拡張K値システム DCI (訳:*ぱお*/米村 薫) -------- はじめに  拡張K値システムとは、ある条件を満たしているイベントにおいて特別なK値を得ることができるシステムである。  高いK値を持つイベントでいい成績を修めたプレイヤーは、高いDCIレーティングを得、蓄えることができる。例えば、K値が16のトーナメントで30のレーティングを得たプレイヤーは、もしそのトーナメントのK値が32ならば、60のレーティングを得ることが出来たことになる。  ほとんどのトーナメントではK値は標準の16であるが、主催者は、トーナメントの結果を送る際により高いK値を適用することができうる。高いK値を得ようと考える主催者は、以下のリストに記されている最低条件を満たさなければならない。  高いK値を得ることを特に申請しなかった場合、K値は16となる。(フライデー・ナイト・マジックや、3人ジャッジ制を採用したイベントでは8となる)  主催者は、そのトーナメントを宣伝するために拡張K値を宣伝してもいいが、そのイベントは必ずK値の条件を満たさなければならない。満たされなかった場合には、トーナメント開始前に正確なK値を案内しなければならない。 K値についての説明 8K:これは、3人ジャッジ制を使っているイベントか、あるいはフライデー・ナイト・マジックのようにカジュアルなプレイヤーのためのプレミア・イベントで用いられる。 16K:これはすべてのイベントにおける標準である。認定ジャッジがいなくても行なうことができ、ルール適用レベル(REL)やデッキの確認などに関する義務も存在しない。 24K:以下の条件を満たしているとき、主催者はこの値を適用できる。 ・認定ジャッジがいること ・最低でもREL2以上であること ・デッキの確認作業を行なうこと ・16人以上の参加者がいること 32K:以下の条件を満たしているとき、主催者はこの値を適用できる。 ・レベル2以上の認定ジャッジがいること ・最低でもREL3以上であること ・デッキの確認作業を行なうこと ・32人以上の参加者がいること 40K:このK値は、グランプリや国内選手権といった特殊なプレミア・イベントのために予約されている。一般のDCI公認イベントでは使用することはできない。マジック・ザ・ギャザリング プレミア・イベントのリストを参照のこと。 48K:このK値は、プロ・ツアーや世界選手権といった特殊なプレミア・イベントのために予約されている。一般のDCI公認イベントでは使用することはできない。マジック・ザ・ギャザリング プレミア・イベントのリストを参照のこと。 *ルール適用レベル(REL)についての詳細は、DCI統合ペナルティ・ガイドラインを参照のこと。 K値表   : 8K 16K 24K 32K 40K 48K 認定ジャッジ: 不要 不要 L1 L2 DCIが直接 最低REL :  1  1  2  3 特別な デッキ確認*: 不要 不要 必要 必要 プレミア・イベントに 最低参加者数:  8  8 16 32 割り振る。 *デッキリスト、デッキ・チェック、(シールド戦での)デッキ交換の実行のこと。  3人ジャッジ制を使うイベントは、8Kとなる。詳細は、統合フロア・ルールの19節を参照のこと。