http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20031201a
告知日:2003年12月1日
発効日:2004年1月1日
スタンダード
- 変更なし
エクステンデッド
- 《古えの墳墓/Ancient Tomb》[TE] 禁止
- 《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》[6E] 禁止
- 《厳かなモノリス/Grim Monolith》[UL] 禁止
- 《隠遁ドルイド/Hermit Druid》[ST] 禁止
- 《ドルイドの誓い/Oath of Druids》[EX] 禁止
- 《修繕/Tinker》[UL] 禁止
タイプ1
- 《燃え立つ願い/Burning Wish》[JUD] 制限
- 《金属モックス/Chrome Mox》[MRD] 制限
- 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》[MI] 制限
タイプ1.5
(タイプ1での制限/禁止カードはタイプ1.5で禁止されます)
- 《燃え立つ願い/Burning Wish》[JUD] 禁止
- 《金属モックス/Chrome Mox》[MRD] 禁止
- 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》[MI] 禁止
《古えの墳墓/Ancient Tomb》[TE]
何年にも渡る構築環境のメタゲームの流れを見ると、早くマナを出せる有効な方法というのは常にトラブルの種になる。《古えの墳墓》は、この環境においてはあまりにも高速にマナを出す能力を持っており、問題である。
《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》[6E]
《ゴブリン徴募兵》の能力は、ゴブリン系のコンボデッキにおいて、デッキの中からあまりにも多くのカードを準備できてしまい、第2ターンの勝利を産み出してしまう。これは健全な環境とはいえない。充分に起こりうる第2ターンの決着というものをなくそうという方針に基づき、《ゴブリン徴募兵》は環境から排除された。
《厳かなモノリス/Grim Monolith》[UL]
《厳かなモノリス》が禁止される理由は、《古えの墳墓》と本質的に同じである。マナ加速カードがあると、ゲームの状況があまりにも早く動きすぎてしまい、問題である。
《隠遁ドルイド/Hermit Druid》[ST]
現在の、2ターン目に勝負をつけてしまうリアニメーター・デッキは、ライブラリー全部を《隠遁ドルイド》で墓地に置くということから始まっている。この能力はあまりにもカードを制御しすぎ、また、早すぎる。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》[EX]
ゲームを2ターンあるいは3ターン以上の長さにしようという方針から、マナ加速やコンボ・カードに加えて《ドルイドの誓い》を禁止する必要があるという結論に達した。《ドルイドの誓い》はほとんどのクリーチャー・デッキに対して、2ターン目にゲームを終わらせるという効果を持ちうるので、このカードが存在する限り、健全な環境は得られない。
《修繕/Tinker》[UL]
《修繕》はある種の《教示者》でもあり、マナ加速の効果もある。我々はこのカードについては数年来注意していたのだが、ミラディンの発売により強力なアーティファクトが追加された結果、(プロツアー・ニューオーリンズでも実証されたとおり)《修繕》デッキは一気にトップになってしまった。
《燃え立つ願い/Burning Wish》[JUD]
ほとんどの《教示者》は、カードを制限することの意味がなくなることを防ぐために、タイプ1では制限されている。タイプ1で強力なカードのほとんどはソーサリーであり(《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》[UZ]、《時間の歪曲/Timetwister》[UN]、《天秤/Balance》[4E]、《精神錯乱/Mind Twist》[4E]等)、《燃え立つ願い》を4枚入れることを認めると、サイドボードにそれらのカードを1枚入れておくことで4枚分の効果を持つようなものになる。なお、《狡猾な願い/Cunning Wish》[JUD]は1マナ重い上に、インスタントはソーサリーよりも比較的弱いということから問題にならないと考えられるので、制限リストに加えられることはなかった。
《金属モックス/Chrome Mox》[MRD]
他の環境に比べ、マナを出すカードはタイプ1ではより強力であることが歴史から明らかである。
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》[MI]
高速マナ・カードの中に、悪用しやすいものとしにくいものが存在するが、最近のデッキ・デザインの進歩に伴い、《ライオンの瞳のダイアモンド》の弱点でさえも3マナを出せる0マナのアーティファクトにとっては充分とは言えないということが判ってきた。
なお、この制限・禁止に関するより詳細な理由については、ランディ・ビューラーが12月5日にmagicthegathering.comの「Latest Developments」のコラムで説明する予定です。
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