次元の混乱 よくある質問集
Compiled by Mark L. Gottlieb, with contributions from Laurie Cheers, Jeff Jordan, and Lee Sharpe
最終更新日:06/12/13
次元の混乱プレリリース:07/01/20-21
次元の混乱公式発売日:07/02/02
次元の混乱は、2007年2月20日から認定構築戦で使用可能。
次元の混乱のカードは、全165種類(コモン60、アンコモン55、レア50)。
このFAQは3つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しい概念について説明している。第2章(カード別注釈)では、それぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で最も重要なものへの回答を記載している。
カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。
一般注釈
「タイムシフト」カード
次元の混乱には、いわゆる“タイムシフト”カードが含まれているが、これらは時のらせんのタイムシフト・カードとは異なっている。
次元の混乱のタイムシフト・カードは、ミラディン以前のマジックのセットのカードの中から、色を変えて採録したものである。これらのカードは独自のカード枠を持っている。時のらせんのタイムシフト・カードとは異なり、これらのカードは独自のレアリティではない。これらはコモン、アンコモン、レアのタイムシフト・カードに分けられ、次元の混乱の“通常の”カードに混ぜられている。各ブースターには、複数のタイムシフト・カードが入っている。
新キーワード:消失
消失は、消失を持つパーマネントが場に存在する時間を制限する能力である。
《ケルドの匪賊》
{1}{R}
クリーチャー ― 人間・戦士
3/3
消失 2 (このパーマネントは、時間カウンターが2個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
ケルドの匪賊が場に出るか場を離れるかしたとき、プレイヤー1人を対象とする。ケルドの匪賊はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
消失に関する公式ルールは以下の通り。
502.60.消失
502.60a 消失は三つの能力を表すキーワードである。「消失 N/Vanishing N」とは「このパーマネントは、N個の時間カウンターが置かれた状態で場に出る。」と「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に時間カウンターが置かれている場合、それの上から時間カウンターを1個取り除く。」と「このパーマネントの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。」を意味する。
502.60b 数値を持たない消失は「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に時間カウンターが置かれている場合、それの上から時間カウンターを1個取り除く。」と「このパーマネントの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。」を意味する。
502.60c パーマネントに複数の消失がある場合、それぞれは個別に作用する。
- 消失と、時のらせんで登場した待機メカニズムは、どちらも時間カウンターを用いる。時のらせんブロックの時間カウンターを操作するほとんどの効果(《ジョイラの時虫》等)は、時間カウンターが置かれた消失を持つパーマネントにも影響を与えることができる。
- 消失は、ネメシスの消散メカニズムに似ている。ただし、その動きはむしろ待機に近い。カードは指定の数の時間カウンターが置かれた状態から始まり、あなたのアップキープの開始時に時間カウンターを1個取り除く能力が誘発し、最後の時間カウンターが取り除かれたときに、何かをしなければいけない能力が誘発する。
- 消失のルールには「条件誘発の『場合』構文」があり、パーマネントの上に時間カウンターが置かれていない場合は、カウンターを取り除く能力は誘発しなくなる。この事実は、実際はMagic Online以外でほとんど影響が無いため、消失の注釈文には書かれていない。
- 消失を持つパーマネントから最後の時間カウンターが取り除かれ、生け贄に捧げる能力が打ち消された場合、そのパーマネントは時間カウンターが無い状態で無制限に場に残る。以降は消失の2つの誘発型能力が誘発しないことになる。同様に、すでに場にある時間カウンターを持たないパーマネントが、消失を持つパーマネントのコピーになっても、それは無制限に場に残る。すでに場にある時間カウンターが置かれたパーマネントが、消失を持つパーマネントのコピーになった場合、それは通常通り消失する。
再録キーワード能力:エコー
エコーはウルザブロックや時のらせんで登場したキーワードである。
《ウークタビー・ドレイク》
{G}
クリーチャー ― ドレイク
2/1
飛行、速攻
エコー {1}{G}{G} (あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、それのエコー・コストを支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
エコーに関する公式ルールは以下の通り。
502.19.エコー
502.19a エコーは誘発型能力である。「エコー [コスト]/Echo [コスト]」は「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、[コスト]を支払わないかぎりこれを生け贄に捧げる。」ということを意味する。
- これまでのエコーを持つカードのエコー・コストは、常にマナ・コストと同じであった。しかし、次元の混乱では、エコー・コストは常にカードのマナ・コストと異なっている。
テーマ:“恐喝”カード
次元の混乱では、スタック上にある間にどのプレイヤーもそれを打ち消すことのできる一連の黒のカードが存在する。
《時間の恐喝》
{B}{B}{B}{B}
ソーサリー
あなたが時間の恐喝をプレイしたとき、どのプレイヤーもライフを半分支払ってもよい(端数切り上げ)。いずれかのプレイヤーがそうした場合、時間の恐喝を打ち消す。
このターンの後に追加の1ターンを行う。
- “恐喝”カードがプレイされたとき、それの“恐喝”能力が誘発し、スタックの一番上に置かれる。
- 誘発型能力が解決される際、アクティブ・プレイヤーから行動(《時間の恐喝》の場合、ライフの支払い)を行う選択権を得る。そのプレイヤーが拒否した場合、ターン順に次のプレイヤーが選択権を得る。いずれかのプレイヤーが行動を行った場合、直ちにその呪文は打ち消され、他のプレイヤーは行動を行う機会を得られない。すべてのプレイヤーが拒否した場合、呪文はスタック上に残る。
- プレイヤーは、実際のその行動を行えない場合、“恐喝”の選択肢を選べない。例えば、行動が「カードを3枚捨てる」の場合、手札のカードが2枚以下のプレイヤーは呪文を打ち消す選択肢を持たない。
テーマ:“救出”カード
次元の混乱には、場に出たときの能力であなたがコントロールするクリーチャーを手札に戻す一連の白のカードが存在する。
《白たてがみのライオン》
{1}{W}
クリーチャー ― 猫
2/2
瞬速 (あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
白たてがみのライオンが場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す。
- “救出”クリーチャー自身をオーナーの手札に戻してもよい。あなたが他のクリーチャーをコントロールしていない場合、救出クリーチャー自身を手札に戻さなければいけない。
- 救出クリーチャーが自分がコントロールするクリーチャーを超える数のクリーチャーを戻すよう指示していた場合、あなたは自分がコントロールするすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻さなければいけない。
- この能力は、戻すクリーチャーを対象にとらない。どれを戻すかは、能力の解決時まで選択しない。その選択に対して対応して何かをすることはできない。
採録キーワード能力:待機
待機は時のらせんで登場したキーワード能力である。待機のルールに変更は無いが、待機の注釈文の最後の一文は若干変更され、最後の時間カウンターを誰が取り除いたかが関係ないことが明確になった。
《シヴ山の隕石》
{3}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。シヴ山の隕石はそれに13点のダメージを与える。
待機 2―{1}{R}{R} (これをあなたの手札からプレイするのではなく、{1}{R}{R}を支払ってゲームから取り除き、その上に時間カウンターを2個置いてもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。)
待機メカニズムに関する情報は、時のらせん よくある質問集を参照。
サイクル:“待機 X”を持つカード
次元の混乱には、“待機 X”を持つカードのサイクルがある。
《永劫の年代史家》
{3}{U}{U}
クリーチャー ― アバター
*/*
永劫の年代史家のパワーとタフネスは、それぞれあなたの手札のカードの枚数に等しい。
待機 X ― {X}{3}{U} Xは0にできない。
永劫の年代史家がゲームから取り除かれている間にそれの上から時間カウンターが取り除かれるたび、カードを1枚引く。
- 待機能力の両方のXの値は同一である。Xの値は、このカードを手札から待機状態にする際に決定する。値は1以上でなければならない。
- これらのカードが待機状態になった場合、その後に最後の時間カウンターが取り除かれたとき、誘発型能力と「このカードをプレイする」能力の両方が誘発する。あなたはそれらをスタックに置く順番を決めてよい。
- 《永劫の年代史家》の最後の時間カウンターが取り除かれたときにあなたの手札にカードが無い場合、2つの能力をスタックに置く順番は重要になる。「このカードをプレイする」能力を先に解決した場合、《永劫の年代史家》は0/0クリーチャーとして場に登場し、カードを引く効果の解決前に状況起因効果で墓地に置かれてしまう。一方で、スタックで待機の能力の上にカードを引く能力を置いた場合、《永劫の年代史家》は場に出たときには1/1になっている。同様の状況は、他の“待機 X”クリーチャーにも起こりえる。
採録テーマ:分割カード
分割カードは、1つのカードの表面に2つのカードがあるものである。これらは、インベイジョン、アポカリプス、ディセンションなどに登場してきた。次元の混乱の分割カードがこれまでのものと最も違うのは、次元の混乱の分割カードはそれぞれの半分が同じ色であることである。これまでのすべての分割カードは、カード全体で考えた場合に多色カードになるが、今回の分割カードは単色である。
《死亡》
{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。死亡はそれに2点のダメージを与える。
//
《退場》
{2}{R}
インスタント
あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
- 分割カードをプレイする場合、どちらか一方のみがプレイされる。その半分がスタックに置かれる。スタック上にある間は、その半分の特性のみが考慮される。残りの半分は存在しないものとして扱う。
- スタック以外の領域においては、分割カードは2つの特性のセットを持つ。名前も2つ、マナ・コストも2つ、等々である。その特性がチェックされる場合、ゲームは2つの値を見る事になる。例えば、ゲーム中に《死亡+退場》の点数で見たマナ・コストがチェックされた場合、その結果は「1であり3」になる。《ヴェナーリアの微光》などの効果により、このカードが点数で見たマナ・コストが2以下を持つかどうかが問われた場合、答えは「イエス」である。《闇の腹心/Dark Confidant》などの効果によりカードの点数で見たマナ・コストが問われた場合、答えは「1と3」であり、この場合は失うライフの点数は合計で4になる。
- 分割カードのいずれか半分に適用されるものは、カード全体に適用される。例えば、《死亡+退場》があなたの手札にあって、相手が《虚空/Void》をプレイして3を選んだ場合、あなたは《死亡+退場》を捨てなければならない。代わりに1を選んだとしても、やはり捨てなければいけない。しかし、4を選んだ場合は《死亡+退場》は捨てない。
- 何らかの効果でカード名を指定するとき、そのプレイヤーが分割カードを指定した場合は、分割カードの両方の半分を指定しなければいけない。
他のキーワード能力やテーマ
瞬速、刹那、待機、側面攻撃、キッカー、マッドネス、変異、シャドー、スリヴァーなどの情報に関しては、時のらせんのよくある質問集を参照。
カード別注釈
《暁の魔除け/Dawn Charm》
{1}{W}
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「このターンに与えられる戦闘ダメージをすべて軽減し、0にする。」「クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。」「あなたを対象としている呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」
- 《暁の魔除け》の三つ目のモードは、複数の対象を持つ呪文の対象の少なくとも1つがあなたである場合、その呪文を対象にできる。
《アナの戦闘魔道士/Ana Battlemage》
{2}{G}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/2
キッカー {2}{U}か{1}{B} (または両方)
アナの戦闘魔道士が場に出たとき、{2}{U}のキッカー・コストが支払われている場合、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚捨てる。
アナの戦闘魔道士が場に出たとき、{1}{B}のキッカー・コストが支払われている場合、アンタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーにそれのパワーに等しい点数のダメージを与える。
- 「キッカー {2}{U}か{1}{B} (または両方)」は「キッカー {2}{U}、キッカー{1}{B}」と同じ意味である。「{2}{U}のキッカー・コストが支払われている場合」は、カードの一つ目のキッカー・コストを参照している。実際にそのコストを支払う時点でどう支払ったかは関係が無い。
- 二つ目の誘発型能力はアンタップ状態のクリーチャーを対象としている。《アナの戦闘魔道士》が場に出たときに他にアンタップ状態のクリーチャーがいない場合、それは《アナの戦闘魔道士》自身を対象としなければいけない。能力の解決時に対象がタップ状態になっていた場合、能力は打ち消される。
《嵐前線の乗り手/Stormfront Riders》
{4}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
4/3
飛行
嵐前線の乗り手が場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを2体、オーナーの手札に戻す。
嵐前線の乗り手か他のクリーチャーが場からあなたの手札に戻るたび、白の1/1の兵士クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 《嵐前線の乗り手》の一つ目の能力は、あなたに2体のクリーチャーを手札に戻させ、その結果二つ目の能力が2回誘発する。戻すクリーチャーのうちの1体が《嵐前線の乗り手》である場合であってもそうなる。
- 二つ目の能力は、自分がオーナーであるトークンがあなたの手札に戻されたときにも誘発する (トークンのオーナーとは、そのトークンを場に出した呪文や能力のコントローラーである)。
《有り余る無/Null Profusion》
{4}{B}{B}
エンチャント
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードをプレイするたび、カードを1枚引く。
あなたの手札の最大枚数は2になる。
- 誘発型能力は、あなたが土地カードをプレイするか、土地でないカードを呪文としてプレイしたときに誘発する。《等時の王笏/Isochron Scepter》などによりカードのコピーをプレイしたときには誘発しない。
- 複数の効果が手札の最大枚数に影響する場合、それらを「タイムスタンプ順」に適用する。例えば、《有り余る無》と他の手札の最大枚数を決定する効果を持つパーマネントが場に出ている場合、最も最後に場に出たものが手札の枚数を決定する。《有り余る無》が手札の最大枚数を増やしたり減らしたりする能力を持つパーマネントより後に出た場合、《有り余る無》はそれらを上書きする。手札の最大枚数を増やしたり減らしたりする能力を持つパーマネントが《有り余る無》よりも後に出た場合、その修整は2枚という最大枚数に対して適用される。
- あなたの手札の最大枚数は、あなたのターンのクリンナップ・ステップにのみチェックされる。それ以外の時点では、あなたの手札のカードは何枚あってもかまわない。
《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver》
{B}{G}
クリーチャー ― スリヴァー
2/2
すべてのスリヴァーは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」の能力を持つ。
- スリヴァーを生け贄に捧げることによってライフを得るのは、そのスリヴァーのコントローラーである。《暗心スリヴァー》のコントローラーではない。
《石覆い/Stonecloaker》
{2}{W}
クリーチャー ― ガーゴイル
3/2
瞬速 (あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
飛行
石覆いが場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す。
石覆いが場に出たとき、いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをゲームから取り除く。
- 両方の誘発型能力は、《石覆い》が場に出たときに誘発する。あなたはそれらをスタックに置く順番を決めてよい。
《命取りの幼虫/Deadly Grub》
{2}{B}
クリーチャー ― 昆虫
3/1
消失 3 (このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
命取りの幼虫が場から墓地に置かれたとき、それの上に時間カウンターが置かれていなかった場合、「このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。」の能力を持つ緑の6/1の昆虫クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 能力は、《命取りの幼虫》が場から墓地に置かれた時点で時間カウンターが置かれていないかどうかをチェックする。消失能力によって生け贄に捧げられる必要はない。他の方法で墓地に置かれることもありえる(例えば、消失能力がスタックにある状態で生け贄に捧げる能力を使うなど)。
《インプの悪戯/Imp's Mischief》
{1}{B}
インスタント
単一の対象を持つ呪文1つを対象とし、それの対象を変更する。あなたはそれの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
- その呪文の適切な対象が他にない場合、呪文の対象は変えられない。あなたはそれでもライフを失う。
- 呪文は自分自身を対象にできない。
- 呪文を対象とできる呪文を対象とした場合(《取り消し/Cancel》など)、その呪文の対象を《インプの悪戯》にすることができる。そうした場合、その呪文の解決時に《インプの悪戯》はスタック上にないため、打ち消される。
- 呪文が複数の対象をとっている場合、あなたは《インプの悪戯》でそれを対象にできない。その呪文の対象が1つを除いてすべて不適正になっている場合でもである。
- いずれかの複数の対象をとる呪文が、その対象をすべて同一のものにした場合(《力の種/Seeds of Strength》が1体のクリーチャーを3回対象にとるなど)、その呪文を《インプの悪戯》で対象にできない。
《うつろう突然変異/Erratic Mutation》
{2}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。あなたのライブラリーの一番上のカードを、土地でないカードが公開されるまで公開し続ける。そのクリーチャーはターン終了時まで+X/−Xの修整を受ける。Xは公開されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい。これにより公開されたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
- 対象はカードを公開する前に選ぶ。
- 分割カードが公開されたら、そのクリーチャーは分割カードの各半分ごとに+X/−Xの修整を受けることになる。
《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
{2}{W}
クリーチャー ― 鳥・レベル・兵士
2/3
飛行
消失 3 (このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
エイヴンの裂け目追いが場に出るか場を離れるかしたとき、あなたは2点のライフを得る。
- 次元の混乱の他のいくつかのカードと異なり、《エイヴンの裂け目追い》は場を離れたときに時間カウンターが乗っていてもかまわない。
《エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava》
{3}{G}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― 猫・戦士・ロード
5/5
森渡り
エフラヴァのジェディット・オジャネンが攻撃するかブロックするたび、森渡りを持つ緑の2/2の猫・戦士クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 《エフラヴァのジェディット・オジャネン》が攻撃かブロックしてトークンが作られた場合、その戦闘フェイズ中にそのトークンで(何らかの方法で速攻を与えて)攻撃したりブロックしたりするには遅すぎる。
《炎異種/Torchling》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― 多相の戦士
3/3
{R}:炎異種をアンタップする。
{R}:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それは可能なら炎異種をブロックする。
{R}:炎異種のみを対象とする呪文1つを対象とし、それの対象を変更する。
{1}:炎異種はターン終了時まで+1/−1の修整を受ける。
{1}:炎異種はターン終了時まで−1/+1の修整を受ける。
- 三つ目の能力の解決時に、可能ならば対象は変更しなければいけない。能力の解決時に適正な対象を選べない場合、その呪文の対象は変更できない。
- 呪文が複数の対象をとっている場合、あなたは《炎異種》の三つ目の能力でそれを対象にできない。その呪文の対象が1つを除いてすべて不適正になっている場合でもである。
- いずれかの複数の対象をとる呪文が、その対象をすべて《炎異種》にした場合(《力の種/Seeds of Strength》が《炎異種》を3回対象にとるなど)、その呪文を《炎異種》3つ目の能力で対象にできる。その場合、あなたはその対象をすべて、呪文の対象条件を満たすかぎり新しい対象に変更する。
《猿術/Pongify》
{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。そのクリーチャーのコントローラーは、緑の3/3の類人猿クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- クリーチャーのコントローラーは、そのクリーチャーが実際に破壊されなかった場合(それが破壊されないクリーチャーである場合など)でも、類人猿トークンを得る。
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
{2}{R}
クリーチャー ― 類人猿・スピリット
2/2
あなたの手札にある猿人の指導霊をゲームから取り除く:あなたのマナ・プールに{R}を加える。
《オーラ術師の装い/Auramancer's Guise》
{2}{U}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、それにつけられているオーラ1つにつき+2/+2の修整を受けるとともに警戒を持つ。
- 《オーラ術師の装い》は、パワーとタフネスのボーナスを決定する際に自分自身を数える。
《覆われた奇異/Veiling Oddity》
{3}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
2/3
待機 4―{1}{U} (これをあなたの手札からプレイするのではなく、{1}{R}を支払ってゲームから取り除き、その上に時間カウンターを4個置いてもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、あなたはそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。それは速攻を持つ。)
覆われた奇異がゲームから取り除かれている間に、それの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、このターン、クリーチャーはブロックされない。
- 《覆われた奇異》が待機状態になった場合、その後に最後の時間カウンターが取り除かれたとき、誘発型能力と「このカードをプレイする」能力の両方が誘発する。あなたはそれらをスタックに置く順番を決めてよい。
- 能力の解決順にかかわらず、《覆われた奇異》はこのターンブロックされない。この能力は、解決時に場に出ていたクリーチャーだけでなく、すべてのクリーチャーに適用される。
- 《覆われた奇異》が待機状態で、他のプレイヤーのターン中に最後の時間カウンターが取り除かれた場合、そのプレイヤーのクリーチャーもこのターン中はブロックされない。
《壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator》
{3}{R}{W}{U}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
6/6
飛行
壊滅させるものヌーマットがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、土地を最大2つまで対象とする。あなたは {2}{R}を支払ってもよい。そうした場合、それらを破壊する。
- 対象は能力がスタックに置かれるときに選択し、解決時に支払うかどうかを選択する。対象が0でもかまわない。対象が0のときでも、望むならマナを支払うことができる。
《掻き乱す恐怖/Roiling Horror》
{3}{B}{B}
クリーチャー ― ホラー
*/*
掻き乱す恐怖のパワーとタフネスは、それぞれあなたのライフの総量から最も多いライフを持つ対戦相手1人のライフの総量を引いた点数に等しい。
待機 X―{X}{B}{B}{B}.Xは0にできない。
掻き乱す恐怖がゲームから取り除かれている間にそれの上から時間カウンターが取り除かれるたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
- あなたのライフの総量が、最もライフの多い対戦相手のライフ以下である場合、《掻き乱す恐怖》のタフネスは0以下になる。それは状況起因効果でオーナーの墓地に置かれる。
- 特定の対戦相手が選ばれることはなく、《掻き乱す恐怖》が見る対戦相手は“固定”されない。《掻き乱す恐怖》は常にすべての対戦相手のライフを見て、一番値の大きい対戦相手を選択する。
- いずれかのプレイヤーのライフの総量が0以下である場合、それはこの能力において0として扱う。
- 「一般注釈」の「サイクル:“待機 X”を持つカード」を参照。
《隠された知識/Shrouded Lore》
{B}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはあなたの墓地にあるカードを1枚選ぶ。あなたは{B}を支払ってもよい。そうした場合、この手順を繰り返すが、その対戦相手はすでに隠された知識により選ばれたカードを選べない。その後、最後に選ばれたカードをあなたの手札に加える。
- あなたは《隠された知識》のプレイ時に対戦相手1人を対象とする。その対戦相手は、《隠された知識》の解決時にあなたの墓地にあるカードを1枚選ぶ。その選択が行われた後、《隠された知識》のコントローラーには{B}を支払うか否かの選択肢が与えられる。支払うことを選んだ場合、対象となった対戦相手は、異なるカードが1枚でもあるかぎりは別のカードを選ばなければいけない (1枚もない場合、この部分は飛ばされる)。その後、《隠された知識》のコントローラーには、再び{B}を支払うか否かの選択肢が与えられる。そのプレイヤーが{B}を支払い続けるかぎり、この手順は続く。そのプレイヤーが{B}を支払うことを拒否した場合、ただちにその対戦相手が最後に選んだカードがプレイヤーの手札に加えられる。
- この呪文は、他の「隠された知識」という名前の呪文が選んだカードに関する知識を持たない。
《影武者/Body Double》
{4}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士
0/0
影武者が場に出るに際し、あなたはいずれかの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚選んでもよい。そうした場合、影武者はそのカードのコピーとして場に出る。
- 《影武者》が場に出る際は、選ばれたカードが場に出るかのように扱う。そのカードの「このカードが場に出るに際し」や「このカードは○○の状態で場に出る」や「このカードが場に出たとき」の能力はすべて機能する。
- コピーするカードを選ばなくてもかまわない。その場合、《影武者》は0/0のクリーチャーとして場に出るため、おそらく直ちに墓地に置かれることになる。
《火山の乱暴者/Volcano Hellion》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ヘリオン
6/5
火山の乱暴者は「エコー {X}」の能力を持つ。Xはあなたのライフの総量に等しい。
火山の乱暴者が場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。火山の乱暴者はあなたとそれに、あなたが選んだ点数のダメージを与える。このダメージは軽減できない。
- 《火山の乱暴者》が場に出たときの能力の解決時に、あなたは数字を選ぶ。《火山の乱暴者》はその点数分のダメージを、あなたと対象となったクリーチャーに与える。0を選ぶこともできる。
- 《火山の乱暴者》のエコー・コストは変わり続ける。それが場に出たときの値で固定されることはない。実際に支払うエコー・コストは、エコーの誘発型能力が解決されたときのライフの総量に等しい。
《模る寄生/Shaper Parasite》
{1}{U}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
2/3
変異 {2}{U}(あなたはこれを、{3}を支払うことで、裏向きの2/2のクリーチャーとしてプレイしてもよい。いつでも変異コストを支払ってそれを表向きにすることができる。)
模る寄生が表向きになったとき、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/−2か−2/+2の修整を受ける。
- 対象のクリーチャーへの修整を+2/−2にするか−2/+2にするかは、能力の解決時に選ぶ。
《休眠スリヴァー/Dormant Sliver》
{2}{G}{U}
クリーチャー ― スリヴァー
2/2
すべてのスリヴァーは防衛と「このクリーチャーが場に出たとき、カードを1枚引く。」の能力を持つ。
- カードを引くのは場に出たスリヴァーのコントローラーである。《休眠スリヴァー》のコントローラーではない。
- 《休眠スリヴァー》自身が場に出たときも能力は誘発する。
《菌類ビヒモス/Fungal Behemoth》
{3}{G}
クリーチャー ― ファンガス
*/*
菌類ビヒモスのパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールするクリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの総数に等しい。
待機 X―{X}{G}{G}.Xは0にできない。
菌類ビヒモスがゲームから取り除かれている間にそれの上から時間カウンターが取り除かれるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。
- 《菌類ビヒモス》の上に置かれている+1/+1カウンターは、それ自身のパワーとタフネスに加えられた上で、パワーとタフネスにボーナスを与える。例えば、《菌類ビヒモス》の上に+1/+1カウンターが2個あり、あなたがコントロールする他のクリーチャーの上に3個ある場合、《菌類ビヒモス》は7/7である。
- 「一般注釈」の「サイクル:“待機 X”を持つカード」を参照。
《苦悩の円/Circle of Affliction》
{1}{B}
エンチャント
苦悩の円が場に出るに際し、色を1色選ぶ。
いずれかの選ばれた色の発生源があなたにダメージを与えるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは{1}を支払ってもよい。そうした場合、そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
- 対象とするプレイヤーは、あなたにダメージを与えた発生源のコントローラーと同一でなくてもかまわない。
- ダメージによりあなたのライフが0以下になった場合、あなたは《苦悩の円》の能力によりライフを得る機会を得る前にゲームに敗北する。
- 発生源がダメージを与えるごとに、あなたは{1}を支払ってもよい。1点以上のダメージが与えられた場合でも、{1}より多く支払うことはできない。
- いくつかの発生源が同時にダメージを与える場合(例えば、攻撃クリーチャーが複数いる場合など)、この能力は発生源1つにつき1回誘発する。
《クロノゾア/Chronozoa》
{3}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
3/3
飛行
消失 3 (このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
クロノゾアが場から墓地に置かれたとき、それの上に時間カウンターが置かれていなかった場合、クロノゾアのコピーであるトークンを2体場に出す。
- 能力は、《クロノゾア》が場から墓地に置かれた時点で時間カウンターが置かれていないかどうかをチェックする。消失能力によって生け贄に捧げられる必要はない。他の方法で墓地に置かれることもありえる(例えば、消失能力がスタックにある状態で生け贄に捧げる能力を使うなど)。
- 《クロノゾア》の最後の能力は、3個の時間カウンターが置かれ、《クロノゾア》のすべての能力を持ったトークンを2体場に出す。
- 《クロノゾア》が他のクリーチャーのコピーとなって場から墓地に置かれた場合、コピーは作られない。他のクリーチャーが《クロノゾア》のコピーとなって(時間カウンターが無い状態で)場から墓地に置かれた場合、《クロノゾア》のコピーが2体作られる。
《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
{R}{G}
伝説のクリーチャー ― エルフ・戦士
2/2
ケルドの後継者、ラーダが攻撃するたび、あなたは自分のマナ・プールに{R}{R}を加えてもよい。
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
- 《ケルドの後継者、ラーダ》の誘発型能力はマナ能力ではない(他のマナ能力による誘発型能力ではないからである)。それはスタックに置かれ、打ち消すことができる。
- この能力により生み出された{R}{R}は、戦闘フェイズの終了時までに使用しなければマナ・バーンを発生する。
《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
{1}{R}
クリーチャー ― 人間・戦士
3/3
消失 2 (このパーマネントは、時間カウンターが2個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
ケルドの匪賊が場に出るか場を離れるかしたとき、プレイヤー1人を対象とする。ケルドの匪賊はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
- 次元の混乱の他のいくつかのカードと異なり、《ケルドの匪賊》は場を離れたときに時間カウンターが乗っていてもかまわない。
《現実の酸/Reality Acid》
{2}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(パーマネント)
消失 3 (このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
現実の酸が場を離れたとき、エンチャントされているパーマネントのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
- 次元の混乱の他のいくつかのカードと異なり、《現実の酸》は場を離れたときに時間カウンターが乗っていてもかまわない。
《原初のプラズマ/Primal Plasma》
{3}{U}
クリーチャー ― エレメンタル・多相の戦士
*/*
原初のプラズマが場に出るに際し、あなたはそれが、3/3のクリーチャーであるか、飛行を持つ2/2のクリーチャーであるか、防衛を持つ1/6のクリーチャーであるか、どれか1つを選ぶ。
- あるクリーチャーが《原初のプラズマ》のコピーとして場に出る場合、場に出るクリーチャーのコントローラーは選択を行う。
- すでに場に出ているクリーチャーが《原初のプラズマ》のコピーになる場合、それのパワーとタフネスと能力は《原初のプラズマ》が選択しているものになる。
《凍りつく霊気/Frozen AEther》
{3}{U}
エンチャント
あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーと土地はタップ状態で場に出る。
- アーティファクトとクリーチャーと土地はタップ状態で場に出る。アンタップ状態で場に出てタップされるわけではない。
- 《凍りつく霊気》はあなたの対戦相手のコントロール下で場に出るあらゆるアーティファクトとクリーチャーと土地に影響する。これには、何らかの効果で場に出たカードや、対戦相手のコントロール下で場に出たトークンを含む。
《虚空石のガーゴイル/Voidstone Gargoyle》
{3}{W}{W}
クリーチャー ― ガーゴイル
3/3
飛行
虚空石のガーゴイルが場に出るに際し、土地でないカード名を1つ指定する。
指定されたカードはプレイできない。
その名前を持つパーマネントの起動型能力はプレイできない。
場に無いその名前を持つカードの起動型能力はプレイできない。
- 指定されたカードのコピーはプレイできる(《等時の王笏/Isochron Scepter》等)。
- 指定されたカードは裏向きにプレイできる。
- その名前を持つ呪文のコピーの起動型能力はプレイできる(《稲妻の嵐/Lightning Storm》等)。
- 分割カードを指定する場合、両方の名前を指定しなければいけない。例えば「死亡、退場」のようになる。そうした場合、分割カードのどちらの半分もプレイできない。
- 神河救済の《真髄の針/Pithing Needle》とは異なり、《虚空石のガーゴイル》はマナ能力である起動型能力のプレイも止める。
《砕岩を食うもの/Detritivore》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ルアゴイフ
*/*
砕岩を食うもののパワーとタフネスは、それぞれあなたの対戦相手の墓地にある基本でない土地の総数に等しい。
待機 X ― {X}{3}{R} Xは0にできない。
砕岩を食うものがゲームから取り除かれている間にそれの上から時間カウンターが取り除かれるたび、基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。
- 誘発型能力は強制である。他のプレイヤーが基本でない土地を持っていない場合、あなたのコントロールする基本でない土地を対象にしなければいけない。
- 「一般注釈」の「サイクル:“待機 X”を持つカード」を参照。
《再拘束/Retether》
{3}{W}
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを場に出す。これによりエンチャントできるのはクリーチャーのみである。(場に出ているクリーチャーにエンチャントできないオーラはあなたの墓地に残る。)
- すべてのオーラは同時に場に戻る。オーラがクリーチャーにつけられるかどうかのチェックは、そのうちのいずれかが場に出るよりも前に行われ、同時に戻るオーラを計算に入れない。例えば、《刺青の護法印/Tattoo Ward》(エンチャントされているクリーチャーにプロテクション(エンチャント)を与える)と《聖なる力/Holy Strength》が墓地にあって、場にクリーチャーが1体しかいない場合、両方のオーラはそのクリーチャーにつけられている状態で場に出て、次に状況起因効果がチェックされる時点で《聖なる力/Holy Strength》があなたの墓地に置かれる。
- 場に戻るオーラは「エンチャント(クリーチャー)」のものに限らない。例えば、クリーチャー化している土地がある場合、「エンチャント(土地)」を持つオーラはそれにつけられている状態で場に戻る。
《砂丘乗りの無法者/Dunerider Outlaw》
{B}{B}
クリーチャー ― 人間・レベル・ならず者
1/1
プロテクション(緑)
ターン終了時に、砂丘乗りの無法者がこのターンいずれかの対戦相手にダメージを与えている場合、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
- 《砂丘乗りの無法者》は、それが対戦相手に何回ダメージを与えていようが、ターン終了時に最大1個しか+1/+1カウンターを置かれない。
- 《砂丘乗りの無法者》の誘発型能力は、その時点でのコントローラーの対戦相手にダメージを与えているかどうかをチェックする。それがプレイヤーAにダメージを与え、その後にプレイヤーAがそのコントロールを奪った場合、能力は誘発しない。
- 《砂丘乗りの無法者》が現在のコントローラーのターン中にいずれかの対戦相手にダメージ与え、その対戦相手がターン終了時にすでにゲームにいなかった場合、能力はそれでも誘発し、 《砂丘乗りの無法者》は+1/+1カウンターを得る。
《裂け目抜けの騎士/Riftmarked Knight》
{1}{W}{W}
クリーチャー ― 人間・レベル・騎士
2/2
側面攻撃、プロテクション(黒)
待機 3―{1}{W}{W}
裂け目抜けの騎士がゲームから取り除かれている間に、それの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、側面攻撃とプロテクション(白)と速攻を持つ黒の2/2の騎士クリーチャー・トークンを1体場に出す。
- 《裂け目抜けの騎士》が待機状態になった場合、その後に最後の時間カウンターが取り除かれたとき、誘発型能力と「このカードをプレイする」能力の両方が誘発する。あなたはそれらをスタックに置く順番を決めてよい。
《シヴ山のウンパス/Shivan Wumpus》
{3}{R}
クリーチャー ― ビースト
6/6
トランプル
シヴ山のウンパスが場に出たとき、いずれのプレイヤーも土地を1つ生け贄に捧げてもよい。いずれかのプレイヤーがそうした場合、シヴ山のウンパスをオーナーのライブラリーの一番上に置く。
- 《シヴ山のウンパス》が場に出た場合、まずアクティブ・プレイヤーが土地を生け贄に捧げる権利を得る。そのプレイヤーが拒否した場合、ターン順に次のプレイヤーが選択権を得る。いずれかのプレイヤーが実行することを選んだ場合、《シヴ山のウンパス》はオーナーのライブラリーの一番上に置かれ、他のプレイヤーは選択できなくなる。すべてのプレイヤーが拒否した場合、何も起こらず、《シヴ山のウンパス》は場に残る。
《潮歩き/Tidewalker》
{2}{U}
クリーチャー ― エレメンタル
*/*
潮歩きは、あなたがコントロールする島の総数に等しい数の時間カウンターが置かれた状態で場に出る。
消失 1(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
潮歩きのパワーとタフネスは、それぞれそれの上に置かれている時間カウンターの数に等しい。
- 何らかの方法で《潮歩き》のタフネスが上がっていないかぎり、それは最後の時間カウンターが取り除かれたとき、消失の結果として生け贄に捧げられるよりも前に、タフネスが0であることにより状況起因効果で墓地に置かれる。
- 《潮歩き》が場に出たとき、あなたが島をコントロールしていない場合、消失能力は何もしない (それは時間カウンターを持たずに場に出るため、消失の誘発型能力はどちらも誘発しない。一般注釈の「消失」を参照)。ただし、何らかの方法で《潮歩き》のタフネスが上がっていないかぎり、それは0/0なのでオーナーの墓地に置かれる。
《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》
{3}{B}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
6/6
飛行
収穫するものテネブがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたは {2}{B}を支払ってもよい。そうした場合、あなたはそれをあなたのコントロール下で場に出す。
- 対象は能力がスタックに置かれるときに選択し、解決時に支払うかどうかを選択する。
《呪文変容/Spellshift》
{3}{U}
インスタント
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、インスタント・カードかソーサリー・カードが公開されるまで公開し続ける。そのプレイヤーはそのカードをそのマナ・コストを支払わずにプレイしてもよい。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
- 対象となった呪文が打ち消されない場合、それはスタックに残ったままで、《呪文変容》の残りの効果はそのまま実行される。
- 公開されたインスタント・カードやソーサリー・カードがプレイされない場合、それはライブラリーに戻されて切り直される。
- そのプレイヤーのライブラリーにインスタント・カードもソーサリー・カードもない場合、すべてのライブラリーが公開された後に切り直される。
《焼灼スリヴァー/Cautery Sliver》
{R}{W}
クリーチャー ― スリヴァー
2/2
すべてのスリヴァーは「{1}, このクリーチャーを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに1点のダメージを与える。」の能力を持つ。
すべてのスリヴァーは「{1}, このクリーチャーを生け贄に捧げる:スリヴァー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次にそれに与えられるダメージを1点軽減する。」の能力を持つ。
- 一つ目の能力はあらゆる種類のクリーチャーに対して適用できるが、二つ目の能力はスリヴァーに対してのみ適用できることに注意。(どちらの能力もプレイヤーに適用できる。)
《鋭い感覚/Keen Sense》
{G}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーがいずれかの対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
- 《鋭い感覚》の能力は、エンチャントされているクリーチャーが《鋭い感覚》のコントローラーの対戦相手にダメージを与えた場合に誘発する。エンチャントされているクリーチャーのコントローラーの対戦相手にダメージを与えた場合ではない。
《生命と枝/Life and Limb》
{3}{G}
エンチャント
すべての森とすべての苗木は、それらの他のタイプに加えて緑の1/1の苗木クリーチャーであるととともに森土地でもある。
- 森と苗木はそれぞれ、クリーチャーと土地のカードタイプを持ち、森と苗木のサブタイプを持つ。各サブタイプは、それぞれ適切なタイプとの関係を維持する。森はクリーチャー・タイプではないし、苗木は土地タイプではない。
- 《生命と枝》が場を離れたとき、効果は終了し、パーマネントは(何らかの他のカードタイプやサブタイプを与える効果がパーマネントに影響していない限り)元に戻る。
- 《生命と枝》が場に出ている状態で場に出た森は、クリーチャーとして場に出る。したがって、召喚酔いの影響を受ける。
- 《生命と枝》が場に出ている状態の苗木は「{T}:あなたのマナ・プールに{G}を加える。」を持つ。それらは森ではあるが、基本土地ではない。
- 《生命と枝》が場に出ている場合、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》は緑の1/1の伝説の土地・クリーチャーで、土地タイプ森とすべてのクリーチャー・タイプを持つ。
《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm》
{3}{W}
クリーチャー ― ファンガス
2/4
あなたのアップキープの開始時に、淡色のマイコダームの上に胞子カウンターを1個置く。
淡色のマイコダームから胞子カウンターを3個取り除く:緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを1体場に出す。
苗木を1体生け贄に捧げる:あなたがコントロールする各ファンガスと各苗木はターン終了時までそれぞれ+1/+1の修整を受ける。
- 《淡色のマイコダーム》は苗木でありファンガスであるクリーチャー(《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》など)に対して+1/+1の修整を与える。+2/+2ではない。
《致命的な激情/Fatal Frenzy》
{2}{R}
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時までトランプルを得るとともに+X/+0の修整を受ける。Xはそれのパワーに等しい。ターン終了時にそれを生け贄に捧げる。
- ターン終了時にあなたがそのクリーチャーをコントロールしていない場合、それは生け贄に捧げられない。
《塵の光冠/Dust Corona》
{R}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+0の修整を受けるとともに、飛行を持つクリーチャーによってはブロックされない。
- エンチャントされているクリーチャーは《霊気の皮膜/AEther Membrane》や「このクリーチャーは飛行を持つかのようにブロックできる」の能力を持つクリーチャーによってはブロックされない。
《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk》
{5}{G}
クリーチャー ― ツリーフォーク
3/6
消失 3 (このパーマネントは、時間カウンターが3個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
デッドウッドのツリーフォークが場に出るか場を離れるかしたとき、あなたの墓地にある他のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
- 次元の混乱の他のいくつかのカードと異なり、《デッドウッドのツリーフォーク》は場を離れたときに時間カウンターが乗っていてもかまわない。
《闘技場の大魔術師/Magus of the Arena》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
5/5
{3}, {T}:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、いずれかの対戦相手1人が選んだ、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それらをタップする。それらの各クリーチャーは、それぞれもう一方に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
- 能力の解決前にどちらかの対象が場を離れた場合、能力により残った方はタップされるが、ダメージは与えられない。両方の対象が場を離れた場合、能力は打ち消される。
- 《闘技場の大魔術師》のコントローラーが、常に先に対象を選ぶ。
- 何らかの効果でこの能力の対象が変わる場合、2番目の対象は選ばれた対戦相手がコントロールするクリーチャーならどれでも選ぶことができる。対戦相手を変えることはできない。
- タップ状態のクリーチャーを対象にできる。それらを再びタップしても何も起こらないが、それらはダメージを与える。
《時を曲げる者/Timebender》
{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
1/1
変異 {U} (あなたはこれを、{3}を支払うことで、裏向きの2/2のクリーチャーとしてプレイしてもよい。いつでも変異コストを支払ってそれを表向きにすることができる。)
時を曲げる者が表向きになったとき、以下の2つから1つを選ぶ。「パーマネント1つか待機状態のカード1枚を対象とし、それの上から時間カウンターを2個取り除く。」「時間カウンターが置かれているパーマネント1つか待機状態のカード1枚を対象とし、それの上に時間カウンターを2個置く。」
- 誘発型能力のモードと対象は、それがスタックに置かれるときに選ぶ。
《飛びかかるワーム/Pouncing Wurm》
{3}{G}
クリーチャー ― ワーム
3/3
キッカー {2}{G}(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で{2}{G}を支払ってもよい。)
キッカー・コストが支払われている場合、飛びかかるワームは+1/+1カウンターが3個置かれた状態で場に出るとともに速攻を持つ。
- キッカー・コストが支払われた場合、《飛びかかるワーム》はずっと速攻を持つ。
《泥ドラッブ/Muck Drubb》
{3}{B}{B}
クリーチャー ― ビースト
3/3
瞬速 (あなたはこの呪文を、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイしてよい。)
泥ドラッブが場に出たとき、単一のクリーチャーを対象としている呪文1つを対象とし、その対象を泥ドラッブに変更する。
マッドネス {2}{B} (あなたがこのカードを捨てる場合、あなたはそれをあなたの墓地に置く代わりに、マッドネス・コストでそれをプレイしてもよい。)
- 呪文の対象は、《泥ドラッブ》がその呪文の適正な対象である場合にのみ変更される。
- 呪文が複数の対象をとっている場合、あなたは《泥ドラッブ》の能力でそれを対象にできない。その呪文の対象が1つがクリーチャーで、それを除いて対象がすべて不適正になっている場合でもである。
- いずれかの複数の対象をとる呪文が、その対象をすべて同一のものにした場合(《力の種/Seeds of Strength》が1体のクリーチャーを3回対象にとるなど)、その呪文を《泥ドラッブ》の能力で対象にできる。その場合、あなたはその対象をすべて《泥ドラッブ》に変更する。
《熱狂スリヴァー/Frenetic Sliver》
{1}{U}{R}
クリーチャー ― スリヴァー
2/2
すべてのスリヴァーは「{0}:このクリーチャーが場にある場合、コイン投げをする。あなたがコイン投げに勝った場合、このクリーチャーをゲームから取り除き、ターン終了時にオーナーのコントロール下で場に戻す。あなたがコイン投げに負けた場合、それを生け贄に捧げる。」の能力を持つ。
- この能力が与えられたスリヴァーは、能力自身の起動に対応することで何回でも能力を起動できるが、結果としてそのスリヴァー1体につきコイン投げは1回しか行われない。
《呪われたミリー/Mirri the Cursed》
{2}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― 吸血鬼・猫
3/2
飛行、先制攻撃、速攻
呪われたミリーがいずれかのクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、呪われたミリーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
- 《呪われたミリー》が先制攻撃や二段攻撃を持たないクリーチャーと戦闘になった場合、《呪われたミリー》はそのクリーチャーにダメージを与え、+1/+1カウンターを1個置き、その後(そのクリーチャーがまだ場に残っていれば)《呪われたミリー》がダメージを受ける。
《斑岩の節/Porphyry Nodes》
{W}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、パワーが最も小さいクリーチャーを1体破壊する。それは再生できない。パワーが最も小さいクリーチャーが2体以上いる場合、そのうち1体を選ぶ。
場にクリーチャーがいないとき、斑岩の節を生け贄に捧げる。
- この効果は対象を取らない。どのクリーチャーが破壊されるかは、能力の解決時に決定される。同点でないかぎりクリーチャーはゲームによって自動的に選ばれる。同点の場合、その能力のコントローラーが、適正なクリーチャーの中から選択を行う。
- 最もパワーの小さいクリーチャーが破壊されない場合、能力は何もしない。
- パワーが最も小さいクリーチャーが複数いて、そのうちの全部でない一部のみが破壊されない場合、破壊されないクリーチャーを選ぶことはできない。
《ファーディヤーの予見者/Fa'adiyah Seer》
{1}{G}
クリーチャー ― 人間・シャーマン
1/1
{T}:カードを1枚引き、それを公開する。それが土地カードでない場合、それを捨てる。
- カードを引くことが他の効果で置換される場合、《ファーディヤーの予見者》の残りの効果は適用されない。これは、カードを引くことが他のカードを引くことに置換された場合を含む(《永劫の輪廻/Enduring Renewal》等)。
- 混乱を避けるために、引いたカードは手札の別なカードと混ざる前に公開すること。
《不実な衝動/Treacherous Urge》
{4}{B}
インスタント
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中のクリーチャー・カードを1枚、あなたのコントロール下で場に出してもよい。そのクリーチャーは速攻を持つ。ターン終了時にそれを生け贄に捧げる。
- ターン終了時にあなたがそのクリーチャーをコントロールしていない場合、そのクリーチャーは生け贄に捧げられない。それはずっと速攻を持つ。
- 《不実な衝動》をターン終了ステップ中にプレイした場合、そのクリーチャーは次のターンのターン終了時まで生け贄に捧げられない。
《不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked》
{W}
インスタント
あなたがコントロールするパーマネントを対象とする呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
- 複数の対象を持つ呪文は、そのうち少なくとも1つあなたがコントロールするパーマネントを対象としているかぎり、《不愉快の拒絶》の適正な対象である。
《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
{5}{R}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― 天使
6/6
憤怒の天使アクローマは打ち消されない。
飛行、トランプル、プロテクション(白)、プロテクション(青)
{R}:憤怒の天使アクローマはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
変異 {3}{R}{R}{R} (あなたはこれを、{3}を支払うことで、裏向きの2/2のクリーチャーとしてプレイしてもよい。いつでも変異コストを支払ってそれを表向きにすることができる。)
- 《憤怒の天使アクローマ》を裏向きでプレイした場合、それを打ち消すことができる。
- 「レジェンド・ルール」では、2つ以上の同名の伝説のパーマネントが場にある場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれることになっている。《憤怒の天使アクローマ》と、時のらせんの“タイムシフト”カード《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》は同名ではなく、「レジェンド・ルール」は適用されない。
《未開の狩り/Hunting Wilds》
{3}{G}
ソーサリー
キッカー {3}{G}(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で{3}{G}を支払ってもよい。)
あなたのライブラリーから森カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
キッカーコストが支払われている場合、これにより場に出たすべての森をアンタップする。それらは速攻を持つ緑の3/3のクリーチャーになる。それらは土地でもある。
- キッカー・コストが支払われた場合、それらの森はその後もずっと速攻を持つクリーチャーになる。
《水変化の精体/Aquamorph Entity》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士
*/*
水変化の精体が場に出るか表向きになるかするに際し、あなたはそれが1/5であるか5/1であるか、いずれか1つを選ぶ。
変異 {2}{U} (あなたはこれを、{3}を支払うことで、裏向きの2/2のクリーチャーとしてプレイしてもよい。いつでも変異コストを支払ってそれを表向きにすることができる。)
- 一つ目の能力は置換効果である。この選択は《水変化の精体》が表向きになる(あるいは場に出る)時点で行われ、そのサイズで表向きになる(あるいは場に出る)ことになる。0/0になった後に選んだサイズになるわけではない。
- あるクリーチャーが《水変化の精体》のコピーとして場に出る場合、あるいは《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》がそのコピーとして表向きになる場合、場に出るクリーチャーのコントローラーは選択を行う。
- すでに場に出ているクリーチャーが表向きの《水変化の精体》のコピーになる場合、それのパワーとタフネスは《水変化の精体》が選択しているものになる。
《野生のつがい/Wild Pair》
{4}{G}{G}
エンチャント
いずれかのクリーチャーが場に出るたび、あなたがそれを手札からプレイしていた場合、あなたは自分のライブラリーから、パワーとタフネスの合計がそれと等しいクリーチャー・カードを1枚探して場に出してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
- 例えば、あなたが2/2の《灰色熊/Grizzly Bears》をプレイした場合、あなたはパワーとタフネスの合計が4であるクリーチャーを探してくることができる。それは0/4か1/3か2/2か3/1になる。
- ゲームがチェックするパワーとタフネスは、そのクリーチャーが実際に場に出て、場に存在しているときの値である。その結果、同じカードを探してくることが不可能である場合も発生しえる。例えば、《トリスケリオン/Triskelion》は場に出ているときは4/4であるが、ライブラリーの中では1/1である。また、パワーやタフネスが、誘発型能力がスタックにある間に変わる可能性もありえる(《巨大化/Giant Growth》《突然の死/Sudden Death》《羊術/Ovinize》等)。
- 場に出たクリーチャーが能力の解決時に場を離れていた場合、そのクリーチャーが場を離れる直前のパワーとタフネスを参照する。
- 場に出たクリーチャーのパワーとタフネスの合計が0を下回った場合(《戸惑い/Bewilder》や《突然の死/Sudden Death》等)、《野生のつがい》はそれを0として扱う。例えば、クリーチャーが−2/1である場合、あなたはパワーとタフネスの合計が0であるクリーチャーを探してくることができる。パワーかタフネスのどちらかが0未満だが、その合計が0よりも大きい場合、その数値を使う。例えば、クリーチャーが−1/3である場合、あなたはパワーとタフネスの合計が2であるクリーチャーを探してくることができる。
- あなたのライブラリーにあるクリーチャーのパワーに「*」が含まれる場合、「*」は0として扱う。
《夢見るものインテット/Intet, the Dreamer》
{3}{U}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
6/6
飛行
夢見るものインテットがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは {2}{U}を支払ってもよい。そうした場合、あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を裏向きにゲームから取り除く。そのカードがゲームから取り除かれているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。あなたは夢見るものインテットが場にあるかぎり、そのカードをマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
- 《夢見るものインテット》が場を離れた後、これによりゲームから取り除かれたカードが取り除かれたままである場合、あなたはそれを見てもよい。ただし、それをプレイすることはできない。
- これによりカードをプレイしたら、それはゲーム外領域を離れる。あなたはそれを再びプレイすることはできない。
《溶岩核の精霊/Lavacore Elemental》
{2}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
5/3
消失 1 (このパーマネントは、時間カウンターが1個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
あなたがコントロールするクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、溶岩核の精霊の上に時間カウンターを1個置く。
- 《溶岩核の精霊》はいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、それは自分自身の能力を誘発する。
- あなたがコントロールする複数のクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、《溶岩核の精霊》の能力はクリーチャーの総数分誘発する。
《羊術/Ovinize》
{1}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それはすべての能力を失うとともに0/1になる。
- 《羊術》は、すでに誘発していたりプレイされている能力を打ち消さない。特に、「あなたのアップキープの開始時」や「このクリーチャーが場に出たとき」の能力が誘発されるよりも前に割り込んでこれをプレイすることはできない。
- 《羊術》を適用されたクリーチャーが、その解決後に能力を得る場合、その能力は保持したままになる。
- 裏向きのクリーチャーが《羊術》の影響を受けた場合、それは変異コストを支払って表向きにすることができない。何らかの効果でそれが表向きになる場合、それはターン終了時まで0/1で能力を持たないままである。それの「このクリーチャーが表向きになったとき」や「このクリーチャーが表向きになるに際し」の能力は機能しない。
- 時間カウンターが1個乗っている状態での消失のアップキープ誘発に対応して《羊術》をプレイすることで、その後の消失能力をずっと無効にすることができる。能力の解決時に最後の時間カウンターが取り除かれるが、そのクリーチャーはすでに消失を持っていないので、「生け贄に捧げる」誘発型能力は存在しない。《羊術》の効果が終わったらそのクリーチャーは再び消失を得るが、時間カウンターが置かれていないため、その誘発型能力は誘発しなくなる。
- 《羊術》が《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》に適用された場合、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》の「霧衣の究極体はすべてのクリーチャー・タイプである。」の能力は失われるが、それでもそれはすべてのクリーチャー・タイプである。継続的効果の適用において、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》のタイプ変更能力は、 《羊術》が能力を取り除くよりも先に適用される。(《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》も参照。)
《溶鉄の火の鳥/Molten Firebird》
{4}{R}
クリーチャー ― フェニックス
2/2
飛行
溶鉄の火の鳥が場からいずれかの墓地に置かれたとき、ターン終了時にそれをオーナーのコントロール下で場に戻し、あなたはあなたの次のドロー・ステップを飛ばす。
{4}{R}:溶鉄の火の鳥をゲームから取り除く。
- ドロー・ステップを飛ばすのは、《溶鉄の火の鳥》が墓地に置かれたときにそれをコントロールしていたプレイヤーである。《溶鉄の火の鳥》が(オーナーが異なることにより)他のプレイヤーのコントロール下で場に出ても、(ターン終了前に墓地から取り除かれる等で)まったく場に戻ってこなくても関係がない。
- 二つ目の能力は、《溶鉄の火の鳥》が場に出ている場合にのみプレイできる。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
伝説の土地
各土地は、それの他の土地タイプに加えて沼でもある。
- 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は場にない場合は沼ではない。
- 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が場にある間、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は沼であり、したがって「{T}:あなたのマナ・プールに{B}を加える。」を持つ。
- 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が(クリーチャーになった後に《羊術》をプレイされるなどで)能力を失った場合、場に出ているすべての土地は、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》も含め沼のままである。ただし、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は「各土地は、それの他の土地タイプに加えて沼でもある。」の能力を持たない。また、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》をタップして{B}を生み出すことはできなくなるが、他の土地は(このターンのその後に出てきた土地も含め)生み出すことができる。継続的効果の適用において、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》のタイプ変更能力は、 《羊術》がタイプ変更能力と自身のマナ能力を取り除くよりも先に適用される。
《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
{4}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 人間・ロード
4/4
他の白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
白でないクリーチャーは−1/−1の修整を受ける。
2点のライフを支払う:隆盛なる勇士クロウヴァクスをオーナーの手札に戻す。
- 《隆盛なる勇士クロウヴァクス》が白でなくなったら、自分自身に−1/−1の修整を与える。
《霊気の皮膜/AEther Membrane》
{1}{R}{R}
クリーチャー ― 壁
0/5
防衛
霊気の皮膜は飛行を持っているかのようにブロックできる。
霊気の皮膜がいずれかのクリーチャーをブロックするたび、戦闘終了時にそのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
- ブロックされたクリーチャーは、戦闘終了時にそのクリーチャーが場に残っている場合にのみオーナーの手札に戻る。その時点で《霊気の皮膜》が場に残っているかどうかは関係が無い。
《隷属/Enslave》
{4}{B}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーのコントロールを得る。
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされているクリーチャーはオーナーに1点のダメージを与える。
- カードのオーナーは、そのカードをゲームの開始時に自分のデッキに入れていたプレイヤーである。そのカードがゲームの開始時にデッキに入っていなかった場合、《生ける願い/Living Wish》や同様の効果によりそのカードをゲームに持ってきたプレイヤーがオーナーとなる。
- トークンのオーナーは、そのトークンを作り出した呪文や能力のコントローラであるプレイヤーである。
《裂断術/Dichotomancy》
{7}{U}{U}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするタップ状態の土地でないパーマネント1つにつき、そのプレイヤーのライブラリーからそのパーマネントと同じ名前のカードを1枚探し、それをあなたのコントロール下で場に出す。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
待機 3―{1}{U}{U}
- これらのカードはすべて同時に場に出る。場に出るカードにオーラがある場合、それはすでに場に出ているパーマネントにつけられた状態で場に出さなければいけない。《裂断術》で同時に場に出る他のパーマネントにはつけられない。このためそのオーラが場に出られない場合、それは対戦相手のライブラリーの中に残る。
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