• 「裏向きになった場合の効果」の適用順序 by ミズタマ@質問
      2004年7月31日(Sat) 07時31分23秒  返信する
    CR 502.26eで述べられている、

     “表向きから裏向きになったパーマネントは、(裏向きであるかぎり)2/2の、テキストや名前やクリーチャー・タイプやエキスパンション・シンボルを持たない、マナ・コストが{0}のクリーチャーになる。”

    という継続的効果(以下、“この効果”)は、418.5aで述べられている適用順序の、どこに並ぶのでしょうか?

     “これらの特性はコピー可能な値となる。”(CR 502.26e)
     “オブジェクトの「コピー可能な値」とは、オブジェクトに印刷されている値に、コピー効果による変更と、呪文やパーマネントが裏向きであることによる影響を加味したものである。”(CR 503.2.)

    とありますので、おそらく第2種より前だとは思うのですが……。

    [1] コピー効果と同じ第1種に含まれる。
     (コピー効果と“この効果”との適用順序はタイムスタンプに左右される。)
    [2] 第1種を適用した後、第2種を適用する前に“この効果”を適用する。
    [3] それ以外。


    この事は、《Wall of Deceit/詐欺の壁(LGN)》のコピーになっている《Unstable Shapeshifter/不定の多相の戦士(TE)》(以下、元《不定の多相の戦士》)が持つ、

     (a) いずれかのクリーチャーが場に出たことにより、元《不定の多相の戦士》がそのクリーチャーのコピーになる(+コピー化能力を得る)誘発型能力。
     (b) 元《不定の多相の戦士》を裏向きにする起動型能力。

    の2つの能力を(a)→(b)の順でスタックに積んだ、すなわち(b)→(a)の順で解決した場合の、元《不定の多相の戦士》の最終的な特性に影響するはずです。

    • Re: 「裏向きになった場合の効果」の適用順序 by *ぱお*/米村 薫@回答
        2004年7月31日(Sat) 12時46分25秒  返信する
      <回答>
       いわば第0種、「印刷されている値」になります。

      <解説>
       タップされたパーマネントがタップ状態であるのは効果ではありません。同じように、裏向きのパーマネントが 2/2 であとはφのクリーチャーになる、というのも、効果ではありません。

      • 再確認 by ミズタマ@質問
          2004年8月01日(Sun) 07時25分48秒  返信する
        ご回答ありがとうございます。
        これを踏まえて、上記の例が実際にどうなるか考えてみました。
        お手数ですが、これで合っているかどうか確認させてください。

        [i] まず(b)だけ解決した時点での特性は、

        ・裏向き時の初期特性:2/2であとはφのクリーチャー
        ・《詐欺の壁》のコピーになる効果(第1種)
        →(裏向きで)《詐欺の壁》のコピーである(+コピー化能力を持つ)。

        [ii] (b)→(a)の順ですべて解決した時点での特性は、

        ・裏向き時の初期特性:2/2であとはφのクリーチャー
        ・《詐欺の壁》のコピーになる効果(第1種、タイムスタンプ古)
        ・場に出たクリーチャーのコピーになる効果(第1種、タイムスタンプ新)
        →(裏向きで)場に出たクリーチャーのコピーである(+コピー化能力を持つ)。

        [iii] これを変異コストを支払って表向きにしようとする場合、その特性は、

        ・表向き時の初期特性:《不定の多相の戦士》そのもの
        ・《詐欺の壁》のコピーになる効果(第1種、タイムスタンプ古)
        ・場に出たクリーチャーのコピーになる効果(第1種、タイムスタンプ新)
        →(表向きで)場に出たクリーチャーのコピーである(+コピー化能力を持つ)。

        になる「予定」なので、支払うべき変異コストは場に出たクリーチャーが持つそれである。
        もし、場に出たクリーチャーが変異能力を持たなければ、そもそも「変異コストを支払って表向きにする」ことは出来ない。

        • Re: 再確認 by *ぱお*/米村 薫@回答
            2004年8月01日(Sun) 16時27分56秒  返信する
          そういうことになります。

          • ありがとうございました by ミズタマ
              2004年8月01日(Sun) 21時37分01秒  返信する
            どうもありがとうございました。
            これまで件の「裏向きのパーマネントが2/2であとはφのクリーチャーになる」が、初期特性でなく特性変更効果だと思っていたので、今回のことはたいへん勉強になりました。

            • 回答の変更 by *ぱお*/米村 薫@回答
                2005年03月16日(Wed) 21時22分35秒
              上記の回答は間違っています。
               裏向きのパーマネントの特性が2/2のみになるのは、コピー可能な値ですが、コピー効果よりも後で適用されます。