以下に述べるプロ・プレイヤーズ・クラブ(PPC)の指針と手続きに関する記述において、マジック・ザ・ギャザリング・プロツアー・プレイヤーズ・クラブ(あるいはプロ・プレイヤーズ・クラブ、クラブとも)に関する条件と限定を定義する。承諾と放棄の契約書にサインし、PPCの恩恵を受けることによって、PPCの参加のための条件を承諾したものとする。PPCの会員資格や条件についての質問は、DCI(andy.heckt@wizards.com)まで直接行なうこと(訳注:日本語ではron.foster@wizards.com が多分代行してくれるでしょう)。
現在の、あるいは直前の年度に、1点でもプロ・ポイントを得たDCI会員は、PPCの会員となる資格を有する。参加するにあたっては、プロ・ポイントを得た大会における承諾と放棄の契約書に署名する必要がある。マジック・ザ・ギャザリングにおける年度は、世界選手権の翌日に始まり、次の世界選手権の最終日で終わりとなる。この年度中に行なわれたトーナメント全てが、その年度のトーナメントとして扱われる。年度内に得たプロ・ポイントによって、そのプレイヤーの年間順位が決定される。
プロ・ポイントは、そのトーナメントの最終順位が決定した後、そのトーナメントの最終日に与えられる。そのトーナメントでプレイしていたプレイヤーだけが、そのトーナメントによるプロ・ポイントを得ることができる。プロ・ポイントを得られるトーナメントと、そのトーナメントにおいて得られるプロ・ポイントの一覧は、マジック・ザ・ギャザリング プレミア・イベント招待ポリシーで確認できる。
DCIが参加資格を認めないプレイヤーは、PPCに参加することはできない。DCIによって資格停止処分を受けているプレイヤーは、PPCによる恩恵を受けることはできない。
その年度の年間順位において、プロ・ポイントが一定の値に達したプレイヤーは、その年度の残りの期間、該当するPPCレベルの会員となる。新しい年度が始まった時点では、前の年度の最終年間順位におけるプロ・ポイントの合計に従って、PPCレベルが決定される。
現在のPPCレベルは、http://www.wizards.com/default.asp?x=protour/standings/poy05、http://www.wizards.com/default.asp?x=protour/standings/poy06 参照。
2006年のPPC会員レベルに必要なプロ・ポイントは以下のとおりである。
*2005〜2006年の年間順位におけるプロ・ポイントの合計が30点あれば、2006年だけで20点に及ばなくても、2006年においてはレベル3となる。
各年度の終わりに、その年度中にプロ・ポイントを得られなかったプレイヤーのPPC会員資格は失効する。
PPC会員資格は、年度中であっても、DCI会員資格を失った場合には終了する。DCI汎用トーナメント・ルールを参照のこと。
PPC会員資格は、DCIによる資格停止を受けているプレイヤーに関して、その停止期間の間は停止される。資格停止中のプレイヤーは、PPCによる恩恵を受けることはできない。
PPC会員は、全てのPPCの規則、条件、受賞資格、ならびにそれらがウィザーズの裁量によって変更されることを承諾しなければならない。
また、DCIの定める規則、規定、行動規範、それらのウィザーズの裁量による変更を遵守するとともに、ウィザーズならびにその有資格者(トーナメントのジャッジなど)の決定が絶対であることを理解し、承諾すること。
また、PPC会員は、DCIに登録してある連絡先(特にメールアドレス)が最新のものに保つ義務を有する。連絡先の更新は、http://webapp.wizards.com/dcimember/ またはプロ・ツアーにおけるDCIのブースで行なうことができる。
恩恵は会員のその年度における会員レベルによって与えられる。
* そのトーナメントの時点で18才未満のプレイヤーは、航空券・宿泊権利の代わりに相当額の現金を得る。そのトーナメントの最後まで参加していなかった場合、この現金を受け取ることはできない。
上記に記した各種条件に加え、恩恵を受け取る場合には以下の手続きが必要になる。
グランプリにおいて不戦勝を得るには、参加費の支払い、受付、デッキリストの登録など、そのグランプリの参加条件を満たす必要がある。
プロツアー、世界選手権、国別選手権の参加資格を得るには、参加費の支払い、受付、デッキリストの登録など、そのトーナメントの参加条件を満たす必要がある。
参加賞を得るためには、そのトーナメントにおいて最後まで参加し、メディアのインタビューなどの義務を果たさなければならない。また、ウィザーズ既定のUS課税書(W9、W8)と最新の連絡先を記録する必要がある。参加賞の支払いは、そのトーナメントの賞金の支払いと同様に行なわれ、トーナメント終了後、情報がウィザーズに届いてから6週間程度かかる。
納税は会員の側の責任で行なわなければならない。ウィザーズは、税金について税理士に相談することを奨励する。
航空券を受け取ることのできる会員は、ウィザーズから、いつまでに誰に連絡する必要があるかということを記した連絡を受けることになる。ウィザーズは、これ以外の方法による払い戻しには応じない。ウィザーズは、航空券の代わりに現金で支払うことにする権利を独占的に有する。
旅行の日程表は、プレイヤーの居住地から最も近い国際空港から、プロツアーまたは世界選手権の行なわれる街までのものとなり、そのトーナメントの初日から最終日まで全てを含まなければならない。そのプレイヤーがトーナメントに参加できない場合、航空券が渡されることはない。宿泊費、地上での移動費、税金、日程変更の手数料、パスポートや査証の取得費用など、その他の費用についてはすべて会員の負担となる。
この賞は、出発の30日前までに会員が提出した予定表に従って行なわれる。この期日までにウィザーズの指示に従った旅行計画が提出されなかった場合、この賞は失効することになる。この賞を受けた会員は、ウィザーズに、サイン済みの債務棄権書と、ウィザーズ既定のUS課税書(W9、W8)、最新の連絡先、身分証明、(国境を超えた移動が必要な場合)パスポートを提出しなければならない。全ての場合において、必要な書類は出発の30日前までにウィザーズに届いているか、事前にウィザーズに記録されていなければならない。書類の提出が遅れた場合、この賞は失効することになる。
他の賞と同様、受賞者は、該当するトーナメントに最後まで参加しなければならない。この条件を満たさなかった場合、この賞は失効する。
納税は会員の側の責任で行なわなければならない。ウィザーズは、税金について税理士に相談することを奨励する。
この恩恵は、このレベルに達してから30日経過後にのみ受けられる。宿泊権利によって得られるのは、ウィザーズまたはその代行者が該当するトーナメントの期日に準備したホテルの個室1室であり、通常、参加受付の日にチェック・インし、トーナメント最終日の翌日にチェック・アウトすることになっている。延長する場合の費用は、全額会員の負担となる。
トーナメントの前の週に、ウィザーズはこの恩恵を受ける会員に対してホテルの名前、場所、連絡先、ならびにチェック・インの助けとなる予約番号などを連絡する。
宿泊費には、部屋代とその税金だけが含まれる。食費、チップ、地上の移動費用などは会員の負担となる。会員は、ウィザーズの指定した日にその部屋に泊まらなければならない。そうしなかった場合、この賞は失効する。日付や手配は、利用状況に応じて異なる。
納税は会員の側の責任で行なわなければならない。ウィザーズは、税金について税理士に相談することを奨励する。