スカージ?FAQ(よくある質問集) Paul Barclay、David DeLaney、Jeff Jordan編  このFAQは二つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。  第1章(一般注釈)は新しい機能や概念について説明しており、第2章(カード別注釈)では、それぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で最も重要なものへの回答を記載している。  カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。 ---- ※2003/05/23付けで日本語の訂正が追加されています。 《静寂の命令/Decree of Silence》 テキスト 誤:あなたが静寂の命令をサイクリングした場合、 正:あなたが静寂の命令をサイクリングしたとき、 《待ち伏せ司令官/Ambush Commander》 テキスト 誤:1/1の緑のエルフであるとともに 正:1/1の緑のエルフ・クリーチャーであるとともに ---- 一般注釈 土地サイクリング/Landcycling  土地サイクリング能力に関する公式ルールを以下の通り定める。 502.18c 土地サイクリング能力は、サイクリング能力の一種である。「[土地タイプ]サイクリング [コスト]」は「[コスト], このカードをあなたの手札から捨てる:あなたのライブラリーから[土地タイプ]カードを1枚探し、公開してあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切りなおす。」を意味する。いずれかのプレイヤーがカードをサイクリングしたときに誘発するカードは、土地サイクリング能力がプレイされたときにも誘発する。 * 通常のサイクリング能力と異なり、土地サイクリングでカードを引くことはない。代わりに、そのプレイヤーは指定されたタイプの土地を自分のライブラリーから探すことになる。 * カードがサイクリングされることによって誘発される能力は、土地サイクリングによっても誘発される。 * サイクリング能力をプレイすることを禁止する能力は、土地サイクリング能力をプレイすることも禁止する。 * サイクリング能力に関しては、オンスロート?のFAQも参照のこと。 ----- ストーム/Storm  ストーム能力に関する公式ルールを以下の通り定める。 502.30 ストーム 502.30a ストームは、カードをスタックに置く際に機能する誘発型能力である。「ストーム」は「あなたがこの呪文をプレイしたとき、このターン、この呪文より前にプレイされた呪文1つにつき、この呪文のコピーを1つスタックに置く。この呪文が対象を取る場合、あなたはそれぞれのコピーの対象を選びなおしてもよい。」を意味する。 502.30b 1つの呪文に複数のストームがある場合、それぞれは個別に誘発する。 * コピーの数は、ストーム呪文がプレイされた時点で決定される。ストーム呪文がプレイされた時点で、このターンにそれ以前に(すべてのプレイヤーによって)プレイされた呪文の数を数える。 * コピーは直接スタックに置かれる――それはプレイされるわけではない。したがって、同じターンに他のストーム呪文がプレイされても、コピーの数は数えない。 * ストーム呪文が対象を取る場合、その呪文のコピーそれぞれについて対象を変更することができる。それぞれのコピーについて、個別に選択を行うこと。 * あるターンにプレイされた呪文の数を数える場合、裏向きにプレイされた呪文や、手札以外の領域からプレイされた呪文も数えること。 * 呪文のコピーも他の呪文のように打ち消すことができるが、それぞれのコピーについて打ち消す必要がある。ストーム呪文自身を打ち消しても、そのコピーが打ち消されるわけではない。 ----- 変異/Morph * 変異能力に関しては、オンスロート?のFAQを参照。 ----- カード別注釈 《岩乗り/Rock Jockey》 {2}{R} クリーチャー ― ゴブリン 3/3 このターン、あなたが土地をプレイしていた場合、あなたは岩乗りをプレイできない。 このターン、あなたが岩乗りをプレイしていた場合、あなたは土地をプレイできない。 * 最初の能力は、あなたが《岩乗り/Rock Jockey》をプレイできるときに適用される。二番目の能力は、《岩乗り/Rock Jockey》が場に出ているときにのみ適用される。 * 《岩乗り/Rock Jockey》を呪文としてプレイせずに場に出した場合、土地をプレイできる。土地をプレイせずに場に出した場合、《岩乗り/Rock Jockey》をプレイできる。 ----- 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》 {5}{W}{W} クリーチャー ― ドラゴン・スピリット 5/5 飛行 {3}{W}{W}:あなたの墓地にある永遠のドラゴンをあなたの手札に戻す。この能力は、あなたのアップキープにのみプレイできる。 平地サイクリング {2} ({2}, このカードを手札から捨てる:あなたのライブラリーから平地を1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す) * 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》を手札に戻す能力は、それがあなたの墓地にないかぎりプレイできない。 ----- 《老いざる歩哨/Ageless Sentinels》 {3}{W} クリーチャー ― 壁 4/4 (壁は攻撃に参加できない。) 飛行 老いざる歩哨がブロックに参加するたび、それのクリーチャー・タイプは「巨人・鳥」になる。(それは今後は壁ではない。この効果はターン終了時に終わらない。) * 誘発能力はクリーチャー・タイプを「巨人・鳥」に変える。《老いざる歩哨/Ageless Sentinels》は、壁を含む古いタイプをすべて失うので、攻撃に参加することが可能になる。 ----- 《カローナの盲信者/Karona's Zealot》 {4}{W} クリーチャー ― クレリック 2/5 変異 {3}{W}{W} (あなたは{3}を支払うことで、これを2/2のクリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。あなたはいつでも、変異コストを支払ってこのカードを表向きにできる。) カローナの盲信者が表向きになったとき、クリーチャー1体を対象とする。このターン、カローナの盲信者に与えられるダメージは、代わりにそれに与えられる。 * ダメージは、実際に与えられる時点で対象のクリーチャーが場にあるときにのみ、代わりに与えられる。 * このターン、《カローナの盲信者/Karona's Zealot》に与えられるダメージは、対象となったクリーチャーが場に残っているかぎり、すべて代わりに与えられる。 ----- 《激浪計画の生き残り/Riptide Survivor》 {2}{U} クリーチャー ― ウィザード 2/1 変異 {1}{U}{U} (あなたは{3}を支払うことで、これを2/2のクリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。あなたはいつでも、変異コストを支払ってこのカードを表向きにできる。) 激浪計画の生き残りが表向きになったとき、あなたの手札からカードを2枚捨て、その後カードを3枚引く。 * 他の同様のカードと異なり、《激浪計画の生き残り/Riptide Survivor》の能力は、先にカードを捨てて、その後カードを引く。あなたの手札が2枚未満の場合、手札をすべて捨て、その後3枚のカードを引く。 ----- 《原始的刻印/Primitive Etchings》 {2}{G}{G} エンチャント(場) 毎ターン、あなたが最初に引いたカードを公開する。これによりクリーチャー・カードが公開されるたび、カードを1枚引く。 * (《平行思考/Parallel Thoughts》などにより)カードを引いていない場合、カードは公開しない。 * あなたが複数の《原始的刻印/Primitive Etchings》をコントロールしている場合、それぞれは同じカードを公開する。それがクリーチャー・カードなら、それぞれの《原始的刻印/Primitive Etchings》は誘発する。 ----- 《古代の軟泥/Ancient Ooze》 {5}{G}{G} クリーチャー ― ウーズ */* 古代の軟泥のパワーとタフネスは、他のあなたがコントロールするクリーチャーすべての、点数で見たマナ・コストの合計に等しい。 * あなたがコントロールする、他のすべてのクリーチャーの点数でみたマナ・コストを合計して、《古代の軟泥/Ancient Ooze》のパワーとタフネスを決定する。トークンや裏向きクリーチャーの点数でみたマナ・コストは0であることに注意。 ----- 《ゴブリンの人格崩壊者/Goblin Psychopath》 {3}{R} クリーチャー ― ゴブリン・ミュータント 5/5 ゴブリンの人格崩壊者が攻撃かブロックに参加するたび、コイン投げをする。あなたがコイン投げに負けた場合、このターン、それが次に与える戦闘ダメージは、代わりにあなたに与えられる。 * 《ゴブリンの人格崩壊者/Goblin Psychopath》の能力は、攻撃やブロックを行ったときに誘発するものであり、ダメージを与えるときに誘発するわけではない。あなたは、コイン投げの結果を知った後で戦闘ダメージの割り振りをスタックに置く。 ----- 《混沌の掌握/Grip of Chaos》 {4}{R}{R} エンチャント(場) 呪文や能力がスタックに乗せられるたび、それの対象が1つだけならば対象を無作為に選びなおす。(すべての適正な対象の中から選ぶ。) * 日本語版のテキストの先頭の「対象を」は誤植である。取り除いて読むこと。 * 現行のバージョンの《混沌の掌握/Grip of Chaos》は、無限ループを発生する可能性があるため、訂正が行われる。最新のオラクル(tm)では、文面は以下のようになる。「いずれかの呪文や能力がスタックに乗せられるたび、それが1つだけの対象を持つ場合、それの対象を無作為に選びなおす。(すべての適正な対象の中から選ぶ。)」 * あなたはその時点でのすべての適正な対象(現在の対象も含む)の中から、新しい対象を無作為に選ぶ。呪文や能力の対象が同じものになる可能性もありえる。他に適正な対象が無い場合、その呪文や能力の対象は変わらない。 * 呪文や能力が任意の数の対象を取る場合、その対象が1つだけのときに限り《混沌の掌握/Grip of Chaos》は誘発する。 * 対象を無作為に選びなおすことは、(旗手のような)対象を選ぶ際に誘発する能力を誘発しない。呪文や能力の対象になったことを条件とする誘発能力は誘発する。 * 対象を無作為に選ぶのは若干面倒な手順が必要である。最も簡単で公平な方法は、適正な対象の数よりも多い面数のダイスを用意し、それぞれの対象となりえるものに番号を振り、ダイスを振って新しい対象を選ぶことである。適正な対象の数よりも大きい数が出たら振りなおすこと(余りを1番から数えなおしてはいけない。それをやると、小さな番号の出る確率が上がってしまう)。 ----- 《最後の罰/Final Punishment》 {3}{B}{B} ソーサリー プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、このターンに自分に与えられたダメージと同じ点数のライフを失う。 * 軽減されたダメージは、合計に含まない。 * 第7版(tm)の《崇拝/Worship》は「あなたがクリーチャーをコントロールしている場合、あなたのライフを0点以下とするようなダメージは、代わりに、あなたのライフを1点とする。」となっている。《崇拝/Worship》はダメージを軽減しない。あなたが《崇拝/Worship》をコントロールしている場合、あなたはこのターンに減らされたライフの点数ではなく、このターンに与えられたダメージの点数の分だけライフを失う。 ----- 《最上位/Alpha Status》 {2}{G} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーは、場に出ているそれと同じクリーチャー・タイプを持つ他のクリーチャー1体につき、+2/+2の修正を受ける。 * 《最上位/Alpha Status》は、エンチャントされているクリーチャーと共通のタイプを持つクリーチャーの数を数える。共通しているタイプの数を数えるのではない。 ----- 《最前線の策士/Frontline Strategist》 {W} クリーチャー ― 兵士 1/1 変異 {W} (あなたは{3}を支払うことで、これを2/2のクリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。あなたはいつでも、変異コストを支払ってこのカードを表向きにできる。) 最前線の策士が表向きになったとき、このターンに兵士でないクリーチャーが与えるすべての戦闘ダメージを軽減し、0にする。 * この能力は実際に戦闘ダメージが与えられるまで待った上で、その時点で兵士でないあらゆるものからの戦闘ダメージを軽減する。 * 戦闘ダメージが与えられる前にクリーチャーが場を離れた場合、そのクリーチャーが最後に場に残っていたときのクリーチャー・タイプを参照する。 ----- 《境を歩む者/Edgewalker》 {1}{W}{B} クリーチャー ― クレリック 2/2 あなたがクレリック呪文をプレイするコストは、本来のコストより{W}{B}少なくなる。この効果は、色マナとして支払われる分しか少なくならない。(例えば、あなたがマナ・コストが{1}{W}のクレリック呪文をプレイする場合、プレイするためのコストは{1}になる。) * 《境を歩む者/Edgewalker》の能力は、支払う総コストの中に{W}か{B}(またはその組み合わせ)があるクレリック呪文のコストを減らす。これまでのコストを減らす能力を持つカードと異なり、この能力はコストの中の汎用マナを減らすことはできない。たとえその汎用マナを、白マナや黒マナで払ったとしても、である。 * クレリック呪文をプレイするためのコストに、{W}か{B}のどちらか一方だけがあれば、その分は支払われない。コストに{W}と{B}の両方があれば、その両方が支払われない。 * 複数の《境を歩む者/Edgewalker》の能力は累積する。あなたが2体の《境を歩む者/Edgewalker》をコントロールしている場合、あなたのクレリック呪文のコストは{W}{W}{B}{B}少なくなる。 ----- 《次元の突破口/Dimensional Breach》 {5}{W}{W} ソーサリー すべてのパーマネントをゲームから取り除く。それらのうちいずれかがゲーム外にあるかぎり、各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは取り除かれているカードのうち自分がオーナーであるカード1枚を場に戻す。 * 各プレイヤーは、自分のアップキープの開始時に、取り除かれたカードのうち自分がオーナーであるものを1枚選んで場に戻す。 * 場に戻ったクリーチャーは、速攻を持っていないかぎりそのターンには攻撃できない。 ----- 《支配されざる横行/Uncontrolled Infestation》 {1}{R} エンチャント(土地) 支配されざる横行は、特殊地形にしかエンチャントできない。 エンチャントされている土地がタップされたとき、それを破壊する。 * この能力は、土地がタップ状態になったときにのみ誘発する。すでにタップ状態の土地にエンチャントしても破壊されない。 ----- 《消耗の軟体/Consumptive Goo》 {B}{B} クリーチャー ― ウーズ 1/1 {2}{B}{B}:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修正を受ける。消耗の軟体の上に+1/+1カウンターを1個置く。 * 対象のクリーチャーが、能力の解決前に場を離れた場合、能力は打ち消され、《消耗の軟体/Consumptive Goo》は+1/+1カウンターを得ない。 * 《消耗の軟体/Consumptive Goo》の能力で、1/1の状態の自分自身を対象にした場合、それは-1/-1の修正を受けた上で+1/+1カウンターを置く。クリーチャーのタフネスが0以下になることにより墓地に置かれる状況起因効果は、《消耗の軟体/Consumptive Goo》の能力の解決が終わるまではチェックされないので、《消耗の軟体/Consumptive Goo》は生き残る。 ----- 《過ぎ去りし表情/Faces of the Past》 {2}{U} エンチャント(場) いずれかのクリーチャーが場から墓地に置かれるたび、それと同じクリーチャー・タイプを持つすべてのクリーチャーを、タップまたはアンタップする。 * あなたは共通するタイプを持つクリーチャーを、すべてタップするか、すべてアンタップするかを選ぶ。一部をタップして、一部をアンタップすることはできない。 * タップするかアンタップするかは、能力の解決時に選択する。 ----- 《正義の命令/Decree of Justice》 {X}{X}{2}{W}{W} ソーサリー 飛行を持つ4/4の白の天使クリーチャー・トークンをX個場に出す。 サイクリング {2}{W} あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは{X}を支払ってもよい。そうした場合、1/1の白の兵士クリーチャー・トークンをX個場に出す。 * マナ・コストの「{X}{X}」とは、{2}{W}{W}に加えて、天使1体につきそれぞれ2マナが必要であることを意味する。 * このカードをサイクリングした場合、Xの値の決定と{X}の支払いは、サイクリング誘発型能力の解決時に行う。 ----- 《精神の願望/Mind's Desire》 {4}{U}{U} ソーサリー あなたのライブラリーを切り直す。その後、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚、ゲームから取り除く。ターン終了時まで、あなたはそれを、マナ・コストを支払わずに手札にあるかのようにプレイしてよい。(マナ・コストにXが含まれる場合、Xは0である。) ストーム (この呪文をプレイしたとき、このターンにこれ以前にプレイされた呪文1つにつき、この呪文を1つコピーする。) * ゲームから取り除かれたカードは表向きに置かれる。 * ゲームから取り除かれたカードは、あなたがこのターンにプレイしない場合、ゲームから取り除かれたままである。 * あなたはこのターンの間、取り除かれたカードをプレイすることができるが、この効果は通常プレイできない土地や呪文をプレイできるようにするものではない。例えば、あなたがこのターンすでに土地をプレイしている場合、取り除かれた土地はプレイできない。 * 取り除かれたカードの追加コストは支払わなければいけない。 * 取り除かれたクリーチャー・カードが変異を持つ場合でも、これを裏向きにプレイすることはできない。 * 取り除かれた土地でないカードをプレイすることは、呪文のプレイに数える。したがって、それ以降にプレイされたストーム呪文はその呪文を数える。土地をプレイすることは呪文をプレイすることとしては数えない。 ----- 《魂の収集家/Soul Collector》 {3}{B}{B} クリーチャー ― 吸血鬼 3/4 飛行 魂の収集家がこのターンにダメージを与えたクリーチャーがいずれかの墓地に置かれるたび、そのカードをあなたのコントロール下で場に戻す。 変異 {B}{B}{B} (あなたは{3}を支払うことで、これを2/2のクリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。あなたはいつでも、変異コストを支払ってこのカードを表向きにできる。) * 能力を誘発させるためには、そのクリーチャーが墓地に落ちる段階で《魂の収集家/Soul Collector》が表を向いていなければいけない。 ----- 《炭化/Carbonize》 {2}{R} インスタント クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炭化はそれに3点のダメージを与える。そのクリーチャーは、このターン再生できない。そのクリーチャーが、このターンいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く。 * 《炭化/Carbonize》によってクリーチャーに致死ダメージが与えられなくても、そのクリーチャーはこのターン再生できず、このターンに墓地に置かれる場合はゲームから取り除かれる。 ----- 《長期計画/Long-Term Plans》 {2}{U} インスタント あなたのライブラリーからカードを1枚探し、あなたのライブラリーを切り直す。その後、選んだカードをあなたのライブラリーの上から3枚目に置く。 * あなたは選んだカードを、ライブラリーの一番上の2枚のカードの下に置く。 * あなたのライブラリーのカードが3枚未満の場合、選んだカードをライブラリーの一番下に置く。 ----- 《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》 {8}{R} ソーサリー あなたのライブラリーからドラゴン・カードを1枚探し、それを場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。 ストーム (この呪文をプレイしたとき、このターンにこれ以前にプレイされた呪文1つにつき、この呪文を1つコピーする。) * ドラゴン・カードとは、ドラゴンのクリーチャー・タイプを持つカードである。単にカード名に"ドラゴン"の文字が入っているだけのカードは、クリーチャー・タイプがドラゴンでないかぎりドラゴン・カードではない。 ----- 《ドラゴンの日/Day of the Dragons》 {4}{U}{U}{U} エンチャント(場) ドラゴンの日が場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーをすべてゲームから取り除く。その後、これにより取り除かれたクリーチャーの総数に等しい数の、飛行を持つ5/5の赤のドラゴン・クリーチャー・トークンを場に出す。 ドラゴンの日が場を離れたとき、あなたがコントロールするドラゴンをすべて生け贄に捧げる。その後、ドラゴンの日によりゲームから取り除かれたカードをすべて、あなたのコントロール下で場に戻す。 * クリーチャーは表向きにゲームから取り除かれ、表向きで場に戻る。この効果では、クリーチャーが表向きになったときに誘発する能力は誘発しない。 * 《ドラゴンの日/Day of the Dragons》が場を離れたとき、あなたがコントロールする、ドラゴンのクリーチャー・タイプを持つすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。何らかの効果であなたのドラゴンのクリーチャー・タイプが変わっている場合、それは生け贄に捧げられない。 ----- 《ドラゴン変化/Form of the Dragon》 {4}{R}{R}{R} エンチャント(場) あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ドラゴン変化はそれに5点のダメージを与える。 各ターンの終了時に、あなたのライフは5点になる。 飛行を持たないクリーチャーは、あなたへの攻撃に参加できない。 * ターン終了時に、あなたのライフの総量が5点を超えている場合、あなたのライフは失われて5点になる。あなたのライフの総量が5点未満の場合、あなたはライフを得て5点になる。これは、各プレイヤーのターン終了時に起こる。 ----- 《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》 {5}{R}{R} クリーチャー ― ドラゴン・ウィザード 5/5 飛行 ドラゴン魔道士がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーは手札をすべて捨て、カードを7枚引く。 * ダメージを与えられたプレイヤーだけではなく、すべてのプレイヤーが手札を捨ててカードを7枚引く。 ----- 《長引く死/Lingering Death》 {1}{B} エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのターン終了時に、それを生け贄に捧げる。 * これは、英語版のテキストは「when」や「whenever」や「at」で始まらないが、誘発型能力である。 ----- 《墓への呼び声/Call to the Grave》 {4}{B} エンチャント(場) 各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはゾンビでないクリーチャーを1体生け贄に捧げる。 ターン終了時に、場にクリーチャーがいない場合、墓への呼び声を生け贄に捧げる。 * あなたがゾンビでないクリーチャーをコントロールしているなら、そのうち1体を生け贄に捧げなければいけない。 ----- 《波停機/Stabilizer》 {2} アーティファクト いずれのプレイヤーもカードをサイクリングできない。 * 《波停機/Stabilizer》が場にある間は、どのプレイヤーもサイクリングや土地サイクリングを行えない。 ----- 《平行思考/Parallel Thoughts》 {3}{U}{U} エンチャント(場) 平行思考が場に出た時、あなたのライブラリーから7枚のカードを探し、それを裏向きの1つの束としてゲームから取り除き、その束を切り直す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。 あなたがカードを1枚引く場合、代わりにその取り除かれた束の一番上のカードを1枚手札に加えてもよい。 * あなたは、可能なら7枚のカードをゲームから取り除かなければいけない。あなたのライブラリーのカードが7枚未満の場合、すべてのカードを取り除く。 * あなたは裏向きの取り除かれたカードの表を見ることはできない。 * あなたは通常通りカードを引くか、束の一番上のカードを手札に加えるかを選ぶことができる。束にカードが残っていない場合でも、カードを引かないことを選択できる。 ----- 《待ち伏せ司令官/Ambush Commander》 {3}{G}{G} クリーチャー ― エルフ 2/2 あなたがコントロールする森は、1/1の緑のエルフであるとともに土地でもある。 {1}{G}, エルフを1体生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了まで+3/+3の修正を受ける。 * 《待ち伏せ司令官/Ambush Commander》は、森に"エルフ"というクリーチャー・タイプを与える。それらは以降も"森"の土地タイプを持つが、クリーチャー・タイプが"森"になることはない。土地タイプとクリーチャー・タイプは互いに入れ替わらない。 ----- 《もみ消し/Stifle》 {U} インスタント 起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は打ち消せない。) * 起動型能力は、コストと効果の間にコロン(:)が書かれている。誘発型能力は、能力の中に「〜とき/when」「〜たび/whenever」「〜時/at」と書かれている。 * 《もみ消し/Stifle》は、対象とする起動型能力や誘発型能力がスタックにあるときにのみプレイできる。 * オンスロートの《霊体の地滑り/Astral Slide》は「いずれかのプレイヤーがカードをサイクリングするたび、あなたはクリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除いてもよい。そうした場合、ターン終了時に、そのクリーチャーをオーナーのコントロールで場に戻す。」となっている。これは、解決時に遅発誘発型能力を生み出す誘発型能力である。あなたは《もみ消し/Stifle》で、クリーチャーがゲームから取り除かれることを打ち消すこともできるし、それを解決させた上で、後でそれが場に戻ってくる能力を打ち消すこともできる。 * ドロー・ステップに行う通常のカードを引く行為は打ち消せない。 * サイクリングは起動型能力である。プレイヤーがサイクリング誘発型能力を持つカードをサイクリングした場合、あなたは誘発型能力かカードを引く能力のどちらかを打ち消すことができるが、両方は打ち消せない。 * 裏向きのカードを表向きにすることは打ち消せないが、表向きになることによって誘発する能力は打ち消せる。 ----- 《湧出/Upwelling》 {3}{G} エンチャント(場) マナ・プールは、フェイズやターンの終了時に空にならない。(この効果により、マナ・バーンは発生しなくなる。) * 各プレイヤーは、《湧出/Upwelling》が場にある間、無制限にマナをマナ・プールに置いておける。《湧出/Upwelling》が場を離れたら、そのマナは現在のフェイズの最後まで残る。 * マナ・プールに残っている色マナの量は、カウンターや紙とペンなどで記録することが望まれる。 ----- 《力場の泡/Force Bubble》 {2}{W}{W} エンチャント(場) あなたにダメージが与えられる場合、代わりにその点数に等しい数の枯渇カウンターを力場の泡の上に置く。 力場の泡の上に4個以上の枯渇カウンターがあるとき、力場の泡を生け贄に捧げる。 ターン終了時に、力場の泡の上のすべての枯渇カウンターを取り除く。 * 《力場の泡/Force Bubble》は、ダメージを"軽減"するわけではないが、結果ほとんど同じである。ダメージはまったく発生しないため、ダメージが与えられることにより誘発する能力は誘発しない。 * 《力場の泡/Force Bubble》は、一度に与えられた4点以上のダメージを防ぐことができるが、それにより2番目の能力が誘発し、その結果生け贄に捧げられることになる。 ----- 《忘れられた古霊/Forgotten Ancient》 {3}{G} クリーチャー ― エレメンタル 0/3 いずれかのプレイヤーが呪文をプレイするたび、あなたは忘れられた古霊の上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。 あなたのアップキープの開始時に、あなたは「忘れられた古霊の上の、望む数の+1/+1カウンターを、望む数の他のクリーチャーの上に移動させる。」を選んでもよい。 * 呪文がプレイされたとき、あなたは《忘れられた古霊/Forgotten Ancient》の上にカウンターを置かないことを選べる。 * ストーム呪文がプレイされたときに《忘れられた古霊/Forgotten Ancient》の上に置かれる+1/+1カウンターは1個だけである。コピーの分は置かれない。 * カウンターを他のクリーチャーに移す能力は、対象を取らない。 * あなたはカウンターの一部だけを移すことができるし、まったく移さなくても、すべて移してもよい。どれだけの個数をどのクリーチャーに移すかは、能力の解決時まで決めなくてよい。 ----- 《罠を掘る者/Trap Digger》 {3}{W} クリーチャー ― 兵士 1/3 {2}{W}, {T}:あなたがコントロールする土地1つを対象とし、それの上に罠カウンターを1個置く。 罠カウンターが置かれている土地を1つ生け贄に捧げる:攻撃に参加している飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。罠を掘る者はそれに3点のダメージを与える。 * 「土地を生け贄に捧げる」能力を持っているのは《罠を掘る者/Trap Digger》である。それが場を離れたら、改めて別な《罠を掘る者/Trap Digger》が場に出るまで、この能力はプレイできない。 ----- All trademarks, including character names, are property of Wizards of the Coast, Inc., a subsidiary of Hasbro, Inc. 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