくある質問集
Compiled by Matt Tabak, with contributions from Laurie Cheers, Mark L. Gottlieb, Jeff Jordan, Lee Sharpe, Eli Shiffrin, and Thijs van Ommen
最終更新日:10/12/21
FAQは、新しいマジック:ザ・ギャザリングのセットのカードに関連するルールを明確にするものである。その目的は、新カードにおける新メカニズムや他カードとの関連によって必然的に発生する勘違いや混乱を明確にし、より楽しくプレイしてもらうことにある。今後のセットの発売に伴い、マジックのルールが改定され、ここでの情報が古いものになってしまう可能性がある。探している疑問が見つからない場合、へご質問いただきたい。
このFAQは2つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しい概念について説明している。
第2章(カード別注釈)では、このセットのそれぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で、最も重要だったり一般的だったり不明瞭なものへの回答を記載している。カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なテキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。
一般注釈
製品情報
ミラディン包囲戦 セット枚数:155枚(コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10、基本土地10)
プレリリース:2011年1月29-30日
発売記念パーティー:2011年2月4-7日
ミラディン包囲戦は、公式発売日をもって認定構築戦で使用可能になる。(2011年2月4日)
- スタンダードでは、ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒、マジック2011、ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦の各セットが使用可能。
お近くのイベントやショップは<http://locator.wizards.com>を参照。
フォーマット一覧と使用可能セットに関してはを参照。
ミラディン人とファイレクシア人の派閥
戦争は激しさを増している。ミラディン包囲戦の各カード(プレインズウォーカーと基本土地を除く)の文章欄には印章が描かれていて、それぞれがどちらの派閥に属するかを示している。(ミラディン人の印章は、いくつかに分割された輪のような形状。ファイレクシア人の印章は、縦線の入った丸。) 派閥の印章はゲームには影響を持たない。
新キーワード:喊声
喊声はミラディン側のクリーチャーが持つ能力で、他の攻撃クリーチャーに+1/+0のボーナスを与える物である。
《ゴブリンの戦煽り》
{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
2/2
喊声 (このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
喊声の公式ルールは以下の通り。
702.88.喊声
702.88a * 喊声は誘発型能力である。「喊声/Battle Cry」とは「このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。」を意味する。
702.88b 1体のクリーチャーに複数の喊声がある場合、それらは個別に誘発する。
- +1/+0のボーナスは、他の各攻撃クリーチャーに適用されるが、その喊声を持つクリーチャー自身には適用されない。
- +1/+0のボーナスは、ターン終了時まで残る。これは喊声を持つクリーチャーが戦場を離れたり攻撃クリーチャーでなくなったりしても変わらない。
- 喊声を持つクリーチャーが(追加の戦闘フェイズを得る等で)1ターンに複数回攻撃した場合、喊声能力はそれぞれで誘発する。結果は累積する。
- 双頭巨人戦等の複数のプレイヤーが戦闘フェイズを共有する多人数戦において、チームメイトがコントロールする攻撃クリーチャーも+1/+0の修整を受ける。
新キーワード:生体武器
生体武器はファイレクシアの装備品の能力で、その装備品が戦場に出る際に、自動的にそれを装備しているクリーチャーを生み出すものである。
《皮羽根》
{4}
アーティファクト ― 装備品
生体武器 (この装備品が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌・クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
装備 {6}
生体武器の公式ルールは以下の通り。
702.89.生体武器
702.89a 生体武器は誘発型能力である。「生体武器/Living Weapon」とは「この装備品が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌・クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後この装備品をそれにつける。」を意味する。
- 他の装備品同様、生体武器を持つ装備品も装備コストを持つ。あなたはこのコストを支払って、あなたがコントロールする他のクリーチャーに装備品をつけることができる。最近トークンが装備されている状態でなくなったら、何らかの効果によりタフネスが1以上になっていないかぎり、それは墓地に置かれる。
サイクル:頂点
ミラディン包囲戦には、5枚の“頂点”のサイクルがある。これは強力な呪文で、ゲーム中に複数回引かれる可能性がある。
《黒の太陽の頂点》
{X}{B}{B}
ソーサリー
各クリーチャーの上に−1/−1カウンターをX個ずつ置く。黒の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- “頂点”が呪文や能力、あるいは解決時に対象が不適正にあることで打ち消された場合、、それはオーナーの墓地に置かれる。この場合、その効果はまったく発生しない。
ミラディンの傷跡からの再録メカニズム
ミラディンの傷跡で導入された能力やメカニズムの多くは、ミラディン包囲戦でも登場している。感染、−1/−1カウンター、毒カウンター、刻印、金属術、増殖に関する詳細は、ミラディンの傷跡FAQを参照のこと。
日本語版訂正
日本語版の以下のカードには誤植があり、訂正される。
《ヴェイダルケンの注入者》
カード名が「ヴェイダルケンの注入者」になっているが、これは誤植であり、正しくは「ヴィダルケンの注入者」である。
《オオアゴザウルス》
タイプ行が「オオアゴザウルス」になっているが、これは誤植であり、正しくは「クリーチャー ― トカゲ」である。
カード別注釈
《青の太陽の頂点》
{X}{U}{U}{U}
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。青の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- 指示は書かれている順番に従う。唱えた《青の太陽の頂点》自身を引くことはない。
《悪性の傷》
{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それの上に−1/−1カウンターを1個置く。このターン、そのクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それのコントローラーは毒カウンターを1個得る。
- そのクリーチャーが《悪性の傷》を解決したターン中に墓地に置かれなかった場合、それのコントローラーがどくカウンターを得ることは無い。
《圧壊》
{R}
インスタント
クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
- 《圧壊》の対象となったアーティファクトが解決時にクリーチャーになっていた場合、《圧壊》は打ち消される。
《イシュ・サーの背骨》
{7}
アーティファクト
イシュ・サーの背骨が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
イシュ・サーの背骨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、イシュ・サーの背骨をオーナーの手札に戻す。
- 《イシュ・サーの背骨》の最後の能力は、あなたにそれを生け贄に捧げることを認めるわけではない。あなたはそれを墓地に置く他の何らかの方法を見つける必要がある。
《入れ子のグール》
{3}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・戦士
4/2
いずれかの発生源が入れ子のグールにダメージを与えるたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
- 複数の発生源が《入れ子のグール》に同時にダメージを与える場合(《入れ子のグール》を複数のクリーチャーがブロックする等)、この能力は、《入れ子のグール》にダメージを与えた各発生源ごとに誘発する。
- 《入れ子のグール》の能力は、感染を持つ発生源がダメージを与えた場合も誘発する。
《ヴィダルケンの解剖学者》
{2}{U}
クリーチャー ― ヴィダルケン・ウィザード
1/2
{2}{U}, {T}: クリーチャー1体を対象とし、それの上に−1/−1カウンターを1個置く。あなたはそのクリーチャーをタップまたはアンタップしてもよい。
- 対象となったプレイヤーが能力の解決時に不適正な対象になっていた場合、その能力は打ち消される。効果はまったく発生しない。
《ヴィダルケンの注入者》
{3}{U}
クリーチャー ― ヴィダルケン・ウィザード
1/4
あなたのアップキープの開始時に、アーティファクト1つを対象とする。あなたはそれの上に蓄積カウンターを1個置いてもよい。
##訂正## カード名が「ヴェイダルケンの注入者」になっているが、これは誤植であり、正しくは「ヴィダルケンの注入者」である。
- あなたは任意のアーティファクトを対象として蓄積カウンターを置ける。蓄積カウンターを参照する効果を持たなくてもよい。
《ヴィリジアンの堕落者》
{1}{G}{G}
クリーチャー ― エルフ・シャーマン
2/2
感染 (このクリーチャーはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
ヴィリジアンの堕落者が戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
- 《ヴィリジアンの堕落者》が戦場に出た時点で戦場にアーティファクトが無い場合、それが戦場に出たときの能力は何もしない。《ヴィリジアンの堕落者》は単に戦場に出るだけである。
- 戦場に出たときの能力は任意ではない。他にアーティファクトが無い場合、《ヴィリジアンの堕落者》はあなたがコントロールするアーティファクトを対象にする必要がある。
《裏切り者グリッサ》
{B}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― ゾンビ・エルフ
3/3
先制攻撃、接死
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体戦場から墓地に置かれるたび、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
- あなたがオーナーであるアーティファクトと対戦相手がコントロールしているクリーチャーが同時に墓地に置かれた場合、あなたはそのアーティファクトを《裏切り者グリッサ》の能力の対象にできる(それが対戦相手がコントロールしていたあなたがオーナーであるアーティファクト・クリーチャーでもよい)。
《疫病口獣》
{3}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
4/3
{T}, クリーチャーを1体生け贄に捧げる:増殖を行う。(あなたはカウンターの置かれているパーマネントやプレイヤーを望む数だけ選び、その後それぞれに、その上にすでに置かれているカウンターのうち1種類を1個置く。)
- 《疫病口獣》の起動能力のコストとして、《疫病口獣》自身を生け贄に捧げることができる。
- カウンターが置かれているプレイヤーやパーマネントが無くても能力を起動することができる。
《オオアゴザウルス》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― トカゲ
5/4
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:オオアゴザウルスはターン終了時までトランプルを得る。
##訂正## タイプ行が「オオアゴザウルス」になっているが、これは誤植であり、正しくは「クリーチャー ― トカゲ」である。
《大あわての回収》
{3}{W}
インスタント
あなたの墓地にあるアーティファクト・カードを望む枚数まで対象とし、それらをあなたのライブラリーの一番上に置く。
カードを1枚引く。
- ライブラリーの上に置くカードの順番はあなたが決める。
- 対象を0枚にすることができる。そうした場合、あなたはカードを引く。ただし、少なくとも1つの対象をとってこのカードを唱え、それらがすべて不適正になった場合(他の効果によりそれらがすべて墓地から取り除かれた等)、呪文は打ち消され、あなたはカードを引けない。
《オキシド峠の英雄》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― 人間・騎士
4/2
速攻
喊声 (このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
オキシド峠の英雄が攻撃するたび、このターン、パワーが1以下のクリーチャーではブロックできない。
- 各クリーチャーのパワーは、ブロック・クリーチャーが宣言される時点でのみチェックされる。あるクリーチャーが、最後の能力の解決時点でパワーが2以上であっても、ブロックの宣言の時点でパワーが1以下である場合、そのクリーチャーではブロックできない。
- パワーが1以下のクリーチャーでは、最後の能力の解決時に戦場にいなかったものであったとしても、ブロックできない。
《恐ろしき天啓》
{B}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨て、その後その自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
- そのプレイヤーの手札やライブラリーにカードが無い場合、もう一方には効果が適用される。
《鏡操り》
{5}
アーティファクト
他のトークンでないアーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは{2}を支払ってもよい。そうした場合、そのアーティファクトのコピーであるトークンを1つ戦場に出す。
- 能力が1回誘発するたび、あなたは{2}を1回だけ支払いトークンを1つだけ得ることができる。
- トークンが生み出されるに際し、それはコピー元のアーティファクトの印刷された値と、それに適用されているあらゆるコピー効果をチェックする。
- このトークンの特性のコピー可能な値は、コピー元のアーティファクトのコピー可能な値である。
- 《鏡操り》の能力を誘発させたアーティファクトが、その能力の解決の段階ですでに戦場を離れていた場合でも、あなたは{2}を支払うことができる。そうした場合、あなたはトークンを戦場に出す。そのトークンのコピー可能な値は、そのトークンでないアーティファクトが最後に戦場に存在した時点でのコピー可能な特性の値である。
《核への投入》
{2}{R}{R}
インスタント
アーティファクト2つを対象とし、それらを追放する。
- 《核への投入》を唱えるためには、2つの異なるアーティファクト対象にする必要がある。
《神への捧げ物》
{1}{W}
インスタント
アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。あなたはそれの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを得る。
- 対象となったアーティファクトが《神への捧げ物》の解決時に不適正な対象になっていた場合、その呪文は打ち消される。あなたはライフを得ない。
- 《神への捧げ物》の解決時に、そのアーティファクトが再生したり破壊されなかったり下場合でも、あなたはライフを得る。
《ガルヴァノス》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― ビースト
3/3
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。それがインスタント・カードかソーサリー・カードである場合、あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
- あなたが見たカードがインスタント・カードでもソーサリー・カードでもない場合、それはライブラリーの一番上に残る。それを公開する必要はない。
- そのインスタント・カードやソーサリー・カードを唱えるにあたり、キッカー・コスト等の追加コストを支払うことができる。
- そのカードが《カルドーサの再誕》のように追加コストを持つ場合、その呪文を唱えるにはそれを支払う必要がある。
- そのカードのマナ・コストにXがある場合、その値には0しか選べない。
《カルドーサの炎魔》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
4/4
カルドーサの炎魔が戦場に出たとき、望む数のクリーチャーやプレイヤーを対象とする。あなたはアーティファクトを1つ生け贄に捧げてもよい。そうした場合、カルドーサの炎魔は、それらに4点のダメージを好きなように割り振って与える。
- 《カルドーサの炎魔》の能力は、最大4つまでのクリーチャーやプレイヤーを選べる。それぞれの対象には、最低1点のダメージを与えなければいけない。
- ダメージをどう分割するかは、誘発型能力をスタックに置くときに選ぶ。アーティファクトを生け贄に捧げるかどうかは、能力の解決時まで選ばない。アーティファクトを生け贄に捧げること(あるいは生け贄に捧げないこと)を選んだ場合、それに対して対応はできない。
《虐殺のワーム》
{3}{B}{B}{B}
クリーチャー ― ワーム
6/5
虐殺のワームが戦場に出たとき、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーはターン終了時まで−2/−2の修整を受ける。
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは2点のライフを失う。
- 対戦相手があなたがオーナーであるクリーチャーをコントロールしている場合、そのクリーチャーが戦場からあなたの墓地に置かれたとき、その対戦相手は2点のライフを失う。
- 対戦相手がコントロールするクリーチャーが《虐殺のワーム》と同時に戦場から墓地に置かれた場合、その最後の能力は誘発する。
《吸血術士》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・シャーマン
3/3
飛行
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、あなたは3点のライフを得てもよい。
いずれかの対戦相手がカードを1枚捨てるたび、あなたは3点のライフを得てもよい。
- 対戦相手のコントロールするクリーチャーが《吸血術士》と同時に墓地に置かれる場合、《吸血術士》の1つ目の能力はそのクリーチャーの数だけ誘発する。
《饗宴と飢餓の剣》
{3}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備 {2}
- そのプレイヤーがカードを捨てなかったとしても、あなたはあなたがコントロールするすべての土地をアンタップする。
《銀皮の鎧》
{2}
アーティファクト
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに、他のタイプに加えてアーティファクトでもある。
装備 {2}
- 装備しているクリーチャーは、それの元の色が何であってもその色のままである。アーティファクトになってもクリーチャーが無色になるわけではない。
《軍団の結集》
{2}{R}
インスタント
攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに先制攻撃を得る。
- 《軍団の結集》は攻撃クリーチャーにのみ適用されるが、そのボーナスは残りのターンの間持続する。
- 攻撃クリーチャーの宣言前や戦闘後に《軍団の結集》が唱えられた場合、それは何もしない。
《訓練する徒食者》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― ドローン
4/4
訓練する徒食者は、装備していないかぎり攻撃もブロックもできない。
- 《訓練する徒食者》が攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーとして宣言された後に、その戦闘中にそれが装備していない状態になった場合でも、それは攻撃やブロックを行っているままである。
《形勢一変》
{1}{U}
インスタント
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで−2/−0の修整を受ける。
- 《形勢一変》の解決時に対戦相手がコントロールしていたクリーチャーのみが修整を受ける。そのターンのそれ以降に戦場に出たクリーチャーには適用されない。
《激戦の戦域》
土地
いずれかのクリーチャーがあなたに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーのコントローラーは激戦の戦域のコントロールを得る。
{T}: あなたのマナ・プールに{1}を加える。
{1}, {T}: 攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
- 最後の起動型能力は、すべての攻撃クリーチャーに対して適用される。あなたがコントロールするものに限らない。
- 誘発型能力の「あなた」というタンゴは、常にそのパーマネントの現状のコントローラーを指す。
- 《激戦の戦域》のコントロールを得た場合でも、それがタップ状態か否かは変わらない。
- 多人数戦のフォーマットにおいて、異なるプレイヤーがコントロールしている複数のクリーチャーがあなたに同時に戦闘ダメージを与える場合がありえる。そうなった場合、あなたは各誘発型能力をコントロールしており、それをスタックに置く順番を選べる。最終的に誰が《激戦の戦域》をコントロールするかは、最後に解決された能力によって決まる。
《ケンバの軍勢》
{5}{W}{W}
クリーチャー ― 猫・兵士
4/6
警戒
ケンバの軍勢は、ケンバの軍勢につけられている装備品1つにつき、本来に加えてさらに1体のクリーチャーをブロックできる。
- 《ケンバの軍勢》が何体のクリーチャーをブロックできるかは、ブロック・クリーチャーを宣言する時点で計算される。その時点で《ケンバの軍勢》につけられている装備品の数を数え、さらに《ケンバの軍勢》がブロックできるクリーチャーの数を増やす他の効果を適用する。
《荒廃鋼の巨像》
{12}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
11/11
トランプル、感染
荒廃鋼の巨像は破壊されない。
荒廃鋼の巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに荒廃鋼の巨像を公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- 致死ダメージや“破壊”と書かれた効果では、破壊されないクリーチャーは墓地には置かれない。しかし、破壊されないクリーチャーも様々な方法で墓地に置かれえる。最も一般的な理由は、生け贄に捧げられた場合や、タフネスが0以下になった場合である。(もちろん、このいずれの場合も、《荒廃鋼の巨像》はオーナーの墓地に置かれる代わりに、オーナーのライブラリーに加えられて切り直される。)
《錆びた斬鬼》
{4}
アーティファクト・クリーチャー ― ホラー
4/1
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:錆びた斬鬼を再生する。
- * 《錆びた斬鬼》の再生能力の支払いのために、自身を生け贄に捧げることができる。ただし、そうした場合、それは再生しない。それは生け贄に捧げられた結果として単にオーナーの墓地に置かれる。
《勝利の伝令》
{3}{W}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
4/4
飛行
勝利の伝令が攻撃するたび、攻撃クリーチャーはターン終了時まで飛行と絆魂を得る。
- 誘発型能力は攻撃クリーチャーにのみ適用されるが、そのボーナスは残りのターンの間持続する。
- 能力の解決時に《勝利の伝令》が攻撃している場合、それ自身も飛行(普通は重複になる)と絆魂を得る。
《磁力地雷》
{4}
アーティファクト
他のアーティファクトが1つ戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、磁力地雷はそのアーティファクトのコントローラーに2点のダメージを与える。
- 《磁力地雷》は、自身が戦場から墓地に置かれた場合には誘発しない。ただし、それと同時に戦場から墓地に置かれたアーティファクトに対しては誘発する。
《蜃気楼のマイア》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― マイア
2/2
瞬速
あなたはアーティファクト・カードを、瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
- ミラディンにあったアーティファクト・土地は唱えられることはなく、《蜃気楼のマイア》の能力は適用されない。
《真鍮の従者》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― マイア
1/3
{T}: あなたがコントロールしている装備品1つと、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、その装備品をそのクリーチャーにつける。
- この起動型能力の解決時に一方の対象が不適正になっている場合、何も起こらず、装備品は移動しない。特に、対戦相手が対応していずれかの対象のコントロールを得た場合、その装備品は移動しない。
- 装備能力と異なり、《真鍮の従者》の能力は、あなたがインスタントを唱えることができるタイミングで起動できる。
《震盪の稲妻》
{3}{R}{R}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。震盪の稲妻はそのプレイヤーに4点のダメージを与える。
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合、このターン、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーではブロックできない。
- あなたがコントロールしているアーティファクトの数は、《震盪の稲妻》の解決時にのみチェックされる。その時点であなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている状態で無い場合、クリーチャーでブロックすることができる。これはターン中のその後にあなたがコントロールするアーティファクトの数が増えても関係ない。
- 対象となったプレイヤーが《震盪の稲妻》の解決時に不適正な対象になっていた場合、その呪文は打ち消される。たとえあなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしていたとしても、その効果はまったく発生しない。
- 《震盪の稲妻》の解決時にあなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合、対象となったプレイヤーはこのターンはクリーチャーでブロックできない。したがって、この効果はこの呪文の解決時に存在するクリーチャーに対して固定されるものではない。
《墨蛾の生息地》
土地
{T}: あなたのマナ・プールに{1}を加える。
{1}: 墨蛾の生息地は、ターン終了時まで飛行と感染を持つ1/1のちらつき蛾・アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。(それはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
- 《墨蛾の生息地》がこのターン戦場に出てクリーチャーでない場合、それをタップしてマナを出せる。そのターン、それがクリーチャーになったら、それは攻撃もタップしてマナを出すこともできない。
- あなたが《墨蛾の生息地》を最も誓い自分のターンの開始時からコントロールしていて、それがクリーチャーになった場合、それで攻撃を行なったりタップしてマナを出したりすることができる。
《精神の病を這うもの》
{5}
アーティファクト・クリーチャー ― ホラー
*/*
精神の病を這うもののパワーとタフネスは、それぞれあなたの手札のカードの枚数に等しい。
あなたがカードを1枚引くたび、各対戦相手は1点のライフを失う。
- 何らかの効果によりあなたが複数のカードを引く場合、《精神の病を這うもの》はその回数誘発する。
《聖別されたスフィンクス》
{4}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
4/6
飛行
いずれかの対戦相手がカードを1枚引くたび、あなたはカードを2枚引いてもよい。
- あなたはカードを2枚引くか、まったく引かないかを選ぶ。1枚だけカードを引くことは選べない。
- この能力は、相手が引くカードのそれぞれに対して誘発する。それぞれの能力の解決時に、あなたはカードを2枚引くかを選べる。
- 両方のプレイヤーが《聖別されたスフィンクス》をコントロールしている場合、この能力は互いに誘発し続け、どちらかのプレイヤーがカードを引かないことを選ぶまで続く。
《尖塔の海蛇》
{4}{U}
クリーチャー ― 海蛇
3/5
防衛
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり、尖塔の海蛇は+2/+2の修整を受けるとともに防衛を持たないかのように攻撃できる。
- 《尖塔の海蛇》は、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合でも防衛を持っている。単に攻撃できるだけである。
- 《尖塔の海蛇》を攻撃クリーチャーとして宣言し、その戦闘の最中にあなたがコントロールしているアーティファクトの数が2つ以下になった場合でも、《尖塔の海蛇》は攻撃を続け、戦闘が終わるまでは攻撃クリーチャーのままである。
《堕落した良心》
{3}{U}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。(それはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
- 1体のクリーチャーに複数の感染があっても効果は変わらない。
《胆液の水源》
{2}
アーティファクト
胆液の水源が戦場に出たか戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。
- この能力は、《胆液の水源》が戦場から墓地に置かれた場合にも誘発する。これは、戦場に出たときの誘発型能力が解決される前でも関係が無い。
《知識槽》
{6}
アーティファクト
刻印 ― 知識槽が戦場に出たとき、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
いずれかのプレイヤーが自分の手札から呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれを追放する。そうした場合、そのプレイヤーは知識槽により追放された他の土地でないカードを1枚、そのカードのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
- 《知識槽》より追放された他の任意のカードを唱えることができる。誰がオーナーであってもよい。《知識槽》が戦場に出たときの能力により追放されたカードに加え、もう一方の誘発型能力で追放された他のカードを唱えてもよい。
- プレイヤーが手札から唱えた呪文は追放された場合は解決されない。その呪文が呪文や能力によって打ち消されないものであっても関係ない。
- 元の呪文が追放されない場合(《知識槽》の2つ目の能力の解決前に、それが他の呪文や能力により打ち消された等)、能力の残りの部分は何もしない。そのプレイヤーは追放されているカードを唱えない。
- 《知識槽》により取り除かれているカードに土地で無いカードが無い場合でも、元の呪文は追放される。
- 追放されたカードを唱えるにあたり、キッカー・コスト等の追加コストを支払うことができる。
- そのカードが《カルドーサの再誕》のように追加コストを持つ場合、その呪文を唱えるにはそれを支払う必要がある。
- カードタイプによるタイミング制限は無視される。例えば、あなたは追放されているクリーチャー・カードをこれにより唱えることができる。それ以外の制限、例えば《脊髄支配》の「《脊髄支配》は戦闘中にのみ唱えることができる」等は無視されない。
- あなたがマナ・コストを支払わずに唱えたカードのマナ・コストにXが含まれる場合、その値には0しか選べない。
- あなたが元の呪文を唱えたことで誘発した他の能力(《引き裂かれし永劫、エムラクール》の能力等)はそのまま誘発し、スタックに置かれる。
- 戦場に複数の《知識槽》がある場合、それぞれがどのカードを追放したかをわかるようにすること。いずれかのプレイヤーが自分の手札から呪文を1つ唱えた場合:
― すべての《知識槽》を同一のプレイヤーがコントロールしている場合、そのプレイヤーはそれらの誘発型能力をスタックに置く順番を選べる。スタックに最後に置かれたものから先に解決を行う。
- 複数のプレイヤーがそれぞれ《知識槽》をコントロールしている場合、アクティブ・プレイヤーは自分の誘発型能力を先に好きな順番でスタックにおき、その後に他のそれぞれのプレイヤーがターン順に同様のことを行う。スタックに最後に置かれたものから先に解決を行う。
- 1つ目の誘発型能力が元の呪文を追放した場合、元の呪文を追放し、そのプレイヤーはその誘発型能力に対応する《知識槽》が追放している土地でないカードを唱えることができる。他の《知識槽》の能力は解決時には何もしない。元の呪文がすでに追放されているからである。
《謎の原形質》
{1}{U}{U}
エンチャント(クリーチャー)
2/2
あなたのアップキープの開始時に、他のクリーチャー1体を対象とする。あなたは「謎の原形質はそれのコピーになる。」を選んでもよい。そうした場合、謎の原形質はこの能力を得る。
- 誘発型能力の対象となるクリーチャーは、能力がスタックに置かれる際に選ぶ。《謎の原形質》がそのクリーチャーのコピーになるかどうかは、能力の解決時に選ぶ。
- コピー効果は期限を定めておらず、ずっと残る。通常は、これは新たなコピー効果(後のターンに他のクリーチャーをコピーする等)により上書きされるまで続く。
- 対象となったプレイヤーが能力の解決時に不適正な対象になっていた場合、その能力は打ち消される。《謎の原形質》はそのクリーチャーのコピーにはならず、それまでなっていたクリーチャーのままである。
- 他のクリーチャーが《謎の原形質》のコピーになった場合、それは《謎の原形質》が(何かをコピーしている場合)現在コピーしているものになり、さらに《謎の原形質》の誘発型能力を持つ。
《ニューロックの猛士》
{1}{U}{U}
クリーチャー ― 人間・ならず者
2/1
被覆
ニューロックの猛士がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
- 戦闘ダメージが何点であっても、カードは1枚しか引かない。
《喉首狙い》
{1}{B}
インスタント
アーティファクトでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
- 対象となったクリーチャーが《喉首狙い》の解決時にアーティファクトになっていた場合、それは打ち消される。
《敗血のネズミ》
{1}{B}{B}
エンチャント(クリーチャー)
2/2
感染 (このクリーチャーはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
敗血のネズミが攻撃するたび、防御プレイヤーが毒を受けている場合、それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
- プレイヤーは、1個以上の毒カウンターを持っている場合に、毒を受けているとみなされる。
- 《敗血のネズミ》は、防御プレイヤーがいくつどくカウンターを持っていても、この能力により最大で+1/+1の修整しか得ない。
《鋼の妨害》
{U}
インスタント
以下の2つから1つを選ぶ。「アーティファクト呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」「アーティファクト1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」
- アーティファクト呪文はスタック上にのみ存在する。アーティファクトは戦場にのみ存在する。
《迫撃鞘》
{2}
アーティファクト ― 装備品
生体武器 (この装備品が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌・クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは、+0/+1の修整を受けるとともに「このクリーチャーを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに1点のダメージを与える。」を持つ。
装備 {2}
- 装備しているクリーチャーを生け贄に捧げて1点のダメージをクリーチャー1体かプレイヤー1人を対象にして与えた場合、そのダメージは、そのクリーチャーを発生源とし、それが最後に戦場に存在した状態を参考にして与えられる。
《遥かなる記憶》
{2}{U}{U}
ソーサリー
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、それを追放し、その後あなたのライブラリーを切り直す。どの対戦相手も「あなたはそのカードをあなたの手札に加える。」を選んでよい。どのプレイヤーもそうしなかった場合、あなたはカードを3枚引く。
- このカードは表向きに追放される。各対戦相手は、あなたがそのカードを手札に加えるかどうかを決める際に、そのカードが何であるかを確認できる。
- 誰もあなたがそのカードを手札に加えることを選ばなかった場合、そのカードは追放されたままである。
- 多人数戦においては、対戦相手はターン順に決定を行なう。
《飛行機械の組立工》
{6}
アーティファクト・クリーチャー ― 飛行機械
5/5
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたが飛行機械の組立工以外の飛行機械をコントロールしていない場合、飛行機械の組立工をオーナーの手札に戻し、飛行を持つ無色の1/1の飛行機械・アーティファクト・クリーチャー・トークンを5体戦場に出す。
- この誘発型能力は、あなたがコントロールする飛行機械のクリーチャー・タイプを持つあらゆるパーマネントをチェックする。《飛行機械の組立工》により生み出された飛行機械トークンに限らない。
《ピスタスの一撃》
{2}{G}
インスタント
飛行を持つクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは毒カウンターを1個得る。
- 対象となったクリーチャーが《ピスタスの一撃》の解決時に不適正な対象になっていた場合、その呪文は打ち消される。プレイヤーは毒カウンターを得ない。
- その飛行を持つクリーチャーが再生したり破壊されなかったりした場合でも、それのコントローラーは毒カウンターを得る。
《ピストン式大槌》
{3}
アーティファクト ― 装備品
ピストン式大槌が戦場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、ピストン式大槌をそれにつける。
装備しているクリーチャーは+3/+1の修整を受ける。
装備 ― アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。
- 《ピストン式大槌》が戦場に出たときの能力の解決時にそれをつけることのできるクリーチャーが戦場に無い場合、それは何にもつけられていない状態で戦場に残る。
- 《ピストン式大槌》の装備コストに自身を生け贄に捧げることができる。それは墓地に置かれてしまうため、つけられることはない。
《病気の拡散》
{4}{B}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊し、その後増殖を行う。(あなたはカウンターの置かれているパーマネントやプレイヤーを望む数だけ選び、その後それぞれに、その上にすでに置かれているカウンターのうち1種類を1個置く。)
- 対象となったクリーチャーが《病気の拡散》の解決時に不適正な対象になっていた場合、その呪文は打ち消される。増殖は行なわない。
- 《病気の拡散》の解決時にそのクリーチャーが再生したり破壊されなかったりした場合でも、増殖は行なう。
《ファイレクシア化》
{1}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。(それはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
- 1体のクリーチャーに複数の感染があっても効果は変わらない。
《ファイレクシアの再誕》
{4}{W}{W}
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊し、その後無色のX/Xのホラー・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。Xはこれにより破壊されたクリーチャーの総数に等しい。
- クリーチャーが再生したり破壊されなかったりした場合、それはXの値を決める際には数に入れない。
- クリーチャーが破壊されたことによる誘発型能力は、《ファイレクシアの再誕》の解決が終わるまではスタックに置かれない。したがって、例えばこれによるホラー・クリーチャー・トークンを、それらの能力の対象にできる。
《ファイレクシアの十字軍》
{1}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・騎士
2/2
先制攻撃、プロテクション(赤)、プロテクション(白)
感染 (このクリーチャーはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
- 《ファイレクシアの十字軍》が先制攻撃や二段攻撃を持たないクリーチャーをブロックしたりそれにブロックされたりした場合、《ファイレクシアの十字軍》からのダメージは−1/−1カウンターになるので、(まだ戦場に残っているとして)もう一方のクリーチャーからのダメージの点数に影響する。
《ファイレクシアのハイドラ》
{3}{G}{G}
クリーチャー ― ハイドラ
7/7
感染 (このクリーチャーはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
ファイレクシアのハイドラにダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減する。これにより軽減されたダメージ1点につき、ファイレクシアのハイドラの上に−1/−1カウンターを1個置く。
- 《ファイレクシアのハイドラ》のものを含む複数のダメージ軽減効果がある状況で、それらが《ファイレクシアのハイドラ》へのダメージを軽減しようとする場合、《ファイレクシアのハイドラ》のコントローラーはどれから適用するかを選ぶ。
- 《ファイレクシアのハイドラ》へのダメージが軽減できないものである場合(《処罰の力線》による等)、それは通常通り与えられ、《ファイレクシアのハイドラ》には−1/−1カウンターは置かれない。
《ファイレクシアの破棄者》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― ホラー
2/1
ファイレクシアの破棄者が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ指定する。
選ばれた名前を持つ発生源の起動型能力は起動できない。
- 起動型能力にはコロン(:)が書かれている。それらは「[コスト]:[効果]」とう表記がされている。キーワードのうちいくつかは起動型能力である。その場合、コロンは注釈文に書かれている。
- 選ばれた名前を持つ発生源の誘発型能力や常在型能力には影響は無い。
- 《ファイレクシアの破棄者》の能力は、選ばれた名前の発生源がどの領域にあるかを問わない。例えば、《組み直しの骸骨》が名前として選ばれたら、それが墓地から戦場に戻る能力は起動できない。
《ファングレンの匪賊》
{5}{G}
クリーチャー ― ビースト
5/5
アーティファクトが1つ戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、あなたは5点のライフを得てもよい。
- 何らかの理由で《ファングレンの匪賊》自身がアーティファクトになった場合、それが戦場から墓地に置かれたら、あなたは5点のライフを得る。
《不純の焼き払い》
{1}{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。不純の焼き払いはそれに3点のダメージを与える。そのクリーチャーが感染を持つ場合、不純の焼き払いはそのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。
- 《不純の焼き払い》の解決時に対象が不適正になっている場合、呪文は打ち消され、効果はまったく起こらない。そのクリーチャーが感染を持っていたとしても関係ない。
《腐敗狼》
{2}{G}
クリーチャー ― 狼
2/2
感染 (このクリーチャーはクリーチャーに−1/−1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
腐敗狼によってこのターンにダメージを与えられたクリーチャーが1体いずれかの墓地に置かれるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
- 《腐敗狼》とそれがダメージを与えたクリーチャーが、そのターンに同時に墓地に置かれる場合、《腐敗狼》の能力は誘発する。
《分裂の操作》
{1}{U}{U}
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを見る。あなたはそれらのカードのうちの1枚を、それがいずれかのパーマネントと同じ名前を持つ場合、戦場に出してもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
- 「いずれかのパーマネントと同じ名前」とは、《分裂の操作》が解決された時点で戦場に存在しているいずれかのパーマネントと同じ名前を意味する。
- あるパーマネントと同じ名前のカードが7枚のカードの中に複数あった場合でも、あなたはそのうち1枚のみを出すことができる。
- 他のカードの内容や、それをどの順番であなたのライブラリーの一番下に置いたかは公開しない。
《ヘルカイトの点火者》
{5}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
5/5
飛行、速攻
{1}{R}: ヘルカイトの点火者はターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの総数に等しい。
- あなたがコントロールしているアーティファクトの数は、《能力の解決時にのみチェックされる。
《法務官の相談》
{5}{G}{G}{G}
ソーサリー
あなたの墓地にあるすべてのカードをあなたの手札に戻す。法務官の相談を追放する。残りのゲームの間、あなたの手札の上限はなくなる。
- 複数の効果が手札の最大枚数に影響する場合、それらをタイムスタンプ順に適用する。例えば、《有り余る無》(手札の上限を2にするエンチャント)が戦場に出て、その後に《法務官の相談》が戦場に出た場合、手札の上限はなくなる。しかし、これらが逆の順で起こったら、あなたの手札の上限は2枚になる。
- 後の効果によりあなたの手札の上限が修整を受ける場合、それが特定の数値を示していないかぎり、それは効果が無い。
《宝物の魔道士》
{2}{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
宝物の魔道士が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが6以上のアーティファクト・カードを1枚探し、公開してあなたの手札に加えてもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
- ライブラリーのカードのマナ・コストが{X}を含んでいる場合、Xは0とみなす。
《ボーラスの工作員、テゼレット》
{2}{U}{B}
プレインズウォーカー ― テゼレット
3
[+1]: あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カードを1枚公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]: アーティファクト1つを対象とする。それは5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]: プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの総数の2倍に等しい。
- 2つ目の能力の対象になったアーティファクトは、他のタイプやサブタイプや特殊タイプをそのまま保持する。ただし、装備品がアーティファクト・クリーチャーになった場合、それを他のクリーチャーにつけることはできない。それがクリーチャーにつけられている場合、はずされる。
- 2つ目の能力の対象がすでにアーティファクト・クリーチャーである場合、それのパワーとタフネスは5になる。これは、そのクリーチャーのパワーやタフネスを特定の値にするそれまでのすべての効果を上書きする。この能力の解決後に適用を開始したパワーやタフネスを特定の値にする効果は、この効果を上書きする。
- 《巨大化》の効果のような、このクリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果は、その効果の発生時点にかかわらず適用されたままである。これは、クリーチャーのパワーやタフネスを変更するカウンター(−1/−1カウンター等)や、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
- 最後の能力において、あなたがコントロールしているアーティファクトの数は、能力の解決時にのみチェックされる。起動時ではない。
《骨溜め》
{4}
アーティファクト
生体武器 (この装備品が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌・クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+X/+Xの修整を受ける。Xはすべての墓地にあるクリーチャー・カードの総数に等しい。
装備 {2}
- Xは、墓地にあるクリーチャー・カードの数の変化に伴い、常に計算され続ける。
- 《骨溜め》の生体兵器能力の解決時にどの墓地にもクリーチャー・カードが無い場合、細菌トークンは0/0になり、オーナーの墓地に置かれる。
- クリーチャー・トークンは消滅する前にいったん墓地に行くが、これはクリーチャー・カードではなく、《骨溜め》のボーナスを一瞬でも上げることはない。
- これを装備しているクリーチャーと他のクリーチャーに同時に致死ダメージが与えられた場合、両方のクリーチャーは同時に墓地に置かれる。装備しているクリーチャーが、もう一方のクリーチャーによる追加のボーナスを得ることは無い。
《マイアのタービン》
{5}
アーティファクト
{T}: 無色の1/1のマイア・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
{T}, あなたがコントロールするアンタップ状態のマイア5体をタップする:あなたのライブラリーからマイア・クリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
- * この2つ目の能力のコストを支払うために、最も最近の自分のターンの最初以降に自分のコントロール下になったマイアをタップできる。
《マイアの溶接工》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― マイア
1/4
刻印 ― {T}:いずれかの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とし、それを追放する。
マイアの溶接工は、それにより追放されたすべてのカードの起動型能力を持つ。
- 《マイアの溶接工》は、それにより追放されたすべてのカードの起動型能力のみを持つ。それは誘発型能力や常在型能力を持たない。
- 起動型能力にはコロン(:)が書かれている。それらは「[コスト]:[効果]」という表記がされている。キーワードのうちいくつかは起動型能力である。その場合、コロンは注釈文に書かれている。
- 《マイアの溶接工》により追放されたカードの起動型能力が自身をカード名で参照している場合、《マイアの溶接工》のその能力は《マイアの溶接工》自身を名前で参照しているとして扱う。例えば、《光明の大砲》(「{T}:光明の大砲の上に蓄積カウンターを1個置く。」というテキストを持つ)が《マイアの溶接工》により追放されている場合、《マイアの溶接工》は「{T}:マイアの溶接工の上に蓄積カウンターを1個置く。」を持つ。、
《緑の太陽の頂点》
{X}{G}
ソーサリー
あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- ほとんどの場合において、あなたが《緑の太陽の頂点》のオーナーでそれを唱えた場合、あなたはライブラリーを2回切り直す。実質的には切り直しは1回で十分だが、何らかの理由であなたがライブラリーを切り直したかどうかを確認する効果(《心因検査器》等)は、あなたが2回切り直したことを見る。
- あなたがオーナーである《緑の太陽の頂点》を対戦相手が唱えた場合(《知識槽》の効果等)、その対戦相手は自分のライブラリーから適切なクリーチャー・カードをさがし、自分のライブラリーを切り直す。その対戦相手はその後、あなたのライブラリーに《緑の太陽の頂点》を加えて切り直す。どちらにおいても、あなたは自分のライブラリーを切り直さない。
《メリーラの守り手》
{4}{G}
クリーチャー ― 人間・戦士
4/4
メリーラの守り手の上にはカウンターを配置できない。
- 《メリーラの守り手》の上には、あらゆる種類のカウンターが配置できない。これは−1/−1カウンターに限らない。
- 感染を持つ発生源からのダメージは、《メリーラの守り手》には効果が無い。《メリーラの守り手》の上には−1/−1カウンターは置かれず、それによるダメージも負わない。ただし、そのダメージに関する他の効果(絆魂など)は適用される。
- 《メリーラの守り手》がカウンターが置かれた状態で戦場に出る場合、それは単にカウンターが置かれていない状態で戦場に出る。
- カウンターが置かれているクリーチャーが《メリーラの守り手》のコピーになった場合、それらのカウンターは残る。
《目的のための燃料》
{2}{U}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消し、その後増殖を行う。(あなたはカウンターの置かれているパーマネントやプレイヤーを望む数だけ選び、その後それぞれに、その上にすでに置かれているカウンターのうち1種類を1個置く。)
- 《目的のための燃料》を唱えるためには、他の呪文を対象にする必要がある。単に増殖を行なうために《目的のための燃料》を唱えることはできず、自身を対象とすることもできない。
- 対象となった呪文が《目的のための燃料》の解決時に不適正な対象になっていた場合、その能力は打ち消される。増殖は行なわない。
《刃砦の英雄》
{2}{W}{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
3/4
喊声 (このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
刃砦の英雄が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
- 《刃砦の英雄》が攻撃するたび、両方の能力が誘発する。あなたはそれらをスタックに置く順番を決めてよい。トークンを作成する能力が先に解決されたら、各トークンは喊声能力により+1/+0の修整を受ける。
- 攻撃しているトークンが戦場に出るに際し、あなたはそれぞれがどの対戦相手やプレインズウォーカーを攻撃しているかを選ぶ。
- トークンは攻撃は行っているが、攻撃クリーチャーとして宣言されたわけではない(クリーチャーが攻撃することで誘発する能力等に関係する)。
《らせんの決闘者》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― 人間・狂戦士
3/1
金属術 ― らせんの決闘者は、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり二段攻撃を持つ。
- 《らせんの決闘者》が戦闘ダメージ・ステップの開始時点で二段攻撃を持っている場合、後に第2戦闘ダメージ・ステップが作成される。第2戦闘ダメージ・ステップの開始時点で、《らせんの決闘者》が既に二段攻撃を失っていた場合(あなたがコントロールしていたアーティファクトが破壊された等)、《らせんの決闘者》は2回目のダメージを割り振らない。
《流血の臣下》
{2}{W}
クリーチャー ― 猟犬
2/1
流血の臣下を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それの上に−1/−1カウンターを1個置く。その後、そのクリーチャーのタフネスが1以上である場合、それを再生する。
- あなたは《流血の臣下》の能力の対象に自身を選んでもよい。ただし、能力の解決時には不適正な対象になるため、−1/−1カウンターも得ず、再生もしない。
- 再生の盾は、ターン終了時までか、それが使われるまで残る。
- あなたが《流血の臣下》の能力の対象として、タフネスが3で2点のダメージを負っているクリーチャーを対象にしたとする。再生の盾は、そのクリーチャーがタフネス以上のダメージを負っていることにより破壊される前に作成される。その後、そのクリーチャーは再生する。したがって、それの負っているすべてのダメージは取り除かれ、タップ状態になり、それの上に置かれていたカウンターは、この能力による−1/−1カウンターも含めて残る。
《レオニンの遺物囲い》
{W}{W}
クリーチャー ― 猫・クレリック
2/2
レオニンの遺物囲いが戦場に出たとき、アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
レオニンの遺物囲いが戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
- 《レオニンの遺物囲い》が、1つ目の能力の解決前に戦場を離れた場合、2つ目の能力は誘発するが何もしない。その後、1つ目の能力が解決して対象となったアーティファクトやエンチャントを追放する。これを戦場に戻す方法は無い。
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