• マナ・コストに(X)が含まれるカード及び呪文 by ミズタマ@質問
      2004年5月17日(Mon) 18時41分41秒  返信する
    ある仮想上の、カード及び呪文のプレイの仕方を変更する効果についての疑問です。
    実在するカードについての質問でなくて、すみません。

    「インスタントがプレイできるときならいつでも、土地ではないカードをプレイできる」
    「自分の手札(あるいは、プレイ可能な領域)にあるかのように、それ以外の領域にあるカードをプレイできる」
    「呪文をプレイできない、あるいはカードをプレイできない」
    これら実在する効果に、「点数で見たマナ・コストが〜である」という条件の付いた効果があったと仮定します。
    マナ・コストに(X)が含まれるカード及び呪文をプレイしようとしたら、その条件をチェックするのはどのタイミングになるでしょうか?

    [1] CR 409.1a の、プレイを宣言し、スタックに呪文が積まれた段階。あるいはその直前の領域にカードがあった段階。まだこの時点ではXは0であるはず?
    [2] CR 409.1b の、可変コスト(X)の値を決めた段階。
    [3] CR 409.1h の、プレイするためのコストを支払った段階。

    カード及び呪文の特性値(この場合点数で見たマナ・コスト)がプレイする間に、あるいはスタック上とその直前の領域にあった時とで変化している点に注目してください。
    CR 409.4. に「禁止されている呪文のプレイを開始できない」とあるので [1] かと思ったのですが、実際にXの値が固定化される [2] の方が正しいような気がしますし、あるいは [3] のように最後の過程になるまではチェックされないかもしれません。
    どうお考えになりますか?

    • Re: マナ・コストに(X)が含まれるカード及び呪文 by *ぱお*/米村 薫@回答
        2004年5月20日(Thu) 00時51分49秒  返信する
      <回答>
       409.1bになるでしょう。

      <解説>
       409.1bに「それ以前の選択は、この選択を行う時の制約となりうる。
      」という注釈があります。
       ですから、Xの値は適正にプレイできる範囲内で選ばなければならない、ということになるでしょう。

      • Re: Re: マナ・コストに(X)が含まれるカード及び呪文 by ミズタマ@質問
          2004年5月21日(Fri) 06時05分15秒  返信する
        「“点数で見たマナ・コストが〜である”呪文をプレイできない」
        これは、409.1bでのチェックでいいと思います。

        この効果の下で、マナ・コストに(X)を含む呪文をプレイする場合の具体的な手順は、以下のとおりです。
         409.1a プレイを宣言する。カードは呪文となり、プレイされる領域(手札など)からスタックに積まれる。この時点では、点数で見たマナ・コストについてはチェックされない。
         409.1b 409.1b モード選択。可変コストの変数の値の選択。代替コスト、追加コスト、その他特殊なコストの使用の有無の選択。この時点で、マナ・コストに含まれるXの値を決める。点数で見たマナ・コストが〜になるようなXの値を選ぶことは不正な行動になり、そのような選び方はできない。
         409.1c以下、通常と同じ。

        しかし、呪文のプレイではなくカードのプレイである、以下の場合は409.1bとは違うのではないでしょうか?。
         「インスタントがプレイできるときならいつでも、“点数で見たマナ・コストが〜である”土地ではないカードをプレイできる」
         「自分の手札(あるいは、プレイ可能な領域)にあるかのように、それ以外の領域にある“点数で見たマナ・コストが〜である”カードをプレイできる」
         「“点数で見たマナ・コストが〜である”カードをプレイできない」

        なぜなら、そもそもこの類の効果はプレイできる領域にあるカードに働く効果であり、この“点数で見たマナ・コスト”はそのカードがその領域にあるときの特性であって、呪文となってスタック上にあるときの特性ではない、と考えられるからです。

         例:《Meddling Mage/翻弄する魔道士(PS)》で分割カード《Fire+Ice/火+氷(AP)》のプレイを禁止するため、通常、《Fire/火》や《Ice/氷》ではなく《Fire+Ice/火+氷》という名前を指定します。
         この《Fire+Ice/火+氷》という名前は、プレイできる領域にあるこのカードの名前であって、スタック上にある呪文の名前ではないはずです。

        ですから、これらの効果の下でのプレイ禁止の条件のチェックは、カードがプレイする直前の領域にある段階で行なわれると思います。
        しかしこれでは、仮に「インスタントがプレイできるときならいつでも、点数で見たマナ・コストが〜点以上である土地ではないカードをプレイできる」とある場合、プレイする直前の領域にあるときはX=0であるので禁止条件をクリアでき、呪文となってスタックに積まれた後、Xを好きなだけ大きくして他のカードより優位に立てる、となってしまい、ルール的には間違ってなくてもゲーム的には大問題だと言えます。
        そこで、これらの効果でも409.1bでのチェックになるように、《Recoup/埋め合わせ(OD)》を参考に、「as you play it/それをプレイする際の」を加えたテキストを直してみました。
        こうすれば、「点数で見たマナ・コストが〜である呪文をプレイできない」と全く同じ振る舞いをするはずです。

         「インスタントがプレイできるときならいつでも、プレイする際の点数で見たマナ・コストが〜である土地ではないカードをプレイできる」
         「自分の手札(あるいは、プレイ可能な領域)にあるかのように、それ以外の領域にある、プレイする際の点数で見たマナ・コストが〜であるカードをプレイできる」
         「プレイする際の点数で見たマナ・コストが〜であるカードをプレイできない」


        振り返ってみると、最初の、効果を仮定した時点で不具合が在ったために、少々ややこしくなってしまった、と言ったところです。
        長文で失礼致しますが、何か問題点が在りましたらご指摘ください。