マーク・ローズウォーター
アンヒンジド・公式リリース期日:2004年11月19日
アンヒンジド・リリース記念トーナメント: 2004年11月20日
いつもだったら、ルールなんて私には関係ないんだ。それに、実際のところ、ルールチームは最近私にバレないように会合をするようになってるしね。でも、アンヒンジドに関してはそうじゃない。アンヒンジドのよくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)を作るということになったら、ルールチームの連中は大あわてで逃げだしちゃったよ。アンヒンジドに関するルールをまとめるなんて正気の沙汰じゃないと言われたんけど、それには私以上の適任者はいないよね。ルールマネージャーのジョン・カーターに言わせれば、「あのリンゴはそろそろ熟れ時だ」ってことさ。
さ、それじゃそろそろ、最新の「アン」セットに関する、全部……とは言わないけど、ほとんど……あー、いくらか……ゴメン、0よりは多いってぐらい……ともかく、質問に答えるとしようか。
まずはゲーム以外の質問から。
このセットに含まれるカードの枚数は?
140枚。コモンが55枚、アンコモンが40枚、レアが40枚、それに基本地形が5種類だ。
ブースター・パックに入っているカードの枚数は?
15枚。コモンが10枚、アンコモンが3枚、レアが1枚、それに基本地形が1枚。そう、例の、アンヒンジドの特性基本地形が全部のパックに入ってるんだ。もちろん、この土地はアングルードに入ってたヤツと同じように使えるんだ。いいデキだよ。
カードのプレミア版はあるの?
もちろん。全部のカードにプレミアム版(いわゆるフォイル・カード)がある。そいつらが入ってる割合は普通のマジックのセットとほぼ同じになってるよ。
アンヒンジドって何語版があるの?
英語版だけ。
次に、このセットのメカニックについての質問に行こうか。
複数のアーティストが描いているカードはどう扱われるの?
2人以上のアーティストが描いてるカードは、それぞれのアーティストが描いたものとして扱われる。こういった多アーティスト・カードを「アーティスト・マター」カードで扱う場合、色を扱うカードが多色カードを扱うのと同じように考えるのが一番簡単だろうね。
アーティストの記述が間違ってたらどうすればいいの?
「アーティスト・マター」カードはカードに印刷されている名前が間違ってたとしても、それに従って働く。ただし、誤植によるものは別のアーティストとは見なさない。変名は別のアーティストとして扱うよ。
アーティストの名前にニックネームが入ってる場合(例えば《まとめてお絵かき/Drawn Together》の「Pete "Fear Me" Venters」とか)は?
ニックネームは無視する。「アーティスト・マター」カードに関しては、「Pete "Fear Me" Venters」は「Pete Venters」と同じアーティストとして扱うんだ。(大惨事になるかもしれないけど)
あるカードの別版が、別のアーティストの手によって描かれている場合、そのアーティストもそのカードのアーティストとして扱っていいの?
いいや。そのカードそのものに印刷されているアーティストだけが、そのカードのアーティストだ。
パワーの値が分数のクリーチャー(3{1/2} / 3{1/2} とか)のクリーチャーに攻撃されたらどうなるの?
ん? 3点と半分のダメージを受けるよ。質問の意味がわかんないんで、ごめんね。
{1/2}点のライフを支払えって言われたんだけど、どうすればいいの?
えーっと、{1/2}点のライフを支払っておくれ。何か読みおとしてる?
《女の子/Little Girl》に白マナの半分を払ったとき、残りの半分はどうなるのさ?
あー、なるほど、そこが問題なのか。総合ルールの104.1(マジックのゲームでは、整数だけを用いる。分数や小数は用いない。呪文や能力によって分数が出てくる可能性がある場合、その呪文や能力に切り上げか切り捨てかが明記されている)ね。あーあー、まあ、ほら、銀枠の世界でこんなこと考えても仕方ないよ。うんうん。3点と半分のダメージを受けたら、残りライフは16点と半分になる。ここから{1/2}点のライフを支払えば、残りは16点だ。白マナの半分を使ったあと、残り半分をそのままにしてたら、マナ・バーンを起こして残りライフが15点と半分になるよ。
総合ルールの104.1を無視するとしたら、数字を選ぶときにも好きな分数を選べるってこと?
まあまあ落ち着いて。そこまで行っちゃ戻ってこれないよ。今この時点では(将来の「アン」セットでもそうなるって保証はしないよ。ひっくり返すかも)、数を選ぶときには、その数を p/q という形の最小項で書き表した時、qは1か2でなきゃダメだ。算数は苦手? 一言で言うと、分母は最大2だってことだ。まだ判んない? それじゃ簡単に言おう、分数は{1/2}だけしか認めないよ(ああ、もちろん1{1/2}とか2{1/2}とかはありだ)。
つまり、その、銀枠のカードを使っているときには、《発火/Pyrotechnics》を使って、8体のクリーチャーに{1/2}点ずつダメージを与えることが……?
そそそ、そういうこと!
発言を「ゴチ!」するカードにおいて、何を言ったら「ゴチ!」になるんですか?
その単語そのものじゃなきゃならない。この例外は複数形だけだ。「guys」と言ったら、「guy」による「ゴチ!」を誘発することになる。
#当然、その翻訳もゴチ!ってことで。
発言のカードで、同音異義語(「ウェイト」がwaitなのかweightなのかとか)の扱いは? 同字異義語(readとreadは? counterは打ち消しなの、カウンターなの?)も、一体同すればいいの?
一気に行くよ。
同音異義語 ─ 墓地に《価値ある理由/Worthy Cause》[TMP]があって、相手が「これで勝ちだ」と言ったら「ゴチ!」……ってわけにはいかない。「勝ち」は「勝ち」であって「価値」じゃないからね。
同字異義語 ─ 墓地に《緊急阻止/Flash Counter》があるときに、相手が「んじゃカウンターを《トリスケリオン/Triskelion》に……」と言ったんなら「ゴチ!」だ。「打ち消す」だろうが「カウンター」だろうが、Counterには変わりはないからね。
同すればいいの? ─ そんなこと言われても。アンヒンジド・セットのことなら、どれだけ馬鹿らしくてもまだまだ足りないと思ってるのにさ。
《命はお助け/Save Life》が墓地にあるときに、相手が「ライフライン」って言ったら「ゴチ!」って言ってもいい?
言うのは言えるよ、でも意味はないね。発言での「ゴチ!」を誘発させるためには、そのプレイヤーはその禁止されている単語そのものを口にしなけりゃならない。「ライフライン」の中に「ライフ」って単語は入ってるけど、それで「ゴチ!」できるわけじゃないよ。
引き分けだったらどうなるの?
効果を得るためには、勝たなきゃ意味はない。それでもって、引き分けは勝ちじゃない。
瞬きとか呼吸とかそういうことをさせるために、相手の邪魔をしてもいいの?
いいや、ミニゲームには誠実に勝たなきゃならない。あ、もちろん、仲間がOKしたら話は別だよ。
ミニゲームが始まる前に投了するのはあり?(例えば相手がプロのアームレスラーだとか!)
あり。ミニゲームのプレイを強要されることはないよ。
カードの名前は何なの?
本来の姿では、名前はないよ。公式なカード名は……やっぱり存在しない。
どう発音したらいいの?
口を開けて……そう、それでOK。何も声を出しちゃダメだ。
辞書順で書く時、例えば《ンンンワロの深淵/Zzzyxas's Abyss》みたいなカードと比べてどういう位置に置かれるの?
これについて、非常に哲学的な考慮の上、私は一つの結論に達した……すなわち、無は有の前にあり、だ。従って、辞書順で書く時にはその最初にこのカードが配置される。
このカードのカード名は何文字? 下線の数を数えるの?
このカード名は0文字だ。下線はカード名の一部ってわけじゃない。単に「何にもない」ということを示すために使ってるだけだからね。
このカードの能力は「いつでもどこでも」使えるって書いてあるけど、「いつでも」ってのはつまり、普通は能力がプレイできない時でもプレイできるってこと?
そうじゃない。能力をプレイできるときならいつでもこの能力をプレイできるってことだ。
このカードを《Jojo, the Dog-faced Lizard Boy》にできる?
できない。
《Solar-Powered Ninja Penguin》には?
できない。
《Siamese Pygmy Pole-Vaulter》には??
できないよ。これ以上やっても意味がないから言うけど、このカードは、マジックに存在するカードなら何にでも変えられるけど、存在しないカードにはできないってことだ。カードの何かを変更するときには存在するものの中から選ばなきゃいけないってルールがあるからね。(馬鹿げたルールだと思うだろ?)
このカードを、マジックの、英語以外のカードの名前を持つようにはできる?
どうぞご自由に。
何かのカードで、対戦相手にカード名を指定させるのがあったとき、相手が考え込んだらこのカードを指定したって考えてもいいの?
その質問をしたことに対して、非紳士的行為による【注意】を与えるよ。
じゃあ、この能力を使って、カードのフレイバー・テキストを書き換えることってできる?
ここだけの話、フレイバー・テキストに関してはルールに関与しないというルールがある。でも、一方で、カードの文章はルールブックを上書きするというルールもあったりする。つまり ── 誰かが決定しなきゃならないってこった。もしその人物がルール寄りなら、ルールの正確性や一貫性といったものに基づいて決定を下すだろう。しかし、よくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)を書いている人物は、この私なんだ。私の考え方ってのは全然違ってて、何がおもしろいか、ってことが中心なのさ。この観点からみれば、答は簡単だろ。もちろんできるに決まってる。ただし、フレイバー・テキストを書き換えられるのは、他のカードのフレイバー・テキストに含まれている文章にだけだから注意してくれよ。
クリーチャーに名前がない場合、どうすればいいの?
「あっ、ハンス、逃げて! よ!」とだけ言えばいい。名前のないクリーチャーを取り除くとき、何も言わなかったってことを示せばいいんだ。
クリーチャーのニックネームで呼んでもいいの? 例えば《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》を「ティム」って呼ぶみたいに。
だめ。そのカードのカード名を正しく呼ぶ必要がある。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
このカードは一体何をするカードですか?
そこがまさにこのカードのポイントなんだ。といっても、カードの文章を読んで判らなかったときにまず読むのがここだろうから、どうにも困ったもんだね。それじゃ、ヒントだけ出すよ。このカードは2種類のカードを考慮していて、1つめが、カードをカウンターするカード。2つめが、カウンターを使うカードだ。ここまで判ったら、もう1回カードを読んでみてくれ。君ならできるさ、できるはずだ。
カードは読みました。でも、わかりません。もう少し教えてください。
そう言われると弱いんだよね。「混乱しないようにした」文章をあげるよ。
Whenever a player plays a counterspell or plays a card that makes use of counters, you get to choose to do one of the following: counter the next spell; or put a counter on a card that has counters.
いずれかのプレイヤーが対抗呪文をプレイするかまたはカウンターを用いるカードをプレイするたび、あなたは以下のどちらか1つを選ぶ:「次の呪文を打ち消す。」「カウンターの載っているカード1枚の上にカウンターを1つ置く。」
なんで最初からそう書いてないんですか?
《曖昧模糊/Ambiguity》を曖昧じゃなくせっていうのかい?
「パーマネント1つに追加のカウンターを置く」というのはどういう意味ですか?
場にあるパーマネントのなかでカウンターが1つ以上載っているものを探し、それと同種のカウンターを1つ載せるという意味だよ。例えば、+1/+1カウンターの載っている《灰色熊/Grizzly Bears》があったなら、《曖昧模糊/Ambiguity》の能力を使って+1/+1カウンターをもう一つ追加することができるんだ。
1枚のカードに2種類のカウンターが載っていたらどうなりますか?
どちらのカウンターを載せるか、あなたが選んでいい。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
アングルードのFAQ(曰く、QAS)では、以下のようなやりとりがありました。
・アングルードのカードや効果で、他のゲームをしているプレイヤーを対象にすることはできるんですか?
確かに「アングルード」セットは奇抜だけど、限度ってもんがある。「ダブル」カードというごく一部の例外を除いて、効果はプレイされたゲームの中だけに影響を及ぼす。「ダブル」カードは、いまゲームをプレイしているプレイヤーが両方とも参加している、次にプレイされるマジックのゲームに影響を及ぼす。他のゲームをしているプレイヤーに影響を及ぼすことはない。
《驢馬尻叩き/Ass Whuppin'》はこれに矛盾しませんか?
もちろん矛盾するね。ようこそ、マジックの世界へ。
カードのオーナーが破壊されたくないと思ったらどうなるの?
遥か昔、プレイヤーの意志がカードの効果に影響を及ぼさないようにすることが定められた。プレイヤーがカードの効果を拒否できるようにすると、非常に困ったことが起こってしまうからである。
「じゃ、《ショック》で2点」
「えー。やだ。食らいたくない」
《驢馬尻叩き/Ass Whuppin'》は、「アン」カードでプレイしている人にしか影響を及ぼさないように特別にデザインされている。銀枠のカードを他のマジックのゲームで使うということは、いつでも《驢馬尻叩き/Ass Whuppin'》の標的になりうるということになるね。
基本地形のような黒枠の「アン」カードを破壊することはできますか?
「銀枠のカード」という表記はそんなに難しい?
マジック以外のゲーム(例えばネットランナー)の銀枠のパーマネントを破壊することはできますか?
あー、マジックのルールでは可能だね、でも他のゲームの側がどうかな。ある国で許可されていることが他の国でも許可されているとは限らないのと同じく、マジックで許可されててもそっちのゲームがどういうか判らないよ。ああ、回答だけど、その答は「向こうのゲームのルールによる」ってことになるのかな。
他のゲームを見るために椅子に立ってもいいですか?
いや、座ったままじゃないと。
カードを破壊するためには、そのカードが何であるかを識別できないとダメですか?
いいや。そのゲームさえ見えれば、問題ないよ。その破壊するカードを対象にとらなければならないから、指定はしなきゃならないけどね。(そのために、そのカードを破壊すると得になる側のプレイヤーに意見を聴くってのもいいかもね)
「分数」のルールを参照。
このカードを読もうと思っても、全然意味がわかりません。一体どういうことですか?
この《Latin Pig》というカードは、ピッグ・ラテンと呼ばれる言葉で書かれている。英語の語を元にして、最初の母音の前にある全ての子音を単語の後ろに持っていって、「ay」というのを語尾につける。母音から始まる語なら、最後に「ay」をつけるだけ。例えば、「Man, that Pig Latin is one weird language」という短文は「Anmay, atthay Igpay Atinlay isay, oneay eirdway anguagelay」となるわけだ。
対戦相手が「eaturecray」じゃなく「reaturecay」なんて言ったら、《テンラーのターブー/Atinlay Igpay》を生け贄に捧げて貰っていいんですか?
「楽しくやろうぜ」ルールを引き合いに出させてもらうけど、プレイヤーが誠実にピッグ・ラテン語で喋ろうとしているのであれば、多少間違っていたとしてもいいじゃないか。許してあげようよ。あ、もちろん、思わず普通の言葉で喋っちゃったとかいうんだったら、豚さんバイバイ、ってことになるけどね。
例えば《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter》などでクリーチャー・タイプを選ぶときに《テンラーのターブー/Atinlay Igpay》を思い出したとしたら、そのクリーチャー・タイプはIgpayですかPigですか?
この問題は実は開発部でも議論されたんだ。しかしここで私はよくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)執筆者としての強権を振るわせてもらおう(ルール・チームの決定じゃないから、普通のマジックでは通用しないよ)。《テンラーのターブー/Atinlay Igpay》は英語で言う Latin Pig で、対応する英語版は存在しない。しかし、マジックのルールでは英語版の表記に基づいて処理しなければならないことになっている。Latin Pigは英語でPigなのは明らかなので、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》などで使うクリーチャー・タイプはPigということになる。
《テンラーのターブー/Atinlay Igpay》と「ゴチ!」カードを場に出しているとき、対戦相手が誘発条件をやったら、「Otchagay!/チゴー!」と宣言しなきゃならないの?
いいや、ピッグ・ラテン語は外国語として扱うんだ。つまり、誘発条件となる単語(その発言によって何かを発生させる単語)はその単語そのものが使われたときにのみ誘発する。他の言語の単語は、それが同じものを示していても、何も誘発させない。つまり、「ゴチ!」と言う(そしてブタとお別れする)ことが「ゴチ!」カードを手に入れる条件ってことになるね。ただし、《聖なる言葉の守り手/Keeper of the Sacred Word》のコントローラーが選んだ語をそうやって発言したとしても、《聖なる言葉の守り手/Keeper of the Sacred Word》はそれ以上大きくならない。
#異議あり! 非英語人としては当然他言語もアリってことで、「チゴー!」で宣言を認めます(Japan NetRep裁定)。
対戦相手が、例えばアーティストの名前などの情報を求めてきたとき、普通に喋って答えなければならないのですか?
普通に喋ることは強制ではないけれども、対戦相手に判るように情報を伝えなければならない。ピッグ・ラテン語ならそう難しいことではないと思うけれども、必要なら書いてみるのもいいんじゃないかな。
呪文をプレイするたびに、それを口に出して宣言しなきゃいけないの?
いいや。呪文をプレイする意思表示はしなければならないけど、音声以外の方法でもできるだろ。
私の目が茶色だったり榛色だったりした場合、《僕の化身/Avatar of Me》の色も茶色や榛色になるんですか? マジックでは5色しか認められていないと思ったんですが。
黒枠世界ではそうかもしれないね。ただし、この銀枠世界では、認められる色はさらに目の色(と、後で出てくるけどピンク)が増えるんだ。もし君の目が茶色なら、君の《僕の化身/Avatar of Me》も茶色だよ。
つまり、色を選ぶ場合に、銀枠のカードでプレイしていたら、茶色や榛色(や、ピンク)を選べるということですか?
そそ。楽しんでおくれ。
カラーコンタクトも目の色に入りますか?
入るよ。
やった。じゃあ、クリーチャーを救うために、呪文に対応してコンタクトをつけたりはずしたりもありですか?(例えば白のカラーコンタクトをつけてるときに相手が《処刑/Execute》を打ってきたとか)
もちろんありだよ。あ、ただしちゃんと「その宣言に対応して、コンタクトを外すよ」と宣言するのをお忘れなく。
もし私が女優のケイト・ボスワース(片方の目が青でもう一方が榛色)だとしたら、私の《僕の化身/Avatar of Me》の色はどうなります?
青・榛だね。ケイトの《僕の化身/Avatar of Me》は多色ってことだ。
「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去」領域にあるものを、例えば《〜願い/〜 Wish》なんかで取り除くことはできますか?
君ってやつぁ、問題児だな。できないって言ってるだろ。ゲームが終わったときにはカードを返すってことになったけどね、このカードの初期版にはシュレッダーまでついてたんだよ。
《悪い驢馬尻/Bad Ass》を起動するには、特定の方法でうならないといけないんですか?
いいや、うなってると思えるような音を出せばオーケーだよ。もちろんここでも「楽しくやろうぜ」ルールが適用されるから、忘れずに。
これらのカードはトーナメントで使えますか?
もちろん。そのために黒枠にしたんだから。
カードにカード名しか書かれていないのは問題ありませんか?
それももちろん。ルールに定められているのは、他の特性を特定できるカード名が書かれていることだけさ。
《オ・オ・ア・タ・リ/B-I-N-G-O》で、2つ以上の +9/+9 を得ることはできますか?
うん。もし全部の四角が埋まったら、縦が3つに横が3つ、斜めが2つの合計8つの +9/+9 の修整を得て 73/73 クリーチャーになるね。
《過去からの突風/Blast from the Past》をサイクリングしたら、マッドネスの能力を使えますか?
ああ。{1}{R}{R}を支払えば({1}{R}でサイクリング、{R}でマッドネス)、クリーチャー1体またはプレイヤー1人を対象とし、それに2点のダメージを与えるとともにカードを1枚引くことができるね。
《過去からの突風/Blast from the Past》をマッドネスで使う場合、キッカーやバイバックを使うことはできますか?
できるけど、キッカー・コストやバイバック・コストを払わないとね。キッカー・コストを支払った場合、1/1のゴブリンを1体場に出せるし、バイバック・コストを支払った場合、墓地に行くかわりにその呪文は手札に戻ることになる。つまり、{7}{R}{R}{R}{R}を支払うと、《過去からの突風/Blast from the Past》をサイクリングした上でマッドネスを使ってプレイできるようになり、プレイする時にはキッカーとバイバックをできるわけだ。こうしたら、クリーチャー1体またはプレイヤー1人を対象とし、それに2点のダメージを与え、カードを1枚引き、そして《過去からの突風/Blast from the Past》を手札に戻しながら 1/1のゴブリン1体を場に出すことができることになるよ。
フラッシュバックとバイバックの両方を使ったらどうなりますか?
フラッシュバックは自己置換効果なので、バイバックでカードが手札に戻るよりも早くゲームから取り除くことになるね。残念。
フラッシュバックとキッカーの両方を使ったら?
多分想像通りに働くよ。クリーチャー1体またはプレイヤー1人を対象とし、それに2点のダメージを与える。それから、1/1のゴブリン1体を場に出す。で、その呪文はゲームから取り除かれるんだ。
まとめてみると、
サイクリング+マッドネス | = | ○ |
マッドネス+キッカー | = | ○ |
マッドネス+バイバック | = | ○ |
マッドネス+キッカー+バイバック | = | ○ |
フラッシュバック+キッカー | = | ○ |
キッカー+バイバック | = | ○ |
フラッシュバック+バイバック | = | × |
ってことだね。
《バラバラな者/The Fallen Apart》のような、冠詞(the, a, an)のついたカードを数える時、その冠詞も数にいれるんですか?
いいや、この場合は「F」から始まることになる。全てのカードが辞書順に登録されていると考えると、カード名に含まれた冠詞は無視するってことになるからね。
《_____/_____》(カード名のないカード)は文字から始まりますか?
いいや。カードに名前がついていない限りは、文字は存在しないよ。
{(r)} は独立した文字ですか? 違うのなら、辞書順でどこに配置されますか?
{(r)}は単独の文字ではなく、フレイバー・テキストに示している AE と同じような合字だよ。
《流血文字書き/Bloodletter》はそれ自身も数えますか?
数えるよ。Bのカードがどれだけあるか数える時には注意が必要だね。
マジックのセットならどのブースターを使ってもいいの?
印刷された奴ならどれでも。マジック・オンラインのバーチャル・ブースターは使えないからね。
いまプレイしてるフォーマットで使えないパックでも使えるの?
そんなことにこだわるなら、そもそもこのカードは「使えない」カードを持ち込むじゃないか。さあ、アルファのブースターが君を待ってるよ。
《ブースターの教示者/Booster Tutor》を使ってクリーチャーを引いて、それを《タイムマシン/Time Machine》に乗せたらどうなる?
《ブースターの教示者/Booster Tutor》は、そのクリーチャーが「ゲームの終了時に」「ゲーム外」にある場合、取り除くことはできないね。《タイムマシン/Time Machine》以外のカードなら、ゲームの終了時にカードがゲーム外に残ってるということはないんだけど。
ハイフンで繋がれた単語は1つとして数えなければならないんですか?
英語の先生に習わなかった? 答は1語だ。
アーティストなら誰を選んでもいいんですか? 例えばピカソとか。
いいや、マジックのカードを描いたアーティストの中から選ばなきゃならない。(つまりはピカソのような俗なヤツじゃなく、私のような真の芸術家ってことだ)
他のプレイヤーがパーマネントをプレイしている時にこの能力を使って、そのカードのアーティストを永続的に変えておくことができますか?
あー、そんなカードもあるね、でもこいつはそうじゃない。こいつはパーマネントだけを対象にするから、パーマネントになる前に使うことはできないんだ。
対戦相手が、同じ人がそれぞれ別の名前で描いたパーマネントを1つずつコントロールしていた場合、《破裂するビーブル/Bursting Beebles》の効果は発揮される?
効果を発揮するためには、両方のカードに書かれた名前が一致しないとだめなんだ。ただの偽名や変名でもだめ。この例外は誤植だけだよ。アーティストの名前が誤植されていても、それが誰のことだかはっきり判るなら、同じアーティストとして扱われることになるね。
《芸術的な物あさり/Artful Looter》で、アーティストは「Heather "Erica Gassalasca-Jape" Hudson」(Erica Gassalasca-Jape というのは Heather の変名なわけだけど)となってるんだけれど、このカードのアーティストは誰ということになる?
Heather HudsonとErica Gassalasca-Japeによって描かれているとして扱ってもいい。もし本当にそう思うのなら、そうなんだろう。
テーブルに触れる、というのはどういうことですか?
このカードにおいては、プレイヤーの手のどこか一部でも、テーブルのどこか一部にでも接触していたら、それは「テーブルに触れている」として扱う。《ダンジョン突入/Enter the Dungeon》のサブゲーム中にテーブルの天板の裏側に触れたとしても、やっぱりそれは「テーブルに触れている」んだ。
対戦相手の足がテーブルの足に触れてたら、テーブルに触れてる?
上の質問の答えを読んだ?
フレイバー・テキストを大声で読まなきゃダメなんですか?
そうだとも。
声に出すんじゃなくて、身振り手振りで表すとかは……?
だめ。諦めて読み上げてくれたまえ。
残り半分のマナはどうなるんですか?
使わなかったら、マナ・バーンを起こして0.5点のライフを失うことになるね。
FAQに載ってると言っても、このカードってさすがに不愉快じゃないですか?
あー、そうかもね。だからこのコストは{UU}じゃなく{UUU}になってるんだってことで。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
1つめの能力を使った後、2つめの能力を使ってこのカードを手札に戻した場合、1つめの能力はまだ有効のままですか?
もちろん。1つめの能力はターン終了時まで残る盾を作る能力だからね。
半分のマナを消費せずに置いておいたらどうなりますか?
マナ・バーンだよ、マナ・バーン。素敵だね。
ルール・テキストの記述にはマジックのゲームとは書かれていないようですが、他のゲームから土地でないカードを持ってきてもいいんですか?
いや、さすがにマジックのカードじゃないとダメだよ。
カードは欲しがるようなカードじゃないとダメですか?
いいや、そんなことはないよ。これがポイントだ。つまり、このカードは開発部が密かに……密かにだよ、仕組んだ、認められていないカードの救済策なんだ。
ゲームが終わったらそのカードは返してもらえるんですか?
いいや。ゲームによってモノが行き来するのを認めていない法律があるんじゃなければ、返しては貰えないよ。ボクたちもよく覚えておきな、法律ってのはマジックのルールよりも優先されるんだ。
対戦相手にあげるカードは、「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去」領域にあるものでもいいんですか?
問題ないよ。その場合、次のゲーム/マッチの間にデッキを交換しなきゃいけないだろうけど。でも、安心して欲しい。「アン」セットを使うトーナメントでは、プレイの間にカードが破壊されたりどこかに渡されたりしても問題ないという特別ルールが採用されてるんだ。
「ゴチ!」のルールを参照。
へ?
ああ、これが一番疑問の多いカードだろうね。これはつまりこうやって使うんだ。これはエンチャント(クリーチャー)カードで、クリーチャーにつけたら混乱してるほう(灰色の線の下側)がエンチャントされたクリーチャーの下半分(絵の下側)と差しかわる。で、エンチャントされているクリーチャーはマット・トンプソンの絵の、6/5でトランプルつきのペンギンで、アンヒンジドのエキスパンション・シンボルがついてることになるんだ。エンチャントされたクリーチャーが墓地に置かれるたび、《炎ペンギンの呪い/Curse of the Fire Penguin》を他のクリーチャーにつける。ま、そういうこと。
エンチャントされたクリーチャーは赤になるの?
いいや、このカードでマナ・コストは上書きされないからね。
「ゴチ!」のルールを参照。
場に他にクリーチャーがなかったら、《ダブルヘッダー/Double Header》を手札に戻さなきゃダメですか?
そ。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
2枚の《まとめてお絵かき/Drawn Together》を出していて、片方が Phil Foglio、もう一方が Kaja Foglio に合わせてあったとしたら、(両Foglioが描いてる)《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》の能力を起動したときの大きさはどうなるの?
6/6ってことになるね。
注釈文つきの版が存在するカードの注釈文なし版を、《そりゃそうだ/Duh》で破壊できる?
できない。《そりゃそうだ/Duh》はそのカードそのものに注釈文がついているかどうかだけを考慮するんだ。つまり、《そりゃそうだ/Duh》で第8版の《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》を破壊することはできるけど、第7版の《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》を破壊することはできない(飛行に注釈文がついたのは第8版が最初だ)ってこと。
《_____》を破壊できる? 注釈文はフレイバー・テキストに入ってるんだけど?
できるよ。《そりゃそうだ/Duh》は、注釈文がどこについているかは考慮しない。
「分数」のルールを参照。
どの時計を見ればいいんでしょうか?
プレイしているプレイヤーの時計だろうね。公式な場では、ヘッド・ジャッジの(あるいはヘッド・ジャッジが指名した人の)時計を見ることになる。プレイ開始前に、正式なタイムキーパーを任命しておくことをお勧めするよ。
《エルフのハウスパーティー/Elvish House Party》で攻撃するかどうかを決める前に、数時間時間を置いてもいい?
だめ。これはマジックのゲームなんだから、プレイヤーは適正なペースでプレイしないと。
《司会者/Emcee》2つを場に出しているとき、クリーチャーの登場を2回宣言しなければならないの?
両方からのボーナスを得たいのなら、そうしないとね。
私がコントロールしていないクリーチャーに、《司会者/Emcee》の能力を使うことはできる?
できるよ。
名前を持たないクリーチャー(《_____》とか変異状態のクリーチャーとか)に《司会者/Emcee》の能力を使える?
無理。ボーナスを得るためには、呼べる名前を持ってないとね。(ま、《_____》は場に出る前に名前をつけることができるんだけど。)
クリーチャーを紹介するときに、通称(「ティム」とか)を使ってもいい?
使うのは勝手だけど、ちゃんとした名前じゃないとカウンターは乗らないよ。
「ダブル」カードや《タイムマシン/Time Machine》は次のサブゲームに適用されますか?
サブゲームもゲームだからね。「次にプレイされるゲーム」には違いないよ。
サブゲームの間に、また《ダンジョン突入/Enter the Dungeon》を使ったらどうなりますか?
新しいテーブルを準備して、新しいサブゲームを始めようか。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
「ミニゲーム」のルールを参照。
自分がコントロールしているクリーチャーを対象にしたらどうなりますか?
鏡を持ってきたらいいんじゃない? 多分、引き分けになるだろうけど。「ミニゲーム」のルールを参照。
#鏡に映った相手のほうがほんの一瞬遅くなるから、勝ちだ!……で?
「ミニゲーム」のルールを参照。
《バラバラな者/The Fallen Apart》の四肢がなくなったら、カードから引きちぎるべきでしょうか?
いや、その必要はないよ。点線で区切られてるのはカウンターを置く場所の目印であって、そこで切るための線じゃない。
《バラバラな者/The Fallen Apart》が二段攻撃を持ったクリーチャーをブロックしたら、2ヶ所の手足を失うんですか?
うん。
背後に回した手で何か他のことをしてもいいんでしょうか?(《グルーチウス・マキシマス/Gluetius Maximus》に触るとか)
手を背中に回しているかぎり、何に使っても問題ないよ。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
アーティストのMatt Cavottaとゲームをしているときに、《独裁者アートディレクター/Fascist Art Director》を出して「プロテクション(Matt Cavotta)」をつけたんだ。彼は僕の《独裁者アートディレクター/Fascist Art Director》に《ショック/Shock》を打てる?
黒枠世界なら、彼は何も対象を取らないんだから関係ないってことになるかもね。でも、銀枠世界では面白いことが何よりだから。つまり、Mattは《独裁者アートディレクター/Fascist Art Director》を対象にできない。(私もアングルードで絵を描いちゃったから、この制限に
引っかかっちゃうんだよね)
飲むのはだめ?
だめ。咬んだり舐めたり吸ったり飲み込んだりした分だけを考えるよ。
ガムって食べ物なの!? 食べるもんじゃないっしょ!
信じるかどうかはともかくとして、この問題はこのリストにある他のどの質問よりも多く開発部で議論になっているんだ。ガムは食べ物か、そしてそれを食べるのか、という問題だよ。何日も議論が重ねられた。結論としては、開発部の多数派はガムは食べ物ではないと判断したし、少数派のほうもガムを食べはしないということで一致していたんだ。でも、カードに書かれていることが絶対だからね。《デブの驢馬尻/Fat Ass》はプレイヤーが何かを食べつづけると大きくなる。そして、ガムを噛むことはあまりにも簡単過ぎる。だから、これに関して私が結論を出そうじゃないか。「ガム禁止!」
何かの効果に対応して食べるのはあり?
あり。その時「《電撃破/Lightning Blast》に対応して、このブリトーを食べるよ」って言うと楽しいんじゃない?
トークン・クリーチャーにコレクター番号はありますか?
ないね。コレクター番号のないクリーチャーは、《先着順/First Come, First Served》からのボーナスを得ることはできないよ。
古いカードとかミスプリントで、カードのコレクター番号がないカードはどう扱うんでしょうか?
トークンと同じように、《先着順/First Come, First Served》からのボーナスは得られない。
「複数のクリーチャーが同じ番号で最も番号が低い場合、それらはすべて先制攻撃を持つ。」の「すべて」っていうのは全部のクリーチャーですか? それとも、最も低いもののやつだけですか?
最も番号の低いクリーチャーだけだよ。
「分数」のルールを参照。
「あなた」という表記にリス・トークンは入りますか?
「あなた」って言ったらプレイヤーの「あなた」だけで、リスの「あなた」は含まないよ。つまり、リス・トークンは呪文や能力の対象になるってことだ。
文章欄以外の場所に{1/2}があった場合にも、そのカードを戻すことはできる?
戻せる。例えば、《デブの驢馬尻/Fat Ass》のタフネスは3{1/2}なので、《分数ジャクソン/Fraction Jackson》の適正な対象になる。
《女の子/Little Girl》みたいな、半マナ・シンボルが入ってるカードは対象になる?
{1/2}という表記が入っているカードしか対象にできないから、《女の子/Little Girl》のような半マナ・カードは対象にならない。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
例えばPete Ventersを選んだとして、Pete Ventersの描いたカードの中で私のやつだけをアンタップ、相手のやつを全部タップする、ということはできるの?
できない。全部をタップするか、全部をアンタップするかだけだよ。
答えた後で、何か予想外のことが起こって、その発言を守れなくなったらどうすればいいんですか?
「可能なら」と書かれてるだろ。可能な限り守ればそれでいいってことさ。
この質問はゲームに関連したものでなければなりませんか?
別に。でも、その質問で相手を不愉快にしないように気をつけてほしいね。
《疲れきった編集者/Frazzled Editor》はBureacratなの? Bureaucratなの?
Bureaucrat(官吏)だよ。(つまり、官吏デッキに入れられるってことだ。)彼はそれを直すまで手が回らないってことだろうね。
「プロテクション(長ったらしい)」の注釈文ってどうなってるの? 読めないんだけど。
(文章欄の文が4行以上の場合、それは長ったらしい)って書いてあるのさ。
プロテクション(長ったらしい)ってのは一体どう働くの?
他のプロテクションと同じだよ。ただ、他のプロテクションが特性の質、例えば赤とか、を見るのに対して、こいつは文章の量が4行以上あるかどうかを見るんだ。
フレイバー・テキストもこの4行の中に含まれるの?
いいや、「文」というのはルール・テキストだけだよ。フレイバー・テキストや注釈文は含まないんだ。
斜体の部分とそうじゃない部分とが混じってる行はどう扱うの?
斜体じゃない文が1語でも入っている行は、1行として数えることになる。
文章を考慮しなきゃならないカードの文章を見るとき、編集した後と前とどっちで数えるの?
編集した後のほう。
マナ・コストはホントにこうなの?
そう。
「全ての呪文や能力」ってのは、他のプレイヤーのやつも含むの?
そうだ。
《グリーマックス/Gleemax》のコントローラーが対象を選ぶのはいつ?
普通に対象を選ぶときだよ。
呪文のオーナーは、《グリーマックス/Gleemax》のオーナーが対象を選ぶのを聞いてから呪文のプレイをやめてもいいの?
残念ながら、時既に遅しってやつさ。
対戦相手が指を選んできたんだけど、私は手を選びたいんだけど。
チャーリー、指を選ぶってのは文字通り指を選ぶってことなんだ。これをもっと簡単にするとは思ってないだろ?
...?
何言ってるのかわかんないよ。
手札を持っていないとき、どうすればいいの?
別に。どうやってゴブリンのスパイが情報を持っていくのを止められるかって? 何も知らせるものがなければいいじゃないか。
swatって何?
swatったら平手でぴしゃりってヤツだろ。
年!?
私に干渉なさるな、ルールの御方。年と言ったら年なんだ。
……ドッグ・イヤーでもいい?
あんた、犬なの?
「アーティスト・マター」のルールを参照。
アーティストをパブロ・ピカソにしてもいい?
ゲームの中で何かを選ぶとき、適正なものを選ばなければならないというルールがあるんだ。つまり、アーティストを選ぶ場合には、マジックのカードを描いたことのある人の中から選ばないといけない。例えばこの私みたいにね(と宣伝しておこう)。
エキスパンション・シンボルを無くすことはできる?
無理。
「ミニゲーム」のルールを参照。
能力を起動するためには、他の方法でライブラリーを見ないといけないんですか?
《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》の能力ではライブラリーの中を見ることはできないからね。他のカードでライブラリーの中からカードを探せるときに誘発するだけってことだ。
これは特別な行動ですか、常在型能力ですか?
特別な行動だよ。
《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》の能力は、ライブラリーから探す効果でカードを探すより前に処理すればいいんですか、それとも後に処理すればいいんですか?
どっちでも。シャッフルするより前にやればいつでもいいよ。
《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》が2枚ライブラリーに入っていたら、4点のダメージを与えることができますか?
{2BB}支払えば、そうなるね。もちろん、その2枚を両方とも見せなきゃだめだよ。
ライブラリーの中を見たとき、《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》を使って2点のダメージを対戦相手に与えました。その後、同じターンの間に、もう1回別の効果でライブラリーの中を見たとします。このとき、また別の《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》を使って2点のダメージを与えることはできますか?
できるけど、その時には前の《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》も公開して、2枚あることをちゃんと見せないとダメだろうね。
(《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》のような)呪文を使って、ライブラリーの上から数枚を公開したときに、その中に《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》が入っていたらこの能力は誘発しますか?
しない。「探す」って言うのはマジックの用語として定義されてるからね。「探す」って書かれていないカードでは、「探す」ことはしていないよ。
カードを対戦相手に見せる必要はありますか?
ないよ。
《聖なる言葉の守り手/Keeper of the Sacred Word》をプレイするとき、同音異義語(同じ音で違う綴り、違う単語。勝ちと価値とか)や類音異義語(違う綴り、アクセントが違う単語。橋と箸とか。)、あるいは同語異義(同じ単語だけど違う意味。counterがカウンターなのか打ち消しなのかとか)の扱いはどうなるの?
これは、既に(「ゴチ!」のルールの項目で)答えたのと同じ質問なんだけど、このカードでは答えが違ってくるから答えなきゃなんないよね。「ゴチ!」カードでは、書いてある単語と同じかどうかを見なきゃならなかった。《聖なる言葉の守り手/Keeper of the Sacred Word》(あと、アングルードの《Censorship》)では、口にした単語と比較するわけだ。だから、文字列より音の響きが重要ってことになる。「価値」って言ったのか「勝ち」って言ったのか判らないから、どっちでもOKってことになるんだ。
さて、それじゃ一気に行くかね。
同音異義語 − 墓地に《価値ある理由/Worthy Cause》があって、相手が「これで勝ちだ」と言ったら「ゴチ!」だよ。「これで価値だ」って言ったんじゃないとは言えないだろ?
類音異義語 − 墓地に《罠の橋/Ensnaring Bridge》があって、相手が「端にあるクリーチャーを対象に」と言ったら「ゴチ!」……? そうは行かない。ハシって書いたら同じだけど、端なのか橋なのかは聞けばすぐ判るからね。
同語異義 − 墓地に《緊急阻止/Flash Counter》があるときに、相手が「んじゃカウンターを《トリスケリオン/Triskelion》に……」と言ったんなら「ゴチ!」だ。「打ち消す」だろうが「カウンター」だろうが、同じ音で表すCounterには変わりはないからね。
対戦相手が、指定した語を2回言ったんだけども、《聖なる言葉の守り手/Keeper of the Sacred Word》は+6/+6されるの?
当然。
「ゴチ!」のルールを参照。
彼女と同じTシャツを着てるんだけど、これは「女性の服」として扱っていいのかな?
ダメ。このカードにおいては、女性専用にデザインされた服だけを女性の服として扱うよ。
スカートとブラウスをつけてるんだけど、呪文は{2}マナ少なくてプレイできる?
できない。残念ながらこの能力は累積しないんだ。
宝飾品は「女性の服」に入る?
入らないよ。だって、服じゃないじゃないか。
「女性の服」が、外から見えないところにあったら……?
この能力を使いたかったら、その服を着ているということを示さなきゃならないよ。あ、もちろん、そこの法律はちゃんと守ってね。
鼻歌歌っていい?
知らないよ。歌えるかって? そりゃ歌えるだろうし、鼻歌はそう難しくはないよ。あ、鼻歌は歌として扱うかってこと? それって、カードに書いてあることと似てることをすればカードに書いてあることを無視できるかって質問だよね? あー……そりゃ無理だよ。
「ゴチ!」のルールを参照。
含み笑いだけでもいい?
いいよ。
くすくすは?
いいよ。
爆笑は?
もちろん。
冷笑は?
だめ。
え、なんで冷笑はだめ?
じゃあいいよ。
大笑いしてもいい?
いいってば。あー、にやにやだろうがくすくすだろうが爆笑だろうが、ケタケタだろうがゲラゲラだろうが冷笑だろうがキャッキャッだろうが、笑ってれば何でもいいよ。
《小包爆弾/Letter Bomb》にもう私のサインが入っていたとしても、もう1回サインしなければいけませんか?
しなくてもいいよ。サインが入ってれば、サインしてあるという扱いになるから。
しかし、テンプレートを厳密に読み、適用すると……
はいはい。テンプレートは完璧じゃないよ。このカードの意図としては、サインしてあるかどうかが重要なんだ。だから何回もサインを重ねなくていい、ってことさ。もちろん、望むならそうしてもいい。これについてごたごた言うヤツがいたら、そいつには一言言ってやりな。「マロが言ってたんだ」って。
もし対戦相手と私が違うスリーブを使っていたらどうなりますか?
可能なら、見分けがつかないようにするべきだね。例えば対戦相手からスリーブを1枚借りて、そこにこのカードを入れてしまうとか。
このカードを相手のデッキに入れたままゲームが終わったら、持っていかれちゃうの?
いいや。カードが公開されるかゲームが終わったら、このカードはオーナーの墓地に置かれるよ。
「分数」のルールを参照。
《こっち見てよ、僕開発部/Look At Me, I'm R&D》で変更される数字っていうのは一体何です?
全ての数字だよ。全部。マナ・コスト、文章中の数字、パワー、タフネス、コレクター番号、著作権表記に含まれる年の数字も(ゲーム上は書き換えられるけど、法律上は変わらないからね)……なんでも書き換えられる。
分数にしてもいいんですか?
分数も数字だからね。もちろん可能だ。
0を−1にしたり、1/2を-1/2にしたりできますか?
できるよ。ただし、マジックのルールでは、数学的操作を除いては、0以下の数は全部0として扱う。-1/1クリーチャーに《巨大化/Giant Growth》をプレイしたら 2/4 になるけど、次に与えられるダメージを -1点軽減するというのは 0点軽減するってのと同じことだ。
1を2に、2を1に書き換えるとしたらどうなりますか?
無限ループになるから、ゲームは引き分けになるね。
#なりません。第3種の継続的効果が複数あるだけなので、依存性のルールに則って処理されます。
1を2にしたら、{1/2}は{2/2}になって1になりますか?
ならないよ。{1/2}は1とも2とも違う、独自の数として考えてほしい。{1/2}を1{1/2}にすることは可能だけど、分母や分子を書き換えることはできないってこと。
《こっち見てよ、僕開発部/Look At Me, I'm R&D》は「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去」領域にあるカードにも影響を及ぼしますか?
そこは領域だろ? 違う?
マロが描いた商標って何ですか?
イラスト部門が私にちゃんとした給料をくれようとしないんだよね。
相手に淫らなことを言わせてもいいのかな?
プレイ中に、下品ととられるような発言をするのは認められないよ。とはいっても、君の家の地下室でやるときはトーナメント会場でやるときより許容範囲が広くなるのは確かだろうね。
ハイフンで繋がれた単語は1語として扱うんですか?
このよくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)は英語の教本でもあるからね。ハイフンで繋がれた単語は一語だよ。
その文章は意味がある言葉でなければなりませんか?
別に。
「文」という言葉には、主語と述語が入っていなければならないということを意味しますか?
別に。相手に「どっかんぼっかんばっかんぴゅー」とか言わせたければ、それでもいいよ。
《魔法ハッカー/Magical Hacker》を(同じ呪文やパーマネントを対象に)2回起動したら、どうなりますか?
あらゆる意味で、何も起こらない。厳密に言うなら、+を−にした後、もう一度−を+にするだけだ。
対戦相手と私の身長がぴったり同じだったらどうしたらいいんでしょうか。
《測る男/Man of Measure》からの修整は得られないことになるね。あなたのほうが背が高いか低いかしなければボーナスは発生しないよ。
ナポレオンですか?
そ。
どちらの背が高いか、どうやって決めればいいんでしょう?
パッと見て判らないようなら、靴を脱いで背中合せに立ってみたらどうかな?
デッキの中に、《ひらめいた魔力/Mana Flair》を4枚と《ほとばしる魔力/Mana Flare》を4枚入れてもいいですか?
うん。カード名がよく似てるけど、別のカードだからね。だから、枚数制限は別々に扱うことになる。
このカードがなかったらマジックってよくなるとおもうんですけどねー。
そんなことはないと思うよ。このカードもゲームの根幹の一部だからね。
《翻弄するガキ/Meddling Kids》の能力はフレイバー・テキストにも影響を及ぼしますか?
うん。選んだ単語がそのカードのフレイバー・テキストに含まれていたら、《翻弄するガキ/Meddling Kids》の効果はそれのプレイを禁止することになるね。
カードのカード名を指定しなければいけませんか? それとも、そのカードが何だか特定できればかまいませんか?
《今っ引き/Mise》したいのなら、必要なカードのカード名を覚えておくことだね。
ミドルネームについて嘘をつくのは許されますか?
おいおい。「対戦相手が見ていないときにもう1枚カードを引いてもいいですか」とか「相手の恥ずかしい写真を見せてブロックするなよって言ってもいいですか」とかそういう類の質問をするのはやめてくれよ。違うのは、そのイカサマが見つけやすいかどうかだけのことだ。対戦相手はまた他の人にも話を回すかもしれないんだよ。
対戦相手は私にミドルネームを教えなければなりませんか?
そんな個人情報を? 教える必要なんてないよ。
私が相手のミドルネームを予測したら、相手はそれが正しいかどうかを教えなければならないのでしょう?
対戦相手が教えなきゃならないことは、その能力が効果を発揮するかどうかだよ。言い換えると、《あだ名魔道士/Moniker Mage》は「ミドルネームはなーんだ」というサブゲームをやっているとも言えるね。
ミドルネームが複数ある場合、どうなりますか?
それらのミドルネームのいずれか1つを使えばいい。それを両方で使わなきゃならないからね。
ミドルネームがない場合、どうしたらいいですか?
これを起動できないから、対象にとれなくすることもできないし、対戦相手の《あだ名魔道士/Moniker Mage》が飛行を持つこともないだろうね。
#ほとんどの日本人にはミドルネームはないですから、文字通り「あだ名」でいいとします(Japan NetRep裁定)。
冠詞(a, an, the)は最初の文字として数えますか?
やめとこう。《バラバラな者/The Fallen Apart》はFから始まるものとして扱うよ。
{(r)} は文字ですか?
このカードに関しては、ノーだ。{(r)}は AE と同じように合字として扱ってくれ。
「分数」のルールを参照。
このカードで、半分の赤マナが出る、ということですか?
そうだ。ゴブリンは何でも……あー、何でも、半分ロバ級なんだよ。
その半分の赤マナを使わなかったらどうなりますか?
1/2点のマナ・バーンだ。はっはー。
私の発言が侮辱かどうかは誰が決めるのさ。
「ゲームの理念」ルールに従うよ。クリーチャーを真摯に侮辱しようとしたのなら、《うすのろの母/Mother of Goons》を生け贄に捧げる必要はないさ。
「ミニゲーム」のルールを参照。
対象をとるのはいつですか?
呪文がプレイされたあと、呼吸を止めるミニゲームが始まるより前だ。
横向きになった8?
いや、そうじゃない。それは無限を意味する記号だ。無限というのが判らなければ……近くの数学の先生にでも聞いてくれ。うん。
《モックス・ロータス/Mox Lotus》をタップして、無限マナをマナ・プールに入れました。その後で対戦相手が《帰化/Naturalize》を打ってきたんですが、無限マナ・バーンを止めるために無限回起動することはできますか?
できないね。無限回の起動というのは認められないし、充分大きい有限を無限から引いてもやっぱり無限なんだよ。困ったもんだ。
マジックには、無限に関するルールが
しっ!! ルール・マネージャーに聞かれたらどうするんだ。
フレイバー・テキストを持たないカードを使うことはできますか?(「フレイバーはないよ。さあなんだ?」)
できないね。カードを使うなら、フレイバー・テキストは必須だ。
対戦相手はカードをどこまで特定しなければなりませんか?
カード名を示さなきゃいけない。「青で、よくわからないけど難しいことが書いてあるカード」じゃあダメってことだ。
アングルードの《Denied!》とアンヒンジドの《無気力化/Flaccify》とは全く同じフレイバー・テキストだと思いますが、それがどちらのカードか特定する方法はありますか?
相手のデッキがどういう構成かを考えて、そのカードを当てるしかないね。当たれば相手はカードを引けなくなるわけだ。一言で言うと、フレイバーというのはカードを当てるための助けでしかない。《Denied!》と《無気力化/Flaccify》があっても問題ないってことだ。
「ゴチ!」のルールを参照。
対戦相手が「of」という単語を口にしました。「of」の単語を含むカード全てを持ってこれますか?
複数のカードを持ってくることはできるけど、そのそれぞれについて「ゴチ!」の宣言が必要だよ。
対戦相手が「ゴチ!」と1回だけ言ったんですが、墓地に2枚あるんです。どちらを戻させればいいですか?
「ゴチ!」と言ったプレイヤーが選べるよ。「ゴチ!」1回につき1枚だけね。
対戦相手がある単語を口にしたんだけど、英語版ならその単語が入っているけど、私のカードは外国語版なもんで入ってないんだよ……どうしたらいい?
ごめんよチャーリー、そのカードのカード名に含まれる単語じゃないとだめだ。他言語の単語は英語に翻訳してもダメだよ。
#異義あり! そんなこと言ったら全然「ゴチ!」れないので、日本語版カードに準じてもOKです(Japan NetRep裁定)。アンヒンジドに関しては みらこー、JFK、leon 各氏らによる翻訳を認めます(って基本的には統一してるはずですけど(^^;))。
《B.F.M.(Big Furry Monster)》のように、挿入句があるアングルードのカードで、その挿入句の中に入っている単語でも《名前落ち/Name Dropping》で「ゴチ!」できる?
もちろん。「名前に入っている」ことには変わりないからね。
呪文をプレイするときにそのカード名を口にしなきゃいけないんだよね?
いいや。呪文をプレイする意思表示はしなければならないけど、音声以外の方法でもできるだろ?
パーマネントの半分をアンタップするために1/2点のライフを支払うってのはどうだろ?
いいんじゃない? ただし、半分だけアンタップということができるのは《B.F.M.》と《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》だけだと思うけど。1枚のカードを半分アンタップするってことはできないからね。そうそう、《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》は、偶数枚あるときにだけ半分アンタップができるよ。
《みんなで歌おうABC/Now I Know my ABC's》のカード名も数に入れるの?
うん。
英語以外のカードの文字も数に入れていい?
いいけど、英語のアルファベットだけだよ。他の文字は意味がないからね。日本語版や中国語版のカードには残念ながらアルファベットが入ってないんだよね。
隠れちゃってる文字(例えば《ひっぱたきのロッド/Rod of Spanking》の "Spanking")を勝利条件に入れてもいい?
うん。《ひっぱたきのロッド/Rod of Spanking》の名前は、公式に《ひっぱたきのロッド/Rod of Spanking》だ。カード名の一部が隠れてるカードは、ルール・テキストのほうでカード名がちゃんと判るようになってるからね。
カードが裏向きのとき、そのカード名は数えるの?
裏向きのカードには名前はないからね。無理だよ。もちろん、表を向けば名前はあるけど。
「ゴチ!」のルールを参照。
「位置」とかそういう、数字と同じ響きの言葉でも「ゴチ!」できる?
できないよ。「位置」は「1」じゃない、数字じゃないからね。
助けて!!
それは質問じゃないね。よくある発言集を作っているわけじゃないんだ。
助けてくれる?
それなら質問だ。で、何が知りたいの?
これらの能力はどう相互作用するんですか?
相互作用があるのは、フェイジング、累加アップキープ{1}、エコー、消散 3 だけだね。
第1ターン:《頑固じいさん/Old Fogey》を場に出す。
第2ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・アウトする。
第3ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・インする。累加アップキープが「{1}払えよ。じゃなかったらこれ生け贄にしちゃうぜ?」と言う(え、君の能力は喋らないの? 私のは喋るんだけど)。エコーが「いらっしゃい。{GG}払わないと《頑固じいさん/Old Fogey》は生け贄になっちゃうわよ」と言う。消散が「ボクのカウンターを1つどかすよ」と言う。
第4ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・アウトする。
第5ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・インする。累加アップキープが「{2}払えよ」と言う。エコーが「あ、ごめん、今来たのね? じゃあ、{GG}払ってね」と言う。消散が「ボクのカウンターを1つ持っていってよ。残り1つだよ」と言う。
第6ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・アウトする。
第7ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・インする。累加アップキープが「{3}払えよ」と言う。エコーが「また来てくれたの? うふふ、{GG}頂戴ね」と言う。消散が「ボクの最後のカウンターを持ってっちゃってよ」と言う。
第8ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・アウトする。
第9ターン:あなたのアンタップ・ステップ、アンタップ前に《頑固じいさん/Old Fogey》がフェイズ・インする。累加アップキープが「{4}払えよ」と言う。でも、消散が「え、マジで払うの?」と横槍を入れる。累加アップキープは「払えってば。払わないとどうなるか判ってるだろ?」と。エコーが「それはいいんだけど、せっかく来てくれたんだから私にも払ってくれると嬉しいんだけど」と言い出す。で、大騒ぎになって、結局《頑固じいさん/Old Fogey》は御陀仏さ。
「完全に一回転」というのはどういうことですか?
カードが垂直に360度回るということだよ。つまり、カードの裏が地面−空−地面と向きを変えるということさ。
対戦相手は、このカードが落ちるのに息を吹き掛けたりしてもいいんですか?
ダメ。
ウチワがあったら?
あー、それが《混沌の宝球/Chaos Orb》や《Falling Star》が禁止になってる理由なんだ。基本的に、弾いてから落ちきるまでの間は対戦相手は何もできないということにしておこう。もちろん、他のカード(《腕よさらば/Farewell to Arms》なんか)があったら別だよ。
特定の絵の中にクリーチャーが何体描かれているかということについて、意見が一致しなかったらどうすればいいのですか?
トーナメントでそういう状況が起こったのなら、ジャッジを呼べばいい。でも、アンヒンジドは冗談系セットだからねぇ。クリーチャーを探すのもこのカードの楽しみなんだよね。喧嘩になりそうだったら、アーティストに確認すればいい。
「アン」カードについて判断するとき、どこまでが「絵」ですか? 《破裂するビーブル/Bursting Beebles》の文章欄にあるビーブルも数えますか?
イラスト欄にあるもの以外でも、描かれていれば「絵」だよ。
クリーチャーは生きていなければなりませんか?
ゾンビって生きてるの? 生きてようが死んでまいがクリーチャーはクリーチャーだよ。
《サルサルサル/Monkey Monkey Monkey》の顎みたいに、クリーチャーの一部が描かれてる場合はどう扱いますか?
クリーチャーの大半が見て取れたら、クリーチャーとして数えるよ。例えば腕が絵に入ってないとか。でも、顎だけとか言われても、クリーチャーとは言えないよね。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
どうしてレベッカ・ゲイを選べないんですか?
まだ迫害したいの?
バランスを取る、って、どういうことですか?
カードが身体の上に載っていて、他のどこにも触っていなくて、押さえたりポケットに入れたりもしていない、ぐらいでいいかな。もちろん、地面に落ちないようにしておかなきゃダメだよ。
対戦相手のカードを落とさせようとすることは認められますか?
君に触れることもできないし、落とすために何かをするってことも認められないよ。できるのは、バランスをとりにくくするような効果を持つカードを使うことぐらいかな。例えば笑わせるようなカードとか。
固定具などを使って、カードを保持するのはありですか?
答え読んだ? 上で言った通り、何かで固定するなんてことは認められないよ。
カードが触ってもいいんですか?
ルール・テキストに書いてある通り、「バランスを取っているカードが落ちたり他のバランスを取っているカードに触れたりしたとき、ファイレクシアの司書を生け贄に捧げる。」よ。
《ファイレクシアの司書/Phyrexian Librarian》が場を離れたら、バランスを取ってあったカードはどうなりますか?
墓地に置かれることになるね。
#正しくは、ゲーム外に置かれたまま、墓地には行きません。
「回す」ってどういうこと?
このカードを水平方向に360度回転させるんだ。この間、上の面はずっとカードの表面じゃないとダメだよ。
「その指が指差している一番近いパーマネント1つ」っていうのは?
そうだね、こう考えるといいかな。糸を絵の指先からテーブルの端までずっと伸ばす。その糸が最初に触れたパーマネントを破壊する。もし何も触れなかったら、その糸に一番近いパーマネントを破壊する。複数のパーマネントが等距離にあったら、指に少しでも近いほうのカードを破壊する。
このカード自身は壊れないの?(すごい近くにあるじゃん?)
壊れないよ。
《終末のとんがり指/Pointy Finger of Doom》の回転中に、カードを逃がしてもいい?
回転が始まったら、止まるまで動かしちゃダメだよ。
句読点が奇数個あったらどうなりますか?
アンヒンジドでは分数も扱うからね。そのクリーチャーに句読点が7つあったら3{1/2}点のダメージを与えることになるよ。
注釈文に含まれない句読点も数えますか?
うんにゃ。
フレイバー・テキストは?
数えるよ。もちろんルール・テキストも。
絵で隠れてる部分の句読点は?
数えるよ。隠れてても文章欄に書かれてることには変わりないからね。
《小人巨人/Pygmy Giant》はフレイバー・テキストを数えますか?
数えるよ。じゃなかったら、バッキーに感謝する理由がないじゃない。
つまり《小人巨人/Pygmy Giant》を生け贄に捧げたら、487点を対象のクリーチャーに与えるわけですか?
そそ。ま、バッキーは漢らしいね、ということさ。
数字でなくても、文字で書いてあってもいいの?
問題ない。1でもoneでも1は1だよ。
疑問文じゃない文章で喋っちゃったとき、何秒ばれなければ無効になる?
「最初に指摘した人」とだけ書いてあるから、ゲームが終わるまでに指摘されたらコントロールを失うね。でも、もし君が最初に指摘したら、《質問の精霊?/Question Elemental?》のコントロールは君が得ることになるよ。
私は《ハール・ジャッカル/Hurr Jackal》を2枚出していたんですが、1枚はアラビアン・ナイトのコモンで、もう1枚は第4版のレアなんです。対戦相手が《レア退場/Rare-B-Gone》を使ったら、どうなりますか?
そのカードがレアかどうかだけを見るから、第4版のレアのほうだけが破壊されるね。
アラビアン・ナイトやアンティキティのような、レアの存在しないセットはどう扱いますか?
レアリティを見る場合、U1をレアとして扱うんだ。
カードが書かれている通りにはプレイできない場合、どうすればいいでしょうか? 例えば、インタラプトとか!
よくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)では、そのカードに書かれている通りに処理しろとしか言えないね。マジックのルールに従って変更された文章は、前のままに読む。だから、そのカードが使えないようであれば、使えないんだ。インタラプトは諦めるしかないね。
カードには本当に中毒性のインクが使われているんですか?
あー……ないしょ。
第3度の火傷を負ったクリーチャーが悲鳴をあげるのは、全てのターンの終了時ですか、それともそのコントローラーのターンの終了時ですか?
酷い火に包まれてるからね。毎ターン悲鳴をあげることになるんじゃないかな。
2体の《燃えてる姉ちゃん/Red-Hot Hottie》がお互いにダメージを与えた場合、お互いに第3度の火傷を負うの?
変だと思うかもしれないけど、そういうこと。
「腹の底から」ってのはどれぐらいの大声?
そりゃ大声だよ。ああ、でも、それで自分の鼓膜を破る必要はないからね。
「アーティスト・マター」のルールを参照。
このカードはどういう風に働くんですか?
《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》があると、マジックの一バリエーションの「メンタルマジック」と呼ばれるゲームをすることになる。これが場に出ているとき、呪文をプレイするたびにカードを公開し、公開したカードと(色も考慮して)マナ・コストが同じ、他のカードの名前を宣言する(このカードには制限があるよ)。この呪文はその宣言された呪文としてプレイされるんだ。同じカード名を2回指定することはできない。
例をあげよう。手札に《治癒の軟膏/Healing Salve》があるとしよう(なんでそんなカード入れてたんだって? 知らないよ、そんなこと)。そのカードを公開して、コストが{W}の呪文……《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》とか《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》とか《ルーンの母/Mother of Runes》とか《土地税/Land Tax》とか《消去/Erase》とか《剣を鍬に/Swords to Plowshares》とか《悟りの教示者/Enlightened Tutor》とか《税収/Tithe》とか《純粋の色/Purelace》とか……を宣言する。そうしたら、その呪文は選択された呪文としてプレイされるんだ。例えば《土地税/Land Tax》と宣言したとしよう。次に、もう1枚手札にあった《治癒の軟膏/Healing Salve》を(いいじゃん、2枚入れてても)使おう。同じように公開して、また呪文を選ぶんだ。ここでは《土地税/Land Tax》は選べないから注意してね。
《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の能力で使えるカードは何がありますか?
ここがポイントだ。《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の能力は、今プレイしているフォーマットで適正なカードなら何にでもできるってこと。例えば、「アン」入りエクステンデッドでプレイしているとしたら、《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の能力でエクステンデッドで使えるカードか、銀枠のカードなら指定できるってことだ。どんなカードでも適正という形式(「アン」入りヴィンテージとかね)なら、《ブラック・ロータス/Black Lotus》だろうが《祖先の回想/Ancestral Recall》だろうが思いのままさ。リミテッドだと、《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》はそのカード・プールにあるカードなら何でも選べるってことになる。この条件は、一緒にやってる連中が皆で決めなおしても構わないよ。「アン」入りスタンダードだけど何でもありとかね。
《渦まく知識/Brainstorm》を《祖先の回想/Ancestral Recall》としてプレイした後、《祖先の回想/Ancestral Recall》を引いたとしたら、そのカードを《祖先の回想/Ancestral Recall》としてプレイできる?
できるよ。《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の能力は選択式だからね。(mayって書いてあるよね?)
《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》を場に出しているときに、もう一枚《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》を引いてきたんだけれど、この2つ目の《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》を《変異種/Morphling》としてプレイできる? それとも、レジェンド・ルールに引っかかっちゃう?
心配いらないよ。《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の能力でカードが変わるのは、状況起因効果のチェックよりも前だからね。
対戦相手と私がそれぞれ《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》を場に出しているとして、私がコスト{U}のカードを《祖先の回想/Ancestral Recall》と宣言して使った後で、対戦相手が別のコスト{U}のカードを《祖先の回想/Ancestral Recall》としてプレイすることはできますか?
《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》は伝説のクリーチャーだから2体同時に場に出ることはないんだけど、まあ、もし仮に何らかの方法でそういうことができたとしたら、《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》の制限はそのコントローラーにしか及ばないってこと。まあ、つまり、相手も《祖先の回想/Ancestral Recall》としてプレイできるよ、と。
《ロケット噴射ターボナメクジ/Rocket-Powered Turbo Slug》を普通にプレイすることはできますか? そうした場合、やはり次のターンにコストを支払うのですか?
そう。超速攻を使って場に出すんじゃなく、普通にプレイすることもできる。それなら、次のターンに再びマナ・コストを支払う必要はないよ。
このカードを普通にプレイした場合、場に出したターンに攻撃に参加することはできますか?
できないよ。このカードに速攻はついてないからね。超速攻で出すんじゃなければ、《ロケット噴射ターボナメクジ/Rocket-Powered Turbo Slug》を場に出したターンに攻撃に参加させることはできない。何故かって? ロケットに火をつけてないからだよ。
速攻つきのクリーチャーに影響を及ぼす効果は、これにも影響を及ぼしますか?
いいや。速攻を持ってるわけじゃないからね。速攻よりスゴいロケットは持ってるけどね。
「スパンキング」のルールを参照。
#え、ない? それじゃ、一般常識に従って。
「分数」のルールを参照。
「ゴチ!」のルールを参照。
もう一足靴を持ってたとしたら、靴カウンターをいくつ使えるの?
持っている限りいくつ使ってもいいけど、自分の靴じゃなきゃダメだからね。
他の人の靴を借りてきてもいい?
だめ。自分の靴じゃないとね。
カードを靴として使ってもいい? 蹄鉄とか、コミックの帯とかさ。
どんな靴でもいいけど、ホントにそれは君の靴なの?
じゃあ、誰の靴ならいいのさ?
アンヒンジドには《利口な驢馬尻/Smart Ass》ってカードがあるんだよね。うん。
靴の定義は何ですか? サンダルとかスリッパとか、じゃなかったら靴下は靴ですか?
Merriam-Webster's College Dictionaryによると、「通常、固い底があり、踵と、比較的軽いもので出来た上側がついている、人間の足を外側から被うもの」を靴というらしいよ。靴下や靴下っぽいものじゃない、足につけるものはとりあえず靴ってことでいいんじゃないかな。
「ミニゲーム」のルールを参照。
6個乗せてもいい?
いいよ。
4と半分、みたいな、分数を選んでもいい?
分数個のカウンターを載せるってことはできないなぁ。半分のサイズのカウンターもやっぱり1つは1つだし。だから、こればかりは整数じゃないとね。
《利口な驢馬尻/Smart Ass》で攻撃してきた対戦相手がカード名を指定してきたんだけど、そのカードが手札にあったら必ず公開しないとだめかな?
必ず公開しなければならないってことはないけど、公開しなかったら《利口な驢馬尻/Smart Ass》はブロックできないよ。
このカードに書かれてる例はカード4枚までしか載っていないんだけど、例えば《クローン/Clone》なんかを使って5枚目をだしたら 25/25 になるの?
なるね。例が4までで止まってるのは単にスペースの問題だよ。(流石に1から1000までとか書く場所がなかったもんでね。)
《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》2枚を重ねたら、クリーチャーとしては1体? 2体?
1体。
《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》を他のクリーチャーに載せることはできる?
そりゃ無理だよ、無理。
《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》をプレイしたとき、既に場に《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》が出ていたら必ず重ねなきゃならない?
賢明なるプレイヤー君、「してもよい/May」という語を知っているかい?
《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》の中の1枚が召喚酔いだったら、全体も召喚酔いになるの?
その逆は真だね。《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》のいずれのパートも召喚酔いになっていないときに、クリーチャーは攻撃に参加できる。
つまり、《ハ・ナ・ク・ソ/S.N.O.T.》は何なの?
そう言われると即答できないな。
このカードがなんでここに載ってるの? アンヒンジドのカードじゃないような気がするんだけど。
そうだよ。でも「アン」セットはルール破りが身上なんだから、別のセットからのカードをよくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)に乗せてもいいじゃん。
《Spatula of the Ages》を使ってアンヒンジドのカードを場に出してもいい?
あー、書いてある通りだとダメだね。だからエラッタ出すよエラッタ。そうだな、こう読み替えてくれ。
Spatula of the Ages
{4}
Artifact
{4}, {T}, Sacrifice Spatula of the Ages: Put a silver-bordered artifact, creature, enchantment, or land from your hand into play.
{4}, {T}, 《Spatula of the Ages》を生け贄に捧げる:銀枠のアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地のいずれか1つをあなたの手札から場に出す。
これでインスタントやソーサリーは出せなくなったね。で、次の質問にも答えが出てると言っていいだろ。
《Spatula of the Ages》を使って、アングルードやアンヒンジドの基本地形を場に出せますか?
「RTFC(素晴らしいカードがあるのでそれを読んでください)」と言いたいね。カードの色に気付かなかった? じゃ、「LATFB(素晴らしい枠があるのでそれを見てください)」。
昔の書式だと、《Spatula of the Ages》でアングルードの基本地形を出せましたよね?
ああ、出来たよ。だからエラッタ出したし、もう忘れようよ。うんうん。
「ゴチ!」のルールを参照。
攻撃したら、座ってもいいですか?
攻撃に参加するときに《立ちはだかる常備軍/Standing Army》をタップしないようにするためには、立っていることが必要だ(これによって《立ちはだかる常備軍/Standing Army》に警戒をつけるわけだ)。攻撃クリーチャーの宣言が終わったら、もうタップされないから休んでもいいよ。
攻撃クリーチャーの宣言前に立ち上がるのを忘れていたんだけど、攻撃宣言中に立っても間に合う?
もちろん。ルールな連中はいい顔をしないかもしれないけど、《立ちはだかる常備軍/Standing Army》を攻撃クリーチャーとして指定する前にさえ立っていればそれでいいよ。
私の《女の子/Little Girl》に《巨大化/Giant Growth》をプレイしたんだ。それから2ターン後、私のメイン・フェイズ中に《持続力/Staying Power》が破壊されたんだけど、その場合どうなるの?
各ターンのクリンナップ・ステップに、「ターン終了時まで」とか「このターン」といった効果が終了するのが普通で、《持続力/Staying Power》はそれを止めてるわけだ。《持続力/Staying Power》が破壊されたターンのクリンナップ・ステップには、止めてくれるやつがいないから、それらの効果は終わることになるね。
じゃあ、その後、そのメイン・フェイズの間に新しい《持続力/Staying Power》をプレイしたら、どうなるの?
《持続力/Staying Power》がクリンナップ・ステップの間に場に存在すれば(別にどんな《持続力/Staying Power》でもいいよ。マジックのパーマネントには忠誠心というものはないから)、「ターン終了時まで」とか「このターン」といった効果はそのまま残ることになるね。
《持続力/Staying Power》があると、本来クリンナップ・ステップの間に消えるはずのダメージもそのまま残るの?
これは親切で紳士的なよくある質問集(大成なんだってばさ言っとかなきゃ困るだろ?)なので、君の質問を嘲笑する代わりにちゃんと答えてあげるよ。ダメージは「ターン終了時まで」と同じように働くけど、そういう文章は書かれていないだろ。だから、ダメージはちゃんと取り除かれるよ。
このカードに書かれていることは実際にそのまま起こるの?
信じようが信じまいが、そういうことだ。マジックのカードに書かれていることは、実際にそのまま起こるよ。ルール・テキストを注意深く読んでほしいね。
「ゴチ!」のルールを参照。
弾くということの定義を教えてください。
ルール野郎だな。法定で証言しろというなら、「聞いたときに『弾く』ということを知っていました」と答えるよ。
「分数」のルールを参照。
複数のエキスパンションに存在するパーマネントの扱いはどうなりますか?
書かれているエキスパンション・シンボルを見て数えるよ。
ないやつは?
数えない。それだけ。
エキスパンションからじゃないシンボル(本の付録のペンとか、アリーナのロゴとか)もありますが、それはどう扱いますか?
それらもエキスパンション・シンボルとして扱うよ。
どうして?
マジックのゲームには不条理が一杯だ。《魂無き者/Soulless One》を《霊魂放逐/Remove Soul》できるし、《大海蛇/Sea Serpent》に靴を履かせることだってできる。飛行中の鳥の絵が描いてあるのに飛んでないクリーチャーまでいるんだ。そんな小さなことはどうだっていいじゃないか。
単語を選んだとき、それと同じ音ならどんな単語でもイケますか?(同音異義語ってヤツ?)
いいや。カードに書かれているのは文字だから、特定の単語じゃなきゃいけないよ。同音異義語がある単語なら、どの単語だか判るように宣言しなきゃいけない。
その単語がカードのテキストに2回出ていたら、6点のライフを失わせることができますか?
いいや、3点だけだ。単語が複数回出ようが関係なく、《汚れた猿/Tainted Monkey》は対戦相手のライフを3点だけしか奪えない。
フレイバー・テキストも数えますか?
もちろん。フレイバー・テキストも文章欄に書かれているからね。
「次のゲーム」ってどういうこと?
どう答えたらいいかな。強烈で突飛なカジュアル向けの回答と、強烈で突飛なトーナメント向けの回答があるんだけど。カジュアル向けには、「次のゲーム」というのは次に君がそのプレイヤーとやるゲームのことだ。これから5年後、10年後、もっと先だっていい。《タイムマシン/Time Machine》はそれでも待ってるよ。トーナメント向けには、「次のゲーム」というのは、同じマッチで行なわれる次のゲームのことを指すんだ。アングルードにあった「ダブル」カードと同じルールに従うと思ってくれていいよ。
トーナメントで、マッチの最後のゲームに《タイムマシン/Time Machine》を使った後、決勝ラウンドでもう1回そのプレイヤーと当たったんですが、《タイムマシン/Time Machine》は帰ってきますか?
基本的には帰ってこないけど、トーナメント開始にあたって主催者が取り決めたら別だよ。
《タイムマシン/Time Machine》を使ったら、次のゲームの開始時にデッキが不正になってるんじゃないでしょうか?
いいや。「アン」セットのトーナメントでは、何らかのカードの効果でカードが破損したり取り除かれたりしても適正なデッキであるというルールがあるんだ。
右下にあるモノは何?
蓄変器とでも言おうかな!
どんな呪文でも《切替人/Togglodyte》をオン・オフできるの?
もちろん。誰のプレイした呪文でも問題ないよ。
《切替人/Togglodyte》を攻撃クリーチャーとして指定した後、対戦相手が呪文をプレイしたんだけど。
攻撃には参加した後だから攻撃したままになるけど、戦闘ダメージを与えることはできないね。戦闘ダメージの解決前に他の呪文がプレイされたら、《切替人/Togglodyte》は再びオンになって、戦闘ダメージを与えることになるよ。
フェイズの中のステップ(開始フェイズのアンタップ、アップキープ、ドローとか)も逆順になるの?
いいや。ターンの最後に開始フェイズが来るけど、その中の順番はいつも通り、アンタップ、アップキープ、ドローの順番だよ。
《しっちゃかめっちゃか/Topsy Turvy》を2枚出していたら、一体どうなっちゃうの?
よく「嘘に嘘を重ねても真実にはならない」なんていうけど、それこそ大嘘だ! 《しっちゃかめっちゃか/Topsy Turvy》2枚あると、本来の状態に戻るんだよ。
「ゴチ!」のルールを参照。
じゃ、鼻をほじったら土地を失うことになっちゃうの?
そう。お母さんの言うとおり、人前で鼻をほじったりするものじゃないってことさ。
「素早く」ってどれぐらい?
それは「背が高い」って何センチから、って聞いてるようなもんだよ。いつもより速く喋ることだね。
場に出した類人猿をタップしてさらに類人猿を生み出してもいい?
問題ないよ。例えば、4体の類人猿がいたら、2体の類人猿を生み出し、その2体からさらに1体を生み出して、合計7体になるわけだ。
単語はハイフンで繋いでもいい?
2枚目のカードに書かれている単語がハイフンで繋がれているなら、そうしてもいい。《Golem-Skin Gauntlets》を捨てて《鋼のゴーレム/Steel Golem》を持ってくるのはダメってことだ。
フレイバー・テキストに書かれているアドレスは何?
へ? そんなのある? あ、あるね。君の言うとおりだ。
文章に何って書いてあるの? 読めないんだけど……。
「プレイヤーの肌や指の爪が《廃液な胆液/Vile Bile》に触ったら、そのプレイヤーは2点のライフを失う」。
"Whenever a player's skin or fingernail touches Vile Bile, that player loses 2 life."
対戦相手の肌に《廃液な胆液/Vile Bile》を触らせて、2点のライフを失わせることはできますか?
ダメだね。許可なく他のプレイヤーに触れるのはルールで禁止されてるんだ。いやまあ、正確にはルールじゃなく、法律かな。マジックで許されてる暴行だの殴打だのは分割カードだけで、アンヒンジドの一部じゃないからね。
これに触って2点のライフを失ったら、そのまま触ってたとしたらどれぐらいでまたライフを失うの?
触るたびに2点失うだけだよ。一旦触ったら、望むかぎりいくらでも触ってればいいさ。ただし、一旦手が離れたら、次に触ったらまた2点失うからね。
他のモノ(ペンとかシャツの袖とか)でこれに触っても2点のライフを失う?
いや。素肌や爪で触ったときだけだよ。
《廃液な胆液/Vile Bile》がカード・スリーブに入ってたら、スリーブに触れただけでもダメなの?
そういうことになるね。《廃液な胆液/Vile Bile》に関しては、カード・スリーブは《廃液な胆液/Vile Bile》のカードの一部として扱うよ。
《廃液な胆液/Vile Bile》が破壊されたら、ライフを失わずにこれに触って墓地に置ける?
いいや。《廃液な胆液/Vile Bile》の能力は場以外にあるときにも有効だからね。他の領域(墓地、手札、ライブラリー、ゲーム外系の領域)に動かすときにも有効に決まってるじゃないか。
3人以上でプレイしているときには、どうすればいいの? どうやって3人目の呪文を記録すればいい?
紙と鉛筆で記録するしかないかな。
ピンクって……
うん、銀枠世界では、茶色や榛色と並んで追加されてる色だよ。
「分数」のルールを参照。
英語の文字を選ばなければなりませんか?
いや、別に何語でも構わないよ。対戦相手が他国語版使ってたりしたら、そのほうがいいだろうしね。
これは見たとおり働くんですか!?
そうだよ。同じような種類のカードを見た事あるだろ?
ハイフンで繋がれた単語は……
だーかーらー。《マブダチ/Bosom Buddy》で答えたとおり、1語だよ、1語。
エキスパンション・シンボルのついていないカードはどう扱いますか?
影響を受けないね。エキスパンション・シンボルのあるカードだけが影響を受けるんだ。
基本セットに再録されているカードを出している時に、それと同名でエキスパンション・シンボルがあるカードが《世界ビン詰めキット/World-Bottling Kit》で破壊されたとしても、基本セットのカードは残るってことですか?
そうなるね。《世界ビン詰めキット/World-Bottling Kit》はカードに実際に書かれているエキスパンション・シンボルだけを見るんだ。
対戦相手は私の腕を無理やり曲げてもいいんですか?
物理的に? そりゃ拙いよ。無慈悲に嘲ってくるの? それならオーケー。
このカードが何なのか、(マジック語でなく)普通の言葉で説明してもらえますか?
いいよ。このカードは、全てのプレイヤーにライブラリーの一番上のカードを公開させる効果を持つエンチャント(場)だ。ちょうど、レジェンドの《Field of Dreams》と同じようにね。もうちょっと説明する? ここからが「アン」セットのカードらしいところなんだけど、まあ、それらのカード(パーマネントならね)は、場にあるってこと。
つまり……?
あー、まあ、もっとややこしいかもしれないけど、それらのカードは場にあると同時にライブラリーの一番上にも存在することになる。
えーっと……
「場にある」っていうのは判るよね。それらのカードは他のパーマネントと同じように場に出ているものとして扱うんだ。それから、それらのカードは、ライブラリーの一番上で公開されているカードと同様に扱う。ここまでは簡単だけど、問題なのはこの2つが両立しているってことさ。
……変なことになりそうな気がするんですが……
もちろん変なことになるさ。アンヒンジドの世界へようこそ。
公開されたカード(その一枚上のカードがドローされて、カードが場にある状態になったというかそういう)は、場に出たときの効果を誘発しますか?
しないね。
じゃあ、公開されたカードは場を離れたときの効果を誘発しますか?
それはするよ。
どうして2つめは誘発して1つめは誘発しないんですか?
これはフェイジングと同じ理由だね。ルールの連中がそうしろっていったのさ。詳しく言うなら、カードは場に「出た」わけじゃないから、「場に出たとき」の効果は誘発しないってこと。
公開されていたカードをドローしたとき、「場を離れた」として扱いますか?
そうだよ。
エンチャント(クリーチャー)が公開されたらどうなりますか?
パーマネントだから場にあるものとして扱うね。でも、場に出たらすぐ、何もエンチャントしていない個別エンチャントだから墓地に置かれることになる。次のカードをめくろうか。
#原文では「生け贄にする」とか書いてありましたが、嘘なんで。
カードを2枚引いたら、その2枚目も公開されるんですか?
そうなるね。1枚目を引いて、2枚目が公開される。この時点では効果の解決中だから、何もできない。で、次に2枚目を引いて、3枚目が公開されることになる。
ライブラリーの一番上にあるカードをタップすることもできるんでしょうか?
できるよ。マジックのルールはライブラリーにあるカードをタップすることを禁止してないんだよ!
「アーティスト・マター」のルールを参照。
場にある中で、一番辞書順が早いパーマネントが同名で2つあったとしたら、どうなりますか?
両方を破壊するよ。《ンンンワロの深淵/Zzzyxas's Abyss》はその名前のパーマネントを全て破壊するからね。
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