• 《Ophidian/知恵の蛇(WL)》と《Words of Waste/荒廃の言葉(ONS)》 by ミズタマ@質問
      2004年4月17日(Sat) 23時10分38秒  返信する
    《Ophidian/知恵の蛇(WL)》と《Words of Waste/荒廃の言葉(ONS)》が組み合わさった際の、
    「may 〜. If 〜」の処理について確認させてください。

    《Ophidian/知恵の蛇(WL)》
    Whenever Ophidian attacks and isn't blocked, you may draw a card. If you do, Ophidian deals no combat damage this turn.
    《Words of Waste/荒廃の言葉(ONS)》
    {1}: The next time you would draw a card this turn, each opponent discards a card from his or her hand instead.

    [a]
    イベントの置換と選択肢の選択との順序は、(a-i)でよろしいのでしょうか?
     (a-i)カード・ドローを対戦相手のディスカードに置換する。
     それから、対戦相手に捨てさせるかどうか選択する。
    or
     (a-ii)カード・ドローをするかどうか選択する。
     それから、カード・ドローを対戦相手のディスカードに置換する。

    [b]
    (a-i)が正しいという前提で進めます。
     あなたはカードを1枚引いてもよい。
     you may draw a card.
    の置換後の文章は、(b-i)でよろしいのでしょうか?
     (b-i)あなたは「各対戦相手は手札からカードを1枚捨てる」を選んでよい。
     you may have each opponent discard a card from his or her hand.
    or
     (b-ii)各対戦相手はカードを1枚捨ててよい。
     each opponent may discard a card from his or her hand.

    [c]
    (b-i)が正しいという前提で進めます。
    CR 413.2c で以下のようにあります。
     「効果の中で、呪文をプレイする時に宣言していない選択が必要とされる場合、
     プレイヤーは効果の処理の間にこれらを宣言する。
     プレイヤーは、不正な選択肢、または不可能な選択肢を選ぶことはできない。」
    対戦相手の何人かが手札0枚の場合、ディスカードの強制を選択するのは、
    正当な(可能な)選択肢の選択に当たるのでしょうか?
    そうだとすれば、相手の手札の有無に因らず、
    選択した時点で If 節の条件を満たしたことになるはずです。

    万が一、(b-ii)が正しい場合です。
    If 節の条件を満たすためには、対戦相手全員のディスカードの選択が必要なのでしょうか?
    それとも、誰か一人の選択で充分なのでしょうか?

    • Re: 《Ophidian/知恵の蛇(WL)》と《Words of Waste/荒廃の言葉(ONS)》 by *ぱお*/米村 薫@回答
        2004年4月18日(Sun) 18時41分13秒  返信する
      <回答>
       (a-ii)が正解です。

      <解説>
       置換効果は文章を書き換えるのではなく、呪文や能力の解決によって発生する効果を置き換えます。
       この場合、「カードを引いてもよい」の結果の「カードを引く」ことを「対戦相手はカードを1枚捨てる」に置き換えます。
       (既に《荒廃の言葉/Words of Waste》[ONS]の効果が発生し、置換の盾が存在していると仮定すると)あなたがカードを引こうとした時点で、その代わりに対戦相手がカードを1枚捨てる、ことになります。

      • 追加質問(関連:CR 413.2c, 419.5b) by ミズタマ@質問
          2004年4月19日(Mon) 08時50分19秒  返信する
        ご回答ありがとうございます。またひとつ勉強になりました。
        さて、改めて質問させてください。

        (1) CR 413.2c の「不正な(不可能な)選択肢は選択できない」は、
        置換前のイベント(あなたはカードを1枚引く)が可能かどうかだけに
        影響するのでしょうか?
        置換後のイベント(対戦相手はカードを1枚捨てる)が可能かどうかは
        この選択肢での選択の可否に反映されないのでしょうか?

        (2) ライブラリーにカードが無い場合、「カードを引く」ことを選択しつつ、
        自分はカードを引かずに対戦相手にだけカードを捨てさせることは
        可能でしょうか?

        (3) CR 419.5b に疑問があったので、ご意見をお聞かせください。
         CR 419.5b(要約)
         [行動A] してもよい。そうした場合、[行動B] をする。
         [Do A]. If you do, [do B].
         「そうした場合」の節は、[A] を選択したかどうかを参照するのであって、
         その選択の結果実際に何が行なわれたかは関係しない。 ……(I)
         [A] → [A'] の置換効果の下だと、
         「そうした場合」の節は [A'] を参照する。 ……(II)
        (II) の“[A'] を参照する”は、選択肢を選んだ後に行動を置換する以上、
        “[A'] を行動したかどうかを参照する”の意味であって、
        “[A'] を選択したかどうかを参照する”ではありえないはずです。
        しかし、それは (I) の内容と矛盾すると思いますが、いかがでしょうか?
        ((I) は選択の有無を参照し、(II) は行動の有無を参照しています。)

        (4) 結局、このコンボの場合、「If you do/そうした場合」の節は、
        「カードを引くことを選ぶ」「カードを引く」「対戦相手がカードを1枚捨てる」
        のどれを参照するのでしょうか?

        • Re: 追加質問(関連:CR 413.2c, 419.5b) by *ぱお*/米村 薫@回答
            2004年4月21日(Wed) 12時52分40秒  返信する
          <回答>
          1.置換前のものだけを見ます。
          2.できません。
          3.(I)が正しく、(II)は補足です。
          4.「カードを引くことを選」んだかどうかを見ます。

          <解説>
          1、2に関して:
           置換効果は、実際に起こることを置換します。起こるであろうことを置換するわけではありません。
          3に関して:
           軽減効果について考えればご理解いただけるかと思いますが、実際にどうなったかは関係しません。
           CRのその部分は確かに誤解を招く表記だと思いますので、次版に向けてルールチームに申し出ておきます。