*マジック・ザ・ギャザリング* 裁定集
2002年10月
最近の裁定集

Paul Barclay 編(*ぱお*/米村 薫 訳)

一般裁定

1)《願い/Wish》[JUD]とサイドボードについて

 ジャッジメントの《願い》カードをDCI認定の大会でプレイする場合、「ゲーム外」領域かまたはあなたのサイドボードからカードを選び、それを手札に入れる。サイドボードのカードを手札に入れる場合、《願い》カードは、表向きにサイドボードに入れられ、他のプレイヤーにも判るようにする。サイドボードにある他のカードは、裏向きのままである。
 (《ミラーリ/Mirari》[OD]でコピーしたなどの理由で)《願い》カードをサイドボードに入れることができないこともありうる。この場合には、サイドボードの枚数はそのゲームの間14枚になるが、それは適正である。もちろん、次のゲームの開始時には、15枚に戻しておかなければならない。

2)《復讐に燃えた夢/Vengeful Dreams》[TOR]と《裂け岩の扉/Riftstone Portal》[JUD]について

 《復讐に燃えた夢》のマナ・コストは{W}{W}であり、追加コストとして手札から任意の枚数のカードを手札から捨てることが必要である。《裂け岩の扉》が墓地にある限り、あなたのコントロールする土地は「{T}: あなたのマナ・プールに {G} または {W} を加える」という能力を持つ。マジック詳細ルールの 409.1f は変更され、実際にコストを*支払いはじめる*よりも前に、必要なマナをマナ・プールに入れておかなければならなくなった(下の、[ルールの変更]を参照のこと)。これによって、場に《山》しか出ていないときに、《復讐に燃えた夢》のコストとして《裂け岩の扉》を捨て、白マナを出せるようにしてプレイする、ということはできなくなった。カードを捨てる前に、マナ・プールに {W}{W} がなくてはならない。

3) 《魔の魅惑/Aluren》[TE]と「変異/Morph」について

 《魔の魅惑》と変異能力は、両方とも、プレイヤーにクリーチャーをプレイする他の方法を与えるものである。《魔の魅惑》は「すべてのプレイヤーは、自分がインスタントを使えるときならいつでも、点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー・カードをマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい」と書かれている。また、変異能力を持ったクリーチャー呪文は、マナ・コストではなく {3} を支払うことで、裏向きにプレイしてもよい。
 《魔の魅惑》と変異のメカニズムは根本的に相容れないものである。つまり、同じ呪文に両方を適用することはできない。呪文をプレイする際には、どの方法でプレイするかを決定しなければならない。クリーチャー呪文を「コストを払わずにインスタントとして」プレイすることも、あるいは {3} を支払って裏向きでプレイすることもできるが、両方を行なうことはできない。
(注:《魔の魅惑》は「*いつ*クリーチャー呪文をプレイするか」ということを変更しているので、その効果は呪文をスタックに置く*前に*適用される。《魔の魅惑》は、コストの支払いの間だけに適用されるわけではなく(rule 409.1f)、呪文のプレイ全体を変更している。)

4)《アクアミーバ》と rule 418.3c について

(注:この項目はルール・グル級の話である)rule 418.3c では、今まで、「変動する効果」について定義されていたが、このルールは曖昧だったため、以下のように明確化された。

418.3c 呪文や能力によって、変数を含む継続的効果が発生した場合、その変数の値は解決時にのみ定められ、その後で変化することはない。rule 413.2f を参照のこと。

 これによって、呪文や能力による継続的効果が変数を含まない場合、その効果は「固定」されなくなり、他の継続的効果と同じようにタイムスタンプ順に適用されるようになった。《アクアミーバ》の、「手札からカードを1枚捨てる:ターン終了時まで、《アクアミーバ》のパワーとタフネスを入れ換える」という能力は変数を含まないので、パワーとタフネスを計算するときに実際の値を参照して入れ換えるようになった。

例1:《アクアミーバ》と《城壁/Castle》[7E]が、両方私のコントロール下で場に出ているとき、《アクアミーバ》は1/5(1/3, +0/+2 = 1/5)であり、《アクアミーバ》の能力をプレイすると、5/1(1/3, +0/+2, 入れ換え = 5/1)になる。この時に《城壁》が場を離れると、《アクアミーバ》は3/1(1/3, 入れ換え = 3/1)になる。
例2:《アクアミーバ》が場にいるときに、これの能力を使って 3/1(1/3, 入れ換え = 3/1)にした。この後で《城壁》を出すと、《アクアミーバ》は3/3(1/3, 入れ換え, +0/+2 = 3/3)になる。

5) 《Vesuvan Doppelganger》[2E][3E]と「ナイトメア/nightmare」について

(注:この項目はルール・グル級の話である)《Vesuvan Doppelganger》の類のカードが、トーメントやジャッジメントの「ナイトメア」のコピーとして場に出、それ以外のカードのコピーとして場を離れたとき、その「場を離れたとき」の能力は何もしない。

訂正

1) インベイジョンの「Divvy」カードについて

 インベイジョンの、《たわむか折れるか/Bend or Break》[IN]、《栄光か死か/Death or Glory》[IN]、《嘘か真か/Fact or Fiction》[IN]、《闘争か逃亡か/Fight or Flight》[IN]、《立つか転ぶか/Stand or Fall》[IN]の5枚のカードは、「〜を2つの表向きの束に分ける」という表現を使っていた。この表現によって、裏向きのクリーチャーとの関係で混乱を起こしていたので、「表向きの」という語は削除する。束にあるカードは、それぞれ該当するとおりに表向きや裏向きのままになる。この変更は、オラクルに取り入れられるのはレギオンとともに発表される次期オラクルにおいてになるが、即座に発効する。

《たわむか折れるか/Bend or Break》[IN]
{3}{R}
ソーサリー
すべてのプレイヤーは自分がコントロールするすべての土地カードを、それぞれ2つの束に分ける。各プレイヤーについて、対戦相手1人は束を1つ選ぶ。その束の土地をすべて破壊する。残りの束の土地をすべてタップする。

Sorcery
Each player separates all land cards he or she controls into two piles. For each player, an opponent chooses a pile. Destroy all lands in the chosen piles. Tap all lands in the other piles.
《栄光か死か/Death or Glory》[IN]
{4}{W}
ソーサリー
あなたの墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを、2つの束に分ける。対戦相手1人が選んだ束をゲームから取り除き、残りを場に戻す。

Sorcery
Separate all creature cards in your graveyard into two piles. Remove the pile of an opponent's choice from the game and return the other to play.
《行動か死か/Do or Die》[IN]
{1}{B}
ソーサリー
対象のプレイヤー1人がコントロールするクリーチャーをすべて、2つの束に分ける。そのプレイヤーが選んだ1つの束のクリーチャーをすべて破壊する。それらは再生できない。

Sorcery
Separate all creatures target player controls into two piles. Destroy all creatures in the pile of that player's choice. They can't be regenerated.
《嘘か真か/Fact or Fiction》[IN]
{3}{U}
インスタント
あなたのライブラリーのカードを一番上から5枚見せる。対戦相手1人はそのカードを2つの束に分ける。1つの束をあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。

Instant
Reveal the top five cards of your library. An opponent separates those cards into two piles. Put one pile into your hand and the other into your graveyard.
《闘争か逃亡か/Fight or Flight》[IN]
{3}{W}
エンチャント(場)
各対戦相手の戦闘フェイズの開始時、そのプレイヤーがコントロールするすべてのクリーチャーを2つの束に分ける。このターン、そのプレイヤーが選んだ束にあるクリーチャーしか攻撃に参加できない。

Enchantment
At the beginning of each opponent's combat phase, separate all creatures that player controls into two piles. Only creatures in the pile of his or her choice may attack this turn.
《立つか転ぶか/Stand or Fall》[IN]
{3}{R}
エンチャント(場)
あなたの戦闘フェイズの開始時、防御側プレイヤーがコントロールするすべてのクリーチャーを、2つの束に分ける。このターン、そのプレイヤーが選んだ1つの束のクリーチャーしかブロックに参加できない。

Enchantment
At the beginning of your combat phase, separate all creatures defending player controls into two piles. Only creatures in the pile of that player's choice may block this turn.

2) 非英語版のカード名について

 フランス語および日本語のオンスロートにおいて、以前のカード名と同じ名前になっているカードがあるので、これを変更する。
 フランス語では、《まごつき/Discombobulate》[ONS]のカード名が "Bouleversement" になっているが、これは《激動/Upheaval》[OD]の名前と同じであり、"Chamboulement" と読み替える。
 日本語では、《動員令/Mobilization》[ONS]のカード名が「動員」になっているが、これはポータルの《動員/Mobilize》と同じであり、「動員令」と読み替える。

3) 「畏怖/Fear」について

 オンスロートで、キーワード能力「畏怖/Fear」が導入された。このキーワードを使うようになるよりも古いカードで、同じ能力を持っているカードについては、全てこのキーワードを使うように更新された。この変更を受けたカードは以下のとおりである。

《悲哀の化身/Avatar of Woe》[PR]
《突入口/Breach》[UZ]
《カテラン組合の処罰者/Cateran Enforcer》[MM]
《司令官グレイヴェン・イル=ヴェク/Commander Greven il-Vec》[TE]
《堕落するリシド/Corrupting Licid》[ST]
《呪われた肉体/Cursed Flesh》[EX][IN]
《薄暮に歩くもの/Duskwalker》[IN]
《黒檀の魔除け/Ebony Charm》[MI]
《恐怖面/Face of Fear》[OD]
《畏怖/Fear》[2E][3E][4E][5E][6E][7E][IA]
《湿原のストーカー/Fen Stalker》[PR]
《異形の這うもの/Frightcrawler》[OD]
《罪を与えるもの/Guiltfeeder》[JUD]
《頭巾カヴー/Hooded Kavu》[IN]
《威嚇/Intimidation》[MM]
《湿地に潜むもの/Marsh Lurker》[TE]
《ヨーグモス騎士団/Order of Yawgmoth》[UZ]
《ラースの威嚇者/Rathi Intimidator》[NE]
《カミソリネズミ/Razortooth Rats》[6E][7E][WL]
《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》[OD]
《戦慄の悲鳴/Shriek of Dread》[PS]
《潜伏工作員の悪知恵/Sleeper's Guile》[UL]
《潜伏工作員のローブ/Sleeper's Robe》[IN]
《のたくる塊/Squirming Mass》[UD]
《スークアタの暗殺者/Suq'Ata Assassin》[VI]

4) 「旗手/Flagbearers」について

 旗手に関連する以下の3つのカードについては、機能変化がある。以前の文面では、《人工進化/Artificial Evolution》[ONS]と組み合わせたときに上手く働かなかった。

《連合旗/Coalition Flag》[AP]
{W}
エンチャント(クリーチャー)
連合旗は、あなたがコントロールするクリーチャーしかエンチャントできない。
エンチャントされているクリーチャーのクリーチャー・タイプは旗手になる。
対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が場にある旗手を対象にとることができてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。

Enchant Creature
Coalition Flag can enchant only a creature you control.
Enchanted creature's type is Flagbearer.
Whenever a spell or ability an opponent controls is put onto the stack, if that spell or ability could target a Flagbearer in play but doesn't, that opponent changes one of its targets to a Flagbearer.
《連合儀仗兵/Coalition Honor Guard》[AP]
{3}{W}
クリーチャー − 旗手
2/4
対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が場にある旗手を対象にとることができてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。

Creature -- Flagbearer
Whenever a spell or ability an opponent controls is put onto the stack, if that spell or ability could target a Flagbearer in play but doesn't, that opponent changes one of its targets to a Flagbearer.
《軍旗の旗手/Standard Bearer》[AP]
{1}{W}
クリーチャー ― 旗手
1/1
対戦相手がコントロールする呪文や能力がスタックに置かれるたび、その呪文や能力が場にある旗手を対象にとることができてかつ対象にとっていなかった場合、その対戦相手はその対象の1つを旗手に変更する。

Creature -- Flagbearer
Whenever a spell or ability an opponent controls is put onto the stack, if that spell or ability could target a Flagbearer in play but doesn't, that opponent changes one of its targets to a Flagbearer.

 この変更によって、旗手と以下のカードの相互作用が変化する。
・《放射/Radiate》[TOR]:これによって生成される全てのコピーがスタックに積まれるまで、旗手の能力は何もしない。その後、その元の呪文およびそのコピー全てが、旗手を対象にすることになる。
・《偏向/Deflection》[5E][6E][7E][IA]:これによって、呪文の対象を旗手以外にすることもできるようになった。
(訳注:《卑屈な脱走者/Skulking Fugitive》[MM]、《卑屈な幽霊/Skulking Ghost》[MI]:旗手が場にあるときにもこれらを対象にすることができるようになったので、その誘発型能力により生贄に捧げなければならなくなった)

5) 《Camouflage》[2E]について

 以前の文面ではクリーチャーを裏向きにしていたが、新しい文面では、裏向きにせずに同じ効果が発生するようになった。

《Camouflage》[2E]
{G}
インスタント
Camouflageは、攻撃クリーチャー宣言ステップの間にのみプレイできる。
このターン、ブロック・クリーチャーを宣言する代わりに、防御側プレイヤーは好きな数のクリーチャーを選び、それを攻撃クリーチャーの数と同数の束に分ける。それぞれの束を、それぞれの攻撃クリーチャーに無作為に割り当て、その束にあるクリーチャーの中でその攻撃クリーチャーをブロックできるクリーチャーはブロックする。(束にあるカードは0枚でもよい)

Instant
Play Camouflage only during the declare attackers step.
This turn, instead of declaring blockers, the defending player chooses any number of creatures he or she controls and divides them into a number of piles equal to the number of attacking creatures. Assign each pile to a different attacking creature at random, and any creatures in that pile that can block the creature do so. #(Piles can be empty)#

6)《Illusionary Mask》[2E]について

 変異メカニズムの導入によって、《Illusionary Mask》の文面は変更された。《Illusionary Mask》の能力は変異を持つクリーチャーと良く似た働きをするが、そのクリーチャーを識別するために名前のついているカウンターを用いる(もちろん、クリーチャーの印刷されたマナ・コストが{0}の場合はこの限りではないが)。《Illusionary Mask》によって場に出された裏向きのクリーチャーは、2/2 ではなく、0/1 である。《Illusionary Mask》を使うと、クリーチャーの色マナを出さなくてよい。例えば、{5}{R}{G}{W} のカードをプレイするために、{8} を支払えばよい。
 《Illusionary Mask》と《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》[MI]のコンボは健在である。{1}を支払って《Illusionary Mask》の能力を使い、《ファイレクシアン・ドレッドノート》を裏向きにして場に出してから、仮面カウンターを取り除いて表にすることができる。こうした場合には、合計パワー12以上のクリーチャーを生贄に捧げるという代償行為をしなくてもよい。

《Illusionary Mask》[2E]
{2}
アーティファクト
{X}: 点数で見たマナ・コストがX以下の、手札にあるクリーチャー・カード1枚を、0/1のクリーチャーとして場に裏向きで出す。そのクリーチャーの上に、仮面カウンターをX個置く。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにのみプレイできる。あなたは、インスタントをプレイできるときならいつでも、仮面カウンターをすべて取り除いてこのクリーチャーを表向きにしてもよい。

Artifact
{X}: Put a creature card with converted mana cost X or less from your hand into play face down as a 0/1 creature. Put X mask counters on that creature. Play this ability only any time you could play a sorcery. You may turn the creature face up any time you could play an instant by removing all mask counters from it.

7) 《ヨハン/Johan》[CH][LE]について

 《ヨハン》の以前の文面は、攻撃クリーチャー宣言ステップの行動順のルールと矛盾していた。新しい文面は、わずかに機能変化するものの、攻撃クリーチャーが宣言された後で正しく働くようになった。

《ヨハン/Johan》[CH][LE]
{3}{R}{G}{W}
クリーチャー − レジェンド
5/4
あなたの戦闘フェイズの開始時に、あなたはターン終了時まで《ヨハン》に「《ヨハン》は攻撃に参加できない」を得させてもよい。そうしたなら、この戦闘の間、《ヨハン》がアンタップしているならば、あなたのコントロールしているクリーチャーは攻撃時にタップしない。

Creature -- Legend
At the beginning of your combat phase, you may have Johan gain "Johan can't attack" until end of combat. If you do, attacking doesn't cause creatures you control to tap this combat if Johan is untapped.

8) 《Raging River》[2E]について

 《Raging River》の能力は、クリーチャーをある期間だけ二つの束に分ける。この期間、他のカードが同じようにクリーチャーを複数の束に分けるようにする可能性があるので、《Raging River》の文面を変更し、束にわけなくていいようにする。

《Raging River》[2E]
{R}{R}
エンチャント(場)
あなたの戦闘フェイズの開始時に、それぞれの対戦相手は、そのコントロールする飛行を持たないクリーチャーごとに「東岸」か「西岸」かを選ぶ。
あなたが攻撃クリーチャーを選択するに際し、攻撃クリーチャーごとに「東岸」か「西岸」かを選ぶ。
「東岸」のクリーチャーは「西岸」のクリーチャーをブロックできない。「西岸」のクリーチャーは「東岸」のクリーチャーをブロックできない。

Enchantment
At the beginning of your combat phase, each opponent chooses "east" or "west" for each creature without flying he or she controls.
As you declare attacking creatures, choose "east" or "west" for each attacking creature.
"East" creatures can't block "west" creatures. "West" creatures can't block "east" creatures.

9) 《Spore Cloud》[FE]と《もつれ/Tangle》[IN]について

《Spore Cloud》と《もつれ》は、どちらも、どのクリーチャーがアンタップ・ステップにアンタップしないかを識別するのが困難だった。その機能を明確にするために、それらのカードの文面は変更された。これは機能変化ではない。

《Spore Cloud》[FE]
{1}{G}{G}
インスタント
ブロック・クリーチャーを全てタップする。このターン、与えられる戦闘ダメージをすべて軽減し、0にする。攻撃クリーチャーとブロック・クリーチャーはそれぞれ、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。

Instant
Tap all blocking creatures. Prevent all combat damage that would be dealt this turn. Each attacking creature and each blocking creature doesn't untap during its controller's next untap step.
《もつれ/Tangle》[IN]
{1}{G}
インスタント
このターン、与えられる戦闘ダメージをすべて軽減し、0にする。攻撃クリーチャーはそれぞれ、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。

Instant
Prevent all combat damage that would be dealt this turn. Each attacking creature doesn't untap during its controller's next untap step.

10) 《テフェリーの世界/Teferi's Realm》[VI]

 以前の文面では、パーマネント・タイプを変更する効果との関連で問題が発生する。新しい文面では、クリーチャー以外のパーマネントの、カード・タイプではなくパーマネント・タイプをチェックするようになった。

《テフェリーの世界/Teferi's Realm》[VI]
{1}{U}{U}
エンチャント(ワールド)
それぞれのプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはアーティファクト、クリーチャー、土地、全体エンチャントのいずれかを選ぶ。そのタイプの、トークンでないパーマネントはすべてフェイズ・アウトする。

Enchant World
At the beginning of each player's upkeep, that player chooses artifacts, creatures, lands, or global enchantments. All nontoken permanents of that type phase out.

11) その他のカードについて

 以下のカードについて、オラクルに多少の変更があった。それらの変更はゲーム上はほとんど意味を持たない。

《廃止/Abolish》[PR]
《玄武岩のゴーレム/Basalt Golem》[MI]
《Chain Lightning》[LE]
《Chain Stasis》[HL]
《チョー=アリムの錬金術師/Cho-Arrim Alchemist》[MM]
《不明の卵/Dingus Egg》[2E][3E][4E][5E][6E][7E]
《火炎弾/Flameshot》[PR]
《撃退/Foil》[PR]
《金粉のドレイク/Gilded Drake》[UZ]
《ゴブリン職工団/Goblin Artisans》[AQ][CH]
《名誉の道行き/Honorable Passage》[VI]
《Imprison》[LE]
《無限の砂時計/Infinite Houglass》[5E]
《阻止/Interdict》[TE]
《鉄の処女/Iron Maiden》[UL]
《ジャングル巡視部隊/Jungle Patrol》[MI]
《奈落の王/Lord of the Pit》[2E][3E][4E][5E]
《Marjhan》[HL]
《干渉/Meddle》[MI][ONS]
《Melee》[IA]
《Minion of Leshrac》[IA]
《持てる者の檻/Misers' Cage》[MI]
《Mudslide》[IA]
《発生/Outbreak》[PR]
《持たざる者の檻/Paupers' Cage》[MI]
《Shelkin Brownie》[LE]
《Shyft》[IA]
《絡みつき/Snag》[PR]
《嵐のイフリート/Tempest Efreet》[4E][LE]
《Timberline Ridge》[IA]
《Timmerian Fiends》[HL]
《Tolaria》[LE]
《Venarian Gold》[LE]
《Wall of Kelp》[HL]
《Wheel of Fortune》[2E][3E]

ルールの変更

 マジック詳細ルールの2002年10月版には、いくつかの変更点と明確化が含まれている。

1) クリーチャー・タイプについて:

クリーチャー・タイプの選択についてのルールが変更され、《人工進化/Artificial Evolution》[ONS]による不可解な現象がおこらないようになった。

214.7a カードの指示により、クリーチャーのサブタイプを選ぶことが要求されたなら、存在するクリーチャー・タイプの中から1つ選ばなければならない。
「忌まわしき者/Abomination」
「アボロス/Aboroth」
「アドバイザー/Advisor」
「アラジン/Aladdin」
「カモメ/Albatross」
「錬金術師/Alchemist」
「アリ=ババ/Ali-Baba」
「カイロから来たアリ/Ali-from-Cairo」
「アリゲーター/Alligator」
「待ち伏せ部隊/Ambush-Party」
「祖霊/Ancestor」
「天使/Angel」
「蟻/Ant」
「アンテロープ/Antelope」
「類人猿/Ape」
「考古学者/Archaeologist」
「アスプ/Asp」
「暗殺者/Assassin」
「組立作業員/Assembly-Worker」
「エイトグ/Atog」
「オーロクス/Aurochs」
「アバター/Avatar」
「報復者/Avenger」
「エイヴィーゾア/Avizoa」
「アナグマ/Badger」
「ボール=ライトニング/Ball-Lightning」
「山賊/Bandit」
「バンシー/Banshee」
「バーバリアン/Barbarian」
「バリーシー/Barishi」
「バジリスク/Basilisk」
「コウモリ/Bat」
「熊/Bear」
「ビースト/Beast」
「蜂/Bee」
「ビーブル/Beeble」
「ビヒモス/Behemoth」
「存在/Being」
「狂戦士/Berserker」
「鳥/Bird」
「猪/Boar」
「ボディガード/Bodyguard」
「兄弟団/Brother」
「ブラウニー/Brownie」
「ブラッシュワグ/Brushwagg」
「猛牛/Bull」
「官吏/Bureaucrat」
「蝶/Butterfly」
「カマリッド/Camarid」
「ラクダ/Camel」
「隊商/Caravan」
「カリブー/Caribou」
「肉食動物/Carnivore」
「荷馬車/Carriage」
「キャリアー/Carrier」
「猫/Cat」
「騎兵隊/Cavalry」
「穴居人/Cave-People」
「ケンタウルス/Centaur」
「セファリッド/Cephalid」
「チータ/Cheetah」
「ニワトリ/Chicken」
「キマイラ/Chimera」
「市民/Citizen」
「クラムフォーク/Clamfolk」
「クレリック/Cleric」
「クローン/Clone」
「コブラ/Cobra」
「コカトリス/Cockatrice」
「治安官/Constable」
「雌牛/Cow」
「カニ/Crab」
「クロコダイル/Crocodile」
「クルセイダー/Crusader」
「ダンダーン/Dandan」
「デーモン/Demon」
「デルヴィッシュ/Dervish」
「脱走者/Deserter」
「デビル/Devil」
「むさぼり食う深海魚/Devouring-Deep」
「恐竜/Dinosaur」
「ジン/Djinn」
「犬/Dog」
「ドッペルゲンガー/Doppelganger」
「ドラゴン/Dragon」
「トンボ/Dragonfly」
「ドレイク/Drake」
「穴掘り兵長/Drill-Sergeant」
「ドルイド/Druid」
「ドライアド/Dryad」
「ドワーフ/Dwarf」
「タカ/Eagle」
「イーター/Eater」
「長魚/Eel」
「彫像/Effigy」
「イフリート/Efreet」
「卵/Egg」
「エルダー/Elder」
「エレメンタル/Elemental」
「象/Elephant」
「エルフ/Elf」
「エル=ハジャジ/El-Hajjaj」
「エンチャントレス/Enchantress」
「エンティティ/Entity」
「ウミワシ/Erne」
「エッセンス/Essence」
「浄霊者/Exorcist」
「フェアリー/Faerie」
「堕ちたる者/Fallen」
「農夫/Farmer」
「イタチ/Ferret」
「悪鬼/Fiend」
「魚/Fish」
「旗手/Flagbearer」
「空飛ぶ男/Flying-Men」
「フォース/Force」
「狐/Fox」
「カエル/Frog」
「氷獣/Frostbeast」
「ファンガス/Fungus」
「キノコザウルス/Fungusaur」
「ガイアの報復者/Gaea's-Avenger」
「大地のしもべ/Gaea's-Liege」
「ガーゴイル/Gargoyle」
「門番/Gatekeeper」
「将軍/General」
「ゴースト/Ghost」
「グール/Ghoul」
「巨人/Giant」
「ノーム/Gnome」
「ヤギ/Goat」
「ゴブリン/Goblin」
「ゴーレム/Golem」
「ゴルゴン/Gorgon」
「墓生まれ/Graveborn」
「グレムリン/Gremlin」
「グリフィン/Griffin」
「ガーディアン/Guardian」
「ガス/Gus」
「漂泊民/Gypsy」
「ハッグ/Hag」
「ハーレクイン/Harlequin」
「地獄の番人/Hell's-Caretaker」
「異端者/Heretic」
「勇士/Hero」
「ヒッパリオン/Hipparion」
「カバ/Hippo」
「ホマリッド/Homarid」
「スズメバチ/Hornet」
「ホラー/Horror」
「馬/Horse」
「ホースマン/Horseman」
「猟犬/Hound」
「ハンター/Hunter」
「ハイドラ/Hydra」
「ハイエナ/Hyena」
「イリュージョン/Illusion」
「インプ/Imp」
「インカーネーション/Incarnation」
「地獄の住人/Infernal-Denizen」
「尋問者/Inquisitor」
「昆虫/Insect」
「島魚/Island-Fish」
「ジャッカル/Jackal」
「クラゲ/Jellyfish」
「カヴー/Kavu」
「守り手/Keeper」
「ケルプ/Kelp」
「王/King」
「キスキン/Kithkin」
「騎士/Knight」
「コボルド/Kobold」
「クラーケン/Kraken」
「お上品なおば様/Lady-of-Proper-Ettiquette」(訳注:Lady-of-Proper-Etiquette の誤りです)
「ヒル/Leech」
「レジェンド/Legend」
「軍団兵/Legionnaire」
「キツネザル/Lemure」
「アブー=ジャーファル/Leper」
「リバイアサン/Leviathan」
「ルアゴイフ/Lhurgoyf」
「苔男/Lichenthrope」
「リシド/Licid」
「ライオン/Lion」
「トカゲ/Lizard」
「ロード/Lord」
「ラーカー/Lurker」
「ライカンスロープ/Lycanthrope」
「メイジ/Mage」
「蛆虫/Maggot」
「乙女/Maiden」
「マンモス/Mammoth」
「マンティコア/Manticore」
「カマキリ/Mantis」
「マリード/Marid」
「殉教者/Martyr」
「マスター/Master」
「メドゥーサ/Medusa」
「ミーアキャット/Meerkat」
「傭兵/Mercenary」
「商人/Merchant」
「マーフォーク/Merfolk」
「マインドサッカー/Mindsucker」
「ミニオン/Minion」
「マイナー/Minor」
「ミノタウルス/Minotaur」
「奇跡を起こすもの/Miracle-Worker」
「ミスト/Mist」
「ミストフォーク/Mistfolk」
「群衆/Mob」
「モールドデーモン/Mold-Demon」
「モンガー/Monger」
「マングース/Mongoose」
「猿/Monkey」
「モンスター/Monster」
「蚊/Mosquito」
「ミイラ/Mummy」
「闇に住まいし者/Murk-Dwellers」
「ミュータント/Mutant」(訳注:2002/10/23訳語訂正)
「神秘家/Mystic」
「名も無き種族/Nameless-Race」
「イッカク/Narwhal」
「ネクロサヴァント/Necrosavant」
「ネクラタル/Nekrataal」
「ニアル=シルヴェイン/Niall-Silvain」
「ナイトメア/Nightmare」
「夜魔/Nightstalker」
「貴族/Noble」
「ノーマッド/Nomad」
「タコ/Octopus」
「オーガ/Ogre」
「ウーズ/Ooze」
「オーブ/Orb」
「オーク/Orc」
「オーグ/Orgg」
「アウフ/Ouphe」
「雄牛/Ox」
「カキ/Oyster」
「聖騎士/Paladin」
「平和の番人/Peacekeeper」
「ペガサス/Pegasus」
「森の民/People-of-the-Woods」
「幻影/Phantasm」
「フェルダグリフ/Phelddagrif」
「フェニックス/Phoenix」
「豚/Pig」
「長槍兵/Pikemen」
「海賊/Pirate」
「ピクシーの女王/Pixie-Queen」
「植物/Plant」
「毒蛇/Poison-Snake」
「ポルターガイスト/Poltergeist」
「ポニー/Pony」
「プリーチャー/Preacher」
「プリースト/Priest」
「プリズム/Prism」
「ピクナイト/Pyknite」
「兎/Rabbit」
「盗賊団/Raider」
「レインジャー/Ranger」
「ネズミ/Rat」
「レベル/Rebel」
「反射/Reflection」
「サイ/Rhino」
「強盗/Robber」
「ロック鳥/Roc」
「岩ぞり隊/Rock-Sled」
「雄鶏/Rooster」
「ルフ鳥/Rukh」
「賢者/Sage」
「サラマンダー/Salamander」
「砂漠の民/Sand」
「苗木/Saproling」
「サテュロス/Satyr」
「スカベンジャー/Scavenger」
「蠍/Scorpion」
「スカウト/Scout」
「農奴/Serf」
「海蛇/Serpent」
「シェイド/Shade」
「多相の戦士/Shapeshifter」
「サメ/Shark」
「羊/Sheep」
「船/Ship」
「シフト/Shyft」
「シンドバッド/Sindbad」
「歌う樹/Singing-Tree」
「修道女/Sister」
「スケルトン/Skeleton」
「スリヴァー/Sliver」
「ナメクジ/Slug」
「鍛冶屋/Smith」
「蛇/Snake」
「兵士/Soldier」
「ソーサレス/Sorceress」
「落とし子/Spawn」
「代弁者/Speaker」
「スペクター/Specter」
「スペルシェイパー/Spellshaper」
「スフィンクス/Sphinx」
「蜘蛛/Spider」
「スパイク/Spike」
「スピリット/Spirit」
「スポンジ/Sponge」
「スプライト/Sprite」
「スパズム/Spuzzem」
「スパイ/Spy」
「スクワイアー/Squire」
「リス/Squirrel」
「スタングの双子/Stangg-Twin」
「ヒトデ/Starfish」
「巨石/Stone」
「ストライダー/Strider」
「生存者/Survivor」
「大群/Swarm」
「戦術家/Tactician」
「ターパン/Tarpan」
「監督官/Taskmaster」
「テトラバイト/Tetravite」
「史上最強最凶最驚最恐生物/The-Biggest-Baddest-Nastiest-Scariest-Creature-You'll-Ever-See」
「飛行機械/Thopter」
「スラル/Thrull」
「サンダーメア/Thundermare」
「虎/Tiger」
「タイタン/Titan」
「ヒキガエル/Toad」
「屍鬼/Tombspawn」
「陸亀/Tortoise」
「タウンズフォーク/Townsfolk」
「追跡者/Tracker」
「ツリーフォーク/Treefolk」
「トロール/Troll」
「海亀/Turtle」
「イシュトヴァーンおじ/Uncle-Istvan」
「アンデッド/Undead」
「ユニコーン/Unicorn」
「吸血鬼/Vampire」
「ヴィーアシーノ/Viashino」
「悪党/Villain」
「バイパー/Viper」
「ボルバー/Volver」
「禿鷹/Vulture」
「歩く死体/Walking-Dead」
「壁/Wall」
「戦場の騎手/War-Rider」
「戦士/Warrior」
「イボイノシシ/Warthog」
「ワスプ/Wasp」
「大波/Wave」
「鯨/Whale」
「ホイッパーウィル/Whippoorwill」
「ワイト/Wight」
「ウィーティゴ/Wiitigo」
「ヌー/Wildebeest」
「鬼火/Will-o'-the-Wisp」
「魔女/Witch」
「ウィザード/Wizard」
「狼/Wolf」
「クズリ/Wolverine」
「クズリの群れ/Wolverine-Pack」
「狩人狼/Wolves-of-the-Hunt」
「ウォンバット/Wombat」
「木材/Wood」
「蟲/Worm」
「レイス/Wraith」
「卑劣なる者/Wretched」
「ワーム/Wurm」
「イエティ/Yeti」
「ゾンビ/Zombie」

2) クリーチャー・タイプの変更について

 rule 415.4は、《人工進化》が上手く動くように変更された。

415.4. 呪文やパーマネントの文章を変更する効果は、それぞれ該当する種類の単語だけを書き換える(例えば、マジックの色を示す単語が色として用いられていたり、土地のタイプを示す単語が土地のタイプとして用いられていたり、クリーチャー・タイプを示す単語がクリーチャー・タイプとして用いられている場合のことである)。カード名などの固有名詞に、もしそれらと同じ単語や一連の文字列が含まれていたとしても、この類の効果によって固有名詞を書き換えることはできない。
 クリーチャー・トークンを作り出す呪文や能力は、クリーチャー・タイプを用いてそのトークンのクリーチャー・タイプと名前を決定する。これらの単語は、名前としても用いられるけれども、クリーチャー・タイプとして用いられているので、変更することができる。トークンが一旦生成した後は、そのトークンにクリーチャー・タイプとクリーチャー名が印刷されているものとして扱う。従って、場にあるクリーチャー・トークンのクリーチャー・タイプは変更できるが、クリーチャー名は変更できない。

3) 場以外の領域にあるカードの能力について

 (ジャッジメントの「インカーネーション/Incarnation」のような)一部のカードの、場以外の領域にある時に働く能力を処理できるように、いくつかのルールが変更された。

403.1: 起動型能力がありうる場所の定義。
403.2: 場以外の領域にあるカードの起動型能力は、そのカードのオーナーだけがプレイできる。
418.4: この節で、パーマネントではなく常在型能力によって継続的効果が発生すると定義された。418.4a および 418.4b が変更になっている。
418.5c: 場以外の領域にあるカードの常在型能力の「タイムスタンプ順」が定義された。
用語集【継続的効果】:場以外の領域にあるカードの常在型能力による継続的効果が記載された。

4) 呪文のコピーについて

 呪文のコピーを処理できるように、いくつかのルールが変更または追加された。

401.1. 呪文とは、スタックに積まれているカードである。プレイの最初の段階で、そのカードは呪文となり、プレイされる領域(通常はプレイヤーの手札)からスタックに積まれる(rule 217.6〔スタック〕参照)。カードによって表わされていなくても、呪文のコピーもまた呪文である。それは解決した時や(rule 413.2 参照)打ち消された時(rule 414〔呪文・能力の打ち消し〕参照)、なんらかの方法でスタックを離れた時に呪文でなくなる。
414.1. 呪文を打ち消すということは、その呪文カードをスタックからそのオーナーの墓地に動かすということである。呪文のコピーを打ち消すということは、そのコピーをスタックから取り除くということである。能力を打ち消すということは、その擬呪文をスタックから取り除くということである。打ち消された呪文や能力は解決されず、効果は一切発生しない。
420.5j スタック以外の領域にある呪文のコピーは、消滅する。[新しいルール]
503.10. 呪文をコピーするとは、その呪文のコピーをスタックに積む、ということを意味する。呪文のコピーは「プレイ」されない。呪文をコピーする時、パーマネントから通常コピーされる全ての情報がコピーされる。それに加え、例えばモード、対象、Xの値、バイバックなどの選択的コストの支払いなど、呪文をプレイするときになされた全ての選択がコピーされる(rule 409〔呪文や起動型能力のプレイ〕参照)。通常、解決時に行われる選択はコピーされない。該当する呪文カードは存在しないが、呪文のコピーは呪文であり、通常の呪文と同じように働く。打ち消されることも、解決されることもできるし、通常の呪文と同じタイミングのルールに乗っ取って処理される。
503.10a スタック以外の領域にある呪文のコピーは、消滅する(これは状況起因効果である。rule 420 を参照)。[新しいルール]

5) 呪文や能力のプレイが適正かどうか、について

 呪文や能力のプレイが適正であるかどうかを明確にするため、いくつかのルールは変更された。

409.1: 呪文や能力のプレイが適正かどうかチェックするのがいつかが明確化された。変更点は、「もし、呪文や能力のプレイ中のいずれかの時点で、以降のステップを続けることができなくなった場合、その呪文は不正にプレイされたことになる。ゲームはその呪文や能力のプレイ前に巻き戻される」という文章と、このルールのうちの2つの文が他の場所に移されたという点である。
409.4: これは、rule 409.1 の「プレイヤーは、効果によって禁止されている呪文や能力のプレイを開始することはできない。」という部分を独立させたルールである。
413.2c: 不可能な行動を選択することはできないことが明確化された。
422.1: どのような行動が巻き戻せて、どのような行動が巻き戻せないのかが明確化された。新しいルールは「もしプレイヤーがその行動を開始した後で適正に行動できないということが解ったならば、その行動は巻き戻され、すでに行われた支払いは取り消される。取り消される行動の結果として、能力が誘発したり効果が適用されたりすることはない。その行動が呪文のプレイであった場合、呪文カードはそれがもとあった領域に戻る。プレイヤーは、不正なプレイを行なう間にプレイした適正なマナ能力も、それまたはそれによる誘発型マナ能力によって生み出されたマナが、他の、取り消されないマナ能力に消費されたのでない限り、取り消すことができる。しかし、プレイヤーは、ライブラリーへのカードの移動、ライブラリーからスタック以外へのカードの移動、無作為の選択、無作為の領域変化を伴う行動を取り消すことはできない。」というものである。

6) コスト支払いのタイミングについて

 rule 409.1f は、呪文や能力をプレイできるようになる前に無作為の行動を取ることができないように変更された。(一般裁定の「《復讐に燃えた夢/Vengeful Dreams》[TOR]と《裂け岩の扉/Riftstone Portal》[JUD]について」を参照)
 以下の文章が rule 409.1f に追加された。「合計コストが決定された時点で、それは「固定」される。そして、プレイヤーはマナ能力をプレイする機会(rule 411「マナ能力のプレイ」参照)を得る。プレイヤーのマナ・プールに充分なマナがあるようになったら、全てのコストを任意の順に支払う。」
 また、409.1 から以下の一文が 409.1f に移された。「コストを変える呪文や能力をプレイしても、既にスタックにある呪文や能力には影響しない。」

7) インスタントやソーサリーが場に出そうになった場合について

 rule 217.1a は「インスタントやソーサリーのカードが場に出る場合、その代わりに、そのカードはその元いた領域に残る。」と変更された。

8) 《未来予知/Future Sight》[ONS]などについての新ルール

 ライブラリーの一番上のカードが公開されるのはいつか、について、新しく rule 217.2e が定められた。

217.2e プレイヤーに、ライブラリーの一番上のカードを公開してプレイするように指示するカードがある。呪文や能力の宣言中に一番上のカードが変化した場合には、その宣言が全て終わるまで、新しいカードは公開されない。

9) 変数を含む効果と可変の効果について

 変数を含む能力と可変の効果を発生する能力についての区別が明確化された。rule 409.1e から「可変」という単語は削除された(また、不要になったのでその文自体が削除されている)。rule 418.3c は、《幸運を祈る者/Wellwisher》[ONS]や《ワイアウッドの誇り/Wirewood Pride》[ONS]などの、変数を含む呪文や能力にだけ関係するようになり、《アクアミーバ》や《血の渇き/Blood Lust》[4E][5E][LE]は影響を受けなくなった。

409.1e 呪文や能力が、プレイヤーに効果(ダメージやカウンターなど)を複数の対象に分割させるとき、プレイヤーはどう分割するかを宣言する。その各個の対象に、最低限(ダメージやカウンターなどを)1つは割り振らなければならない。
418.3c 呪文や能力による継続的効果が変数を含む場合、その効果は一度だけ、解決時に決める。rule 413.2f を参照。

10) rule 413.2a と 《争乱の崖地/Contested Cliffs》[ONS]について

 rule 413.2a は、《争乱の崖地》を上手く機能させるために変更された。加筆分は、「もし対象が不正ならば、呪文や能力はその対象に何らの影響を及ぼすことも、また及ぼさせることもできない」

11) プレイヤーが選択を行なう順番について

 rule 413.2d の第二段落は変更され、以下のようになった。「呪文や能力の中には、複数の段落や条項によって、複数の段階に分かれているものもある。この場合、アクティブ・プレイヤーが1つめの行動について必要な選択を行ない、次に他のプレイヤーが1つめの行動について必要な選択を行ない、そして1つめの行動が同時に実行される。その後で、アクティブ・プレイヤーが2つめの行動について必要な選択を行ない、次に他のプレイヤーが2つめの行動について必要な選択を行ない、そして2つめの行動が同時に実行される。以下同様に繰り返す。」

12) 「畏怖/Fear」について

 rule 502.25 で、新しいキーワード能力「畏怖」を定義している。

13) 「変異」と裏向きの呪文やパーマネントについて

 新しい変異能力についてのルールが、rule 502.26 に追加された。さらに、rule 504 は「裏向きの呪文やパーマネント」として、変異のメカニズムを扱うために大きく変更された。

14) その他の変更点

 いくつかのルールについて、こまかな文面の明確化が行われた。

314.1c: クリンナップ・ステップの間、いつアクティブ・プレイヤーが優先権を得るのかについて明確化した。
400.1: カードだけでなく、カード、パーマネント、呪文に関する特性定義文を定義した。
408.1c: 「続けてパスする」という言葉の定義を明確化した。両方のプレイヤーがパスする間に何一つ行動をしなかった場合に、「続けてパス」した、という。(例えばマナ・プールにマナを入れるとか、裏向きのクリーチャーを表にするなど)何らかの行動を取った場合には、続けてパスはしていない。
408.2e: 「マナ能力を使う前に優先権を持っていたプレイヤーが、その解決後にも優先権を持っている」ということを明文化した。
413.2h: 「スタックから」という語が追加された。「呪文の解決の最終段階として、呪文カードは場に出るとき、その呪文のコントローラーのコントロール下でスタックから場に出る(パーマネントの場合)かスタックからオーナーの墓地に置かれる(インスタントとソーサリーの場合)。」
503.3: 例に使われている《Vesuvan Doppelganger》の文面がオラクルに従って直された。
用語集【〜かのように/As though】:「2枚のカードがそれぞれ、プレイヤーもしくはカードが一つのことを違う状況である「かのように」プレイさせるようになっていた場合、両方の状況が成立する。もし一方がもう一方の「かのように」の条件を満たしていた場合にも、両方の状況が成立する」という段落と、それの例が追加された。
用語集【無色/Colorless】:裏向きの呪文やパーマネントについて表記された。
用語集【マナ/Mana】:以下の2つの段落が追加された。「パーマネントが「産み出すことができる」種類のマナとは、そのパーマネントのいずれかの能力で産み出すことのできるマナのことである。この場合、あらゆる置換効果を考慮に入れる。産み出すことができるマナの量は(たとえ0であっても)関係しない。マナの種類が定義できない場合、そのパーマネントが産み出せるタイプのマナは存在しない。」「マナの『種類』とは、色と限定(例えばアーティファクト呪文のプレイにしか使用できないマナである、など)を含む。」
用語集【外部/Outside the Game】:この用語は、以下の定義とともに用語集に追加された。「そのカードがゲーム外にあるか、あるいはゲームのどの領域にも存在しない場合、そのカードは外部にあると言う。「外部」は、領域ではない。」

All trademarks, including character names, are property of Wizards of the Coast, Inc, a subsidiary of Hasbro, Inc. (Copr.)2002 Wizards.