Re: リシドについて by *ぱお*/米村 薫@回答
2004年10月10日(Sun) 06時54分00秒 返信する
<回答>
リシドメントは《謙虚/Humility》[TMP]の影響は受けません。
《謙虚》+《オパール色の輝き/Opalescence》[UDS]の状況では、単に全てのクリーチャーが謙虚になり、《オパール色の輝き》以外のエンチャントがクリーチャーになって謙虚になるだけです。
<解説>
オブジェクトの特性値を変更する継続的効果は、「コピー効果」「コントロール変更効果」「文章変更効果」「タイプ変更効果」「一般の継続的効果」「パワーやタフネスを変更する継続的効果」に分類され、その順番に処理されます。
1つの能力からの効果が、複数の種類に分割されることもあります。
また、同じ分類にある効果について、ある効果が、他の効果を適用した時にそのテキストが変わったり、効果が発生するかどうかが変わったり、あるいは何に適用するかが変わったり、何をするかが変わったりする場合、その効果は他方に「依存している」と言い、依存する効果は依存される効果よりもあとで処理されます。
効果の依存性でループになっている場合、あるいはどれも依存性がない場合、「タイムスタンプ順」で処理されます。
常在型能力による継続的効果は、その常在型能力を持つパーマネントが場に出たときと同じタイムスタンプを、能力や呪文の解決による継続的効果はその呪文や能力が解決されたときのタイムスタンプを持ちます。
リシドがエンチャントになっているとき、リシドはクリーチャーではないので《謙虚》の影響を受けません。
《謙虚》+《オパール色の輝き》の場合、まず《オパール色の輝き》のタイプ変更効果(第4種)が適用され、その後で《謙虚》の「その他」の効果(第5種)が適用されます。従って、回答のようになります。なお、《オパール色の輝き》が複数ある場合、全ての《オパール色の輝き》が謙虚なクリーチャーになるだけで、他は変わりません。
この種類別のルールは、Op-Op-Hu問題(まさにコレです)を簡単に解決するために導入されています。