編集 マジック・ルールチーム
《融合する武具》はクリーチャー化したアーティファクトと、意図しない相互作用を起こしていた。この相互作用を処理するため、ルールチームは《融合する武具》に訂正を加える。今後、《融合する武具》ははずれた元のパーマネントのタイプに関らず、それを生贄に捧げさせるようになる。装備品はクリーチャーにしか装備されないので、この相互作用はクリーチャー化したパーマネントにしか関連しない。新しい文章は以下の通り。
《融合する武具/Grafted Wargear》[5DN]
{3}
アーティファクト ─ 装備品
装備しているクリーチャーは +3/+2 の修整を受ける。
融合する武具がいずれかのパーマネントからはずされるたび、そのパーマネントを生け贄に捧げる。
装備 {0} ({0}: あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
Artifact -- Equipment
Equipped creature gets +3/+2.
Whenever Grafted Wargear becomes unattached from a permanent, sacrifice that permanent.
Equip {0} ({0}: Attach to target creature you control. Equip only as a sorcery.)
《映し身人形》と《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter》[ST]、《死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant》[DST]が同じデッキに入っている場合に、奇妙なことが起こりうる。詳しくは解説しないが、《映し身人形》に複数のカードを刻印することで、パワーやタフネスが複数存在する状態になることがある。そのような事態を防ぐために、ルールチームは《映し身人形》の文章を変更する。新しい文章は以下の通り。
《映し身人形/Duplicant》[MRD]
{6}
アーティファクト・クリーチャー ─ 多相の戦士
2/4
刻印 ― 映し身人形が場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれをゲームから取り除いてもよい。(取り除かれたカードは、このアーティファクトに刻印される。)
クリーチャー・カードが映し身人形に刻印されているかぎり、映し身人形は最後に刻印されたクリーチャー・カードのパワーとタフネスとクリーチャー・タイプを持つ。それは多相の戦士でもある。
Artifact Creature -- Shapeshifter
2/4
Imprint -- When Duplicant comes into play, you may remove target nontoken creature from the game. (The removed card is imprinted on this artifact.)
As long as a creature card is imprinted on Duplicant, Duplicant has the power, toughness, and creature types of the last creature card imprinted on it. It's still a Shapeshifter.
日本語版の《マイコシンスのゴーレム》のタイプ行が「クリーチャー ─ ゴーレム」となっているが、これは誤りである。「アーティファクト・クリーチャー ─ ゴーレム」と読み替える。オラクルの文章は以下の通り。
《マイコシンスのゴーレム/Mycosynth Golem》[5DN]
{11}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
親和(アーティファクト) (この呪文をプレイするためのコストは、あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき{1}少なくなる。)
あなたがプレイするアーティファクト・クリーチャー呪文は「親和(アーティファクト)」を持つ。(それらをプレイするためのコストは、あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき{1}少なくなる。)
Artifact Creature -- Golem
4/5
Affinity for artifacts (This spell costs {1} less to play for each artifact you control.)
Artifact creature spells you play have affinity for artifacts. (They cost {1} less to play for each artifact you control.)
《倍化の立方体》の能力はマナ能力である。マナをプレイヤーのマナ・プールに加える起動型能力は全てマナ能力である。
何らかの効果により、各ターンに追加の土地をプレイすることが許された場合であっても、土地を通常プレイすることができないターンには土地をプレイすることはできない。例えば、対戦相手のターンに《ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery》[5DN]を使って《発見の旅路/Journey of Discovery》[MRD]を双呪でプレイした場合、そのターンに土地を2枚プレイすることはできない。
フェイズの全てのステップが飛ばされた場合、そのフェイズは発生せず、直接次のフェイズに入る。これは例えばプレイヤーが《停滞/Stasis》[5E]と《永劫の中軸/Eon Hub》[5DN]と《ネクロポーテンス/Necropotence》[5E]を出している場合に起こりうる。
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》[MRD]と烈日能力を持ったアーティファクトの相互作用を明確化するために、ルールチームは烈日のルールを改正する。《彫り込み鋼》が烈日能力を持ったアーティファクト・クリーチャーをコピーした場合、そのコピーは《彫り込み鋼》の合計コストを支払うのに使ったマナの色の数の +1/+1 カウンターを得る。クリーチャーでないアーティファクトをコピーした場合、そのコピーは《彫り込み鋼》の合計コストを支払うのに使ったマナの色の数の蓄積カウンターを得る。新しいルールは以下の通り。
502.37. 烈日
502.37a 烈日は、オブジェクトがスタックから場に出る際に機能する常在型能力である。「烈日/Sunburst」は、「スタックから場に出るこのパーマネントがクリーチャーである場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。スタックから場に出るこのパーマネントがクリーチャーでない場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で場に出る。」を意味する。
ルールチームは現在、マジックの多人数プレイのルールについて検討しており、今後1〜2ヶ月の間に、ルール・グルおよび一般からの反応を得られるよう公開するつもりである。
現在遊ばれている多人数戦のやり方には色々な方法があることは把握しており、それらのハウスルールのどれとも完全に同じではなくなることだろう。我々の目指すところは、全てのプレイヤーが(マジック・オンラインにおいても)使うことができる、論理的で安定なルールである。
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